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次世代を担う「9大新素材」徹底解説:市場動向・主要企業の取り組みまでご紹介
製造業の競争軸は、設計効率やソフトウェア制御の巧拙だけでは差別化しにくい段階に入りつつあります。
カーボンニュートラル対応、高周波通信の高度化、電気自動車(EV)の普及、宇宙航空領域の拡大といった
メガトレンドに対応するためには、デバイスや製品を構成する「材料そのものの刷新」が不可欠であり、
世界中で「新素材(先端素材)」への関心と開発競争が急速に高まっています。
しかし、先端材料の技術範囲は極めて多岐にわたり、各分野の市場予測や実用化における課題、
競合プレイヤーの動向をタイムリーに、かつ体系的に把握することは容易ではありません。
本資料では、先端機能材料市場の最新の推計規模や地域別シェアを網羅的に整理。
さらに、現代の材料開発において最も注目すべき**「主要な9つの新素材カテゴリー」**について、
その特徴と技術的なボトルネックを詳細に解説しています。
また、単なる技術紹介に留まらず、「比強度・柔軟性の両立」といった新素材共通の物性特徴や、
「サプライチェーンの不安定さ」「リサイクル制度の未整備」など実用に際して直面する
リアルな課題、さらに国内主要素材メーカー6社による具体的な開発・事業化の取り組みまでを徹底網羅。
「自社が保有する要素技術を、どの新素材分野や用途に適合させて展開すべきか探りたい」
「激しく変化する先端材料のグローバルなトレンドと他社動向を、短時間でキャッチアップしたい」
と考える、素材・化学・エレクトロニクスメーカーのR&D(研究開発)、新規事業開発、技術企画、
知的財産部門の担当者やリーダーの方に強くおすすめしたい一冊です。
このカタログについて
| ドキュメント名 | 新素材(先端材料)の潮流 〜次世代材料戦略〜 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
| ファイルサイズ | 1.6Mb |
| 取り扱い企業 | ストックマーク株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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WHITE PAPER
新素材(先端素材)の潮流
種類・市場動向・企業の取り組みから読む次世代材料戦略
2026年8月 | 製造業・研究開発関係者向けリサーチノート
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目次
目次
01 新素材とは何か 05 新素材が抱える課題
02 市場規模の見通し 06 主要企業の取り組み
03 新素材の種類と特徴 07 まとめと展望
04 新素材に共通する特徴
新素材(先端素材)の潮流 2
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要旨
エグゼクティブサマリー
製造業の競争軸は、設計効率やソフトウェア制御の巧拙だけでは差別化しにくい段階に入りつつある。カーボンニュートラル対応・
高周波通信の高度化・宇宙航空領域の拡大に応えるには、材料そのものの刷新が不可欠であり、「新素材」への関心が急速に高
まっている。
9 6 5〜9%
代表的な新素材 国内主要 先端機能材料市場の
カテゴリー 素材メーカー事例 年平均成長率 (予測)
新素材(先端素材)の潮流 3
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01 — 新素材とは
新素材とは何か
金属・プラスチック・セラミックスなど既存の材料区分では実
現しづらかった性質・機能を持つ材料群の総称。微細構造の
制御や新規の化学組成設計により、軽量性と高強度、優れ
た導電性、高耐熱性を従来材料の物性限界を超えるレベル
で両立させる点に共通項がある。
求められる背景
▪ 自動車・航空機:軽量化と安全性の両立
▪ エレクトロニクス:小型化と高性能化の両立
▪ エネルギー:高効率化と長寿命化
▪ + カーボンニュートラル・資源循環への社会的要請 新素材は微細構造の制御によって
従来材料の物性限界を超える
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02 — 市場規模
市場規模の見通し
先端機能材料市場は、AI向け先端半導体材料の需要拡大や電気自動車の
普及に伴う電池材料需要の増加を背景に、着実な成長が見込まれている(複
数調査機関の推計に基づく)。 5〜9% 年平均成長率(推計)
先端機能材料市場の推計規模 出所:360iResearch調査
アジア太平洋地域が
約半分 占める需要シェア
内
約2.8 日本国 の
兆円 電子材料市場規模
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03 — 種類と特徴
新素材の種類一覧
代表的な9つの素材カテゴリー
ナノ材料 CFRP SiC・GaN
CNF・MXene・MOF等 炭素繊維強化プラスチック ワイドバンドギャップ半導体
ペロブスカイト バイオマテリアル 人工クモの糸
次世代太陽電池材料 バイオベース・マテリアル 高強度・高伸縮性繊維
ジオポリマー 蓄電コンクリート スーパーエンプラ
低炭素な無機ポリマー 構造体一体型蓄電 高耐熱エンジニアリング樹脂
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03 — 種類と特徴
新素材の特徴( 1/3)
ナノ材料 CFRP SiC・GaN
1〜100nm規模で構造が制御された材料。CNF 炭素繊維を樹脂に含浸・硬化した複合材料。鉄 次世代パワー半導体。SiCは高耐圧・高耐熱で
は鋼鉄並みの強度と軽さを両立し輸送機器・包 やアルミより大幅に軽量かつ高強度・高剛性。 EVインバータ等に、GaNは高周波・高速スイッチ
装材へ。MXeneは高導電性で次世代蓄電・電 腐食・疲労に強く、航空機・自動車・スポーツ用 ングで通信機器・電源アダプタに強み。エネル
磁波遮蔽材に。MOFはCO₂回収・水素貯蔵で存 品・風力発電まで応用。成形コストとリサイクル ギー・通信インフラの中核材料。
在感を高める。 性が課題。
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03 — 種類と特徴
新素材の特徴( 2/3)
ペロブスカイト バイオマテリアル 人工クモの糸
ABX₃型結晶構造を持つ物質群。強い光吸収性 生物由来原料・生体プロセスを活用した材料。 鋼鉄を上回る強靱性と高い伸縮性を人工的に
と高い電荷移動性により薄膜でも高効率な太陽 植物・微生物由来のバイオポリマーが石油由来 再現。遺伝子組み換え微生物でタンパク質を量
電池を実現。低温・印刷プロセスで低コスト生産 プラスチックの代替として注目。PHBHは海洋環 産・紡糸。衣料からモビリティの衝撃吸収材、医
が可能だが、耐久性と鉛の取り扱いが課題。 境下でも分解する生分解性ポリエステル。 療用縫合糸まで応用が拡大。
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03 — 種類と特徴
新素材の特徴( 3/3)
ジオポリマー 蓄電コンクリート スーパーエンプラ
ポルトランドセメントと異なる結合原理で硬化す 構造体そのものに蓄電機能を持たせる素材。炭 過酷環境向け高性能樹脂。150℃超、種類に
る無機ポリマー。工業副産物を原料に活用で 素系フィラーで導電性を付与しキャパシタのよう よっては300℃以上でも物性を維持。耐薬品性・
き、石灰石焼成が不要なため低炭素。耐熱・耐 に機能。既存インフラを分散型エネルギー貯蔵 難燃性・電気絶縁性に優れ、金属部品の樹脂
酸・耐火性に優れるが原料品質の管理が課題。 装置に変える可能性を持つ。 化による軽量化に貢献。コストが課題。
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04 — 共通する特徴
新素材に共通する特徴
比強度に優れる
環境負荷の低減 高い柔軟性
軽量・高強度・高耐熱
微細構造制御や分子設計により、軽さと強度・ 原料選定から廃棄までのライフサイクル全体を 曲げ・伸縮・ねじれといった動的変形に追従。応
耐熱性のトレードオフを緩和。輸送機器や産業 見据えた設計。省エネ製造・長寿命化・再資源 力を分散し破断・劣化を抑制。折り曲げ可能な
機械の性能向上、装置の小型化を支える。 化を前提とし、カーボンニュートラルを支える。 電子機器や医療機器の設計自由度を広げる。
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05 — 課題
新素材が抱える課題
技術開発コスト 資源不足 サプライチェーンの不安定さ
基礎研究から実用化まで長期間・多額投資が必要。 レアメタル・レアアースの偏在。バイオマス系原料も 供給源が特定地域・企業に集中しやすく、地政学リス
量産移行時の品質ばらつきへの対応も課題。 農地・森林資源との競合リスクがある。 クや貿易規制の影響を受けやすい。
リサイクル・廃棄未整備 代替に伴う満足度低下・コスト増
既存インフラでは対応しにくく、回収主体や処理基準 質感・使用感の違和感や、量産実績の少なさによる
を定める法制度の整備が追いつかない。 単価上昇が導入の障壁となる。
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06 — 主要企業
主要企業の取り組み
東レ株式会社 三菱ケミカルグループ 日本製紙株式会社
1926年設立 植物由来バイオエンプラ「DURABIO™」、植物由来ポリカーボ CNF「cellenpia®」を2013年岩国で実証、2017年石巻で量
炭素繊維ブランド「トレカ®」を1971年から商業生産。航空機 ネートジオール「BENEBiOL™」を開発。 産。強化樹脂はヤマハ発動機2024年モデルに採用。
用途を含む複合材料分野に展開。
出所:東レ「トレカ®炭素繊維」データシート 出所:同社製品情報ページ 出所:同社「セレンピア ®プラス」製品情報
住友化学株式会社 大阪瓦斯株式会社 ユニチカ株式会社
1925年設立 1905年創業 1889年設立
リサイクル総合ブランド「Meguri」を2021年に立ち上げ。 放射冷却素材「SPACECOOL®」。高反射設計と光学構造によ PLA系バイオマス素材「テラマック」。2012年に同比率約80%
2022年にモノマテリアル容器包装向け「スミクル」を開発。 り、直射日光下で表面温度を外気温より最大約6℃低く保つ。 以上で耐衝撃性・耐熱性をABS樹脂レベルに高めた射出成形
用樹脂を公表。
出所:同社ニュースリリース( 2021.09.08/2022.03.31) 出所:Daigasグループ 研究開発トピック 出所:同社公表資料( 2012年)
各社の公開情報(製品情報ページ・データシート・ニュースリリース等)に基づく。coevo記事(2026.02.03)より作成。
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07 — まとめ
まとめと展望
新素材は、従来材料の延長では到達できなかった性能・機能を実現し、エネルギー効率の向上や社会インフラの高度化
を支える中核技術としての存在感を高めている。同時に、信頼性評価の確立、安定供給体制の構築、廃棄・リサイクルを
見据えた制度整備など、技術以外の課題も多く残る。
素材の優位性だけでなく、市場ニーズ・社会課題との適合性を見極め、研究成果を早期に事業化へつな
げる視点が競争力を左右する分岐点となる。
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参考文献
参考文献
[1] ストックマーク株式会社「新素材(新しい素材・先端素材)の種類一覧|特徴や開発事例について」 coevo(製造業向けAIエージェント Aconnect)
,2026年2月3日公開。
URL: https://aconnect.stockmark.co.jp/coevo/advanced-materials/
本資料全体の主要な参照元。内容は要約・再構成のうえ独自に執筆。
[2] 360iResearch「Advanced Functional Materials Market by Material, Product Type, End Use Industry, Sales Channel, Manufacturing Process
- Global Forecast」。
URL: https://www.gii.co.jp/report/ires1844238-advanced-functional-materials-market-by-material.html
市場規模データ([1]記事内で紹介されている一次情報源)。
※ 本資料の記述は [1] の記事内容を要約・再構成したうえで独自に執筆したものであり、原文からの逐語的な引用は行っていません。市場規模等の数値は [1] 記事内で紹介されている推計( [2] を含む複数の調査
機関によるもの)に基づきます。(閲覧日: 2026年8月26日)
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