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製造業で技術継承が進まない本当の理由は、作業ではなく「判断基準」が残っていないことにあります。本資料では、設計レビュー資料やNG事例に埋もれた判断の痕跡を読み解き、属人化を超える技術継承の実践ポイントを解説します。
このカタログについて
| ドキュメント名 | ベテランの"判断基準"を可視化する 新しい技術継承とは? |
|---|---|
| ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
| ファイルサイズ | 4.3Mb |
| 取り扱い企業 | ストックマーク株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
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スライド 1
「あの人しか分からない」
を再現可能にする
判断基準を残すことで始 める
新しい技術継承
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スライド 2: なぜ今“技術継承”が注目されているのか
なぜ今“技術継承”が注目されているのか
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スライド 3: なぜ今“技術継承”が注目されているのか
なぜ今“技術継承”が注目されているのか |
重要だけど、なかなか出来ない“技術継承”
出典: Tebiki 株式会社「技術伝承を成功させるポイント」
半数以上の企業で技術継承が上手くいっておらず、
その解決が急務な状態です。
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スライド 4: なぜ今“技術継承”が注目されているのか
なぜ今“技術継承”が注目されているのか |
なぜ“技術継承”に注目が集まるのか?
環境の変化が早くなり、従来の方法論や価値が陳腐化しやすくなった
人材の流動化と供給不足 SDGs トレンド デジタル化の進展
労働人口の減少が今後ますます顕著になるという大きな問題に加え、環境問題( PFAS
等)やデジタル化の進展などを背景に、 『 今より少ない人数で、今より複雑な問題に立
ち向かう 』 状況を迎えつつあります。その中で技術継承はとり重要性を増しています。
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スライド 5: なぜ今“技術継承”が注目されているのか
なぜ今“技術継承”が注目されているのか |
人材の流動化はコロナ以前と比べ活況に
出典:マイナビ 転職動向調査2025 年版
https://career -research.mynavi.jp/reserch/20250312_92959/
過去最高だった 2022 年から依然として転職市場は活況であり、
従来当たり前に分かっていた 「どこにどんな情報があるか」「誰が何に詳しいか」
が分からない状態になっています。これが、技術継承の難易度をさらに上げています。
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スライド 6: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承”
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スライド 7: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
2種類の技術が存在する
技術伝承の類型
身体技術 どう手を動かすか
どの順で考えるか /
思考技術 何を切り捨てるか
技術継承には「身体技術」「思考技術」の 2つが存在します。
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スライド 8: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
2種類の技術が存在する
技術伝承の類型
身体技術 どう手を動かすか
身体的技能の形式知化はAI、 VR、 IoTを活用して進んでいる
どの順で考えるか /
思考技術 何を切り捨てるか
体系的に言語化するのが難しく、 思考の技術伝承 は進みにくい
「身体技術」はでデジタルの進展により、様々な形でベテランの“やり方”が可視化され
るようになりました。 一方で「思考技術」は表出が難しく、暗黙知からの脱却がまだま
だ進んでいない状況です。
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スライド 9: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
“思考技術”を継承するためのポイント
1 判断根拠 2 NGパターン 3 条件最適値
「 なぜこの案になった? 」の “比 どこまで攻めると割れる/剥がれ 「 うちのラインではこれ以上上げ
較表・選定理由” はここに出るこ る/劣化する” はここに出やす ると NG」といった “閾値”が残っ
とが多い い。 ているところ。
失敗のベクトルは、成功例の 3倍 同じ装置型番でも、自社ラインの
以上の価値がある。 (やらなくて 癖が出ている “固有ノウハウ”が
いい領域が確定するため) 詰まる
ノウハウが隠れている資料は・・・
➢技術検討・設計検討のレビュー資料 ➢試作報告書 ➢プロセス条件記録
➢稟議資料 ➢評価報告書 ➢量産条件決定レポート
➢仕様決定時の設計レポート ➢不具合解析レポート ➢装置ログと紐づく作業標準書
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スライド 10: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
“思考技術”を継承するためのポイント 【 ①判断根拠】
「 なぜこの案になった? 」を明らかにするためには、
“比較”と“削った条件” を見る
ページ構成を「比較表」
「捨てた案の理由」を必ずメモする “評価項目” を特定する
「論点」 →「結論」の順に読む
1)最終結論(採用案) 採用案の理由より 非採用案の理由の方に“思 レビュー資料は、必ず次の中から “どれを優
考ショートカット” が残っている 先したか” が出る。
2)比較表(候補案)
<例> ➢ 性能
3)評価軸(何を優先したか) ➢ コストが高過ぎ ➢ コスト
➢ 実装スペースの制約に合わない ➢ 信頼性
➢ 再現性が低い ➢ リードタイム(開発期間)
➢ 量産条件が厳しすぎる ➢ 量産性(歩留まり含む)
➢ リスク(マージン)
この順で “逆向き” に読むと どの軸を最優先にしたか を探す。
ここが “この会社の価値観/条件”
なぜ採用になったかが浮き上がる 採用案は、そこだけ “突出して良い”
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スライド 11: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
“思考技術”を継承するためのポイント 【 ②NGパターン 】
「 NGパターン」は
“どの条件で壊れたか” と “再現したか” を見るだけで本質が見える
“改善前→改善後” を比較して
どの条件で崩れたかだけを抜き出す 「再現性 ≠1回の偶然」を確認する
変わらなかった要因を見る
「どの温度で/どの圧力で/どの厚みで」 効いた条件ではなく、 再現性がある事象なのか偶然なのか、下記
破綻したのか、を抜き出す 効かなかった条件の方に本質がある を確認して判断する
※現象名(剥離/割れ/寸法バラツキ)は
“タグ”程度でよい これにより、 NGの“支配因子”が見える ➢ 同じ条件で、別ロット/別装置でも起き
たか
※“数字付きの閾値”が最優先! ➢ 評価ログ、作業記録、写真をつなげてみ
る
※再現する NGは“避けるべき領域”が確定す
る
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スライド 12: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
“思考技術”を継承するためのポイント 【 ③条件最適値】
条件最適値は “限界値 × ライン差 × 補正理由” を拾えば浮き上がる
崩れた瞬間の“境界条件”だけを 同じ装置型番でも“ライン A vs 量産条件の“微調整の理由”に
抜き出す ライン B”の差を必ず比較 注目する
➢ 「ここまでは OK/ここから先は NG」 ➢ 型番は同じでも、排気・真空到達・温 ➢ 「 +2℃にしたほうが安定」「圧を
になった点を、温度・圧力・速度・厚 度応答などのダイナミクスの差が必ず −5% にしたらロット差消えた」な
みなどパラメータ別に線で引く。 出る。 ど、微差調整の“根拠の一文” が一番
➢ “なぜその数字で線を引いたか” のコ ➢ 差が出たパラメータは “会社固有のナ 価値がある。
メント( ex.「再現性低下」「歩留ま レッジ”=外部文献では手に入らない ➢ ここは “試作ログ × 現場の経験” が
り急落」)があれば一緒にメモ。 部分。 融合している箇所で、 AIでも推測し
にくい。
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スライド 13: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
しかし … なかなか有効活用できない技術文書と社内知見
縦型の報告書/ガイドライン/設計書など スライド型の報告書/レポート/成果物など
出典:経済産業省「 AI・データの利用に関する契約ガイドライン 平成 30 年 6 月」 出典:経済産業省「分野別投資戦略 参考資料(次世代再エネ)」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/connected_industries/sharing_and_utilization/20180615001 -3.pdf https://www.meti.go.jp/press/2023/12/20231222005/20231222005 -14.pdf
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スライド 14: 今始めるべき“技術継承”
今始めるべき“技術継承” |
さらに、社外の情報も必要に
社内のナレッジ 社外のトレンド
➢ 判断基準 ➢ 法規制( PFAS等)
➢ NGパターン ➢ 競合の新製品/技術
➢ 条件最適値 ➢ 最新の技術トレンド
社内のナレッジを土台にしつつ、技術トレンドや法規制と言った最新情報を取り入れて、
タイミングに応じて最適な意思決定が必要になります。
そのため今後は 社内のナレッジと社外のトレンドの両方を追うことが重要です。
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スライド 15
Aconnect とは Aconnect のご紹介 |
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sub
ア 製造業向けAIエージェント
ク
セ
ン
ト
1s
t 技術情報から市場情報までの豊富な情報ソースから
AIが最新情報を一気に収集・調査し、共有します。
ストックマークが提供する 『 Aconnect 』 は、
社内情報と社外情報を横断して検索・共有することが出来る、
製造業の技術継承を支援するツールです。
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スライド 16
Aconnect の導入実績 |
日経225 の約3割が導入 ご利用の7割が 製造業 導入の多い部署はR&D/新規事業
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スライド 17
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スライド 18
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スライド 19
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自分の技術領域に関わる
社内外の情報を、 Aconnect で網羅的に把握
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スライド 20
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