1/3ページ
カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(639.4Kb)

【ホワイトペーパー・技術資料】証明が色の判断にもたらす影響

ホワイトペーパー

業界トップクラスのテクノロジーを採用したSpectraLightQCは、フィルター処理されたタングステン・ハロゲンランプを使用し、昼光を再現可能な、市場で唯一の照明装置です

■ 色や色差のビジュアル評価において、適切な光源を選定せずに品質管理をしているケースがよくあります。そのため、店内や家庭の様々な照明下において、同じ製品の色がどのように見えるかをサプライチェーン全体を通して視覚的に評価する必要があります。

■ 標準光源装置を利用することにより欠陥品や作業のやり直しを排除することができ、顧客満足度と商品力のアピールが高まります。

■ 詳細はホワイトペーパーをダウンロードしご覧いただくか、エックスライト(X-Rite)社にお気軽にお問い合わせ下さい。

■ 積分球分光測色計、多角度分光測色計、インラインでご使用いただける機種も含む非接触分光測色計、標準光源装置、色彩調色ソフトウェア(CCM:コンピュータ・カラー・マッチング)、色彩管理ソフトウェア等、色のコミュニケーション(カラーコミュニケーション)に課題をお持ちのお客様に、最適なソリューションを提案します。是非お問い合わせください。

関連メディア

このカタログについて

ドキュメント名 【ホワイトペーパー・技術資料】証明が色の判断にもたらす影響
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 639.4Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 エックスライト社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

Page1

v 照明の疑問 白書 「照明」を解説 製品のカラー品質を重視する企業は、厳密な数値カラー仕様から逸れることがないよう、 洗練された装置を使用します。しかしながら、色や色差の適切なビジュアル評価が 品質管理の一部になっていないケースがよくあります。 例えば、店内に陳列された製品の色が、出荷前に確認した色と一致していないというようなことが実際に 発生しています。店内や家庭の様々な照明下において、同じ製品の色がどのように見えるかをサプライチ ェーン全体を通して視覚的に評価する必要があります。異なる現場で生産された製品を、店頭に並べて販 売する場合は特に注意しなければなりません。そうすることにより、欠陥品や作業のやり直しを排除する ことができ、顧客満足度と商品力のアピールが高まります。 カラー評価に最も一般的な光源は、店内の照明、家庭の白熱光、昼光(一般的に蛍光灯や フィルター処理されたタングステン・ハロゲン)を再現する商業用蛍光ランプです。 なぜ昼光が必要ですか? カラーを誤って判断しないためには、一般的に自然昼光が唯一の光源であると知られています。自然昼光 の使用における問題は、日や季節ごと、さらには同じ日であっても時間ごとに外見や分光特徴が大きく変 化することです。曇りの日はグレーでさえない色に見え、晴天の日は青空がより青く見えます。昼光品質 の変化は大気、季節の変わり目、時間、汚染度、高度、さらには町か郊外であるかなどで影響されます。 それでは、これが色の判断にどのような影響をもたらすのでしょうか?昼間の駐車場でカラーサンプルを 評価することは、不安定また不便な方法でしょう。色が重要視される環境に最善な方法は、常に一貫し た照明を提供する照明装置を使用することです。市場には多くの照明装置があります。最終製品が展示さ れる場所の照明タイプを考慮し、それぞれ異なる状況を正確に再現する照明装置を選択することが重要で す。製品は家庭で使用されますか?店内ですか?屋外で使用されますか?上記の全てが該当しますか?最 終製品が使用される環境と必ず同じ光源下で評価することです。例えば、プラスチック製のオーナメント を生産する場合、昼光に加え、店内で使用される蛍光灯の照明下でも良好に見えることを確認する必要が あります。 エックスライト社の「SpectraLight QC(スペクトラ ライト キューシー)」は、厳密に管理された照明環 境を提供し、昼光を含む各照明下においてカラー比較を行います。 エックスライト社 〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル 西棟6F 03-6374-8734 Fax:03-5579-6547 www.xrite.co.jp 1
Page2

白書 昼光再現の実態 自然昼光は、CIE(International Commission on Illumination/国際照明 委員会)によって、特定の関連色温度、色度、分光分布をもつと定義されて います。その内のいくつかではなく、これら全てのカラー特性を再現する能 力が正確な昼光再現を行うにあたり重要なことです。 昼光のあらゆる段階に、数々の分光分布曲線(SPD)が見られます。CIE は 標準昼光照明を定義しました。標準照明は、プロファイルが作成された仮想 的な光源です。 標準イルミナントには次が含まれます。 • 「D50」は日の入りを表す平均的な昼光で、主に印刷・パッケージ印刷 に使用します。 • 「D65」は平均的な昼光で、一般的に工業用途に使用します。 • 「D75」は北空昼光を表し、使用頻度が比較的少ない照明です。 下記のグラフに、各照明に適したスペクトル出力分布曲線が表示されていま す。曲線は不規則ですが、スペクトル内の全てのカラーは比較的に等しい割 合で存在します。 Daylight SPD Curves 600 5500K 6500K 7500K 0 400 Wavelength (nm) 700 エックスライト社 〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル 西棟6F Tel:03-6374-8734 Fax:03-5579-6547 www.xrite.co.jp(2021 年 10 月) 2 Normalized Spectral Power (W/% NM/100000 LM) 65 70 5 5 0 0 K 0K500K
Page3

白書 CIE D65 SpectraLight D65 各タイプの照明 600 600 照明装置の昼光が、色を正確に再現して いるかどうかはどのようにして分かるの でしょうか? 昼光は多様なタイプの照明を用いて再現す ることが可能です。工業用の昼光には、ワ 0 0 イドバンド蛍光体、メタルハライド、タン 400 Wavelength (nm) 700 400 Wavelength (nm) 700 グステン・ハロゲンフィルターが含まれま す。これは X-Rite SpectraLight QC に備 Judge QC D65 Commercial Daylight D65 600 600 わる光源と同じです。これらの全ての照明 技術は、関連する色温度を持つ光源エネル ギー、および昼光再現の段階に等しい色度 を作り出します。しかしながら、右のグラ フに表示される分光分布曲線を見ると、昼 光がそれぞれ異なることが分かります。 0 0 400 Wavelength (nm) 700 400 Wavelength (nm) 700 ここに SpectraLight QC の曲線が表示されています。フィルター処理されたタングステン・ハロゲンランプを使用し、昼光を再現 可能な、市場で唯一の照明装置です。他の照明装置は蛍光灯を使用しています。フィルター処理されたタングステン・ハロゲン光 源は、CIE D65 照明テーブルを最も近似する照明を出力します。これは、全ての業界で色が重視される生産環境に、最も信頼のお ける昼光を用いてカラー評価をサポートすることを意味します。 「色」は重要ですか? 色が重要となるシチュエーションでは、適した照明装置を用いて目視評価を行うことが極めて重要です。評価手順の最も重要な点 は、CIE および多くの業界基準に準拠する昼光条件下においてカラー評価を行うことです。最善の方法は、フィルター処理された タングステンハロゲン昼光を使用することです。業界トップクラスのテクノロジーを採用したこの照明ブースは、管理された多様 な照明タイプを搭載。製品が店頭で並べられる照明下でどのように見えるかを評価します。 弊社の照明ガイドでは、照明が色にどのように影響するかにつるかを説明しています。SpectraLight QC の詳細は次のページをご 覧ください。https://www.xrite.co.jp/allproduct/seeing/standard-light-source-device-lighting-booth/spectralight-qc.html エックスライト社 〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル 西棟6F Tel:03-6374-8734 Fax:03-5579-6547 www.xrite.co.jp(2021 年 10 月) 3 Normalized Spectral Power Normalized Spectral Power (W/% NM/100000 LM) (W/% NM/100000 LM) Normalized Spectral Power Normalized Spectral Power (W/% NM/100000 LM) (W/% NM/100000 LM)