1/13ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(1.2Mb)

【ホワイトペーパー・技術資料】PantoneLIVE ライブラリーの 有効性検証研究

ホワイトペーパー

適切に管理されたインキ調色と印刷工程において、PantoneLIVEで定義された従属 スタンダードのカラーターゲットが、許容範囲内で実現できることを証明する研究

■ 階調データはこれらのライブラリーの重要な機能で、スポットカラーのアミ点値をソフトプルーフやデジタルコントラストプルーフに再現する際に使用します。さらに、階調データは印刷工程におけるアミ点再現の評価・管理を可能にします。これはPantoneLIVEの階調データが、デザイン作成から最終印刷において、本来の色を忠実に再現するための設定と評価を行うことができることを意味します。

■ 詳細はホワイトペーパーをダウンロードしご覧いただくか、エックスライト(Xrite)社にお気軽にお問い合わせ下さい。

■ 積分球分光測色計、多角度分光測色計、インラインでご使用いただける機種も含む非接触分光測色計、標準光源装置、色彩調色ソフトウェア(CCM:コンピュータ・カラー・マッチング)、色彩管理ソフトウェア等、色のコミュニケーション(カラーコミュニケーション)に課題をお持ちのお客様に、最適なソリューションを提案します。是非お問い合わせください。

関連メディア

このカタログについて

ドキュメント名 【ホワイトペーパー・技術資料】PantoneLIVE ライブラリーの 有効性検証研究
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 1.2Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 エックスライト社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

Page1

PantoneLIVE ライブラリーの有効性検証スタディー 2014 年 9 月 22 日 Dr. Liam O’Hara, Clemson University Brad Gasque, Clemson University Bobby Congdon, Clemson University, Jeff Hall, X-Rite/Pantone Chris Halford, X-Rite/Pantone Edward Hattenberger, X-Rite/Pantone
Page2

はじめに 研究目的 本書は、エックスライト社/パントン社、サンケミカル社、クレムゾン大学の共同研究の手順と結果 を発表するものです。 この研究の主な目的は、良好に管理されたインキ調色と印刷工程において、PantoneLIVE で定義さ れた従属スタンダードのカラーターゲットが、許容範囲内で実現できることを証明することです。 PantoneLIVE の最新アップデートでは、従属スタンダードカラーの 18 の新規ライブラリーが紹介 されました。現在、22 の PantoneLIVE 従属スタンダードライブラリーをご利用いただけます。全 てのライブラリーには、Pantone プラスカラーおよび 2012 年 4 月に追加された 336 色が含まれま す。20 の主なパッケージ印刷にはベタ、基材、アミ点(フル階調データ)が含まれています。残り 4 つの派生的なパッケージング用途には、ベタ、基材、再現された 50%アミ点のみが含まれ、これ らの印刷条件や基材が対象となる業界基準が反映されています。 階調データはこれらのライブラリーの重要な機能で、スポットカラーのアミ点値をソフトプルーフや デジタルコントラストプルーフに再現する際に使用します。さらに、階調データは印刷工程における アミ点再現の評価・管理を可能にします。これは PantoneLIVE の階調データが、デザイン作成から 最終印刷において、本来の色を忠実に再現するための設定と評価を行うことができることを意味しま す。 研究範囲 全てのライブラリーから全てのスタンダードカラーを検証することは実用的ではありません。22 の 各 PantoneLIVE ライブラリーには 1,663 以上の Pantone+ カラーがあるため、合計 36,586 色に 対して用紙、印刷、測定のカラーマッチングを試みると多大なコストと時間が発生してしまいます。 そこで、この研究では全体的なシステムの代表的なパレットから選択されたスタンダードカラーに集 中して検証しました。(下記図 1 参照) 1. 高彩度色 2. 非飽和色 3. パステル 本研究では、良好に管理されたインキ調色、印刷、測定プロセスを使用し、代表色に対する従属ライ ブラリーを作成する全体的な方法を検証しました。この考え方は、徹底的な検証が現実的でなく理想 的でもない場合の、今日の業界で使用される標準印刷テスト、G7 から ICC プロファイル作成わたる テストに類似しています。 1
Page3

XXXX-P100 XXXX-P2004 XXXX-P2018 XXXX-P162 XXXX-P199 XXXX-P188 Yellow Orange Red XXXX-2395 XXXX-P2037 XXXX-P2089 XXXX-P261 XXXX-P2142 XXXX-P273 Magenta Purple Blue XXXX-P2707 XXXX-P2174 XXXX-P7478 XXXX-P2258 Cyan Green 図 1: テスト用に選択された Pantone スタンダード PantoneLIVE スタンダード マスタースタンダード PantoneLIVE の「マスタースタンダード」とは、既存の Pantone+マッチングシステムの正式な測 定値で構成されたものです。これらの色はオフセット基材のプリントがオリジナルとなっていますが、 使用目的はデザインを作成することにあります。PantoneLIVE のマスタースタンダードはベタ色の みを指定し、印刷工程、素材、インキシステムに依存しません。 2
Page4

従属スタンダード PantoneLIVE の「従属スタンダード」は、マスタースタンダードから構成されています。従属スタ ンダードは基材とアミ点を指定するため、マスタースタンダードとは全く別のものとなっています。 特定の印刷技術、基材(用紙)、インキシステムにおいて色再現が可能です。 従属スタンダードの目的は、デザインを作成する際に現実的かつ達成可能なゴールを設定すること、 および印刷作業とインキ調色に達成可能なカラースタンダードを提供することです。これは特に、印 刷条件が不十分で Pantone マスタースタンダードライブラリーのフルガモットを確保できない場合 に便利です。PantoneLIVE の従属スタンダードは、サプライチェーンの全ての関係者がジョブを主 観的ではなく「客観的に」評価できるよう、達成可能なカラーターゲットを提供します。 ベタのスタンダード 従属スタンダードは、調色過程において 3 つまでの顔料で作成されます。従属ライブラリー の条件に対しマスタースタンダードがガモット外にあれば、知覚差を低減するよう従属スタ ンダードの色相が最適化されます。 アミ点のスタンダード PantoneLIVE の従属スタンダードには 0%~100%の 11 の階調値が含まれます。これらの 値は実際の印刷作業データに基づき、ベタおよび基材のスタンダードに関連付けられます。 これらのデータは、ベタが最も近似する分光マッチと、最も小さな色差を実現するよう調色 された場合に、アミ点がどのよう再現するかを表します。 アミ点は、ドットゲインに関して「リニア」として定義されます。これは、各アミ点の分光 データはドットゲインに依存せず、ドットエリアとして定義されることを意味します。従っ て、PantoneLIVE を実行するソリューションはスポットカラーの再現に指定された仕様に基 づいてドットゲイン(TVI)のインテグレーションを図る必要があります。この方法により、 ユーザー条件を満たす印刷データを無制限に再利用することが可能です。 基材のスタンダード 各 PantoneLIVE ライブラリーの基材スタンダードは、市場で一般的に使用されるものを提 供します。基材を選択する際は、PantoneLIVE ライブラリー内のスタンダードの白色点にご 注意ください。これは最終印刷条件における基材の測定値となるためです。例えば、オーバ ープリントワニスや透明ラミネート加工の PantoneLIVE ライブラリーが選択された場合、 印刷の最終測定にもオーバープリントワニスやラミネート加工を含み、適切な検証を行う必 要があります。 3
Page5

検証アプローチ 今回の主な検証目的は、PantoneLIVE ライブラリーにおけるベタ基準色の達成可能性を証明するこ とでした。PantoneLIVE の従属スタンダードは、印刷プロセス、基材、インキシステムに対する絶 対的ターゲットです。基材のわずかな変動を問わず再現することが目的です。これらのスタンダード は本来のデザインを忠実に表現するものです。素材に応じて白色点のマッピングで編集することは絶 対に行わないでください。 2 つ目の検証目的は、基材のわずかな変動に影響されずにアミ点の実現可能性を検証することでした。 アミ点の合否判定は、50%のアミ点の測定値の直接の比較に関してのみ決定されます。5%、25%、 50%、75%のアミ点測定は、分析のみを対象に使用しました。評価手順の詳細は本書後半をご覧く ださい。 最終目的は、推奨許容値の 2 ∆E2000(1:1:1)を超える素材に対し、基材の白色点の変動が PantoneLIVE データの使用に対してどのように影響するかを見出すことでした。 検証プロジェクトに使用されたスタンダード: 検証対象のライブラリー: LPCV ラベルオフセット、コート紙+ニス引き LPGB カートンオフセット、バージンカートンボード+ニス引き FSGB カートンフレキソ溶剤、バージンカートンボード+ニス引き 検証対象のカラー: P2004C P2707C P273C P2037 P2174C P2018C P2258C P162C P2089C P7478C P2142C P188C P2395C P261C P199C P100C 4
Page6

インキ調色 インキは X-Rite Ink Formulation ソフトウェア v6 を使用し、Sun Chemical 社によって配合され ました。全ての調色の予測値は、実際の印刷に使用される素材の白色点を適用して調整しました。そ の結果、各ライブラリーに対する専用のベースが設定されました。調色は 3 つまでの顔料に制限され ました。PantoneLIVE 階調スタンダードの分光再現を行う割合を高めるため、またメタメリック調 色を低減するため、最も近似する分光マッチと最も小さな色差を出力するよう調色されました。カラ ーマッチングの商業ガイドラインに従い、各色に対する修正は 2 回までに制限されました。本研究で は1つの修正を1つの「顔料」または1つの「色修正」と定義しました。 測定条件 下記は、PantoneLIVE ワークフローで統一した適切な結果を得るための測定条件の一部です。 測定装置: Net Profiler 証明書が付いた X-Rite eXact 測定条件: D50 2° M0 データ平均測定: 測定回数 2 ISO バッキング素材: 白色 PantoneLIVE マンセルバッキング素材(PLV-N925) 許容値 測定 測定 許容値 合格/不合格に使用 基材(用紙) ∆E 2000 (1:1:1) ≤ 2 未対応(データ分析に使用) 5%印刷 ベストマッチ ∆E 2000 ≤ 3 未対応(データ分析に使用) (1:1:1) 25%印刷 ベストマッチ ∆E 2000 ≤ 3 未対応(データ分析に使用) (1:1:1) 50%印刷 ベストマッチ ∆E 2000 ≤ 3 対応 (1:1:1) 75%印刷 ベストマッチ ∆E 2000 ≤ 3 未対応(データ分析に使用) (1:1:1) 100%印刷 ∆E 2000 (1:1:1) ≤ 2 未対応(データ分析に使用)
Page7

印刷作業 FSGB 従属ライブラリーに対する印刷機の実験には、クレムゾン大学(The Sonoco Institute of Packaging Design and Graphics)の OMET Varyflex 印刷機を使用しました。オフセット従属ライ ブラリー(LPGB および LPCV)は、エックスライト社/パントン社によって選択された商業印刷用 印刷機で印刷しました。 印刷機の生産スピードはそれぞれの色に対し一定に維持されるよう 50 枚/リピートが印刷され、サ ンプルは測定条件に応じて測定されました。色数は必要に応じて拡張され、各色に対する修正は 2 回 までに制限されました。 アミ点評価 プリプレス、プレート作成、プレスルームのテクノロジーの発展に伴い、コスト効果が高くダイナミ ックなデザインを実現させようとする試みが常に見られます。パッケージング業界の基準は、印刷ユ ニットを削減すると共に、ブランド色を忠実に再現し全体的なデザインゴールを達成することです。 その結果、多くの印刷ジョブでは 1~3+のスポットカラーを使用するか、またはプロセスカラー (CMYK)をスポットカラーで置き換えています。中には、インパクトの高いオーガニックデザイン を作成するために、スポットカラーのアミ点を組み合わすケースもあります。ベタカラーの一貫性と 階調値は、異なる印刷業者、場所、地域において複雑なデザインを正確に再現するための最も重要な 要素です。 スポットカラーを調色する際、通常は許容範囲内でマッチングするベタ色を出力できる配合が 1 つ以 上あります。顔料のコストや在庫状態、使用数などは、ベタの精密な調色に影響します。一方、各配 合のアミ点は、許容されるベタ色のマッチングであっても大きく異なることがあります。
Page8

ベタ色 PantoneLIVE サンプル 1 サンプル 2 スタンダード 中間調のアミ点 基材(用紙) 図 2: 許容値内のベタ色のアミ点変動 図 2 では、2 つの異なる諧調サンプルが PantoneLIVE スタンダードと比較されています。上図では、 両サンプル共にベタの色差が PantoneLIVE スタンダードから 1 ∆E 以下となっていますが、サンプ ル 1 のアミ点にはかなり大きな色差が見られます。(本書後半でせつめ説明される「ベストマッチ」 機能で測定した場合。) 色彩的には、左のサンプルがスタンダード(∆H >3)に比べ、よりピンク色になっています。右の サンプルも良く似た階調値ですが、若干暗く(∆L 0.5)なっています。ジョブやサプライヤー間の 一貫性を維持するには、印刷時に定義された方法でアミ点と基準色を比較する必要があります。 色彩的なアミ点評価を行う方法 基準色に対するアミ点の色彩的マッチングを評価する方法はいくつかあります。色彩的マッチングは、 色の結果に依存しない、有効アミ点面積率のみを比較するドットエリアやドットゲインの評価とは異 なります。 最も基本的な方法は∆E00 計算で、基準色とサンプルの同じ階調値を使用します。  同一スポット:基準色およびサンプルは、同じ階調値で比較されます。
Page9

その他 3 つの方法では、測定されたサンプルにどのように比較されるかによって、基準色をフル階調 スケールから選択することが可能です。その後、サンプルと基準色間の∆E が計算されます。  ベストマッチ:基準の階調値は、測定サンプルに最も小さな∆E00 に基づいて選択されます。  同一濃度:基準の階調値は、測定サンプルに最も小さな濃度差に基づいて選択されます。  同一明度:基準の階調値は、測定サンプルに最も小さな∆L*に基づいて選択されます。 下記の例に、LPGB P100C に基づいて計算された結果を示しています。 イエローP100C LPGB ベストマッチ 同一濃度 同一明度 同一スポット サンプルの階調値 62.4% 62.4% 62.4% 62.4% 標準階調値 59.6% 56.8% 95.6% 62.4% 結果の∆E 2000 0.57 1.03 9.61 0.92 この調査研究では、アミ点結果の評価にベストマッチ機能を使用しました。
Page10

結果のまとめ 下記のデータは 16 の色、3 つの従属条件、2 つのデータポイント(ベタ/アミ点)で構成されてい ます。合計 44 色(88 の出力値)から、1 つのベタと 1 つのアミ点が準拠を満たしておらず、成功 率は 97.7%となりました。印刷サンプルを PantoneLIVE デジタルリファレンスカラーに比較した 際、全体的な平均は 1.32 ∆E00 であることがデータに示されています。下記は合否結果をまとめた ものです。 従属スタンダード LPCV ライブラリー LPGB ライブラリー FSGB ライブラリー ベタ アミ点 ベタ アミ点 ベタ アミ点 100 1.39 1.21 1.15 0.69 1.47 1.16 162 1.26 0.77 1.56 1.96 1.75 0.88 188 0.92 1.30 1.63 0.98 1.10 2.14 199 1.52 0.47 1.16 1.00 1.43 0.76 261 1.77 2.82 0.50 0.33 該当なし* 該当なし 273 1.85 0.46 1.95 0.74 該当なし* 該当なし 2004 1.76 0.72 1.71 1.25 1.19 1.14 2018 1.23 0.82 0.88 2.06 1.30 0.98 2037 1.31 1.29 1.52 3.36 0.87 0.58 2089 1.73 1.02 1.72 1.00 1.02 0.86 2142 1.36 1.36 1.90 2.66 該当なし* 該当なし* 2174 0.79 1.53 1.80 1.48 0.96 0.82 2258 1.14 2.40 1.49 0.98 0.60 2.14 2395 0.22 1.06 1.66 0.74 1.92 0.82 2707 1.79 1.01 2.63 2.02 1.04 0.58 7478 1.61 1.20 1.61 1.35 該当なし* 該当なし* メートル法 統計分析 全てのデータ 平均 1.35 1.22 1.55 1.41 1.22 1.07 1.32 標準偏差 0.44 0.63 0.48 0.81 0.37 0.53 0.57 2 シグマ 0.88 1.26 0.96 1.62 0.75 1.06 1.14 範囲 1.63 2.36 2.13 3.03 1.32 1.56 3.14 *「該当なし」の色は未検証 表 1: テスト結果&統計分析(∆E 2000 1:1:1)
Page11

おわりに 検証された PantoneLIVE の従属ベタ色およびアミ点スタンダードは、97.7%の成功率と 1.32 の平 均∆E00 を持って許容範囲内にマッチングしました。PantoneLIVE スタンダードと印刷用紙におけ る素材の変動は、許容範囲外に出力された LPGB P2707C ベタおよび LPGB P2037C アミ点となり ました。検証用の基材は、PantoneLIVE スタンダードが異なる基材条件でどのように機能するかを 検証するため、指定されている色差許容範囲の枠に近いもしくは外側にある基材色が選択されました。 この検証において、1 つの基材は∆E00 ≤ 2 内で、もう 2 つの基材はその許容範囲を超えていました。 上記テーブル 1 に示されたベタおよびアミ点データの結果は、指定された許容値が通常の使用におい て正常に機能していることを表すものです。44 色の内、1 つのベタ色とアミ点のみが合否条件の範 囲外となりました。これらのデータは、スタンダードからの基材の変動にかかわらず、全体的なカラ ーマッチング能力には影響しないことを表しています。各ライブラリーに対する色差 1.35、1.22、 1.55 の∆E00 に表される内容は、PantoneLIVE スタンダードの基材への準拠が推奨されていますが 必須ではないということを意味します。 コード ライブラリー名 基材∆E LPCV ラベルオフセット、コート紙、ニス引き 1.39 LPGB カートンオフセット、バージンカートンボード、ニス引き 2.46 FSGB カートンフレキソ溶剤インキ、バージンカートンボード、ニス 2.67 引き 下図 3 に示されるように、印刷されたベタ LPGB P2707 は従属スタンダードに対し、許容仕様を超 える 2.63 の∆E00 を測定しました。近似する 2174 と 2142 のカラーファミリー内の色も同じく、 上位 4 つの高い色差(∆E00)となりました。さらなる調査により、このライブラリーの基材スタンダ ードは少量の OBA(蛍光増白剤)を含み、検証に使用した実際の基材には OBA が含まれていないこ とが分かりました。
Page12

図 3: LPGB ライブラリーの 3 つの色の分光曲線を比較 LPGB ライブラリー(図 3)に含まれる OBA は、パッケージング市場で一般的に使用される用紙タ イプに準拠しますが、印刷用紙に OBA が欠けていることがこの色の正確な調色に影響したため、許 容範囲外となってしまいました。このライブラリーの他の色は全て許容条件に合格しましたが、この 基材によって調色や印刷機のベタ/アミ点の再現がより困難な作業になりました。 基材は、ベタとアミ点の再現に重要な役割を果たします。従属スタンダードをマスタースタンダード と区別する 3 つの要素(印刷工程、基材、インキシステム)の内の 1 つに、基材専用に開発された スタンダードがあります。従って、印刷工程とインキシステムにマッチングする従属ライブラリーを 選択する際は、必ず基材色が一致していることを確認してください。上記の結果で確認されることは、 PantoneLIVE の従属ライブラリー条件に使用する基材を選択する際、「色」は評価すべき多くの要 素のほんの 1 つであるということです。白色点、OBA、ワニスやラミネート加工、インキフィルム 膜厚に関する詳細は、下記の PantoneLIVE リンクでご覧いただけます。 PantoneLIVE ライブラリーの仕様 または www.pantone.com/live
Page13

通常、従属スタンダードは印刷工程、基材、インキシステムに対する標準スタンダードとして開発さ れているため、そのスタンダードに近似すればするほど、より多くの色が再現可能となり、工程内の 許容範囲に収まります。逆にスタンダードから離れていれば、許容範囲から外れる色が出力される可 能性が高くなります。 今後の検査 これは包括的な研究ではありませんが、プロセス手順は今後の研究や異なるスタンダード、ライブラ リー、印刷属性・特徴の分析にも使用できるようになっています。 `