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【ホワイトペーパー・技術資料】リーンなカラーマネジメント:パッケージ コンバーターの効果的なリーン生産方式の実現に色が果たす役割

ホワイトペーパー

リーン方式で色の正確性と印刷の一貫性の確保、 プロセス管理の効率化を実現

■ ブランド企業が求めているのは、消費者のニーズの変化や規制の変更、あるいはその他の要因によるパッケージの変更に迅速に対応することだけではありません。こうした変化・変更に伴ってSKUの増加が見られるほか、地域、季節、イベントなど、さまざまな条件に応じて製品をカスタマイズする必要に迫られています。

■ その結果、ロットサイズがますます小さくなる中で、迅速なターンアラウンドを確保することが求められます。しかもそれを、長期の運用を高いコスト効率で処理するように設計された製造環境で実現しなければなりません。

■ 今や、ラベルやパッケージのコンバーターは、製造に関わるすべてのプロセスをこれまで以上に徹底的に検証して、付加価値が見込めない無駄な手作業などを製造プロセスから完全に排除しなければなりません。これが、高い品質と生産性を維持しながら、製造システムの無駄を最小限に抑えるための体系的な方法、リーン生産方式の本質です。

■ 詳細はホワイトペーパーをダウンロードしご覧いただくか、エックスライト(X-Rite)社にお気軽にお問い合わせ下さい。

■ 積分球分光測色計、多角度分光測色計、インラインでご使用いただける機種も含む非接触分光測色計、標準光源装置、色彩調色ソフトウェア(CCM:コンピュータ・カラー・マッチング)、色彩管理ソフトウェア等、色のコミュニケーション(カラーコミュニケーション)に課題をお持ちのお客様に、最適なソリューションを提案します。是非お問い合わせください。

このカタログについて

ドキュメント名 【ホワイトペーパー・技術資料】リーンなカラーマネジメント:パッケージ コンバーターの効果的なリーン生産方式の実現に色が果たす役割
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
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取り扱い企業 エックスライト社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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リーンなカラーマネジメントのために パッケージコンバーターの効果的なリーン生産方式の実現に色が果たす役割 はじめに 私たちは、あらゆるものが猛スピードで動く世界に生きています。ブランド企業が求めているのは、消費者のニーズの変化や規制の 変更、あるいはその他の要因によるパッケージの変更に迅速に対応することだけではありません。こうした変化・変更に伴ってSKU の増加が見られるほか、地域、季節、イベントなど、さまざまな条件に応じて製品をカスタマイズする必要に迫られています。その 結果、ロットサイズがますます小さくなる中で、迅速なターンアラウンドを確保することが求められます。しかもそれを、長期の運 用を高いコスト効率で処理するように設計された製造環境で実現しなければなりません。 今や、ラベルやパッケージのコンバーターは、製造に関わるすべてのプロセスをこれまで以上に徹底的に検証して、付加価値が見込 めない無駄や手作業などを製造プロセスから完全に排除しなければなりません。これが、高い品質と生産性を維持しながら、製造シ ステムの無駄を最小限に抑えるための体系的な方法、リーン生産方式の本質です。 リーン方式でも色の正確性を確保する 多くのコンバーターは、既に生産性向上と無駄の削減への取り組みを始めています。しかし、多大な無駄とやり直しの原因になる、 重要な要素を1つ見逃しています。それはカラー品質の管理です。カラー品質の管理では、例えば1つのジョブ内、そして複数のジョ ブ間で、一貫した色を作り出すことができなければなりません。またその色を、ブランド企業のグローバルサプライチェーンのメン バー間で統一することが重要です。 このホワイトペーパーでは、企業が色の品質管理を改善し、生産性と収益性を向上させる方法を説明します。また、コンバーターが 現在の状態を評価し、目的とする状態を定義し、その達成に必要な投資の利益率(ROI)を計算するのに役立つ各種ツールに関する情 報も示します。 こうした戦略を採用した企業の多くが、インクから印刷、 品質管理に至るまで、色の測定や管理に関する投資のROI実 「ColorCert(統計的プロセス管理)によって、ICCプロファイ 現が早いことに驚いています。また、色の測定と管理のた ル、インクの調色、校正刷りなどに関して、それまでは気づかな めに厳格なワークフローを確立することで、色の品質が大 かった問題が可視化されました」 幅に向上することも意外だったようです。 - Ultimate Packaging社(UK)Color Management Program担当Vincent Whatley氏
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リーン生産方式に対応した、色に関連するツール、ヒント、手法 先見の明のあるパッケージコンバーターは、市場の動向に合わせて、業務の仕組みを変えてきました。そして、変化のスピード がますます速くなる世界に遅れないように、パッケージ印刷とコンバージョンについて古くからある実証済みの方法の再評価が 行われています。目標とする結果が得られていることから、多くのコンバーターが既存のプロセスに満足しています。しかし、 時間の無駄や非効率性によって、成長の可能性や重要な競争上の優位が損なわれることがあり得ます。再評価のプロセスは、業 務の現状分析、将来に向けたビジョンの確立、ギャップの特定から始まります。これを一般的にバリューストリームマッピング と呼びます。 バリューストリームマッピング バリューストリームマッピングは、製品またはサービスを顧 客に届けるまでの一連のイベントについて、現状分析と将来 のデザインを行うためのリーンマネジメント方式です。これ は複雑なパッケージサプライチェーンを含め、ほぼあらゆる バリューチェーンに適用できます。 バリューストリームマッピングは、製品またはサービスの完 成までのプロセスにおけるすべてのステップを、視覚的に表 すものです。サプライヤーから社内、そして顧客に至る、素 材のフローを表します。このツールを使用すれば、生産性や スループット、ひいては収益性に影響する制約、余剰在庫、 その他の障害や断絶など、ワークフロー内で遅延が発生して いる部分が一目で分かります。これは、パッケージ製造プロ セスの無駄をなくす出発点として活用できます。次のような 効果が得られます。 • 潜在的な改善の機会とその優先順位を特定し、変化を先取りして、必要なプロセスを把握できます。 • 断片的な最適化ではなく、プロセス全体を確認して理解し、改善のための総合的な戦略を策定することで徹底した評価が可能 になります。 • 現象に対処するだけでなく、根本原因である問題を修正できます。 物理世界とバーチャル世界のバランス 複雑なサプライチェーン全体で色の一貫性を確保するには、最初の段階で、誰もが理解できる明確な方法で色を指定する必要があ ります。従来、ブランド企業やデザイナーは多様な手法を利用して色指定を行ってきました。複雑なサンプルやモックアップを作 成したり、従来型のPantone Matching Systemで、Pantoneフォーミュラガイドなどの物理的な基準に頼っていました。カラー管 理プロセスでは必ずどこかで目視評価が行われるため、特に色の選択と定義の初期段階では、こうしたアプローチは現在も有効で す。 しかしブランド企業やデザイナーは、市場投入までの時間を短縮し、サプライヤーや関係者に色を効率的伝達する方法を求めてい ます。そのため、バーチャルデザイン手法の利用が増えています。これは、最終状態をAdobe Illustratorなどのデスクトップアプ リケーションで作成する方法から、Eskoなどの企業のソリューションを使用して、サンプルやモックアップを作成する前にリア ルなバーチャルパッケージを作成できる、より複雑で現実的な3次元(3D)デザインまでさまざまです。このアプローチの特徴 は、色を数字で指定することにあります。物理的サンプルに対する目視評価に頼る代わりに、サプライヤーには、製造プロセスで 基準となる特定の分光値が与えられます。つまり市場は、カラー品質の視覚的、物理的なレビューから、分光値による実証的なア プローチに移行しているのです。そこでは測定装置によって、解釈の余地のない一貫性のある再現可能な結果が得られます。
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X-Rite PantoneはオープンソースのCxFファイル形式などを提供して、こうした動きの基盤を担ってきま した。CxFは現在、印刷やパッケージ作成における色の伝達と検証のための業界標準になっています。現 在では、CxF規格に基づくクラウドベースの色指定エコシステムであるPantoneLIVEなど、CxFをベース として、色の伝達をさらに効率的にする堅牢なソリューションが提供されています。PantoneLIVEなどの システムを明確な色の基準とすることで、ブランド企業やパッケージコンバーターは、ブランドカラーの 正確な仕様を取得できるだけでなく、使用する印刷技術、インクシステム、被印刷体に応じた仕様も取得 できます。白い段ボールと茶色のクラフト紙では、同じ仕様に基づく色が違って見えることは明らかで す。PantoneLIVEで34のパッケージ専用ライブラリを利用すれば、パッケージサプライチェーンのすべて の関係者が、期待値に沿った色を確信を持って作成できるようになります。 このようなスタンダードプロセスをサプライチェーン全体で活用することで、メーカーが自社独自のワークフローに従うことで 生ずる不一致が解消されます。独自のカラーマネジメントプロセスを持つ多数のサプライヤーが関わる、グローバルサプライ チェーンでは特に有効です。サプライヤーごとに差異があると、最終的に店頭に並んだパッケージに色差が生じてしまいます。 目視評価手法の改善 デジタルスタンダードや、データを活用した色の指定、測定、管理の手法が積極的に採用されるようになっても、品質保証プロ セスでは、各所で人間による目視評価が必要です。ここで重要になるのは、管理された照明条件の下で目視評価を行うことで す。サンプルを真昼の駐車場に持ち出して色を評価しても、信頼性のある結果は得られません。それよりも、昼光、蛍光灯、白 熱灯、さらにはLEDなど、現実世界と同様のあらゆる照明条件の下で印刷出力を評価すべきです。リーン生産方式でも、この部 分では手作業を省くことはできません。パッケージが店頭に並べられたときに、あるいは消費者の自宅に置かれたときに正しい 外観が得られていなければ、やり直しや消費者の不満が生じ、結局はすべてのプロセスが無駄に終わることになります。リーン 生産の考え方から完全に外れてしまいます。 プロセス管理の重要性 既に述べたように、今日のパッケージワークフローは複雑であり、多くの場合複数のブランドオーナー、デザイン事務所、プリ メディアの専門家、プレートやインクのメーカーが製造ワークフローに関与します。それが、正確な色と印刷の一貫性の確保を 難しくします。製造品質のリアルタイムの測定とレポートから成るプロセス管理を導入することで、パッケージコンバーターは 人間の目に触れる前にエラーを素早くキャッチし、問題を修正し、期待どおりの製品を確実にクライアントに届けられるように なります。それによって、多くの場合、クライアントによる現場での品質チェックが不要になり、関係者全員の時間とコストが 削減され、リーンな製造プロセスが実現します。 こうしたニーズに応えるために、X-RiteはColorCert Suiteを開発しました。これは、組織内外の全関係者が色を簡単に伝達でき るプロセス管理ソリューションです。プリプレスからインクルーム、製造プロセス管理にわたって正確な色と印刷仕様を管理 し、従来の情報サイロを1つの共通のワークフローに統合できます。ColorCert Suiteは、印刷プロセス、被印刷体、業界標準がど のようなものであれ、CMYK、広色域、スポットカラーの複雑なワークフローを適切に管理できるように、ゼロから開発された ソリューションです。モジュール型のツール群によって色の伝達が効率化され、実用的なデータが得られるとともに、既存の 人、プロセス、技術をフルに活用できるようになります。 IColorCert ScoreCard Serverは、業務ベースのデスクトップツールを提供するだけでな く、リーンなワークフローの構築にも貢献します。クラウドベースのポータルである ScoreCard Serverによって、印刷品質の全体を概観し、品質レベルをまとめて確認し、 各種の基準でフィルタリングされた指標を統合することが可能になります。すべてのオ ペレーター、印刷方式、シフト、場所を包含した、プロセス管理に対する理想的なアプ ローチです。クライアントがリアルタイムのパフォーマンスデータにアクセスできるた め、クライアントの信頼とロイヤルティも大きく向上します。
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リーンなカラーマネジメントのために バリューストリームマッピングプロセスを完了し、ギャップを特定し、そのようなギャップを埋めてリーンな製造プロセスを実現する 各種のツール、手法、技術について学習してきました。次のステップは導入です。 プロセスは、デザインと色指定から始まるのが理想です。製造チームが使用するものと同じファイル形式で色を指定することで、最後 まで正確な伝達が可能になります。CxFでも、さらにはPantoneLIVEを使用する場合でも、このアプローチでは関係者すべてが同じ言 語を使用します。顧客がこのレベルの正確性に対応していない場合は、非常に早い段階からプロセスに関与させる必要があります。 次のステップは調色です。そのために、印刷とパッケージングにおけるインクの調色プロセスを自動化する、X-RiteのInkFormulation Softwareなどのツールが用意されています。調色が効率的に行われないと、時間とリソースの無駄が発生します。リーン生産戦略で重 要な要素になるのが、調色プロセスの効率化です。 プリプレスから印刷室に至るプロセスには、時間と手作業を省く余地が数多くあります。X-Rite eXact Scanのような分光測色計を調 色、プリプレス、製造のあらゆる段階で利用することで、正確な測定が確保されます。その測定値がInkFormulation Softwareや ColorCertに自動的にインポートされることで、リーンな製造プロセスを実現するエンドツーエンドのソリューションが確立されるの です。 もちろん、Judge QCなどのライトブースを使用すれば、管理された照明条件の下で目視評価を行うことができます。そしてColorCert Suiteをプロセス管理に導入することで、エンドツーエンドのカラーマネジメントが完全なものになります。これはラベルやパッケー ジ作成にリーン生産方式を導入するうえで不可欠な要素です。 そしてX-Riteのエキスパートが、バリューストリームマッピングから既存のリーンプロセスの微調整まで、運用を次のレベルに進める ための支援を提供します。リーン生産方式を導入すべきであるか、まだ確信が持てないかもしれません。その場合は当社のROIカリ キュレーターをお試しください。リーン方式への投資効果がどれだけ早く現れるかご確認いただけます。www.xrite.comではその他に も、リーン生産方式を進めるうえで役に立つさまざまなリソースを提供しています。 当社はColor as you Imagined It(思い通りのカラー)を最も効率的に実現できるよう、全力でサポートします。 X-Riteは、アメリカ合衆国その他の国におけるX-Rite, Incorporatedの登録商標または商標です。PANTONE©、PantoneLIVEその他のPantone商標については、Pantone LLCが所有しています。その 他の商標または登録商標は全て、それぞれの所有者に帰属します。 © X-Rite, Inc. 2021. All rights reserved. エックスライトライト社 〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟6F TEL:03-6374-8734 URL:https://www.xrite.co.jp/