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【活用事例】印刷業界のローラー社様・エックスライト社と小森コーポレーションの最新テクノロジーを用いて印刷品質を刷新しました。

事例紹介

パッケージ印刷にエックスライト社の最新色測定のテクノロジーを採用しました。 ジョブごとの一貫性の向上かつ移動作業の簡素化。スタートアップ時により 少ないシート数でカラーマッチングを迅速に行えました。

■ 消費者が本を表紙で判断するのと同様、店頭で商品を購入する際の決定要因としてパッケージに影響されるため、統一した鮮やかな色のブランドイメージを提供することが不可欠です。色が少しでも異なると「古い商品」というイメージにつながってしまいます。誰でも新しく新鮮な商品を選び、外観が少しでも異なる商品は購入しない傾向にあります。

■ そのため、X-Rite ハードウェアと測色ソフトウェア PDC-SII システムを採用ました。アップグレードシステムは、より優れた速度と精度を提供します。その結果、測色・管理システムに最新テクノロジーを取り入れることで試刷時間が短縮しジョブごとの一貫性が向上することができ、カラーマッチングを迅速に行うこともできました。

■ 詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、エックスライト(Xrite)社にお気軽にお問い合わせ下さい。

■ 積分球分光測色計、多角度分光測色計、インラインでご使用いただける機種も含む非接触分光測色計、標準光源装置、色彩調色ソフトウェア(CCM:コンピュータ・カラー・マッチング)、色彩管理ソフトウェア等、色のコミュニケーション(カラーコミュニケーション)に課題をお持ちのお客様に、最適なソリューションを提案します。是非お問い合わせください。

このカタログについて

ドキュメント名 【活用事例】印刷業界のローラー社様・エックスライト社と小森コーポレーションの最新テクノロジーを用いて印刷品質を刷新しました。
ドキュメント種別 事例紹介
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取り扱い企業 エックスライト社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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v 「我が社は、クライアントをサポ ートするソリューションの開発が 重要だと考えています。なぜなら 事例研究 イノベーションが成功を導くから です。常にテクノロジーの最先端 を行くために日頃の努力を惜しみ ません。」 ローラー社は、エックスライト社の最新テクノロジーを用いて 小森コーポレーション製の印刷機を刷新 ローラー社 | 印刷業界 | 米国 課題: ソリューション: 結果: 世界の有名ブランドのパッケージを製造する ローラー社は、コモリ・アメリカ・コーポ 新しいシステムはより迅速にシートを測定し ローラー社は、正確なパッケージ色を印刷す レーションおよびエックスライト社に相談 データを出力します。分光データを保存・参 ることを最優先にしています。そこで同社 し、5 台の小森製印刷機のオートカラーバー 照する機能は、濃度のみに対応する機能とは は、測色・管理システムに最新テクノロジー スキャン機能を、さらに高度なハードウェ 異なり、メイクレディ(試刷)時間を短縮。 を取り入れることを検討しました。 アと測色ソフトウェアを用いた X-Rite PDC- ジョブごとの一貫性を向上します。X-Rite SII システムへとアップグレードすることに PDC-SII は、XRGA 対応のビルトイン機能を活 しました。 用し、使用する印刷機や流通システムに応じ てジョブの移動作業を簡素化します。
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事例研究 荷用挿入物、プラスチック熱成形ブリスター、クラムシェルに使用される印刷機 ローラー社は、プレスルーム作業を簡素化し効率を高めるため、エックスライ 材を製造する作業を統合整理することができました。 ト社のテクノロジーを採用することで、既存の小森製印刷機の高品質を維持す ることにしました。 ローラー社の事業運営担当役員のスコット・スレーター氏は次のように話して います。「弊社のクライアントは常に、ブランド色の一貫性をもたらす優れ たソリューションを期待しています。弊社ではコントロールポイントとして LSD(ライト=明るい、スタンダード=標準、ダーク=暗い)を使用していま すが、業界基準はより厳格なものとなってきており、フルスペクトルを測定し て L*a*b* 値を出力することが一般的になりつつあります。」 スレーター氏は次のようにも話しています。「Komori PDC-SII は改善された X-Rite ハードウェアと測色ソフトウェアを採用しており、フルスペクトルデー タを測定すると共に色濃度レベルを分析する機能を備えています。アップグレ ードシステムは、より優れた速度と精度を提供します。」 北米だけでも 2,500 台以上が稼働している PDC-SII システムは、印刷シート上のカラーバーを測定 し、濃度、ドットゲイン、色、色差を測定後、データを分かりやすく表示しま エナジャイザー、スタンレー、ブラック・アンド・デッカー、3M を始めとす す。システムには調整に必要な量を印刷機に出力する機能が付いており、印 る世界の有名ブランドのクライアントを持つローラー社にとって、正確なパ 刷中に濃度変動があった場合に濃度値から計算されるデータを表示します。 ッケージ色を印刷することは不可欠です。 PDC-SII は新しい分光測定値をサポートするため、特色の測定にも効果を発揮 します。 消費者が本を表紙で判断するのと同様、店頭で商品を購入する際の決定要因と してパッケージに影響されるため、統一した鮮やかな色のブランドイメージを ローラー社のカラーマネージャーを務めるリチャード・クライン氏は次のよう 提供することが不可欠です。色が少しでも異なると「古い商品」というイメー に発表しました。「PDC-SII のアップグレードを活用した新しいシステムは、よ ジにつながってしまいます。誰でも新しく新鮮な商品を選び、外観が少しでも り迅速にシートを測定しデータを出力します。分光データの保存・参照機能は 異なる商品は購入しないものです。 濃度のみ対応の機能とは異なり、繰り返し作業にさらに良好なスターティング ポイントを提供します。その結果、試刷時間が短縮しジョブごとの一貫性が向 カラー業界のリーダーであるパントン社の調査によると、60% 以上の消費者は 上します。」 商品を購入する際、パッケージの色を考慮することが分かっています。また 60% 以上が、変色したパッケージの商品は素通りすると報告されています。 同氏は、ローラー社がアップグレードした PDC-SII から出力される分光データ を活用することで、インクキーのプリセットを作成していると話しています。 最新テクノロジーに多大な投資を行うローラー社では、オハイオ州の本拠地、 「これにより、新規ジョブを適切なレベルで開始することができるようになり ジョージア州、イリノイ州、アリゾナ州の各工場で印刷される基材が常に顧客 ました。システムの保存スペースも増え、より多くの作業データを保存するこ の色仕様を満たせるよう、コモリ・アメリカ・コーポレーションおよびエック とが可能。繰り返し作業においては、事前に作業データを参照できるため、ス スライト社の専門家に相談を持ちかけました。その結果、5 台の小森製印刷機の タートアップ時により少ないシート数でカラーマッチングを迅速に行うことが オートカラーバースキャニング機能をアップグレードし、外箱パッケージ、出 できます。」
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v 事例研究 本システムのもう一つの特徴は、エックスライト社のグラフィックアートのス タンダード(XRGA)が搭載されていることにあるとクライン氏は話します。 XRGA は異なる装置やソフトウェアを使用するワークフローにおいて高品質な データ交換を可能にします。これはローラー社が、印刷機と流通システムに応 じてジョブを実行するにあたり非常に重要な点です。 昨年新しいシステムを導入後に精密な ROI レポートを始めたスレーター氏は次 のようにコメントしています。「アップグレードにより、顧客からの印刷変 動と色値に対する心配が明らかに低減しました。」またこのアップグレード 用語解説 は、GRACoL G7、ISO 基準、またクライアント独自の仕様に準拠した印刷に使 CGATS: グラフィックアート テクノロジー スタンダード委員会 用できる重要な情報を提供します。 CxF: カラーエクスチェンジフォーマット D50: 昼光、5000°K ローラー社は常に顧客満足を最優先としています。同社は 1973 年に創立され ISO: 国際標準化機構 て以来、ブリスター/スキン印刷されたパッケージと熱成形パッケージ市場に LED: 照明発光ダイオード おいて認識されてきたリーダー企業です。ローラー社は顧客のコスト節約と市 LSD: 明るい、標準、暗い 場への進出時間を重視するため、試作品パッケージの製造からボール紙の印刷 M: 測定モード まで、ワンストップでフルサービスを行います。デザインコンセプトから最終 nm: ナノメートル 製品までのプロジェクトを遂行するローラー社では、最高級の品質と生産力を UV: 紫外線 顧客に提供しています。 XML: エクステンシブル マークアップ ランゲージ スレーター氏は次のように話しています。「我が社はプロセスと品質の継続的 XRGA: エックスライト社によるグラフィックアートのスタンダード 改善に努めています。弊社では社内外を問わず、クライアントに役立つソリュ ーションの開発に投資することが重要だと考えています。なぜならイノベーシ ョンが成功に導くからです。常にテクノロジーの最先端を行くために日頃の努 力を惜しみません。」 ビデオジェット・エックスライト株式会社 〒135-0064 東京都 江東区青海2-5-10 テレコムセンター 西棟 6F Tel: 03-5579-6545 Fax: 03-5579-6547 L10-498-JA (2015 年 8 月)