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オリジナル超音波システムの開発技術
超音波システム研究所は、
超音波プローブによる
スイープ発振による超音波の伝搬制御技術を開発しました。
超音波発振制御プローブの伝搬特性により、
利用目的と相互作用に合わせた、
各超音波プローブ毎に、スイープ発振の条件設定を行います。
対象物や装置・水槽、治工具・・の振動モードを考慮することで、
システムの振動系に合わせた、スイープ発振条件により、
低周波の共振現象を制御することが、可能になります。
30W程度の出力でも
3000-5000リットルの水槽内に
高い音圧・周波数の超音波振動を伝搬制御することが可能になります。
このカタログについて
ドキュメント名 | 超音波プローブによるスイープ発振制御技術 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 3Mb |
取り扱い企業 | 超音波システム研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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超音波プローブによるスイープ発振制御技術
(オリジナル超音波システムの開発技術)
2023.9.1 超音波システム研究所
超音波システム研究所は、
超音波プローブによる
スイープ発振による超音波の伝搬制御技術を開発しました。
超音波発振制御プローブの伝搬特性により、
利用目的と相互作用に合わせた、
各超音波プローブの音響特性に合わせて、スイープ発振の条件設定を行います。
対象物や装置・水槽、治工具・・の振動モードを考慮することで、
システムの振動系に合わせた、スイープ発振条件により、
低周波の共振現象を制御することが、可能になります。
20W程度の出力でも
3000-5000リットルの水槽内に、目的に合わせた
音圧・周波数の超音波振動・刺激を伝搬制御することが可能になります。
Page2
<<具体例>>
ダイナミックな変化として、低周波の共振現象と同時に、
超音波プローブの1~10MMHzのスイープ発振条件により、
10次、30次、100次・・・高調波の発生を実現が、
精密洗浄やナノレベルの分散・・に応用出来ます。
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ポイントは、音圧データの測定・解析に基づいた
システムのダイナミックな振動特性を解析・評価することです。
目的に適した超音波の状態を示す
新しい評価基準(パラメータ)を設定・確認(注)しました。
同時に、超音波プローブの製造技術も発展させることが出来ました。
注:
非線形特性(バイスペクトル・自己相関の変化)
応答特性(インパルス応答特性)
ゆらぎの特性(システムの系による固有の振動モード)
相互作用による影響(パワー寄与率)
統計数理の考え方を参考に
対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
オリジナル測定・解析手法を開発することで
振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について
新しい技術として開発しました。
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詳細な、スイープ発振・・・の設定条件は
超音波プローブや発振機器の特性も影響するため
実験確認に基づいて決定します。
特に、ファンクションジェネレーターは、高周波の連続発振に関して、
メーカー固有の特性があるため、測定解析確認が重要です。
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これまでの実績をベースに、
超音波の伝搬状態と対象物に伝搬する超音波について
新しい非線形パラメータが大変有効である事例が増えています。
1)振動モードの検出(自己相関の変化)autcor:自己相関の解析関数
2)非線形現象の検出(バイスペクトルの変化)bispec:バイスペクトルの解析関数
3)応答特性の検出(インパルス応答特性の解析)mulmar:インパルス応答の解析関数
4)相互作用の検出(パワー寄与率の解析)mulnos:パワー寄与率の解析関数
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複数の超音波発振・液循環・・・各種制御の組み合わせは、
以下の項目を目的に合わせて最適化します。
1)共振現象と非線形現象:最大伝搬周波数の設定
2)相互作用と各種機器・部材・・の音響特性
3)音と超音波と表面弾性波
4)低周波と高周波(高調波と低調波):超音波出力と強度バランス
5)発振波形と出力:波形精度に合わせた出力の最適化
6)発振制御と共振現象(オリジナル非線形共振現象(注1))
7)装置固有の振動モードとスイープ発振条件:スイープ時間
8)スイープ発振とパルス発振の組み合わせ:共振現象の調整
9)環境による振動モード
(床面、自動車、電車、・・による振動現象)
・・・
上記について
音圧測定データに基づいた
統計数理モデル(スペクトルシーケンス (注2))により
表面弾性波の新しい評価方法で最適化します。
(注1)オリジナル非線形共振現象
オリジナル発振制御により発生する高次の高調波を
ダイナミックな時間経過の変化で発生する共振現象により
高い振幅で高い周波数を実現させたことで起こる
超音波振動の共振現象
(注2)超音波の変化を、抽象代数の圏論やコホモロジーの
スペクトルシーケンスに適応させるといった
オリジナル方法を利用した表現(統計数理モデル)
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例1
1)1.0MHz~15MHzのスイープ発振制御1
2)0.6MHz~ 5MHzのスイープ発振制御2
3)42kHz 26W(超音波洗浄器)
例2
1)3MHz~20MHzのスイープ発振制御1
2)60kHz~3MHzのスイープ発振制御2
3)42kHz 35W(超音波洗浄器)
Page9
例3
1)800kHz~22MHzのスイープ発振制御1
2)100kHz~11MHzのスイープ発振制御2
3)42kHz 35W(超音波洗浄器)
例4
1)3MHz~20MHzのスイープ発振制御1
2)60kHz~3MHzのスイープ発振制御2
Page10
例5
1)1MHz~12MHzのスイープ発振制御1
2)80kHz~7MHzのスイープ発振制御2
標準設定
3MHz~20MHzのスイープ発振制御
注:超音波洗浄器の水槽表面に関して、
超音波発振制御プローブと
脱気ファインバブル発生液循環装置により
表面残留応力緩和・均一化処理を行っています。
均一化の効果として、
200MHz以上の高調波による超音波制御が実現しています。
Page11
<<超音波システム>>
統計的な考え方を利用した超音波
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超音波技術:多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析
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Page12
超音波の音圧測定・解析システムと超音波発振制御システム
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超音波発振システム(1MHz、20MHz)
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超音波システム(音圧測定解析、発振制御)
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音圧測定解析に基づいた、超音波システムの開発技術
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超音波の非線形現象を評価する技術
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二種類の超音波プローブを発振制御する技術
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2台のファンクションジェネレーターの利用技術
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Page13
超音波発振制御システム2023(25MHz 2ch 200MSa/s)
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超音波技術資料「イプロス 2023/02」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1905
超音波技術資料「イプロス 2023/08」
http://ultrasonic-labo.com/?p=17379
超音波技術資料(アペルザカタログ)
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【本件に関するお問合せ先】超音波システム研究所
メールアドレス info@ultrasonic-labo.com
以上