1/19ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(4.4Mb)

超音波のダイナミック特性を評価する技術

事例紹介

超音波の伝搬特性(非線形特性、応答特性、ゆらぎの特性、相互作用)

超音波システム研究所は、
 超音波利用に関して、
 <統計的な考え方>を利用した
 効果的な「測定・解析・評価方法」に関する技術を開発しています。

<統計的な考え方について>
 統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
 具体的なものとの接触を通じて
 抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
 これが統計数理の特質である

超音波の研究について
「キャビテーションの効果を安定させるには統計的な見方が不可欠」

<モデルについて>
モデルは対象に関する理解、予測、制御等を
効果的に進めることを目的として構築されます。

正確なモデルの構築は難しく、
常に対象の複雑さを適当に"丸めた"形の表現で検討を進めます。
その意味で、
モデルの構成あるいは構築の過程は統計的思考が必要です。

<モデルと現状のシステムとの関係性について>
( 考察する場合の注意事項 )

1)先入観や経験は正しくないことがあると考える必要があります

2)モデルの本質を考えるためには、
 圏論(注)を利用することが有効だと考えています
 (実際に応用化学や量子論などで積極的に利用されています)

注:圏論は、数学的構造とその間の関係を抽象的に扱う数学理論

<論理モデルの作成について>
(情報量基準を利用して)

1)各種の基礎技術(注)に基づいて、対象に関する、

 D1=客観的知識(学術的論理に裏付けられた理論)
 D2=経験的知識(これまでの結果)
 D3=観測データ(現実の状態)

  からなる 「情報データ群 」、DS=(D1,D2,D3) を明確に認識し
  その組織的利用から複数のモデル案を作成する

2)統計的思考法を、
   情報データ群(DS)の構成と、
   それに基づくモデルの提案と検証の繰り返し
   によって情報獲得を実現する思考法と捉える

3) AIC の利用により、
   様々なモデルの比較を行い、最適なモデルを決定する

4) 作成したモデルに基づいて
   超音波装置・システムを構築する

5) 時間と効率を考え、
 以下のように対応することを提案しています

5-1)「論理モデル作成事項」を考慮して
   「直感によるモデル」を作成し複数の人が検討する

5-2)実状のデータや新たな情報によりモデルを修正・検討する

5-3)検討メンバーが合意できるモデルにより
   装置やシステムの具体的打ち合わせに入る

上記の参考資料
 1)ダイナミックシステムの統計的解析と制御
   :赤池弘次/共著 中川東一郎/共著:サイエンス社
 2)生体のゆらぎとリズム コンピュータ解析入門
   :和田孝雄/著:講談社 

このカタログについて

ドキュメント名 超音波のダイナミック特性を評価する技術
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 4.4Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 超音波システム研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

このカタログの内容

Page1

超音波のダイナミック特性を評価する技術 超音波システム研究所は、超音波利用に関して、 <統計的な考え方>を利用した 効果的な「測定・解析・評価方法」に関する技術を開発しています。 <統計的な考え方について> 統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、 具体的なものとの接触を通じて 抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、これが統計数理の特質である
Page3

<< 超音波の音圧データ解析 >> 1)時系列データに関して、 多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析により 測定データの統計的な性質(超音波の安定性・変化)について 解析評価します 2)超音波発振による、発振部が発振による影響を インパルス応答特性・自己相関の解析により 対象物の表面状態・・に関して 超音波振動現象の応答特性として解析評価します 3)発振と対象物(洗浄物、洗浄液、水槽・・)の相互作用を パワー寄与率の解析により評価します 4)超音波の利用(洗浄・加工・攪拌・・)に関して 超音波効果の主要因である対象物(表面弾性波の伝搬) あるいは対象液に伝搬する超音波の 非線形(バイスペクトル解析結果)現象により 超音波のダイナミック特性を解析評価します この解析方法は、 複雑な超音波振動のダイナミック特性を 時系列データの解析手法により、 超音波の測定データに適応させる これまでの経験と実績に基づいて実現しています。 注:解析には下記ツールを利用します 注:OML(Open Market License) https://www.ism.ac.jp/ismlib/jpn/ismlib/license.html 注:TIMSAC(TIMe Series Analysis and Control program) https://jasp.ism.ac.jp/ism/timsac/ 注:「R」フリーな統計処理言語かつ環境 https://cran.ism.ac.jp/
Page17

統計的な考え方を利用した超音波 http://ultrasonic-labo.com/?p=12202 超音波技術:多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析 http://ultrasonic-labo.com/?p=15785 音圧測定解析に基づいた、超音波システムの開発技術 http://ultrasonic-labo.com/?p=15767 <<< 論理モデル >>> 通信の数学的理論 http://ultrasonic-labo.com/?p=1350 音色と超音波 http://ultrasonic-labo.com/?p=1082 モノイドの圏 http://ultrasonic-labo.com/?p=1311 物の動きを読む<統計的な考え方> http://ultrasonic-labo.com/?p=1074 超音波の洗浄・攪拌・加工に関する「論理モデル」 http://ultrasonic-labo.com/?p=3963
Page18

<<< ダイナミック制御 >>> <超音波のダイナミック制御技術> http://ultrasonic-labo.com/?p=2301 超音波のダイナミック制御技術を開発 http://ultrasonic-labo.com/?p=2015 オリジナル技術(液循環) http://ultrasonic-labo.com/?p=7658 <超音波のダイナミックシステム:液循環制御技術> http://ultrasonic-labo.com/?p=7425
Page19

<<超音波システム>> 超音波の音圧測定解析システム(オシロスコープ 100MHz タイプ) http://ultrasonic-labo.com/?p=17972 超音波の音圧測定解析システム「超音波テスターNA」 http://ultrasonic-labo.com/?p=16120 超音波システム(音圧測定解析、発振制御 10MHz タイプ) http://ultrasonic-labo.com/wp- content/uploads/a11b84107286cec4d7eb0b5e498d2636.pdf 超音波システム(音圧測定解析、発振制御 100MHz タイプ) http://ultrasonic-labo.com/wp- content/uploads/1b3c6538707aa2b25f8a161324b9421d.pdf オリジナル超音波システムの開発技術 http://ultrasonic-labo.com/?p=1546 表面弾性波の利用技術 http://ultrasonic-labo.com/?p=7665 精密測定プローブ http://ultrasonic-labo.com/?p=11267 超音波の音圧測定解析データを公開 http://ultrasonic-labo.com/?p=2387 超音波発振システム(20MHz)の製造販売 http://ultrasonic-labo.com/?p=1648 メガヘルツ超音波による表面改質処理 http://ultrasonic-labo.com/?p=2433 【本件に関するお問合せ先】 超音波システム研究所 メールアドレス info@ultrasonic-labo.com ホームページ http://ultrasonic-labo.com/ 以上