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セミナー:超音波洗浄の「基礎技術」

製品カタログ

超音波とファインバブルを利用した洗浄技術

超音波システム研究所は、
下記の通り、オンラインセミナーを行います。

タイトル
 超音波洗浄の「基礎技術」

参加者 1名(あるいは1会場に対して1対1の対応)

費用 2万円(税込み 22000円)

時間 120分(例 10:00-12:00、 13:00-15:00)
    予備(12:00-12:30、 15:00-15:30)

日程 調整

その他

1)PCをご利用ください
2)Zoom利用
3) テキストはFILEPOSTで送ります
  (サイズ 43.6 MB (45,756,879 バイト))

詳細
セミナー:超音波洗浄の「基礎技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=14513

■概要
 受講者一人に対してオンラインセミナーを行います
 超音波洗浄について、経験と実績に基づいた
 最新の超音波洗浄技術、具体的なノウハウ説明と
 ディスカッションを行います

興味のある方はメールで
 希望日時、希望内容、・・連絡してください。
 希望内容に対するセミナーを提案させて頂きます。 

<開催主旨>

これまでの超音波洗浄経験から
洗浄に対する取り組みは
洗浄物の表面を伝搬する超音波の非線形現象が重要です
このような洗浄原理の解明に基づいて、
新素材・新加工方法・新製造技術・・・
の進歩への対応が可能になります。
ナノレベルの洗浄では
経験や勘での対応によるアイデア不足が指摘されます。

一度基本的な洗浄を見直す機会として
洗浄の根本(基本)を説明するセミナーとして
動画を利用しながら
洗浄事例や洗浄ノウハウを説明したいと考えます


<プログラム>
例 13:00-15:00の場合

はじめに 13:00-13:25

セミナー
1.洗浄の基礎知識(概要を簡単に紹介)
13:25-13:35
 1.1 洗浄の目的と原理
 1.2 洗浄のエネルギー
 1.3 洗浄の方法
 1.4 一般的な洗浄プロセス
 1.5 洗浄液(洗剤、溶剤…)
 1.6 洗浄効果の確認・評価方法
 1.7 洗浄システムの具体例

2.各種動画による説明(概要を簡単に紹介)
13:35-13:55
 2.1 洗浄技術の説明
 2.2 超音波とファインバブルについての説明
 2.3 洗浄ノウハウの説明

<<超音波洗浄技術の実務への応用>>
(テキスト内容を説明)
13:55-15:00
3.超音波洗浄技術

 3.1 超音波洗浄の基礎事項(キャビテーション)

 3.2 超音波の最適化技術(ダイナミック制御)

 3.3 超音波洗浄の本質(非線形現象としての音響流)


15:00-15:30
4.質疑応答・ディスカッション

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このカタログについて

ドキュメント名 セミナー:超音波洗浄の「基礎技術」
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 43.6Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 超音波システム研究所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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ファインバブルを利用した超音波洗浄の基礎技術 日 時:2021年 *月 *日 13:00~15:00 【オンラインセミナー】 超音波システム研究所 斉木
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はじめに 洗浄の現実と対策 適切な、学習・実験・検討による 経験の積み重ねが洗浄レベルの向上に結び付く 「超音波洗浄機・キャビテーション・・により洗浄できる」 と言った単純な考え方では洗浄の改善はできない 1:超音波洗浄の主要因は非線形現象(音響流)である 2:目的に有効な超音波の測定・解析・確認が重要 3:洗浄プロセスのシステムとしての改善が重要
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脱気・ファインバブル(マイクロバブル)発生液循環装置 洗浄液を均一な(溶存気体濃度の分布)状態にすることで 超音波が水槽内の液体全体に、均一に効率よく伝搬する 吐出力の高いポンプの、吸い込み側のホースを絞る 安価なポンプの利用でファインバブルは簡単に発生する 適切な液循環の実現には総合的な技術が必要
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1)超音波洗浄の主要因は、音響流(非線形現象) 音響流のダイナミック制御が超音波洗浄技術 2)現状への応急対策 現状の洗浄装置に、非線形振動現象を追加する *洗浄液の均一化(5-6万円程度のマグネットポンプ) *低価格の機器(超音波発振システム)により 変化するメガヘルツの超音波を追加する 洗浄効果の大きい非線形振動の伝搬を実現する 3)恒久対策 洗浄物・洗浄水槽・洗浄液・・・洗浄目的に合わせた 制御条件(超音波、ポンプ、搬送装置、・・)と 超音波の伝搬条件(キャビテーション・音響流)の最適化 を統計数理に基づいて追求し続ける (統計数理の継続的な学習が必要)
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非線形振動現象の制御システム
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超音波発振システム20MHzタイプ http://ultrasonic-labo.com/wp-content/uploads/cec37b87b71060c758e71ebe14a0b5c4.pdf
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非線形振動の伝搬現象を発生させる1-24MHzの超音波発振制御
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非線形振動の伝搬現象を発生させる1-24MHzの超音波発振制御
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非線形振動の伝搬現象を発生させる 1-24MHzの超音波発振制御 超音波のダイナミック制御 パルス発振とスイープ発振
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1)超音波の複雑な現象は誰も正確に理解していない 2)どのような 超音波現象も、調べるときりがない 3)超音波利用に対する 独自の対象物・加工方法・・・を考慮した オリジナルの利用技術開発を行う 4)実験・検討・経験・学習・・・ (メーカや識者・各種情報・・に迷わされなければ) 必ず、未知の部分への挑戦になります 従って 自分で考え追及する ことが必要 例 超音波を減衰させる効果を組み合わせることで、 減衰対策が実現できる場合もあります
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1.洗浄の基礎知識 (1).洗浄の目的と原理 (2).洗浄のエネルギー a.汚れと付着力 b.洗浄と表面エネルギー (3).洗浄の方法 a.物理作用 b.化学作用 c.マイクロバブル(ファインバブル) (4).一般的な洗浄プロセス (5).洗浄液(洗剤、溶剤、・・・) (6).洗浄効果の確認・評価方法 (7).洗浄システムの具体例
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1.洗浄の基礎知識 (1).洗浄の目的と原理 どのような製品・部品・材料・・の どのような汚れ・コンタミ・パーティクル・・を どのような洗浄レベル・表面状態・・・に どのような時間・費用・操作・・・で どのような装置・システム・作業・・を通して 実現するのかということを 検討・確認して「表現する」ことが重要です この「表現(言葉による説明)」に基づいて 洗浄原理(論理モデル)、装置設計、 システム開発・・・・各種作業内容が決まります
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洗浄目的を具体的に掘り下げることが 洗浄の改善につながります 研究レベルと大量生産ラインでの洗浄で考えると 必要な洗浄目的に関する 詳細な優先順位が決まります 具体例 洗浄レベル (全体、部分、バラツキ、・・) 次工程の歩留まり (安定性、作業者、季節、時間・・) 評価・確認方法 数値化できない場合は 標準見本・・・ ポイント 目的と評価方法の検討
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洗浄とは、 洗浄物から汚れを除去すること 写真上:洗浄でドリル先端が欠けた事例 定義1(一般的な洗浄) 洗浄とは、洗浄対象に対する作用により、 発生する現象で、洗浄物から汚れを除去すること 洗浄現象は大変複雑です 洗浄に関連した部分は、 ほとんど解明されていません 簡易的に、 実験・確認を行うことが 重要です 写真上:洗浄で角が丸くなった事例
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洗浄とは、洗浄物から汚れを除去すること 定義2(理想的な洗浄) 洗浄とは、汚れが除去された被着体の 表面性が満足される状態になるようにすること
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洗浄とは、洗浄物から汚れを除去すること 定義3(洗浄の原理) 洗浄には、物理作用と化学作用による 2種類の要素がある 、 物理作用は各種の物理力(キャビテーション、水の流速、・・) 特に、洗浄液の振動により洗浄を行うこと、 化学作用は水や洗浄液の化学反応により洗浄を行うこと 注:現実は複合作用 *写真:瓶のラベルを乳化して洗浄*
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1.洗浄の基礎知識 (2).洗浄のエネルギー a.汚れと付着力 b.洗浄と表面エネルギー 現実的には、不明な状況での取り組みが多い状況です しかし、確実に 洗浄レベルの向上、継続的な改善・・・ を実現していくためには 「不明」という設定から始めて 「**成分の汚れ」「金属粉末の汚れ」・・・ の記録をもとに 推測・想定することが重要です (その結果、オリジナルの洗浄システムにつながっている事例が多数あります)
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付着力 < 洗浄エネルギー 洗浄エネルギー < 表面 汚れを破壊する必要はなく、付着状態をなくすことが必要 汚れや付着状態は不明であることが多いが、想定・検討・・することが必要 振動・振幅・エネルギー(複雑さの原因) 超音波 >> レーザー > 光