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高精度ガス_蒸気吸着量測定装置 「BELSORP シリーズ.」

製品カタログ

各種機能性材料の比表面積・細孔分布・表面特性評価が可能です。

このカタログについて

ドキュメント名 高精度ガス_蒸気吸着量測定装置 「BELSORP シリーズ.」
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 山本通産株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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高精度ガス・蒸気吸着量測定装置 各種機能性材料の 比表面積・細孔分布・表面特性評価
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0 3 BELSORPシリーズの変遷・基本原理(定容量法)・特長 6 - 11 BELSORP MINI X 12 - 13 BELSORP SERIES BELSORP MAX G 14 - 15 INDEX BELSORP MAX II 16 - 19 BELSORP MAX 20 - 21 オプションとアクセサリー 22 - 23 測定ソフトウェア 24 - 25 解析ソフトウェア BELMASTER 26 - 27 吸着等温線測定及び解析結果 28 - 29 BELPREP VACシリーズ(前処理装置) 30 BELCRYO : 低温可変/温度制御ユニット 31 BELSORP MRシリーズ 基本原理(流通法)・特長 32 - 33 BELSORP MR1 ・ MR6 34 - 35 アプリケーション 36 製品モデル別 評価項目比較 37 技術仕様 38 - 39 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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0 4 MICROTRAC MRB 最新の 粉粒体特性評価 Microtrac MRBは、粉粒体の特性評価における、 ワンストップソリューションを提供します。 革新的な技術と高品質が事業の基盤となっています。 Verder Scientific Groupの一員として、 関係会社・販売会社のネットワークを通じて 全世界にビジネスを展開しています。 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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0 5 粒子径と細孔径 1 nm 1 µm 1 mm 10cm 0.8µm dry 8mm MICROTRAC MRB CAMSIZER X2 wet 1 mm 動的画像解析 20µm CAMSIZER P4 30mm 3つのコア技術 160 µm CAMSIZER XL 135mm 静的画像解析 0.5µm CAMSIZER M1 1500µm レーザ回折・散乱+ 動的画像解析 20nm SYNC 2000µm レーザ回折 0.5µm AEROTRAC II 2000µm 動的光散乱 0.8nm NANOTRAC Series 6500nm ガス吸着法 0.35nm BELSORP Series 500nm 水銀ポロシメトリ 3.6nm BELPORE Series 1200µm Microtrac MRBは、3つのコア技術による製品ラインをグローバルに展開しています。 I 散乱光解析 I 画像解析 I 比表面積・細孔分布・真密度・触媒評価 MICROTRACシリーズは、粒子径分布測定の汎用的な CAMSIZERシリーズは、静的画像解析/動的画像解析の BELシリーズは、ガス吸着法を用いた比表面積(BET)、 方法であるレーザ回折・散乱式装置(静的光散乱)の 技術で粒子径分布、及び粒子形状を測定する装置を 細孔分布、そして真密度、触媒の評価装置をライン リーディングブランドです。また、ナノ粒子の特性解析 提供します。これらの製品の開発・製造拠点はドイツ ナップしています。これらの製品の開発・製造拠点は に適した動的光 散 乱式 装置もラインナップしてい のハーンにあります。 大阪にあります。 ます。これらの製品の開発・製造拠点はアメリカの ペンシルベニア州にあります。 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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0 6 30年以上の信頼と実績 BELSORPシリーズの変遷 1991 2001 2006 2016 2019 I BELSORP 28 SA I BELSORP MINI & MINI II I BELSORP MAX I BELSORP MAX II I VERDER グループ 1検体自動ガス吸着装置 3検体同時ガス吸着装置 3検体同時ガス・蒸気吸着装置 4検体同時ガス・蒸気吸着装置 MicrotracBEL、Microtrac Inc ( 第2世代) AFSMTM(Advanced Free Space 世界初0.1Torrの圧力センサーを GDO(Gas Dosing Optimization) Retsch Technologyの3社が Measurement)初搭載機 搭載したミクロ孔~評価 を搭載した初代モデル Verder Scの一部として合併 ( 第3世代) ( 第4世代) 1987 1995 2003 2013 2018 2020 I BELSORP 28 I BELSORP 18 I BELSORP AQUA 3 I BELSORP MR シリーズ I BELSORP MINI X I BELSORP MAX G 国産初の自動ガス吸着装置 世界初(定容量法)自動蒸気吸着 3検体同時の蒸気吸着装置 流通式ガス吸着法による迅速BET 4検体同時ガス吸着装置 1検体自動ガス吸着装置  3検体逐次測定モデル 装置 測定 世界最小・最軽量モデル ミクロ孔~評価のコンパクト・  (第1世代) ローコストモデル B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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0 7 ④ 全細孔容量/平均細孔径 ③ 吸着の基本原理 多分子層吸着/ 毛管凝縮 吸着等温線から ③ ① マクロ孔 ④ 得られる情報? 吸着測定前 ② (前処理後) 毛管凝縮理論(BJH法など) 全細孔充填/ メソ孔 外部表面吸着 ② 比表面積(BET理論) マイクロ孔 吸着ポテンシャル理論(SF法など) 単分子層吸着/ マイクロポアフィリング ① 吸着等温線とは、一定温度における吸着材と吸着質 温 線を測定することで、BE T 理論からP/P0 = 0.0 5 近年、統計的熱力学モデル(NLDFT法&GCMC法) (気体・蒸気)の平衡圧力と吸着量の関係を表します。 ~ 0 . 3 0 の 相 対 圧 力 範 囲 で(この 範 囲 は 、ミク ロ を用いて、一つの理論で数百nmまでの細孔構造を 吸着量は吸着剤単位質量当たりで縦軸に示され、 ポーラス材料ではP/P0 = 0.05以下の値まで拡張) 解 析できるようになりました。上の図は、SB A -1 5 一方、圧 力は通常は相 対圧、すなわち飽 和蒸 気 圧 比 表 面 積 を 評 価 す る こと が で き ま す。ま た 、 (メソポーラスシリカ)の窒素吸着等温線(77K)を に対する平 衡圧 力の比として横 軸に表されます。 細孔径分布は、細孔径範囲によって用いる理論が異 示したものです。相対圧0、0.2、0.6、0.99の細孔内の そのため相対圧力は「0 ~1 」の範 囲となります。 なることから、測定した吸着等温線から各理論を用 吸 着 質 の 充 填 イメー ジ を 示して いま す。相 対 圧 相 対 圧 力 が 0 の 場 合 は 、吸 着 前( 前 処 理 後 )の いて算出することができます。一般的に、マイクロ孔 0~0.05、0.3~0.4で吸着量の大幅な増加が見られ、 状 態 を 表し 、1の 場 合 は 吸 着 材 すべ ての 細 孔 が (2nm以下)はP/P0 ≦0.20、メソ孔(2-50nm)は マイクロ・メソポアの存在を確認することができます。 吸着質で埋まった後(飽和状態)の状態を表します。 P/ P 0 = 0 . 2 0 - 0 . 9 5 で、マクロ 孔( 5 0 n m 以 上 )は また、相 対圧0. 9 5 以 上の吸 着 量の大 幅 な 増 加 は 一 般 的 には 、7 7 Kの N 2や 8 7 Kの A r などの吸 着 等 P/P0 = 0.95以上の吸着等温 線から評価されます。 粒子間空隙への窒素の充填と推測できます。 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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0 8 圧力センサー P1 吸着の基本原理 排気系 吸着等温線測定法: 圧力センサー P2 定容量法 デュワー 吸着等温線を正確に測定することは、様々な非多孔質 ポートに移し( 別途、前処 理した場 合)、システム 異なる圧 力で繰り返すことで、吸着等温 線を得る 材料や多孔質材料の比表面積、細孔径 分布、細孔 全体を真空引きします。液体窒素や液体アルゴンなど ことができます。各測定 点では、フリースペースを 容積、吸着速度、表面特性を決定するために不可欠 の冷媒をデュワー瓶に充填します。定容量方式では、 求める必 要がありますが、これは当社の特許 技術 です。ガス吸着法の測定原理は、定容量法、重量法、 吸着前後の圧力変化から、非理想気体の状態方程式に であるAFSMTMによって正確に決定されます。 パルス吸着法、流通法に分けられます。吸着量評価の 基づいて吸着量を算出します。具体的には、圧力(Pi)を 最も一般的な方法である定容量法に基づく装置には、 持つ一定量の吸着ガスを、体積既知のマニホールドに 吸着ガスの導入機構、圧力センサー(P1、P2)、真空 導入します(Vs:各装置の標準体積)。サンプルポートの ポンプ、バルブなどの部品が搭載されています。まず、 バルブCを開き、平衡状態に達した後の圧力(Pe)を サンプルセルに試料を充填し、適切な温度で前処理を 測定し、PiとPeの圧力差、フリースペース(Vd)から、 行います(加熱・真空)。その後、サンプルセルを測定 吸着量を算出することができます。上述のプロセスを B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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0 9  BELSORPシリーズの特長  周辺温度の変化 フリースペース   初期 液体窒素レベルの変化により 連続測定法:AFSMTM LN₂レベル サンプルセルの 周辺温度が変化 測定中 LN₂レベル O�溶解および大気圧変化による 液体窒素温度の変化 リファレンスセル サンプルセル 吸着等温線(吸着量)を測定する際には、吸着量を します。一般的には、測定の開始時または終了時に 同 時に決定します。サンプルセルとリファレンスセル 正確に素 早く測定するだけでなく、高い再 現性を 一度決 定され、終始 一定に保たれるような工夫を のフリースペースの温度変化は常に同じであるため、 確保することが必 要です。特に比 表面積が小さい おこないます。この従来方法では、測定中の冷媒液面 リファレンスセル全体のフリースペースの変化を連続的 場 合には、冷 媒の蒸発によるフリースペースVdの の変化、O2の溶解、室温や気圧の変化など、フリー に実測することでサンプルセルのフリースペースを わずかな変化を実測することが重要です。Microtrac スペースに影響を与える複数の要因を考慮することが 計測することができるという技術です。これらのこと MRBの特許技術であるAFSMTM(Advanced Free できず、吸着量を正確に評価することができませんで から、AFSMTM では、冷媒の液面を一定に保つ必要が Space Measurement)法は、表面積の小さい材料で した。Microtrac MRBの特許である AFSMTM は、 なく、また周囲の環境変化を考慮することなく、任意 あっても、正確 で 迅 速な 測 定を可能にし、世界で 吸 着 測 定 点ごとのフリースペースを常に実 測する の時点で測定したフリースペースに基づいて吸着量 最も高い 再 現 性を実 現します。サンプルセル内の 画 期 的 な 方 法です。A F S M T Mは 、サンプルセルと を算出することができ、再現性の高い評価が可能と フリースペースは、冷媒の蒸発によって徐々に変化 リファレンスセル の両 方の 初 期フリースペースを なります。 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 0 BELSORPシリーズの特長 吸着量の定義 Heガス不要な 吸着等温線測定法: AFSM2TM 絶対吸着量 表面過剰量 ネット吸着量 Heガス不要・短時間・高再現性の吸着測定 通常、フリースペースは吸着温 度において、吸着測 コスト低減、測定時 間 短 縮 等が 可能となります。 AFSM2TM の特長 定前または測定後にHeガスを用いて実測、もしく AFSM2TMは、BELSORP MINI X、MAX Gに搭載されて AFSMTMと同等の世界最高水準の再現性 は、予めキャリブレーションした空のサンプルセルと います。 Heガス不要 測定試料の真密度から得た計算値を吸着量(表面過 マイクロポーラス材料の 剰量)計算に利用しています。 AFSM�TMによるキャリブレーション測定と吸着測定   測定時におけるHeガス吸着を排除 新技術「AFSM2TM」は、キャリブレーション時と測定時 S�セル R�セル S�セル R�セル 測定時間短縮を実現 の冷媒液面が一致(図の液面AとB)していなくても、 ネット吸着量評価による貯蔵量の検討 ※ キャリブレーション時と同 組合 せサンプルセル、 液面 液面 リファレンスセルを用いた場 合、フリースペースの レベルA レベルB 変化量が同じになることを利用して吸着量を算出する 手法です。この新 方 式 で は 、H e ガ スを 利 用 する キャリブレーション時 吸着測定時 ※液面レベルによるフリースペースの違いは、 ことなく、フリースペースを決定できることから測定  Heガスを利用せずAFSMTMにより算出可能 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 1 BELSORPシリーズの特長 ❶過去のデータ読み込み ガス導入最適化 GDO ❸測定が予測される 吸着等温線の表示 ❷測定レンジの入力 ガス導入量の条件を自動最適化 ガス導入最適化(GDO) ガス導入バルブ制御 正確で素早く吸着等温 線測定を行うことは非常に 測定前に設置環 境(供 給ガスボンベの二次 圧 )に BELSORPシリーズの特長 重要です。BELSORPシリーズでは測定時間短縮の 合わせてガス導入速度を検出することで、各環境に 定容量法による吸着等温線の正確な測定 ために、GDO(Gas Dosing Optimization)を搭載 合わせた最適なバルブ制御による測定時間の短縮が フリースペース連続測定法(AFSMTM)に しています。GDOは、サンプルの過去の吸着等温線 可能になりました。   よる高い再現性・繰り返し性 データを利用して、最適な条件を自動に作成し、測定を AFSM2TMによる短時間測定、 可能とする有効な機能です。GDOを利用することで、   Heガスは不要 測定点の追加や削除などを簡単に設定することが GDOによる測定時間の短縮例 吸着ガス導入最適化機能(GDO)に できます。これにより、これまで不可能であったガス   よる測定の高速化 シンプル GDO 削減率 の導入量の自動決定、短時間での測定が可能になり ました。 メソポーラス 34時間 19時間 44% マイクロポーラス 46時間 20時間 57% B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 2 BELSORP MINI X 比表面積/細孔分布 測定装置 I 最大4検体同時測定可能 I 各測定・飽和蒸気圧測定ポートに圧力センサーを搭載した高精度測定 I AFSMTMによる世界最高水準の再現性・GDOによる短時間測定 I Heガス不要な再現性の高いガス吸着等温線測定とNET吸着等温線測定可能 (AFSM2TM ) I 目的に合わせた高精度測定・多検体測定・迅速BET測定モード I 最大20検体の同時制御(5ユニット) I メール通知機能によるプロセス監視(IOT) I 世界最小・最軽量 I FDA 21 CFR Part 11対応可能(オプション) B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 3 BELSORP MINI X の特長 世界最高水準の再現性で最大4検体同時に 短時間測定を実現 比表面積測定範囲 ・ 0.01m²/g以上(N2):全表面積10m²の再現性±0.4% 細孔径分布測定範囲 ・ 0.7~500 nm OP:0.35 nm~(モレキュラープローブ法) 3つの測定モード ・ 高精度測定モード(R&D向け) ・ 多検体測定モード(ハイスループット) ・ 迅速BET測定モード(品質管理向け) BELSORP MINI Xは、各種機能性材料の比表面積・ また、測定ソフトウェアは、測定状況の表示やメンテ 細孔分布、低 温から高温までの各種ガスの吸着等 ナンス時 期のリマインド機 能 、測 定 結 果のメール BELSORPシリーズ測定誤差 従来製品測定誤差 温線測定が可能な製品です。BELSORP MINI Xは、 送 信、さらにシステム診 断ツール を標 準 搭 載して AFSMTMによる世界最高水準の再現性とGDOによる います。システムチェックは、主要部品の機能性と 測定時間の大幅な短 縮を可能としました。右図の 機 器の状 態を把握することができ、その結果は、 通り、再 現 性が非常に高く、従 来製品に比べ測 定 リーク量や各パーツの機能性などをまとめたレポート 無孔性アルミナ ~1.05m2/g 無孔性カーボンブラック ~69.0m2/g 下限が10倍以上向上しました。4つのサンプル測定 として保存されます。 無孔性シリカガラス ~17.9m2/g 全表面積 / m2 ポートを備え、マルチデバイス制御などのハイスルー 近 年新たにHeガス不 要な再 現性の高い測 定手法 全表面積 / m2 プット機能を搭載しています。各サンプル測定ポート (AFSM2TM)が加わり、測定時間やコストを抑えた BELSORPの表面積再現性(BET多点法) に専用の圧 力 セン サーと飽 和 蒸 気 圧 測 定の 専用 評価を実現しています。 ポートを備え、完全に独立した同時測定が可能です。 測定誤差 / %
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1 4 BELSORP MAX G 高精度ガス吸着量 測定装置 I N2、Ar、CO2などのガス吸着測定によりマイクロ孔からメソ、マクロ孔までの細孔構造評価 I Krガス吸着測定による低比表面積評価 I 再現性の高い( AFSMTM)極低圧吸着等温線測定による比表面積・細孔径分布評価 I Heガス不要な再現性の高いガス吸着等温線とNET吸着等温線測定が可能(AFSM2TM ) I BELsimを用いたGCMC/ NLDFTによる高度な細孔分布解析 I GDO(Gas Dosing Optimization)により各吸着点を正確に短時間で測定 I メール通知機能によるプロセス監視(IOT) B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 5 BELSORP MAX G の特長 最高水準の再現性でN2、Ar極低圧等温線測定により   マイクロ孔からの評価可能 CO2吸着によるウルトラミクロ孔評価が可能 Kr吸着による低比表面積測定 H2、CO2、O2、CH4および非腐食性ガス吸着等温線測定   および吸着速度測定 比表面積測定範囲 ・ 0.01m²/g以上(N2) ・ 0.0005m²/g以上(N2) 細孔径分布測定範囲 ・ 0.35~500 nm B EL S O R P M A X GはB EL S O R P M A Xシリーズの BELSORP MAX G専用の試料管を用いて、ペレット、 BELSORP BELSORP 中 で、コンパクト、か つローコストな ガス吸 着 量 成形体、基板、微細な粉粒体試料など様々な材料を MAX G-LP MAX G-MP 測 定 装 置 です。マイクロ 孔 からメソ・マクロ 孔を 測定することができます。お客様のニーズに合わせて、 133kPa 133kPa 持った多 孔性および 無 孔性 材 料 評 価 のために、 異なる圧力センサーを搭載したBELSORP MA X G ポート1 1.33kPa 1.33kPa 13.3Pa 133Pa 極めて低い圧力からガス吸着等温線測定が可能な -LP(低圧)とBELSORP MAX G-MP(標準)の2つ 専用機です。 のモデルをご用意しています。 ポート2 133kPa 本機には、測定ポート、飽和蒸気圧測定専用ポート 並びにリファレンスポートがそれぞれ1つずつ装備 飽和蒸気圧ポート 133kPa されており、各ポートには専用の圧力センサーが搭 ターボ分子ポンプ 載され、高精度な測定が可能です。 BELSORP MAX Gのモデルとその構成
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1 6 BELSORP MAX II 高精度ガス/蒸気吸着量 測定装置 I マイクロ孔からメソ・マクロ孔までの高精度な比表面積と細孔径分布評価 I 77.4KでのKr吸着による低比表面積評価 I 親水性・疎水性の評価・各種VOC吸着評価 I 幅広い測定条件で各種ガス・蒸気吸着等温線および吸着速度測定 I 再現性の高いデータ 取得を可能とするフリースペース連続測定(AFSMTM) I 最大4検体同時測定・GDOによるハイスループット・短時間評価 I 成形体、ペレット、微粉末など様々な形状の材料評価 I 定容量法による化学吸着(流通前処理)オプション I 前処理から測定まで完全自動測定オプション B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 7 BELSORP MAX IIは、比表面積、細孔径分布、各種 ガス・蒸気吸着量、化学吸着量を高精度に評価する ことが可能な測定装置です。極低圧からの吸着等 温 線測定によるマイクロ孔からの細孔分布評価を 可能とし、有機蒸気や水蒸気吸着等による親水性/ 疎水性、表面の酸性・塩基性評価など、幅広い、表面 特性評価が可能です。 これらの機能を実現するために、空気恒温槽を備え マニホールドブロック(50°C、オプション:80°C)など を一定温度に保っています。また、表面腐食や吸着を 防ぐために電 解 研磨されたマニホールドを備えて BELSORP MAX II の特長 います。 さらに、高真空でのリークやアウトガスを最小限に 比表面積測定範囲 抑えるための空圧バルブが搭載されており、高精度な ・ 0.01m²/g以上(N2) ・ 0.0005 m²/g 以上(Kr) 吸着等温線測定評価を可能としています。加えて、 細孔分布測定範囲 GDO(Gas Dosing Optimization)により、ユーザー ・ 0.35~500nm の吸着等温線データをもとに、各測定に最適な条件 厳密な温度管理による高精度な が自動作成され、だれでも簡単に、短時間で、正確な   蒸気吸着等温線測定 等温線評価を実現できます。 自動LN2供給装置と専用ヒーターにより、 シームレスな全自動吸着等温線測定が  前処理開始から測定終了まで全自動で測定可能な 可能(オプション) オプション、測定 結果を自動で送 信する機能など GCMC/NLDFTによる高精度な 有し、労働生産性を向上させる画期的な吸着装置と 細孔径分布解析を実現 なっております。 高速排気ラインにより、排気時間の短縮と 真空度の向上を実現(オプション) メール通知システムで測定状況や結果を   タイムリーに取得可能(IOT) B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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1 8 BELSORP MAX II BELSORP MAX II シリーズのスペシャルモデル BELSORP MAX II-HV BELSORP MAX II-HP BELSORP MAX II-XRD BELSORP MA X II-HVは、比表面積・細孔分布に BELSORP MAX II-HPは、BET表面積、細孔径分布、 吸着剤の中には、多孔性配位高分子(PCP/MOF) 加 え、通 常モ デルよりも高 い 温 度 で の 各 種 蒸 気 蒸気吸着だけでなく、最大900kPa までのガス吸着、 のように、吸着過程で構造が 変 化する物質があり (水蒸 気、V O Cなど)吸 着を可能にした製 品です。 吸 着 速 度 の 評 価 が 可 能 な 製 品です。この 装 置 は ます。これらは、ガス貯蔵、ガス分離、ガス精製などの マニホールドブロックを8 0℃まで加熱することが カーボンニュートラルなどのアプリケーション分野で アプリケーション分野への導入に期待が寄せられて でき、より広いアプリケーション分野で利用可能です。 使用されています。 います。BEL SORP MA X IIと粉末 X 線回折 装置を 組み合わせることで、吸着剤の構造変化と吸着量を I CCU/CCUS・分離・回収・貯蔵および利用(CO2) 同時に測定することができ、より詳細な吸着メカニズム I セメント、コンクリート、建築材料 I エネルギー貯蔵(CH4 / CH3C6H11 / H2) の把握が可能となる画期的な製品です。 I ヒートポンプ・デシカント空調 I ヒートポンプ(NH3) I 電池電極(LiB)・燃料電池などのガス拡散層 I PSA / TSAで使用される空気分離材 I PCP/MOF・ゼオライトなどの吸着相転移の把握
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1 9 BELSORP MAX II 各特別モデルの特長 BELSORP MAX II-HV BELSORP MAX II-HP BELSORP MAX II-XRD ・ マニホールドブロックを80℃まで加熱 ・ 高圧(~900kPa)までの各種ガスの ・ ガス吸着量の測定と同時に粉末X線回折 吸着量の評価 による吸着過程での構造変化の検出 ・ 最大70℃、相対圧力0.95までの蒸気吸着 等温線測定 ・ 各種ガスの非理想性を示す圧縮係数を自動的に ・ 吸脱着過程による構造変化のその場観察 計算することで、正確な吸着量を評価 ・ 有機蒸気や水蒸気の高分解能吸着等温線 測定 ・ 298Kで900kPaまでのCO2ガスによる ウルトラミクロ孔からメソ孔までの 細孔径分布(GCMC) モデル BELSORP MAX II BELSORP MAX II-HV BELSORP MAX II-HP モデル BELSORP MAX II-XRD ※1 ※1  最大 3 ※1 測定検体数  最大 4  最大 4 測定方法 ガス吸着+XRD 高圧測定用1 蒸気吸着測定範囲 P/P0 = ~ 0.95 @ 40°C P/P0 = ~ 0.95 @ 70°C P/P0 = ~ 0.95 @ 40°C 吸着質 N2、Ar、CO2、非腐食性ガス 高圧吸着測定範囲 - - 10 Pa ~ 900 kPa 測定検体数 XRDとの同時1 (ガス/蒸気の吸着のみ最大4) 圧力センサー 1MPa - - 1 圧力センサー 133kPa、1.33kPa、13.3Pa 圧力センサー 133kPa 6 6 5 測定温度 50 - 473K 圧力センサー 1.33kPa 最大 4 4 3 サンプルセル容量 0.15 - 0.45cc 圧力センサー 13.3Pa 最大 3 - 2 推奨XRD SmartLabTM (Rigaku Corp.) 空気恒温槽 50°C 80°C 50°C ※1:AFSMTM使用時は測定検体数が1検体少なくなります。 B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S
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2 0 BELSORP MAX 高精度ガス/蒸気吸着量 測定装置 I 最大3検体のガス・蒸気吸着量測定装置 I マイクロ孔からの比表面積・細孔分布評価 I 77.4KでのKr吸着による低比表面積評価 I 親水性・疎水性素材の評価・各種VOC吸着評価 I AFSMTMによる世界最高水準の再現性 I 定容量法による化学吸着測定(流通前処理)オプション B E T S P E C I F I C S U R F A C E A R E A & P O R O S I T Y A N A L Y Z E R S : B E L S O R P S E R I E S