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ハイパースペクトルカメラ 「Specim FX_IQ」

製品カタログ

非接触・非破壊で可視領域および目では見えない近赤外領域の2次元スペクトルデータを取得可能‼

すべての材料や化合物は光との相互作用で異なる吸収・放射・反射をし、ハイパースペクトルイメージングは様々な材料を識別したりそれらの特性を定義するための非破壊の計測方法です。
この計測方法を用いることで、各々の物質に特有の吸収や反射の分光スペクトルパターン「スペクトルシグネチャ(spectral signature)」を得ることができます。 スペクトルは光の強度と波長で表します。
一般的な名称で知られている「近赤外線カメラ」は、ある波長範囲の近赤外領域を受光して画像出力、もしくはその波長範囲の近赤外エネルギー量を出力するものなので、分光データの出力は困難で、その点がハイパースペクトルカメラとは大きく異なる点と言えます。
ハイパースペクトルカメラは測定点毎にスペクトルデータを得られるという大きな特長があり、以下のことを実現します。

●高度な分析
●精度の高い検出
●正確な識別

ハイパースペクトルカメラでは、測定対象物の3次元情報(2次元のスペクトルデータ)が得られます。
3次元情報とは、2次元の位置情報と測定対象物の画像のピクセル画素ごとに得られたスペクトルデータを指し、この3次元情報によってその箇所ごとの分析や材料が何であるか?の識別や特定ができるようになります。
カタログをダウンロード頂き、測定事例などで身近なテーマがありましたら、詳細ご説明、デモのご要望を頂けますと幸いです。

このカタログについて

ドキュメント名 ハイパースペクトルカメラ 「Specim FX_IQ」
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 1.8Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 山本通産株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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ハイパースペクトルカメラ 非接触・非破壊で可視領域及び目では見えない 近赤外領域の2次元スペクトルデータを取得可能! 世界初の完全モバイル型 測定エリア・位置が 可視域~近赤外域まで 確認でき 簡単に測定できます! 高速測定! 化学物資の違いを可視化することで 人の目以上の高精度な分析力 人の目ではわからない違いが見える! 目視による評価 ハイパースペクトルカメラ による評価 非接触・非破壊で測定 サンプルを接触させることなく、 黒い物体 本物の青りんご 1ショットで分光データを二次元で取得! 偽物の青りんご ピーマン
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ハイパースペクトルカメラで出来ること 全ての材料・化合物は特有の分光波形(反射・吸収特徴)を持ちます。 ハイパースペクトルカメラは幅広い波長領域で分光スペクトルを 非接触で取得し人の目で出来ない高度な判別・検査ができます 通常のカメラ画像 波長データの読み取り 解析画像 同じように 違いが 見える物質 ハイパースペクトルカメラで撮影・解析 明らかに! ハイパースペクトルカメラの測定原理 画素ごとの FXシリーズ 分光データ サンプル移動による2次元分光測定 移動 ●2次元の分光スペクトルを取得 ●1ラインずつ計測 →カメラかサンプルを動かす必要あり SPECIM IQ 内蔵スキャン方式により サンプル固定で2次元分光測定 測定部位毎の分光データ 波長毎のデータ ×××nm 〇〇〇nm 固定
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ハイパースペクトルカメラによる樹脂の選別例 ①ソフトを用いてオフラインで 分類モデル を作成 識別したい材質の 分類モデル作成の スペクトルを ためのテストデータ Insight ソフトウェア 分類モデルとして 登録 Datasets 識別条件の設定 分類モデル 可視化確認 ② 分類モデル をCUBEに転送 ③リアルタイムで画像を取得し、識別 SPECIM CUBE 高性能演算処理ユニット 分類結果の出力 ストリーミング 分類モデル 出力 選別 画像補正 による処理 プロトコル システム など リアルタイム ストリーミング どれがPPなのか 選別イメージ PEなのか 瞬時にわかる! 供給 照明 装置 選別 システム 選別システムの インライン センサーとして NG OK
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ハイパースペクトルカメラ:アプリケーション例 プラスチックの識別 通常のカメラ画像 SPECIMカメラによる解析画像 人の目では同じ白色に見えているが、SPECIMカメラを使用すると PETが赤色、PPが黄色というように瞬時に識別できる ブラックポリマーの識別 通常のカメラ画像 SPECIMカメラによる解析画像 PS ABS PE 近赤外では困難だった黒色プラスチックも、 中赤外の波長領域を持つFX50ならPSなのかABSなのか、瞬時に識別可能 反射強度分布の測定 発光デバイス 分光スペクトル モバイル型SPECIM IQを使用すれば野外でも光源の反射強度分布が確認可能 しかも近赤外(1000nm)までを手軽に測定。
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ハイパースペクトルカメラ:アプリケーション例 フィルムの膜厚推定 SPECIMカメラ 膜厚イメージ 正反射スペクトル による膜厚分布 正反射のスペクトル干渉を取得することで1.5~90μmまでの膜厚を推定。 スポットでなく面での膜厚の分布状況がわかる。 パッケージの評価 SPECIMカメラ 通常のカメラ画像 による検査 パッケージの嚙み込みを検出することでシーリングの性能が評価できる。 印字してあるものも検査可能。 異物検査・成分評価 SPECIMカメラ SPECIMカメラ 通常のカメラ画像 による異物検査 による成分評価 人の目ではわからない、プラスチック(青色)・木片(黄色)の異物を検出。 また成分評価もできるため赤色が肉の部分、緑色が脂肪の部分と可視化できる。
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ハイパースペクトルカメラ:アプリケーション例 絵画の特徴がわかる 通常のカメラ画像 SPECIMカメラ画像 人の目ではわからないが、SPECIMカメラを使用すると表面の下の層にある 「SPECIM IQ」の隠し文字が見えてくる。屋外使用もでき文化財の分析に便利。 作物の熟度・糖度の評価 マンゴーの測定 スペクトルの経時変化 McGill University Montreal 非接触でマンゴーの熟度や水分量を評価。相関のある波長を見ることで経時 変化がわかる。 医療への応用の可能性 血液量 血中酸素飽和度 ゴムで指を縛った後の血液量及び血中酸素飽和度の確認。 非接触・非破壊の測定方法であり、医療への応用の可能性が期待されている。
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SPECIM IQとFXシリーズの波長範囲と主な市場 ハイパースペクトルカメラ「SPECIM」には使用シーンよって最適なカメラを選択頂けるよう豊富な ラインアップを取り揃えています。世界初、all-in-oneタイプで測定場所を選ばないモバイルタイプ 「SPECIM IQ」と、可視域~近赤外域まで広い波長範囲を高速測定、主にインラインで活用される 「SPECIM FXシリーズ」をご紹介いたします。 主な用途 ・植生研究 SPECIM IQ ・食品分析 ・文化財分析 ・水分量推定 ・バイタル測定 SPECIM IQは、世界初のall-in-oneタイプのハイパースペクトルカメラです。 モバイルタイプなので気軽に持ち運びができ、プログラミング知識がなくても、標準付属のソフト ウェアで分光データの解析・評価、識別モデルの生成が可能なので活用シーンが広がります。 仕様 測定波長範囲 400-1000 nm 画素数 512×512(26万画素) 半値幅 約 7 nm 波長バンド数 204 bands 測定波長間隔 約 3 nm 解像度 0.14×0.14mm (最短測定距離の場合) 測定エリア 0.55 × 0.55 m(測定距離が1mの場合) 最短測定時間 30秒 インターフェース USB Type-C / Wi-Fi ® データ形式 ENVI*(Environment for Visualizing Images) 測定距離 150 mm ~ ∞ mm 特別機能 4.3 inchディスプレイ タッチスクリーン操作 バッテリー リチウムイオン電池。1回の充電における測定可能回数100回 使用温湿度範囲 温度: 5~40℃、相対湿度: ~95%、結露しないこと 保管温湿度範囲 湿度: -20~50℃、相対湿度: ~95%、結露しないこと 大きさ 207 × 91 × 74 mm 本体質量 1.3 kg
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SPECIM FXシリーズ 産業用および実験室用に設計されています。ラインスキャンモードで動作します。 インライン測定 R&D評価システム 仕様 FX10 FX17 FX50 異物選別/成分分析/4シ00ー– 1ル00チ0 n 測定波長範囲 ェmック 900 – 1700 nm 成分分析 2.7 – 5.3 μm (10c:400 – 780 nm) 画素数/ライン 1024 pixels 640 pixels 640 pixels 半値幅 5.5 nm(平均) 8 nm (平均) 35 nm (平均) フレームレート 527 FPS (GigE) 330 FPS 380 FPS (full range) 670 FPS (Camera Link) 波長バンド数 224 bands 224 bands 154 bands 測定波長間隔 約 2.7 nm 約 3.5 nm 約 16.9 nm 大きさ 150×85×71mm 150×75×85mm 280×202×169mm 本体質量 1.3kg 1.56kg 7kg 使用温湿度範囲 温度: 5~40℃、相対湿度: ~95%、結露しないこと 保管温湿度範囲 湿度: -20~50℃、相対湿度: ~95%、結露しないこと ・色彩計測、管理 ・食品成分評価 ・異物の検査 ・化学物質評価 ・リサイクル 主な用途 ・二次元分光測定 ・リサイクル(樹脂、布) (黒樹脂) ・水分量推定 ・異物の検査 ・鉱物 ・膜厚評価 ・二次元分光測定 ●このチラシに記載の内容、仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。 お気軽にお問合せ下さい! センシング事業部 https://sensing@konicaminolta.jp 東京営業所 大阪営業所 〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 〒550-0005 大阪市西区西本町2-3-10 TEL.(03)6324-1010 TEL.(06)6110-0550 名古屋営業所 福岡営業所 〒460-0008 名古屋市中区栄2-9-15 〒812-0007 福岡市博多区東比恵1-2-12 TEL.(052)229-4651 TEL.(092)415-3518