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このカタログについて
| ドキュメント名 | OTA に潜むセキュリティリスク! 未然に防ぐ設計と運用ポイントとは? |
|---|---|
| ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
| ファイルサイズ | 1Mb |
| 取り扱い企業 | 株式会社リョーサン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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OTAに潜むセキュリティリスク!
未然に防ぐ設計と運用ポイントとは?
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OTAセキュリティの必要性
近年、IoT機器や産業機器などの分野で、OTA(Over-The-Air)技術の活用が急速に進んでいます。ソフトウ
ェアの更新を遠隔・無線で行えるこの技術は、保守メンテナンスの効率化だけでなく、機能追加や不具合修正、セキ
ュリティパッチの迅速な適用など、製品のライフサイクル全体において大きな価値をもたらします。
これまでの記事では、OTAの基本や活用事例、システム構成について解説してきました。
製品の運用管理においては、脆弱性が発見された際に迅速に対処できる仕組みが求められており、安全なソフトウ
ェア配信の仕組みとしてOTAが活用されています。
しかし、製品のセキュリティ対策が不十分なまま放置されると、模倣品の流通や不正アクセス、情報漏洩などのリス
クが拡大する恐れもあります。
さらに、近年では各国で製品セキュリティに関する法規制が強化されています。EUでは「CRA(Cyber
Resilience Act)」が制定され、デジタル製品に対して、セキュリティ機能の実装やアップデート体制の整備が義務
化されつつあります。これらの規制に対応するためにも、OTAの安全性は避けて通れないテーマです。
本記事では、OTAに必要なセキュリティ対策について、技術的な仕組みと設計・運用の観点の両面から解説してい
きます。
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OTAに潜むセキュリティリスク
OTAは、製品の機能追加や不具合修正を遠隔で行える便利な仕組みですが、インターネットを介してソフトウェア
を配信するという特性上、常にサイバー攻撃のリスクと隣り合わせです。代表的なリスクを以下に整理します。
OTAは便利な技術である一方、セキュリティ対策が不十分なまま運用すると、製品の信頼性や安全性を
損なう結果につながります。次章では、これらのリスクに対してどのような技術的対策が有効なのかを解説し
ていきます。
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OTAセキュリティ対策の技術要素
OTAを安全に運用するためには、通信やアップデートファイルの処理、OTA対応機器の管理など、複数の技術的な
セキュリティ対策が必要です。ここでは、代表的な技術要素を紹介します。
通信の暗号化
OTAでは、アップデートファイルがインターネット経由で配信されるため、
通信経路の安全性が重要です。TLS(Transport Layer Security)
などの暗号化技術を用いることで、第三者による盗聴や改ざんを防ぎます。
暗号化されていない通信は、攻撃者にとって格好の標的となり得ます。
アップデートファイルの署名と検証
OTAで配信されるファイルには、デジタル署名を付与し、受信側でその署名を検証する必要があります。
これにより、改ざんされたファイルや偽のアップデートがインストールされるリスクを防止できます。署名の検証は、
OTAの信頼性を担保する最も基本的なセキュリティ対策です
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OTAセキュリティ対策の技術要素
OTA対応機器の事前認証
OTAを実行する前に、OTA対応機器が正規のものかどうかを確認する「個体認証」も有効な対策です。
IDや証明書を用いてOTA対応機器を識別し、認証された機器のみにアップデートを配信することで、
模倣品や不正な機器への誤配信を防止できます。
安全なブート機能
不正なソフトウェアが起動しないようにするために、起動時に正当性を検証する仕組みが「セキュアブート」です。
これにより、改ざんされたプログラムの実行を防ぎ、システムの整合性と信頼性を維持できます
ロールバック機能
アップデート後に不具合や異常が発生した場合、以前の安全なバージョンに戻す仕組みが「ロールバック機能」です。
これにより、アップデート失敗時のリスクを軽減し、製品の安定性と継続的な運用を確保できます。
ご紹介した仕組みは、OTAを安全に運用するための代表的なものです。実際には、製品や用途に応じてさまざまな
技術が組み合わされます
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もっと詳しく知りたい方へ
弊社テクラボサイトの『OTAに潜むセキュリティリスク!未然に防ぐ設計と運用ポイントとは?』をご覧ください。
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INDEX
1. OTAセキュリティの必要性
2. OTAに潜むセキュリティリスク
3. OTAセキュリティ対策の技術要素
4. セキュリティ設計と運用のポイント
5. まとめ
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