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Slide 1: コニカミノルタジャパンの 火災予防ソリューション
コニカミノルタジャパンの
火災予防ソリューション
R20241101V02
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内容
01. 日本国内における火災の現状
02. 一般的な火災対策とサーマルカメラ
03. コニカミノルタの火災予防ソリューション
04. 様々な現場でのユースケース
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Slide 3: 日本国内における 火災の現状
日本国内における
火災の現状
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Slide 4: 資料から読み取れる国内の火災発生状況
資料から読み取れる国内の火災発生状況
令和5年の火災件数 令和5年の火災損害額
38,659件 939億
換算すると 1,528万円
1日あたり約106件
出典:消防庁防災情報室 「令和5年(1~12月) における火災の状況(概数)」
c96b0c49bbf5e9a3233bb1c749b3f42fcc3e8596.pdf (fdma.go.jp)
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火災損害額の実態
火災損害とは、火災によって受けた直接的な損害と定義されています。
・焼き損害:火災によって焼けた物及び熱によって破損した物等の損害
・消火損害:消火活動によって受けた水損、破損、汚損等の損害
・爆発損害:爆発現象の破壊作用により受けた、焼き・消火以外の損害
実際に企業で火災が発生した際に計上することになる、
以下の損害は含まれておりません。
・間接的な損害 ・焼跡整理費
・消火のために要した経費 ・り災のための 休業による損失 等
出典:愛知県公式Webサイト「ネットあいち」用語の解説<第23章> (令和5(2023)年度刊愛知県統計年鑑)
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/toukei/0000079690.html
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Slide 6: 国内と「工場・作業場」での火災発生件数
国内と「工場・作業場」での火災発生件数
国内の火災の総数は増加傾向にあり、工場・作業場での火災の件数も
増加傾向にあります。また、これらは消防へ通報のあった件数です。
皆さまの周りでも、大事には至らなかった ヒヤリハット の話を聞く機会はありませんか?
● 国内総出火件数 ● 工場・作業場での火災発生件数 ● ハインリッヒの法則
1
38659 1767
重い災害
36314 1655
1639 29
35222 1599
34691 軽傷
300
ヒヤリハット
出典:総務省消防庁 「消防統計(火災統計)」消防統計(火災統計) | 総務省消防庁 (fdma.go.jp)
出典:総c務96省b0消c4防9b庁bf5「e9消a3防23統3計bb(1c火74災9b統3f4計2)fcc」3e消85防9統6.計pd(f (火fd災m統a.計go).jp|) 総務省消防庁 (fdma.go.jp)
c96b0c49bbf5e9a3233bb1c749b3f42fcc3e8596.pdf (fdma.go.jp) © KONICA MINOLTA 6
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Slide 7: ヒヤリハット: 気付いていない火災のリスクはありませんか?
ヒヤリハット: 気付いていない火災のリスクはありませんか?
排気ダクト 焼却窯/焼却炉
/設備配管 コンベアー
/ボイラー
高熱源資材を
高温の空気と原料から発火 設備の劣化や 運搬する工程で発火
配管が高温になり品質異常 損傷から火災へ
分電盤 燃料保管庫
/サーバールーム
木質ペレットや石炭から
堆積した埃や漏電、 化学反応による自然発火
絶縁不良から発火
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Slide 8: 近年の傾向:リチウムイオン電池関連の火災
近年の傾向:リチウムイオン電池関連の火災
さらに近年のトレンドとして、リチウムイオン電池関連の火災の発生が挙げられます
年々増加し、令和5年には過去最高の167件が発生しました。
リチウムイオン電池関連火災件数
180 167
160 150
141
140
120 102 104
100 82
80
55 56
60
40
19 26
20
0
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和1年 令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
出典:総務省消防庁「事務連絡 リチウムイオン蓄電池からの火災に対する注意喚起について(令和6年9月9日)」
https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/20240909jimurenraku.pdf
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Slide 9: 近年 発生した火災損害の実例
近年 発生した火災損害の実例
半導体製造工場 物流倉庫
損害額 鎮火まで
約100億円 約100時間
食品工場 半導体製造工場 半導体製造工場
すべての工場が 損害額 鎮火まで
操業停止 約130億/月 約50時間
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Slide 10: ひとたび火災が発生すると、工場の稼働停止の他にも影響が及びます
ひとたび火災が発生すると、工場の稼働停止の他にも影響が及びます
会社業績の悪化 従業員への被害
生産/出荷/販売が 身体的な被害だけでなく精神的被害も
通常通りにできない 職場の士気にも影響
休業中にも発生する社員の給料 従業員の退職や
工場再建に必要な臨時の費用 新規採用への影響も
取引先の信頼の失墜 近隣住民との関係悪化
製品を納期に納められない
直接的な被害が及ぶこともあれば
今後の操業開始も未定
間接的に今後への不安醸成も
今後も事故があるのでは
企業へのネガティブ印象へ
という不信感
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Slide 11: 未然に防ぎ 最小限の被害で食い止め 早期復旧へ BCP(事業継続計画)
未然に防ぎ 最小限の被害で食い止め 早期復旧へ BCP(事業継続計画)
事故は起こる前に防ぐ、起きてしまってからも最小限の被害に抑えることが求められます。
BCP(Business Continuity Plan)を定めている会社も多いのではないでしょうか。
BCPは、計画して終わりではなく、いざ災害が発生した際に、
従業員や機械が直ちに正しく行動/動作できることが大切です。
BCP(Business Continuity Plan) 現状の予想復旧曲線
災害発生
:事業継続計画 BCP実践後の復旧曲線
事前 事後
操
業
企業が自然災害、大火災などの緊急事態に備え、平常 度 100% 復旧
(
時に行うべき活動や緊急時の事業継続のための手段な 製
品
供
どを取り決めておく計画のこと。 給
量
な
ど 許容限界
災害の完全 いかに )
目標の回復時期
未然防止は不可能 早期に回復するかが重要 時間軸
出典:図3−5−1 事業継続計画(BCP)の概念図 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)
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Slide 12: 一般的な火災対策と サーマルカメラ
一般的な火災対策と
サーマルカメラ
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Slide 13: 法定の主な消防用設備
法定の主な消防用設備
従来の火災対策として、既に様々な消防用設備を設置されていると思います。
消火設備 警報設備 避難設備
消火器具 自動火災報知設備 救助袋
屋内消火栓設備 ガス漏れ火災警報設備 緩降機
スプリンクラー設備 火災通報装置 避難はしご
不活性ガス消火設備 非常放送設備など 誘導灯・標識など
粉末消火設備など
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Slide 14: 法定の主な消防用設備:すべての環境で万全と言えるでしょうか?
法定の主な消防用設備:すべての環境で万全と言えるでしょうか?
下記のような環境では、法定の消防用設備で火災対策をしても、
設備に煙や熱が届かない、届くのに時間がかかる、誤報が多発してしまうといった課題が残ります。
換気扇(気流)
・煙が流されて感知が遅れる。
・熱が流されて感知が遅れる。
火気の取扱い
高い天井
・誤報のため、感知器の
・煙が感知器に届くまで時間がかかる。
取付に適さない。
・煙が薄まり感知に遅れが出る。
従来の対策では、環境に応じて検知タイミングが遅れる可能性や
状況によっては検知器が利用に適さない場所もありました
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Slide 15: そこを補えるのが、サーマルカメラです
そこを補えるのが、サーマルカメラです
サーマルカメラ 煙感知器 熱感知器 炎感知器 接触式温度計
平常 点計測の為
設置箇所重要
温度異常 天井高と
気流の影響
発煙 (小 ) 天井高と
気流の影響 一定の
炎サイズ必要
発火
発煙 (多 )
延焼
※上記はあくまでイメージであり、実際の火災プロセス、感知器性能とは異なる場合がございます。
サーマルカメラを利用した監視の場合、物体温度による
面の監視により異常をいち早く検知し通知することが可能
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Slide 16: サーマルカメラとは:遠赤外線を検知するカメラ
サーマルカメラとは:遠赤外線を検知するカメラ
Thermal Camera = 直訳すると「熱のカメラ」
物体から出ている熱 を検知することができるカメラ
一時期、感染症対策として、デパートや飲食店の入口で非接触で体温を測るカメラがありました。
接触して測る体温計とは異なり、遠赤外線を検知することで体表面の温度を計測します。
接触式の体温計 非接触の体表面温度測定
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Slide 17: サーマルカメラとは:視覚的な表示も可能です
サーマルカメラとは:視覚的な表示も可能です
温度のある人やモノは全て、「遠赤外線」という目に見えない光を発しています。
サーマルカメラにはその遠赤外線を検出するセンサーが搭載されています。
サーマルカメラのセンサーは遠赤外線の強弱を検知し、計測した温度に合わせ、
画像処理で色を付けることで、視覚的に温度の分布が解り易いサーモグラフィを表示します。
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Slide 18: サーマルカメラの特徴
サーマルカメラの特徴
01. 02.
温度を即座に 真っ暗闇でも
計測できる 問題なく撮影が可能
03. 04.
透過性能が高く 長距離を撮影
霧や煙の環境に強い することができる
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Slide 19: コニカミノルタの 火災予防ソリューション
コニカミノルタの
火災予防ソリューション
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Slide 20: コニカミノルタについて
コニカミノルタについて
4つのコア技術を活用し
「みたい」を軸に世界中のお客様に「新しい価値」を提供しています
看せる
介護士の業務をみえる
化
コア 診せる
技術
疫病・がんの兆候をみ 日本
える化 アジア他
材料
25 16%
視せる %
光学 ものづくりの品質、ガ 売上高
ス漏れやインフラ老朽
化をみえる化 構成比 北米
見たい
画像 欧州 30%
見せる
29%
微細 印刷物を高精彩に、業
加工 務プロセスの課題をみ グループ会社数 拠点展開
える化
約170社 事業展開 約50カ国
観せる
美しい映像をみえる化 150カ国超
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