旭化成グループは、1922年に創業した総合化学メーカーです。90年を超える歴史の中で、日本経済の発展や社会・環境の変化を見据えて積極的に事業を多角化し、事業ポートフォリオの転換を図ることで成長してきました。日本で初めて、水力発電からアンモニアを合成することに成功するなど、合成化学や化学繊維事業からスタートし、現在では、繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業からなる「マテリアル」領域、住宅・建材事業からなる「住宅」領域、医薬・医療・クリティカルケア事業からなる「ヘルスケア」領域という3つの領域で、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する事業を展開しています。
近年、私たちを取り巻く社会環境は目まぐるしい変化を遂げており、資源・エネルギー問題や環境問題、IT技術の進展、健康や安全に対する意識の高まり、国内では少子高齢化や人口減少など、さまざまな課題に直面しています。これらに対し、旭化成グループの多様な製品や技術・サービスは、クリーンな環境・エネルギー社会と、健康・快適で安心な長寿社会を実現すべく、新たな社会価値を創出していきます。例えば、マテリアル領域の環境にやさしく独自性ある高付加価値素材、住宅領域の時代を先行する新しい住まい方の提案、ヘルスケア領域の先進的なアンメット・メディカルニーズへの対応などがその一例です。
2016年度より、新たな中期経営計画が始動しました。また同時に、中期経営計画の実現とグループシナジーの創出を目的として、事業持株会社制へ移行しました。新体制のもと、当社グループは、多角化の歴史の中で展開してきた多面的な事業や人財の多様性を活かし、積極的に世の中にイノベーションを起こすことで、“昨日まで世界になかったものを”生み出し、収益性の高い付加価値型事業を展開する、存在感のある企業を目指していきます。

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