残留塩素計 Q46H/62-63型

Page 1:Ｑ４６Ｈ フローセル式センサーＡＴＩＴＴ１３０６０５ＡＴＩのＱ４６Ｈ型残留塩素計は、遊離又は結合塩素の連続監視用としてこれまで製作されてきたＱ４５型の上位機種として開発されました。本測定器には新たに第３のアナログ出力が組込まれ、消費電力の少ないリレー出力をオプションとして組込むなどの機能を拡大しています。デジタルコミニュケーションには、Ｐｒｏｆｉｂｕｓ，Ｍｏｄｂｕｓ，或いはＥｔｈｅｒｎｅｔをオプションで加えることができます。Ｑ４６Ｈシステムは、ポ－ラログラフィックメンブレンセンサーを採用し、試薬を必要とせずに塩素を直接測定することができます。必要な場合、濃度の高い遊離塩素の測定精度を高めるためｐＨの自動補償を加えることができます。システムにはＣＴ計算を容易にする塩素やｐＨ及び温度測定用の４～２０ｍＡ出力が組込まれています。Ｑ４６Ｈシステムは、長期間にわたり高精度で信頼性があり、省コストで維持費も安いことを求められる塩素測定監視のニーズに応える製品です。

Page 2:ｐＨセンサーフロースイッチフロー コンスタントヘッド フローセルレギュレーター塩素測定用センサーフローインディケーターフイルター インレット（外径１／４”チューブ）ボールバルブ－２－構造・特長遊離又は結合塩素の測定：Ｑ４６Ｈ測定器は工場で遊離又は結合塩素測定のいずれかに設定していますが、現場で簡単にどちらにも変更することができます。広範で柔軟な測定レンジ：測定レンジは、０～２，０～２０，０～２００ＰＰＭ及び０～２００ＰＰＢが表示できるようプログラムされ、広範な用途に対応しています。省コストでの作動：Ｑ４６Ｈは省コストで、試薬不要で作動し、飲料水、排水、冷却水或いは純水中の塩素測定監視に最適な計器です。ＡＣまたはＤＣ電源で作動：１００～２４０ＶＡＣ又は１２～２４ＶＤＣで作動します。自動ｐＨ補償機能：ｐＨ値が大きく変動する条件で遊離塩素を測定する場合は、ｐＨ補償機能により、ｐＨ９．５まで測定値を補正します。残留塩素／ｐＨの同時測定：ｐＨ補正を必要としない場合でも、ｐＨセンサーを追加することで、塩素とｐＨ測定を同時に測定することができます。この場合、塩素とｐＨの両方をそれぞれ４～２０ｍＡで出力することができます。３つのアナログ出力：第３のアナログ出力は、塩素、ｐＨ又は温度の出力用として追加することができ、ＣＴ値を求められる仕様に理想的です。ＰＩＤ出力：塩素制御を行う場合は、１つの４～２０ｍＡ出力を塩素除去装置のＰＩＤ制御に設定することができます。リレー出力：標準で３つのＳＰＤＴリレー出力が組込まれています。必要な場合は、低出力のＳＰＤＴリレーを追加することもできます。デジタルコミニュケーション：Ｑ４６Ｈ測定器はデジタル出力を利用でき、オプションでＰｒｏｆｉｂｕｓ－ＤＰ，Ｍｏｄｂｕｓ又はＥｔｈｅｒｎｅｔが利用できます。取付が容易ですＡＴＩではＱ４６をＰＶＣ製バックプレートに取付けた完全な形の測定システムを供給することができます。これに電源とサンプル水及びアナログのリレー出力を接続するだけですぐ使用することができます。尚システムにサンプル水の流れを表示するリモートフロースイッチを付けることもできます。

Page 3:浸漬式及びフローセル式センサー緩衝剤や遊離塩素測定用ＤＰＤ試薬は一切不要ですコンスタントヘッドフローセル シールドフローセルセンサーポラライザー－３－センサー及びフローセル オプション塩素用センサーにはフローセル取付型と浸漬型の２つのタイプがあります。遊離塩素を測定する場合はフローセル型にします。サンプルの流量と圧力の正しい制御は測定精度に対して重要で、これには標準のコンスタントヘッドフローセルを使用します。シールドフローセル及び低流量のフローセルは特殊仕様に使用します。仕様についての詳細はＡＴＩの代理店にお問い合わせください。浸漬式の結合塩素用センサーは、工場その他から出る排水中の全塩素測定に使用します。排水中にはしばしば１ＰＰＭ以上のアンモニアが含まれており、このため残留塩素は９０％以上がモノクロラミンになっています。浸漬型センサーによる測定では、サンプリングや試薬の添加なしに全塩素の測定を行うことができます。システムのオプションＱ４６ＨシステムはＡＣ電源用（１００～２４０ＶＡＣ）の他に１２～３０ＶＤＣ電源用も製作しています。基本システムには２つの４～２０ｍＡ出力と、３つのＳＰＤＴアラームリレーが組み込まれています。ｐＨ補正が必要な場合、或いはｐＨ測定が必要な場合はオプションのｐＨセンサーが必要です。ｐＨセンサーを接続した時は、塩素／ｐＨ測定システムにするため、第２のアナログ出力を温度に替えてｐＨ用の設定に変更することができます。Ｑ４６Ｈシステムは出力機能を追加して供給することもできます。第３の４～２０ｍＡ出力又は３つの低電力リレーのどちらかを追加することができます。第３のアナログ出力を追加することが一般的で、塩素、ｐＨ及び温度をそれぞれ出力することができます。このアナログ出力のオプションに加えて、Ｑ４６Ｈ測定器にはデジタルコミニュケーションを付けることができます。ＰｒｏｆｉｂｕｓＤＰインターフエースが現在使用でき、ＭｏｄｂｕｓとＥｔｈｒｎｅｔオプションは開発中です。センサーの準備塩素測定用のセンサー、特に遊離塩素用センサーは最初の取付時やメンブレンを交換した場合に最大８時間の安定時間を必要とします。ＡＴＩではスペアセンサーを数分間で取付ができる、電池式の安定化用”ポラライザー“を提供しています。このポラライザーはセンサーのコネクタ内に単に挿入するだけで調整も不要です。

Page 4:モニターレンジ ０～２．０００，０～２０．００、０～２００．０ＰＰＭ精 度 ±０．０１ＰＰＭ繰り返し精度 ±０．０１ＰＰＭゼロ点ドリフト０．０１ｐｐｍ／月以下電 源 ・１００～２４０ＶＡＣ±１０％，５０／６０Ｈｚ，最大１０ＶＡ。・１２～２４ＶＤＣ，負荷抵抗５００ｍＡ（オプション）アナログ出力 ４～２０ｍＡ(２点)，負荷抵抗５００Ω以下、標準リレー出力 ＳＰＤＴ（３点）、６Ａ＠２５０ＶＡＣ（標準）ＳＰＳＴ（３点）、低電圧リレー（オプション）ディスプレー ４桁／１２ｍｍＬＣＤ(メイン表示)１２桁の第２ライン（サブ表示）ケース ＮＥＭＡ４Ｘ（ＩＰ－６６）ポリカーボネート製作動環境 ０～５０℃重 量 ２．７ｋｇ（センサー、フロ－セル、付属品）６．８ｋｇ（システム組立の場合、ページ２の図参照）センサー及びフローセル塩素センサー メンブレンアンベロメトリック（ポラログラフィク）ｐＨセンサー コンビネーションｐＨセンサーアンプ付またはアンプなし材 質 ＰＶＣ、ＳＵＳ３１６応答時間 ６０ｓｅｃ以内で９０％許容温度 ０～５０℃許容圧力 ０～０．３４ＭＰａセンサーケーブル ７．６ｍ標準センサーフローセル透明アクリル製コンスタントヘッドオーバーフローセル（標準）シールドアクリルフローセル（オプション）サンプル流量 ０．５~１．０ι／ｍｉｎ注 記：１．全てのシステムには、メンブレン１パック(１０枚入)、１２０ｃｃの電解液ボトル１本、スペアキット（Ｏ－リング、ネジをそれぞれ３ケ封入）が含まれています。２．末尾記号Ｄの２，３，４を選択すると、Ｑ４６Ｈ測定器に塩素及びｐＨの両方を出力することができます。３．塩素／ｐＨコンボシステム用のフローセルは測定器から７．６ｍ以内に設置せねばなりません。４．ｐＨ４及び７用のバッファーは、末尾記号Ｄの２，３，４と一緒に供給されます。５．パイプ取付用には２”Ｕ－ボルト（４７－０００５）２本が必要です。発注仕様型式Ｑ４６Ｈ－Ａ－Ｂ－Ｃ－Ｄ－Ｅ－Ｆ－Ｇ 残留塩素計末尾記号Ａ－測定形式６２ 遊離塩素用６３ 結合塩素用末尾記号Ｂ－電源形式１ １００～２４０ＶＡＣ，５０／６０Ｈｚ２ １２～２４ＶＤＣ末尾記号Ｃ－センサー形式１ コンスタントヘッドフローセル付センサー、７．６ｍケーブル付２ 浸漬式センサー、７．５ｍケーブル付（結合塩素用のみ）３ 低流量フローセル付センサー４ １-1/2”、フロー“Ｔ”付センサー（結合塩素用のみ）５ シールドフローセル付センサー６ フローセンサーのみ、フローセルなし（工場に問合せ要）末尾記号Ｄ－ｐＨセンサー入力１ なし２ Ｑ２２ｐＨセンサー、バッテリ－プリアンプ及び、７．６ｍケーブル付３ 標準ｐＨセンサー、７．６ｍケーブル、及びオーバーフローセル用アダプタ付４ 標準ｐＨセンサー、７．６ｍケーブル及びシールドフローセル付末尾記号Ｅ－ディジタル出力１ なし２ ＰｒｏｆｉｂｕｓＤＰ３ Ｍｏｄｂｕｓｕ４ Ｅｔｈｅｒｎｅｔ末尾記号Ｆ－オプション出力（１つのみ選択）１ なし２ ４～２０ｍＡ出力、１点追加３ 低出力リレー、３点追加、（ＳＰＳＴ，最大０．５Ａ）末尾記号Ｇ－システム組立１ なし２ フローコントロール付パネル（フロ－スイッチなし）３ フローコントロール付パネル（フロ－スイッチ付）オプション０７－０１００ NEMA4Xジャンクションボックス３１－００３８ センサー延長ケーブル（最長３０ｍ）００－０６２８ 浸漬式センサー用取付ブラケットキット００－０２５９ ＣＯ２緩衝剤インジェクションシステム（浸透制御用）５５－０００３ ＣＯ２緩衝システム用流量計００－０５７０ 遊離塩素センサーポラライザー（フローセンサー用）００－０５７２ 結合塩素センサーポラライザー（フローセンサー用）００－０５７３ 結合塩素センサーポラライザー（浸漬式センサー用）４７－０００５ ２“U-ボルト、３０４ＳＳ０５－００６８ パネル取付ブラケットキットＱ４６Ｈ／６２-６３ 仕様諸元表