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触媒燃焼式小型排ガス処理装置(DEOCAT)

製品カタログ

局所排気に対応する、安全でコンパクトな設計の電熱式排ガス処理装置

VOC(揮発性有機系ガス)に対し、酸化触媒を使って低温燃焼(約200~350℃)させることで無害化処理をします。これによって、装置の小型化と運転コストの低減が可能になりました。

特長
・電熱式を加熱方式とする安全でコンパクトな設計のため、局所排気に最適
・酸化触媒には、高効率で圧力損失が少なく、耐久性も高い貴金属メタルハニカム触媒を採用
・低温燃焼+プレート式熱交換器により、ランニングコストの低減が可能

このカタログについて

ドキュメント名 触媒燃焼式小型排ガス処理装置(DEOCAT)
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 566.9Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 田端機械工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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触媒燃焼式排ガス処理装置 DEOCAT VOCを分解 揮発性有機系ガスを「触媒燃焼方式」により効率よく無害化 装置前面 装置背面 DEOCAT は VOC( 揮発性有機系ガス ) に対し酸化触媒を 使用し低温燃焼 ( 約 200 ~ 350℃) させて、無害化処理し ます。 炭化水素反応式 CmHn + O2 = CO2 + H2O + 反応熱 特長 ・加熱方式は電熱式とした、安全でコンパクトな設計です。 省スペース設計なので発生源の側に設置し、局所排気に対応 できます。 ・酸化触媒は効率がよく、圧力損失が少なく、耐久性の高い貴 金属メタルハニカム触媒を採用しました。 ・低温燃焼+プレート式熱交換器によりランニングコストを低 く抑えることが出来ます。 さらにガス濃度によっては自燃運転が可能です。 ・排気ブロワをサクション側で使用しているので処理ガスに よるブロワの汚れがありません。 触媒燃焼法 排ガス装置の方式には、1) 燃焼法 2) 洗浄法 3) 吸着法 4) オゾン酸 DEOCAT 処理フロー 化法 5) 生物脱臭法 6) プラズマ脱臭法 7) 光触媒法など様々な方法 がありますが、運転が容易で有機系物質であれば最も安定して分解で 排気ブロワ きるのが燃焼法です。 清浄ガス ブロワ冷却用エア 一般的な燃焼法は、処理ガスを 650℃~ 800℃の高温に加熱し、一定 以上の滞留時間(0.5 ~ 1 秒)を保持することによって酸化分解反応 熱交換器 を起こし処理ガスを分解します。 この方法は、直接燃焼方式として装置化されています。 これに対して金属触媒を燃焼時に使用する触媒燃焼法は、直接燃焼の 希釈エア 半分以下の約 300℃のガス温度で 0.05 秒程度触媒と接触させるだけ で直接燃焼と同様の酸化分解をおこなうことができます。 このように燃焼式の中でも触媒燃焼方式は、直接燃焼式と比べて分解 ハニカム触媒 速度が速く、低温で反応が起こるので装置の小型化と運転コストの低 減が可能です。 予熱部 触媒燃焼は、さまざまな用途で使用されており、古くは " 白金カイロ " も触媒を利用したもので、白金の触媒作用により燃料のベンジンが 低温度で酸化分解し、その際発生する分解熱を暖房に利用したもので す。 最近では、自動車のマフラーに触媒を利用した酸化装置が取り付けら 処理対象ガス れ排気ガスが浄化されています。 DEOCAT はこの触媒燃焼法を利用した装置で、低い温度で炭化水素 を主成分とする揮発性有機化合物を水蒸気と二酸化炭素に酸化分解す ることができます。 〒114-0013 東京都北区東田端 1-6-2 Phone. 03-3800-3411 Fax. 03-3800-3418 http://www.tabatakikai.co.jp/ C0001-0002
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触媒燃焼式小型排ガス処理装置 DEOCAT 酸化触媒 貴金属メタルハニカム触媒 貴金属メタルハニカム触媒 酸化触媒にはさまざま な種類の金属や種々の形状がありますが、DEOCATでは以下の基準により、 標準SV値60,000、圧力損失はセラミックハニカムの約2/3で、ステンレス基 体により物理的にも強度が高く高い浄化性能を持った貴金属メタルハニカム触 媒(プラチナ・パラジウム)を採用しました。 メタルハニカム触媒の特長 ・ 低い温度で酸化処理できかつ高い温度でも耐えられること。 (高濃度のガスを処理できること) ・ 大きな※SV値がとれること(装置がコンパクトにできる) ※ SV 値 (S p a ce V el oc i t y 空間 速度 ) SV 値 =処 理 ガス 量 (m 3 N / h r) / 触 媒量 ( m3 ) ・ 物理的に丈夫であること ・ 圧力損失が低く目詰まりしにくいこと 貴金属メタルハニカム触媒 ・ 長い寿命を持ちメンテナンスが楽なこと 加熱方式 触媒が機能するためには処理ガスを触媒の反応温度まで加熱する必要があり ます。 この加熱源には取り扱いが容易で、安全性が高く小型設備には最適な電気ヒ ーター式として弊社の固着ポリマー洗浄除去装置「クリーン・ショット」で も採用しており高い耐久性が実証されているインコロイヒーターを使用して います。 処理ガスの濃度によっては自燃によって反応温度が保持できるのでヒーター を使用するのは装置立上げ時のみという経済運転を行える場合もあります。 また、ランニングコストを下げるために、コンパクトで熱交換率の高いクロ スタイプのプレート式熱交換器を使用しています。 プレート式熱交換器 標準仕様 TYPE-1 TYPE-2 処理量 1 m 3 / mi n 2 m 3 /m i n 触媒 貴金属メタルハニカム 貴金属メタルハニカム 加熱方式 電熱ヒーター 電熱ヒーター 電気容量 AC 200V 5.2kW AC 200V 10.4kW 概略寸法 W450mm×D600mm×H1,450mm W600mm×D750mm×H1,800mm 注意事項 1. DEOCATはすべての種類のVOCに対応しているわけではありません。詳細は弊社営業部へお問い合わせください。 2. DEOCATはすべてのVOCを完全に除去するわけではありません。臭気の感じ方には個人差が大きいことをご了解ください。 3. 処理ガス中に触媒毒(ハロゲン等)が含まれるか処理ガスが高濃度の場合は、弊社「直燃式排ガス処理装置」を推奨します。 〒114-0013 東京都北区東田端 1-6-2 Phone. 03-3800-3411 Fax. 03-3800-3418 http://www.tabatakikai.co.jp/ C0001-0002