1/20ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(3.4Mb)

医薬品向け粉体技術

製品カタログ

医薬品の生産効率・品質改善を目指す粉体プロセスの紹介

日米欧三極にまたがる” 粉体技術” が皆様をサポートします

□粉体技術のリーディングカンパニー
 粉砕・分級・粒子設計・混合・乾燥・造粒・ハンドリング・測定・集塵やクリーンルームなど
 豊富な実績に裏付けされた技術力によって、安全で効果的なシステムを構築します。
□ ナノテクノロジーへの挑戦
 ” 粉体技術” を核とした、更なるブレークスルーを目指して、
 ” ナノパーティクルテクノロジー” の事業展開により、既存の概念にとらわれない、技術革新に取り組んでまいります。

◆詳細は、カタログをダウンロードしてご覧ください。

このカタログについて

ドキュメント名 医薬品向け粉体技術
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 3.4Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 ホソカワミクロン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

このカタログの内容

Page1

医薬品製造プロセス 粉体機器総合カタログ
Page2

Head Office 海外関係会社(医薬機器製造拠点抜粋) - Japan - ■ Hosokawa Micron Corporation - Germany - 1-9, Shoudai-tajika, Hirakatashi, ■ Hosokawa Alpine AG Osaka 573-1132 Japan Peter-Dörfler-Straße 13-25, Postfach 101151D-86199, Tel : +81-72-855-2224 Augsburg, Germany Fax : +81-72-855-2679 TEL:+49-821-59060 FAX:+49-821-57-35-78 ■ Tokyo Office 407-2, Nakatoyofuta, Kashiwa-shi, Chiba 277-0873 ■ Hosokawa Alpine Compaction Japan A Division of Hosokawa Alpine AG Tel : +81-4-7131-3160 P.O.Box 1152 Daimlerstraße 8, D-74207, Leingarten, Fax : +81-4-7131-3183 Germany TEL : +49-7131-898669-221 FAX : +49-7131-898669- 309 - Korea - ■ Hosokawa Micron (Korea) Ltd. A-612, 10, Olympic-ro, 35ga-gil, Songpa-gu, Seoul 138- - Netherlands - 794 Korea ■ Hosokawa Micron B.V. TEL : +82-2-420-5691 Gildenstraat 26, NL-7005 BL Doetinchem, Netherlands FAX : +82-2-420-5693 TEL:+31-314-373333 FAX:+31-314-373456 - China - - U.K.- ■ Hosokawa Micron (Shanghai) Powder Machinery ■ Hosokawa Micron Ltd Co.,Ltd Rivington Road, Whitehouse Industrial Estate, Runcorn, Room 1004, No. 43 East Universe Enterprise Center. Cheshire, WA7 3DS, U.K. Lane.118. Yong He Road, 200072 Shanghai, P.R.China TEL: +44-1928-755-100 FAX: +44-1928-714-325 TEL : +86-21-5306-8031 FAX : +86-21-6404-7579 - USA.- ■ Hosokawa Micron International Inc. - Malaysia - 10 Chatham Road, Summit, NJ 07901, U.S.A. ■ Hosokawa Micron (Malaysia) Sdn Bhd TEL:+1-908-273-6360 FAX:+1-908-273-7432 No.109C, Jalan SS 21/1A Damansara Utama 47400 Petaling Jaya, Selangor - Malaysia TEL : +60-3-7725-7433, +60-3-7725-7533 FAX : +60-3-7725-6433 プロセステクノロジーで未来を拓く URL http://www.hosokawamicron.co.jp 粉体システム事業本部 《 大阪営業部》 〒 573-1132 大阪府枚方市招提田近 1-9 TEL (072)855-2221 FAX (072)855-2669 《 東京営業部》 〒 277-0873 千葉県柏市中十余二 407 番 2 TEL (04)7131-3160 FAX (04)7131-3161 メンテナンスサービス事業本部 《 大阪メンテナンスサービス部》 〒 573-1132 大阪府枚方市招提田近 1-9 TEL (072)857-3721 FAX (072)857-2771 《 東京メンテナンスサービス部》 〒 277-0873 千葉県柏市中十余二 407 番 2 TEL (04)7131-6612 FAX (04)7132-2516 《 下関営業所》 〒 751-0806 山口県下関市一の宮町 2 丁目 7-24 TEL (083)263-2656 FAX (083)263-2686 《 名古屋営業所》 〒 464-0851 愛知県名古屋市千種区今池南 29 番 16 号 川島第 5 ビル 2 階 2017HMC All Rights Reserved. Printed in Japan TEL (052)735-4380 FAX (052)735-7750 2017 年 2 月 8 日 第 9 版 製作:ホソカワミクロン株式会社
Page3

日米欧三極にまたがる” 粉体技術” が皆様をサポートします □ 粉体技術のリーディングカンパニー  粉砕・分級・粒子設計・混合・乾燥・造粒・ハンドリング・測定・集塵や クリーンルームなど、豊富な実績に裏付けされた技術力によって、安全で 効果的なシステムを構築します。 □ ナノテクノロジーへの挑戦  ” 粉体技術” を核とした、更なるブレークスルーを目指して、” ナノパーティクル テクノロジー” の事業展開により、既存の概念にとらわれない、技術革新に 取り組んでまいります。 1
Page4

□ 世界の規制・ガイドラインへの準拠 当社は欧州・アジア・米国の三極オペレーション体制を構築しており、 そのグローバルネットワークを最大限活用して、各国の主要な関連規格と ガイドラインをクリアします。また、世界の最新技術を投入して先進 のシステム構築を行うことが可能です。 対応規格・ガイドライン □ PIC/S □ COSHH □ OSHA □ JIS □ ISPE □ AGS □ cGMP など ISPE の SMEPAC に準拠した測定風景(オプション) 2 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page5

POWDER AND PARTICLE PROCESSING SYSTEM EXAMPLES 医薬製造システムフロー 原薬 ・ 添加剤 原薬・添加剤・固形製剤の生産ラインに おいて、粉体を取り扱うプロセスはこれらの 図のように多岐にわたって存 在します。 このため、前後工程との調整や、粉体の ハンドリングなど、単機だけの販売・導入 ではトラブルを招き易いことが知られて います。ホソカワミクロングループでは、 粉体を取り扱う機器、つまり乾燥、混合、 原料投入・ 秤量 解砕・整粒、粗粉砕、微粉砕、超微粉砕、 ストットチッピングブース 反応 ・ 合成 造粒、供給・排出・充填、コンテインメント 反応釜 ( ケミカルハザード 防 止 用 封じ込 め)、 製品回収(バグフィルタ)、測定(力学特性、 粒度など)、クリーンルーム(エアーシャワー などを含む)といった多くの製品を取り 解砕 揃えています。これら粉 体 関連設 備の ニブラ トータルエンジニアリングによって、ユーザー の要求に合った粉 体プロセスの構築を 固液分離 行えることが弊社の大きな特徴です。 遠心分離機 以降のページではそれぞれの単位操作 ごとの装置をご紹介しております。 乾燥 ナウタミキサ 超微粉砕 製品捕集 カウンタージェットミル パルスジェットコレクタ 粒子径分布測定 オプティサイザ 充填 ・ 計量 ストット充填計量装置 解砕 製品測定 ・ 評価 フレーク パウダテスタ クラッシャ +測定ブース 3
Page6

固形製剤 微粉砕 ファインインパクトミル 原料投入・ 秤量 ストットチッピングブース 高速攪拌 粒子径分布測定 サイクロミックス オプティサイザ 混合 ナウタミキサ 打錠 整粒 打錠機 ファーマミル コーティング 糖衣機 製品測定 ・ 評価 パウダテスタ 小分け ・ 包装 造粒 ・コーティング +測定ブース アグロマスタ 4 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page7

POWDER AND PARTICLE PROCESSING DRYING 乾燥 弱熱性原料等を乾燥させるためには、減圧下で乾燥を行う バッチ式乾燥機が適しています。なかでも、高い混合性能により 外部ジャケットからの熱伝達効率が良く、さらに製品の排出が 容易である、ナウタミキサ真空・耐圧型が有効です。さらに 低温で乾燥する必要がある場合、ナウタミキサの機構を応用 し、無菌仕様にも対応した撹拌型の減圧・凍結乾燥機 アクティ ブフリーズドライヤが適しています。 一方、熱に敏感ではない原料では、熱気流によってスラリーを 直接微粉にまで乾燥させることができるため、ほかの熱風乾燥 機よりもコスト的に有利なドライマイスタが有効です。 攪拌式凍結乾燥 アクティブフリーズドライヤ AFD ナウタミキサ 真空 ・ 耐圧型 CENTRIFUGE CENTRIFUGE PCS-7 SPRAY WORK-STATION DRYER MMI C PT TT M M LS C TCV TT COOLING VACUUM DRYER LS C TCV TT LS TT HEATING PI C TCV TT M LS CIP TANK MMI LS LS LS F 粉砕・分級・気流乾燥 P&ID 医薬乾燥システムフロー ドライマイスタ DMR-H 5
Page8

MIXING 混合 世界的にも” 混合機” の代名詞として知られ、全分野に亘って 広く用いられているナウタミキサは、多様な目的の混合で使用 いただけます。更に精密混合を要求する場合や、凝集性の高 い原料や湿原料の混合 ・ 複合に威力を発揮するサイクロミック スをご利用いただいています。また連続生産プロセスに不可 欠な混合機としてモデュロミックスを開発しました。何れも豊 富な実績に裏打ちされた設計で、確かな製品作りをサポート します。 連続混合 モデュロミックス MMX ナウタミキサ 高速せん断混合 サイクロミックス( C-SIP) 6 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page9

POWDER AND PARTICLE PROCESSING SIZE REDUCTION 粉砕 整粒 ・ 解砕 医薬品粉砕の目的は、 □ 薬剤の溶出速度の促進、制御 乾 燥や濾 過 工程で 生 成した凝塊物や湿 原料の解砕、 □ 薬剤のバイオアベイラビリティの向上 整粒には粉塵の発生が少なく、スクリーンの取替えが □ 混合前の粒度調整による含量均一性の向上 容易で分解・洗浄性に優れているニブラー、フレーククラッ □  微細化に よる圧縮 成形時の 結合力の向 上     シ ャを用いて 1 mm~ 数 cm 前後 の製品を 得ること ができ   □ 粒子・コーティング物の表面平滑性の向上 ます。凝塊物から粉体まで幅広い原料に対応でき 1cm ~ □ 自然動植物体などからの薬剤成分の解体・抽出 50 μmのシャープな製品を得るには、分解・組立が簡単で などです。 洗浄性を重視した設計のファーマミルを提案致します。 ホソカワミクロンの粉砕機を大別すると □ 数 cm ~ 50 μm程度までの製品が得られる「整粒・解砕機」 □ 数百μm~ 5 μm程度までの製品が得られる「微粉砕機」 □ 10 μm~ 1μm程度までの製品が得られる「超微粉砕機」 に分けることができます。 カウンタージェットミル ニブラ NBS スパイラルジェットミル スーパーミクロンミル E ACM パルベライザ ファインインパクトミル ファーマミル フレーククラッシャ ニブラ 10mm 1mm 100 μ m 10 μ m 1 μ m フレーククラッシャ FC 卓上型ファインインパクトミル 100UPZ-c ファーマミル FM-P 7
Page10

微粉砕 数十マイクロメートルの粉体は、粒状の物質に比べて 幅広い粒度にわたって医薬品・賦形剤・添加剤などの 比表面積が大きく、溶解性が良く、かつ比較的生産しや 粉砕を行うため 4 種類のハンマと、大きく分けて 3 種類の すいという利点があります。 ライナ・スクリーンを組み合わせた高速衝撃微粉砕機が、 このような大きさの粉体を作る医薬用の粉砕機として、 ファインインパクトミルです。過粉砕することなく目的の 当社ではファインインパクトミル、マイクロ ACM パルベラ 粒度の製品を得ることができ、非常に粉砕性能が高い イザ、スーパーミクロンミル E を提案いたします。 ベストセラー粉砕機はマイクロACMパルベライザです。 本装置は分級機を内蔵した高速衝撃式高性能微粉砕機で あり、特殊形状のハンマにより効率よく粉砕できます。 繊維質の多い植物性原料等の微粉砕に最適な装置は、 異成分・異物質の分離除去機構を内蔵した摩砕・衝撃式 粉砕機、スーパーミクロンミル E です。 ファインインパクトミル UPZ マイクロ ACM パルベライザ スーパーミクロンミル E 8 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page11

POWDER AND PARTICLE PROCESSING SIZE REDUCTION スパイラルジェットミル AS 圧縮空気を利用して粒子を微粉砕するため、駆動部が無く、 清掃も容易なジェットミルが、スパイラルジェットミル AS です。 一般的なスパイラル型のジェットミルに比べて、部品点数が 極端に少ないため、分解洗浄が容易です。さらに構造的にも、 防爆仕様が容易に実現できます。スパイラルジェットミル AS は モース硬度 3 までの医薬品の微粉砕に適しています。この装置は 実験室用の小型機(50AS、最小バッチ量 10g 程度)から大型機 まで(500AS、数十 kg/h)ヨーロッパの医薬メーカを中心として 幅広く利用されています。 50AS(フィーダー+10L タンク) 100AS 50AS(卓上型) 9
Page12

カウンタージェットミル AFG 対向式のジェット粉砕機構と精密分級機の組み合わせに よって、数μm から数百μm まで広範囲かつ粒度の揃った 製品を得られます。 構造がシンプル、かつ構成部材のワンピース化などに より医 薬向けとして最 適で、CIP、CIP/SIP にも対応 可能です。 100AFG 200AFG (CIP) 10 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page13

POWDER AND PARTICLE PROCESSING SIZE ENLARGEMENT 造粒 無菌化された薬液を、直接噴霧造粒流動乾燥させることにより、 乾燥粉末や顆粒を作成したり、あるいはマイクロコーティングを 可能とするのが、CIP,SIP 対応のアグロマスタ AGM-SD-CS です。 加 熱しても品質の 劣化 がほとんど無いような原 料 の場 合、 スプレードライだけでは到達不可能な低水分製品を得ることが できます。また多種類の原料とバインダを均一に混合するため、 チャンバ内に 2 枚のオリフィスプレートを設けた押出造粒機、 エクストルード・オー・ミックス EM は海外でも広く利用されて います。また、湿式造粒の困難な吸湿性の高い原料粒子を造粒 するために、圧縮して板状にし、それを解砕 ・ 製粒して、造粒 品を得るシステム、圧縮造粒機 ファーマパクタ L200/50 +解 砕製粒機 フレーククラッシャ FC を用意しています。 ファーマパクタ L/P (解砕機フレーククラッシャ FC 付き) アグロマスタ AGM-SD-CS エクストルード ・ オー ・ミックス EM 11
Page14

CONTAINMENT TECHNOLOGY コンテインメント 原料の秤量・小分けから製品の充填まで、粉体を取り扱う作業 スペースに対し、集中的にクリーン環境を確保するセーフティブー ス、また測定や秤量など卓上で行うケースに特化したブースと してパウダテスタ専用セーフティブースがあります。 更に高いコンテインメントレベルが要求されるケースには、大手 製薬会社で培った、トータルハイコンテインメント技術を駆使し 粉体の秤量・袋詰め・合成・反応実験など多用途に用いること が出来る多機能型アイソレータ、粉体の取り扱いの中でも特 にコンテインメントレベルが高い粉砕・篩分・供給排出機を組 合わせたアイソレータが有ります。何れもモックアップの製作 アイソレータ組込用 や試験の実施により満足度の高い製品をご提供します。 供給ユニット 測定機パウダテスタ専用 ラボ用粉砕機精密供給機構 セーフティブース HSB セーフティブース (アイソレータ内蔵式) 粉砕機 ファインインパクトミル内蔵 粉砕機 カウンタージェットミル内蔵 アイソレータ 100UPZ-ISL アイソレータ 100AFG-ISL 12 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page15

POWDER AND PARTICLE PROCESSING HANDLING / FILLING AND WEIGHING ハンドリング ブリッジ防止用のアジテータを設けた、中心軸の無いスクリュ によって粉体を搬送する定量供給機がファイントロイン FT です。 ロードセルと組み合わせることにより、ロスインウェート方式で 運転することもできます。 また排出や供給に使われる、バルブは二種類用意しています。 ひとつは流量が大きくでき、内部流れに対する障害物がないため、 渦流や脈流を生じにくいボールセグメントバルブです。もう一方は、 ガスの漏洩を極力抑えつつ、連続的に粉体を供給・排出できる ロータリバルブ RV です。 ファイバドラムなどへの充填時には粉塵が舞う、いわゆる粉立ちが よく見られます。これを防ぐため、膨張パッキンヘッドと吸塵 機構に、計量装置を組み合わせたシステムがストット充填・計 量装置 STS であり、特に生理活性の高い医薬品粒子の製造工程な どで、広く用いられています。 ロータリバルブ RV ファイントロン FT ボールセグメントバルブ ストット充填計量装置 STS 13
Page16

PRODUCT COLLECTION 集塵 水または有機溶剤によるウェットダウンが可能な WIP パルジェット パルスジェットコレクタ コレクタは、FDA 対応も可能な医薬専用製品捕集機です。仕様・ ろ過面積に豊富なバリエーションがある粉粒体捕集機パルスジェッ トコレクタは建屋のセントラルクリーナなどクリーン環境の保持に も使用されています。水洗浄が可能なフィルタエレメントを使用し て、品替えや少量生産に対応するスーパークリーンパルスジェット コレクタもご利用いただけます。 ロータリバルブ RV WIP パルスジェットコレクタ スーパークリーンパルスジェットコレクタ SCP 14 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page17

POWDER AND PARTICLE PROCESSING MEASURING / ANALYSIS 測定・ラボ用機器 測定・分析を行う目的としては、 粉粒体の安息角や圧縮度などから流動性・噴流性を導き出すパウダテスタ □ 原料及び製品の品質管理・評価 PT-X は、そのデータの普遍性で粉体特性測定・評価装置として世界標準と □ 設備設計 ・ 仕様決定の指標 しての評価をいただき、あらゆる業界に浸透・定着しております。 □ 新製品開発時の添加剤 ・ 分散剤類選定 他 には 粉 粒体や 粒子 の成 形体と液 体とのぬれ 速 度、 ぬれ性を評 価 □ 規制 ・ ガイドライン類への準拠 できるペ ネトアナライザ PNT-N、 製 造ラインに設 置することで配管 が挙げられます。 内を流れる粒子の粒子径分布を把握するオプティサイザ XO、品質管理 等にご利用いただいております、乾式篩い分け機エアージェットシーブ 当社取り扱い機器による測定項目には、 e200LS や湿式篩分け機ヴィブレット VBL など、粉粒体に関する多様 □ 粉体特性評価(流動性指数・噴流性指数) な測定・分析機器があり、いずれも医薬分野で幅広くご活用いただいてお □ 液体との親和性(ぬれ性)評価 ります。 □ 粒子径分布(オンラインのレーザー回折散乱、 一方、研究室やパイロットスケールなどの極めて初期の段階から、すぐに 乾式と湿式の篩い分け) 生産工程へ展開可能なエンド・ツー・エンドの粉体技術を提供する超小型 □ 粒子帯電量 粉体処理機械シリーズがピコラインです。グラムオーダの原料をバッチ式 以上があります。 で処理できるだけでなく、原料が多い場合は連続処理も可能です。粉砕、 分級、混合など 10 のモジュールから必要なものを選択してご利用いただ けます。 粉体特性(流動性 ・ 噴流性) 液体との親和性(ぬれ性・ぬれ速度) パウダテスタ PT-X ペネトアナライザ PNT-N 粒子径分布 乾式篩い分け 湿式篩い分け オプティサイザ XO エアージェットシーブ e200LS ヴィブレット VBL 15
Page18

小規模研究開発用卓上ラボ機 ピコライン ファインインパクトミル ピコプレックス 連続運転対応 カウンタジェットミル AFG ピコ ピコラインのモジュール一覧 湿式ビーズミル 分級機内蔵衝撃式粉砕機 カウンタージェットミル ピンミル ピンミル ハンマミル プラットフォーム コンテインメント化された 風力分級機 高速混合機 カウンタジェットミル AFG ピコ スパイラルジェットミル 乾式粒子複合化機 16 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW
Page19

POWDER AND PARTICLE PROCESSING PARTICLE DESIGN 粒子設計 粒子設計とは、「粉体の化学的性質を変えることなく、 特に、ナノ粒子やサブミクロン、あるいはミクロンサイズの 粉体の性質を望ましい性質に改変したり、新しい粉体 微粒子を、それより大きな粒子表面に複合化することができる 物性を創製すること」とされています。ではなぜそんな 粒子複合化技術、その中でも機械的に乾式で粒子を処理す 操作が必要なのでしょうか?微細な粉体には凝集や付着と る方法は、以下のような特徴があるために広く利用されてい いった問題があることは広く知られています。特に近年盛んに ます。 なりつつあるナノ粒子の応用に際しては、従来とは比べ物 ・材料の組み合わせが極めて広い。 にならないほど強い凝集性を克服しなければなりません。 ほとんど全ての組み合わせ(有機 - 有機、有機 - 無機、 粒子を構成している分子レベルで制御しようという試みも 無機 - 無機)が可能。 盛んに行われていますが、分子自身の機能性が損なわれ ・乾燥工程が不要。 る場合もあるため、粒子レベルで物性を制御すること ・プロセスがシンプル。 の出来る、粒子設計技術が注目を集めています。 ・ランニングコストが低い。 乾式粒子複合化技術による高性能性製剤の創製 ターゲッティング 徐放化 必要な場所へ必要な薬剤を 溶出制御用の基剤や 届けるためにキャリア粒子への コーティング剤を 単層 / 多層複合化 乾式多層コーティング 苦味マスキング 防湿化 微粉にも糖やワックスを 酸化防止 コーティング 水分から薬剤を保護 酸素から薬剤を保護 ドライコーティング アモルファス化 バインダレスで薬剤を 難溶性薬物の吸収性・ コーティング 溶解性改善 粒子複合化技術 当社の粒子設計装置としては最初に開発され、装置の 一方、機械的なエネルギーだけでなく、他のエネルギー、 名前が操作の一般名ともなったメカノフュージョンシステム たとえば低温プラズマを照射しつつ粒子を複合化できる AMS は粉体に圧縮せん断力を加えて粒子の乾式複合化や 装置がナノキュラ -P です。この原理によりドーピングなど 球形化を行う装置です。 を含む気相 - 固相反応が生じることが知られています。 またこの原理に、衝撃力を加えて、ナノ粒子の乾式複合化 処理や、精密分散を従来よりも更に高速に、高度に行 うことができる装置がノビルタ NOB です。 17
Page20

単純混合品よりも溶解速度、 溶解度が向上 120 粒子複合化 100 80 60 40 AMS at 26 degC Mixing 20 Ibuprofen 0 0 500 1000 1500 2000 2500 Time [s] 微小薬剤をキャリア上に分散保持 メカノフュージョン 乾式多層複合化の例 AMS-LAB メカノフュージョン AMS-MINI ノビルタ NOB-MINI ノビルタ NOB-130 18 PROCESS TECHNOLOGIES FOR TOMORROW Dissolution rate [%]