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燃料電池用電極触媒・Coated GPF・SCR-Fllterシステム 総合カタログ

製品カタログ

触媒で地球とクルマをつなぐ

【掲載内容】
・燃料電池用電極触媒
・Coated GPF
・SCR-Fllterシステム
・新酸素吸蔵材料
・高性能活性炭シート
・二輪車・マリン汎用向け触媒
など

このカタログについて

ドキュメント名 燃料電池用電極触媒・Coated GPF・SCR-Fllterシステム 総合カタログ
ドキュメント種別 製品カタログ
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登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社キャタラー (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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Page 1:特設サイト公開中人テク展 2017 キャタラー

Page 2:1 9 6 7 年 、高 度 成 長 期の真っただ中、キャタラーは産 声を上げました。大 気 浄 化 法 改 正 法(マスキー 法 )の制 定される3 年 前 、環 境 問 題が声 高に叫ばれる前 夜 、私たちの挑 戦はすでに始まっていたのです。以 来 5 0 年 間 、触 媒の研 究と開 発に挑み続け、その技 術と実 績は広く世 界に認められるまでになりました。私たちの目指すゴ ールは「 持 続 可 能な循 環 型 社 会をつくる」ことであり、「 未 来の子 供たちのためにクリーンな地 球を護り続ける」こと。業 界のトップランナーとなった今 、私たちが追い求める未 来は「 夢 」ではなく「 現 実 」となりました。世 界中の子 供たちの未 来が私たちにかかっている。「 結 果をもたらさない挑 戦 」「 実 現できない夢の追 及 」は許されません。私たちはさらなる覚 悟と決 意を持って触 媒 開 発に挑 戦します。キャタラーコンセプトメッセージ人とくるまのテクノロジー展 2017触媒で地球とクルマをつなぐ

Page 3:クリエーションアーク センター「競争」から「共創」へ  集合知で未来を切り拓く開発拠点「ARK Creation Centre」2017年秋 活動開始/磐田市下野部工業団地もっとボーダーレスに、グローバルに。私たちは、同志たちの叡智を結集した新技術の開発を目指します。企業や技術者、そして世代や国境…垣根を越えた連携は、技術者の成長と育成を促進し、スピーディーな先進技術の開発を可能にすることでしょう。私たちは、世界中の技術者との「共創力」で新たな領域に踏み出します。クリエイションアーク センター

Page 4:水素(燃料)酸素(空気)燃料電池車(FCV)の“走る”しくみFCスタック(燃料電池)水素を燃料として搭載し、大気中から酸素を供給FCスタック(燃料電池)ZEROCO2水素(燃料)酸素(空気)FCスタック(燃料電池)FCスタック(燃料電池)電気モーターSTEP1:供給水素と酸素を化学反応させて「電気エネルギー」を取り出すSTEP2:発電FCスタックからモーターに送電し、車を走らせますSTEP3:送電電極触媒は、固体高分子型燃料電池の電極(※)に使われます。水を電気で分解すると、水素と酸素が発生しますが、燃料電池はその逆で、水素と酸素を反応させ水と電気を作り出します。電極触媒は、燃料電池の水素と酸素の反応を助けるために使われています。燃料電池車のチカラの素“電極触媒”とは電極とは、電流を通す時の、電気が流れ出る方(=陽極/アノード)と流れ込む方(=陰極/カソード)との両端につけた導体であり、その対象物を働かせる、あるいは電気信号を測定するなどの目的で、電気的に接続する部分のことをいいます。燃料電池が発電をおこなう部分は『スタック』と呼ばれ、このスタックはセパレーター(※)にはさみ込まれたMEA(※)の集合体で構成されています。個々のセパレーターには、燃料となる水素(燃料)や、酸素(空気)を流すための流路が形成され、MEAの燃料極(陽極/アノード)に水素、空気極(陰極/カソード)に酸素が供給されるようになっており、このMEAにおける電気化学反応により発電をおこなっています。燃料電池本体のしくみセパレーターとは、燃料ガスや空気を遮断する役割を果たす板状の部品です。各セルをシールする機能のほかに、ガスが流れる流路を作りこんで、水素が通過する層と、酸素が通過する層を分離する役割を果たします。MEA(Membrane Electrode Assembly)とは、固体高分子型の燃料電池に使われる、イオン交換膜と電極からなる触媒層と電解質膜とガス拡散層、場合によってはシーリングも備えた燃料電池用膜電極接合体です。セルを積層マイナス極触媒層プラス極触媒層高分子電解質膜高分子電解質膜世界初の量産型燃料電池車(MIRAI/トヨタ)の性能向上に貢献した見えないチカラ。燃料電池用車のさらなる普及には、電極触媒の化学反応が大きく貢献します。燃料電池用電極触媒自動車の未来が変わる チカラの素セル構造スタックイメージ提供:トヨタ自動車FCスタック(燃料電池)新型燃料電池自動車技術の部2014 2015技術開発賞2015触媒工業協会技術賞2015日刊工業新聞社創刊100周年記念賞セル断面構造と反応メカニズムスタックイメージ提供:トヨタ自動車人テク展 2017 電極触媒セパレーター(電極)

Page 5:電極触媒は、燃料電池車の出力向上・H2の燃費向上を決定する重要材料です。当社は、排ガス触媒と活性炭の技術を生かし、最先端の電極触媒をトヨタ自動車と共同で開発し、世界初の量産型燃料電池車に採用されました。触媒層に使用されている貴金属担持カーボン(当社技術)世界初の燃料電池車(FCV)に採用された電極触媒のヒミツ開発技術例[Pt 均一担持技術 ]当社が開発した 燃料電池用電極触媒(MIRAIに搭載された触媒)は、燃料電池車の車両課題として挙げられていた『燃料電池の出力向上』『H2の燃費向上』『登坂走行時の高温出力向上』を克服しMIRAIの性能向上に寄与したことに加え、高価な白金(Pt)の使用量の大幅な削減によるコスト低減も実現し、量産型燃料電池車(FCV)の信頼性向上に貢献しました。従来品顕微鏡写真(百万倍)触媒断面図とPtCoの特徴性能MIRAIに搭載された触媒O2反応率 1 O2反応率 3内部分布不均一一部酸化表面分布均一完全メタルO2 H2O5nmPtCOカーボン5nmO2 H2OPtCO00.450.500.550.600.65(V)電圧※従来品 開発品電圧大幅向上※キャタラー測定スモールセルデータ従来品 開発品Pt量[mg/cm2]Pt量大幅削減性能向上データ白金(Pt)系の活性種が、ナノレベルで分散します「カーボン種」や「活性表面積」「表面」が性能を左右しますPt低減データキャタラーの貴金属(PtCo)カーボン担体の特長CATALER SMOVIE燃料電池車における電極触媒の革新技術

Page 6:ユーロ6とは?PN(排出微粒子の粒子数)規制は、PM(粒子状物質)の質量規制と異なり、微小なPMの排出個数を抑えなければなりません。そこで期待されるのがPN捕集機能を有するフィルター『ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)』です。但し、GPF を単純に追加すると、搭載スペースやコストがその分だけ増えてしまいます。(図2:Bare GPF追加)そこで、当社が開発を進めているのが、GPFに3way触媒の浄化機能を付与した『Coated GPF』です。ガソリン乗用車において、1つもしくは2つ使うことが多い『3way触媒』のうち、エンジン直下 もしくは 床下 と置き換え可能な『4way触媒』を提供することで、GPFを単純に追加するよりも搭載スペースの縮小(小型化)に加え、コスト減にもつながります。(図3:3way触媒+Coated GPF)自動車排ガス規制とは、自動車やバイクなどの内燃機関から排出される『一酸化炭素(CO)』や『窒素酸化物(NOx)』、炭化水素類、黒煙などの大気汚染物質の上限を定めたものです。2014年9月1日より『EURO6』と呼ばれる自動車による大気汚染物質の排出規制値を定めた規定がヨーロッパ連合(EU)にて施行されました。EURO6は、特に『粒子状物質(PM)』と『窒素酸化物(NOx)』の排出量の規制値が厳しくなっています。2015年1月1日からは、EUで新たに販売される新車はすべて、このEURO6の規制値をクリアしなくてはならなくなりました。2017年9月からは、EURO6 d-TEMPと呼ばれるより厳しい排出基準が導入され、『排出微粒子の粒子数(PN)』の規制値がさらに強化されます。従来、自動車エンジンから排出される『粒子状物質(PM)』は「排出質量」で規制されてきました。排出重量では人体に侵入しやすく健康への影響が懸念されている超微小粒子は数値に反映されにくいため「排出個数」で粒子を規制する「PN規制」が導入されました。直噴ガソリン車『後処理装置』の方向性欧州のPN規制値動向(EURO 6)'13 '14 '15 '16 '17 '18 '19 '20 '21 '22 …<6x1012個/km<6x1011個/km2014年9月スタート2017年9月スタート※第2フェーズ施行('23迄予定)3WC(3way Catalyst)Bare GPF(触媒無し、フィルターのみ)Coated GPFCoated GPFユーロ6 に対応する後処理技術欧州ユーロ6規制対応に要求される3way触媒を塗布した(Coated)ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)は、排気物質を浄化し、更に粒子状物質(PM)の排出を抑制する高度な後処理技術である。図1. 現状(GPFなし)図3. 3way触媒 Coated GPF図2. Bare GPF追加3WC 3WC 3WC Bare GPF 3WCCoated GPFCoated GPF3WC3WC 搭載スペースUP!コストUP!搭載スペースSTAY 搭載スペースDOWNコストDOWN人テク展 2017 GPF

Page 7:ディーゼルエンジン車において、欧州を中心に世界的に厳しくなる窒素酸化物(NOx)の排出規制に対し、SCR触媒(※)の技術開発が求められています。当社では、『ディーゼル微粒子フィルター(DPF)』の通気抵抗を増大させることなく、ウォッシュコートする技術を確立し、NOxを浄化するSCR触媒とDPFを一体化させた排出ガス浄化システム『SCR-Filterシステム』の開発をしました。このSCR-Filterシステムは、排出ガスの後処理装置をエンジンにより近づけることができ、排出ガスをより温度の高い状態で流入させることができることに加え、小型化による熱容量の削減が可能になります。また、エンジン始動直後の排出ガスが、低温とされる運転領域において、早い段階から触媒の活性化を実現します。2014年4月、ロンドンに『白いスモッグ』が覆い、英国の環境・食糧・農村地域省は、一部の地域に大気汚染最高レベル『非常に高い』と警告をし、パリでは、政府が『大気汚染警報』を発令しました。これらの原因のひとつは、2000年代に燃費の良いディーゼルエンジン車の人気が高まったこと。新規登録台数に占めるディーゼル車の割合は5割を越え、フランスでは6割を越えています。しかし、欧州ではガソリン車に比べディーゼル車の排ガス規制は遅れていました。欧州では、70年代から環境規制がはじまって以降、順次厳しい基準を制定してきたが、大気汚染は想定したほど改善されず、さらなる規制強化策として2014年9月に排出ガス規制『ユーロ6』が発行されました。窒素酸化物(NOx)を浄化するSCR-Filterシステムディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)に、ウォッシュコートすることで、粒子状物質(PM)と窒素酸化物(NOx)を同時に浄化することができます。DPFの構造体で、煤(すす)をトラップし、ガスのみがDPFウォールを通過します。DPFウォールに塗布したウォッシュコート層(ゼオライト)が、通過したガスと接触し、NOxも浄化します。SCR-Filterシステムによる浄化の仕組み発行日新モデルガソリンNOx NOx PMディーゼル上限値(mg/km)ユーロ0ユーロ1ユーロ2ユーロ3ユーロ4ユーロ5ユーロ61991年101992年 71996年 12000年 12005年 12009年 92014年 9月月月月月月月1,0004902501508060601,60078073050025018080規定なし140100502555欧州の乗用車の排ガス規制参照:欧州自動車工業会(ACEA)DOCSCR-F尿素インジェクション排出ガス浄化ガスSCR触媒は、窒素酸化物(NOx)を触媒により窒素分子(N2)と水(H2O)に転換します。尿素が排気ガスに加えられ、分解して生成したアンモニア(NH3)が触媒上に吸収します。『炭化水素(HC)』『一酸化炭素(CO)』『粒子状物質(PM)』『窒素酸化物(NOx)』除去イメージ酸化活性を向上し、SCR反応に最適なガスを供給触媒配置を最適化し、SCR反応効率を向上PM  NOx N2 CO2 CO HC 尿素SCR-Filterシステム欧州のNOx基準を満たすディーゼル車用触媒乗用車の排ガス規制『ユーロ6』で、約6割に大幅に削減が定められた窒素酸化物(NOx)排出基準をクリアするために、DPFに触媒配置を最適化し、SCR反応率を向上させました。『ユーロ6』で最も厳しい規制はディーゼル車のNOx排出基準人テク展 2017 SCR-Filterシステム

Page 8:日本化学会化学技術賞日本セラミックス協会技術賞新酸素吸蔵材料酸素濃度変動時の活性領域を拡大した材料従来材料とは『酸素吸蔵特性』が異なる新酸素吸蔵材料を開発。『酸素の吸蔵速度が遅い』ことに加え、『高容量の吸蔵特性』があります。CeO2-ZrO2固溶体(CZ)は、自動車用3way触媒において、変動する排気の雰囲気を調整します。浄化活性においては、特に窒素酸化物(NOx)の還元活性を保持する機能、酸素貯蔵能(OSC)を持っています。近年、厳しさを増す 排ガス規制 への対応のため、NOxの排出を低減する技術が求められり、当社では、排出ガス中の酸素濃度変動域での「NOx排出挙動」に着目し、従来材料より 酸素濃度変動時の活性領域を拡大する ことを目指し、酸素濃 度 変 動 時の活 性 領 域を拡 大した材 料「 新 酸 素 吸 蔵 材 料 」(=p C P:p e r s i s t e n tCeria-Zirconia Pyrochlore type solid solution)の開発に成功しました。この技術は、2015年3月『豊田中央研究所』『トヨタ自動車』『キャタラー』の共同で、日本化学会化学技術賞、2016年6月、『第70回日本セラミックス協会賞 技術賞 』を受賞しました。当社が開発した新酸素吸蔵材料は、従来材料に比べ 酸素吸蔵特性 が「遅い」ことに加えて「大容量」のため、従来材料に比べて開発材料の方が、触媒として欲しい 酸素吸蔵特性 により近づけることができます。したがって、酸素濃度変動域での「NOx」の排出を大幅に抑制することも可能となりました。Ce・Zrがランダムに配列した結晶構造酸素濃度変動時の活性領域を拡大した材料材料の構造 吸蔵能力開発品従来品Ce・Zrが規則的に配列した結晶構造酸素吸蔵能力が大きく遅いため、貴金属は金属状態を維持し、NOx浄化しやすいランダムな構造のため、表面酸素のみ反応規則的な構造のため、結晶子内部の酸素も反応できる酸素吸蔵能力が小さいため、過剰な酸素により貴金属は酸化状態となり、NOx浄化し難いホタル石構造パイロクロア構造CeZrCeZrO2O2-O2-O2-O2-O2-不活性領域結晶子内部結晶子表面表面のO2のみ吸蔵・放出O2O2-O2-O2-O2-O2-結晶子内部結晶子表面O2表面のO2のみ吸蔵・放出NOXNOXO-O-O- O- O- O- O- O-酸素吸蔵能力不足 貴金属(酸化状態)O-O-O- O- O-O- O- O- O- O-貴金属(金属状態)NOXNOXN2NOx CO → N2 CO20 10 20 30NOx排出量酸素濃度変動大従来材料のみ開発材料経過時間(秒)酸素吸蔵量開発材料速度改良欲しい酸素吸蔵特性従来材料酸素吸蔵量向上0pCPpersistentCeria-ZirconiaPyrochlore type solid solution触媒を加工する際、従来材料を使用した場合『酸素の吸蔵能力が低い』ため、酸素が吸蔵能力以上に流入した際、貴金属は酸化されるため不活性状態となり、窒素酸化物(NOx)の浄化ができませんでした。当社が開発した『新酸素吸蔵材料(pCP)』は、酸素吸蔵能力が『遅い』ことに加え『大容量』のため、過剰な酸素を吸蔵することが可能になりました。つまり、貴金属が金属状態を保つことができ、活性状態が保持されるため『NOx』を浄化できることができます。写真はイメージです。新酸素吸蔵材料の効果経過時間定説にとらわれない発想と、技術分野の壁を越えた連携で生まれた革新的な材料。 開発プロジェクトストーリー人テク展 2017 新酸素吸蔵材料

Page 9:高性能活性炭シート世界最大の自動車市場を意識した臭気除去2009年に米国を抜いて世界最大の自動車市場となった中国。自動車という世界最大の市場において、化学物質に敏感な中国人の嗜好を重視した製品開発を行っています。米調査会社J.D.パワーの『中国自動車初期品質調査』によると、新車を購入した中国人が不満に感じる項目として、車内の不快なニオイが2年連続でトップ。中国は2009年に米国を抜いて世界最大の自動車市場となっており、自動車という世界最大の市場において、化学物質に敏感な中国人の嗜好を重視することが必須となります。当社では、車室内に存在する微量の揮発性有機化合物(VOC)や、新車特有の臭気除去を目的に『高性能活性炭シート』を開発しました。アルデヒド類は、シックハウス症候群の原因物質として室内環境における測定が求められているほか、悪臭防止法により、工場の敷地境界線などで測定するよう義務づけられています。FS02-200KVOC用高機能活性炭シートケミカル吸着剤 不織布繊維室内や部品単独から発生する低濃度VOCを効果的に吸着除去活性炭を用いた一般的なシートは、バインダー成分などにより活性炭の細孔が閉塞するなど、吸着性能の一部が損なわれていました。当社が開発した『高性能活性炭シート』は、活性炭の細孔閉塞を抑えることにより、吸着性能を維持しています。また、アルデヒド(※)類に特化したケミカル吸着剤を幾何学表面積の多い基材に均一コートし、アルデヒド類の除去効率を高めています。それにより、車室内の低濃度VOC 成分を効率的に除去することができます。0 5 10 1516014012010080604020高機能活性炭シートあり高機能活性炭シートなし1,000100100 2 4 6 8Time [Hr]アセトアルデヒド除去性能アセトアルデヒド濃度[μg/㎥]高機能活性炭シート市販不織布ブランク時間 [Hr]10,0001,000100100 1 2 3 4 5Time [Hr]トルエン除去性能時間 [Hr]高機能活性炭シート市販不織布ブランクトルエン濃度[μg/㎥]車室内VOC除去特性 新車臭除去特性欧米人は大好きな新車のニオイは、中国人にとっては不快なニオイ人テク展 2017 高性能活性炭シート

Page 10:二輪車・マリン汎用向け触媒触媒のトータルソリューションを提供EU5/BS6規制に適応する二輪車用触媒欧州をはじめ、各国の排出ガス規制強化に伴う 保証距離の延長 や 排出量の低減 の対策として、「高耐熱アルミナ」や、当社が開発した「酸素貯蔵能力の優れたCe/Zr複合材料」を採用し、触媒性能の向上に取り組んでいます。F.I.タイプの車両では、規制開始に先駆けEU5/BS6規制 への適応に目途がついています。欧州のNOx規制値動向EU4 規制2016 年スタートEU5 規制2020 年スタート予定F.I.でのエミッション実例BS6-normメタル基材設計貴金属加工触媒化補助材開発触媒化先を見据えた開発力で、空気だけでなく未だ見る未来を変える力を生み出します。強化される新車臭規制強化される排気ガス規制加速する自動車の電動化市場の流れ部材から発生する化学物質のうち有害なものについては各国で物質量の規制が敷かれ始めています。市場の流れ市場の流れ・自動車の動力源は当面、化石燃料を使う内燃機関に依存すると予想されています。・従来規制(HC, CO, NOx, PM)に加え、PN(粒子数)の排出規制や実走行での排ガス測定(RDE)が導入されます。持続可能な社会の実現に向け、FCVに代表される電動化自動車の普及が加速すると予想されます。高機能低燃費貢献触媒技術低白金化電極触媒技術電動化カーボン技術高機能活性炭シート化技術市場の流れに順応する6つの製品Fuel CellsElectrodeCatalystGPFCatalystSCR-FilterSystemPCpActivatedCarbonTwowheelcatalyst二輪車草刈機 PWC

Page 11:代表取締役社長 当社は1967年に設立され、今年で創立50年となります。当社の創業期である1960年代から70年代は、高度経済成長に伴う大気汚染が深刻化しており、自動車の排ガスへの社会の目は厳しさを増していましたが、炭化水素や窒素酸化物などの自動車から排出される有害ガスを効率的に無害化する方法はまだ確立されていませんでした。こうした時代に創業した先人の苦労は大変なものでしたが、当社は触媒とともに歩み、年々厳しくなる環境規制を技術革新でクリアして自動車業界を支えてきました。 2015年に、これまでの先人たちの努力と苦労もあり、経営品質の高さが認められ、自動車メーカーをはじめ数多くの大企業が受賞している日本科学技術連盟の「デミング賞」を受賞することができました。このデミング賞の受賞にあたっては、当社の開発力や品質を担保する工法、ミスが起きた原因を特定し、仕事の仕組みにおける問題点を取り除き再発を防止する「C−QIC(キャタラー−クオリティー・イノベーション・チャレンジ)」という取り組み、お客様への安定的な供給を実現する「C−BCM(キャタラー−ビジネス・コンティニュイティ・マネジメント)などが評価されました。自動車触媒は自動車の製造に欠かせない部品で当社が供給をストップさせると、多くの企業ひいては社会全体に影響を及ぼしてしまいます。当社ではC−BCMの取り組みを推進することで、グローバルキャタラーの拠点で生産ができない状態になっても他の拠点から部品を供給できるバックアップ体制を確立しています。 今後は、「デミング賞」で評価いただいた活動を更に強化していくことで、世界でも30社ほどしか獲得していない「デミング賞大賞」を目標に、さらなる経営品質改革のモチベーションにしたいと考えています。 近年、先進国の自動車排ガス規制は更に厳しくなり、規制をクリアするためにはより高い技術力が求められるようになってきています。有害ガスを触媒で浄化するだけでなく、微粒子の排出も抑えなければならないため、当社ではフィルターに触媒をコーティングする技術を開発しました。この技術は、1つのフィルターで排ガス浄化と微粒子の捕集ができ、搭載スペースやコストの減少を図ることができます。 一方、これから自動車の需要が高まる発展途上国では、できるだけコストを抑えた製品設計やものづくりを行うことが重要となってきます。そこで、生産設備をコンテナで運べるサイズにコンパクト化し、すぐに生産開始、撤収できる機動力のあるシステムづくりの研究を進め、これまで以上に設備投資を抑制し、低コストでの生産を行えるような検討を進めています。 自動車の電動化は、当社にとってはビジネス環境のターニングポイントであり、将来の事業構造の変革を迫る機会と認識しています。先進国における自動車の電動化に伴いガソリンやディーゼルエンジン用の触媒の需要は、これまでのように伸びないことが見込まれるので、将来に向けて新たな柱となる事業を確立していく必要があります。 そこでこういった環境変化をふまえ、2016年に10年後を見据えた取り組みとして、「VISION2025」を制定しました。「躍動・躍進・飛躍」をスローガンとし、「事業成長」「ものづくり革新」「プロアクティブ・アクション」「人づくり」「社会貢献」いった領域において、ありたい姿・目指すべき姿や経営課題を社員と共有するための長期ビジョンです。この「VISION2025」のありたい姿に向けて、これからも成長を続けていきたいと考えています。 当社の製品が普及し、会社が発展するということは、地球の環境が守られることに他なりません。50年後の社会のあり方は予想できませんが、これからの50年も、当社の技術で新たな価値を提供し続け、地球環境の保全・改善に貢献し続けていくことが私たちの使命だと考えています。地球環境を守ること当社の使命創立50周年にあたって

Page 12:設立資本金従業員数売上高(2016年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1967年5月8日5億 5,120万円1,917名(連結) 948名(単独)1,684億円(連結) 1,064億円(単独)2016.31,6842017.31,6482013.31,8612014.32,0092015.3連結売上高推移億円(¥100million)150020002,0822017年 4月現在50001000南アフリカ共和国〈 ダーバン 〉インド〈 カルナタカ州〉タ イ〈 ラヨーン県 〉中 国〈 江蘇省 無錫市 〉日 本〈 静岡県掛川市 〉インドネシア〈 ブカシ県 〉アメリカ合衆国〈 ノースカロライナ州 〉四輪触媒生産二輪触媒生産二輪・四輪触媒生産会社データ問い合わせ一覧自動車触媒k-eto@cataler.co.jp(営業総括室 江藤 和彦)s-ando@cataler.co.jp(第2営業部 安藤 賢)m-horiki@cataler.co.jp(第3営業部 堀木 美智子)k-nishikura@cataler.co.jp(経営企画部 西倉 圭一)二輪車・汎用エンジン用触媒環境ケミカル製品メディア関係CATALER S MOVIEキャタラーの触媒技術日本語 English燃料電池車における電極触媒の革新技術中文日本語 English会社紹介中文日本語 Englishキャタラーの環境ケミカル製品中文日本語 Englishキャタラーについてhttps://www.cataler.co.jp/inquiry/ホームページ内、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。0537-72-3131受付時間 8:00∼17:00(土日除く)0537-72-564724時間受付中お気軽にご連絡くださいWebTEL FAXキャタラー製品についてキャタラーについて(総合お問い合わせ)採用について