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ハイスピードカメラの基礎知識 設定編

ホワイトペーパー

【初心者向け】カメラの使い方を解説!

・ハイスピードカメラによる基本的な計測フローについて
・時間分解能、撮影速度とは?適正な撮影速度の決め方
・シャッター、露光時間とは?適正な露光時間の決め方
・記録画素数、空間分解能について

このカタログについて

ドキュメント名 ハイスピードカメラの基礎知識 設定編
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 13.1Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社ナックイメージテクノロジー (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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用途別の高速度カメラの選定
事例紹介

株式会社ナックイメージテクノロジー

このカタログの内容

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映像が劇的に変わる?! ハイスピードカメラの 基 礎 知 識 設定編
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⽬次 ・はじめに 画像計測 ハイスピードカメラ ・撮影から解析までのプロセス 計測フロー 撮影条件 ・撮影速度 適正な撮影速度をどのように決定するか ・記録画素数/空間分解能について ・露光時間について 適正な露光時間をどのように決定するか ・まとめ
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画像計測 画像計測 計測する対象となる現象を 映像(画像)として記録し、 記録された画像から、種々の情報を取得する事。
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画像計測 画像計測 ・状態変化の定性観察 ・得られた撮影画像から定量計測 変位・速度・加速度・ベクトル・⻑さ・⾓度 形状、⾯積、⻑さ、粒⼦径、数 濃度、温度、圧⼒、厚さ 等 ・通常では⾒えない現象を可視化する︓可視化⼿法 シュリーレン法、BOS法、PIV法、X線、偏光、分光、LIF法 等
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画像計測 ハイスピードカメラ 早い移動速度で運動する現象 急速に状態が変化する現象 可視化するためには動きを⽌める。 ⾼時間分解能での時系列データ取得が必要。 ハイスピードカメラ
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撮影から解析までのプロセス 撮影対象は︖ 観察対象はどのような現象であるのか︖ どのような挙動が捉えたいのか︖ どのような解析結果を得たいのか︖ 形状変化があるのか︖どのくらいの速さか︖ 被写体の⼤きさは︖ 撮影条件、必要機器等を決定
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撮影から解析までのプロセス 計測フロー 撮影準備 検討項⽬ 撮影条件 機器選定 機器セッティング 撮影範囲 カメラ 撮影 撮影速度 レンズ 照明 記録画像の確認 露光時間 記録画素数 設置架台 照明⽅法 (三脚等) データ保存・変換 トリガ トリガ 等々 検証・解析 等々
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検討項⽬ 撮影条件 撮影条件 適正な撮影結果/解析結果を得るためには ⽬的に適した画像を取得する必要がある。 適正な機材を使⽤し 適正な撮影条件で計測を⾏う事が重要。
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検討項⽬ 撮影条件 撮影条件 ・時間分解能 ⇔ 撮影速度/露光時間 ・空間分解能 ⇔ 記録画素数/撮影エリア ・濃度分解能 ⇔ 記録データビット⻑ ・キャリブレーション ⇔ 解析結果精度に影響 ・照明⽅法、同期、等 解析結果は記録された画像に依存
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検討項⽬ 機器選定 機器選定 カメラ ハイスピードカメラ 超⾼速カメラ イメージインテンシファイア ICCDカメラ 光学系 撮影レンズ 硬性鏡 フィルター ミラー
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検討項⽬ 機器選定 機器選定 照明 連続光(LED、クセノン、ハロゲン・・・) レーザ(CW、パルス) ストロボ 周辺機器 三脚 パルスジェネレータ X-Y-Zステージ 波形取り込み装置
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計測フロー 機器セッティング ・機材設置 カメラ設置 三脚、ステージ 等 照明設置 ・ケーブル接続 電源、通信ケーブル、トリガケーブル 等など ・レンズ取り付け ・PCとカメラ接続(制御ソフトによりカメラコントロール)
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計測フロー 撮影 ・撮影条件設定 撮影速度、露光時間、画素数、トリガタイミング、等 ・ピント調整 照明調整 ・撮影テスト ・撮影 ・画像確認 / 保存
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適正な撮影条件 撮影速度 ●撮影速度 ︓コマ/秒 fps pps と表現 1秒間に何枚の画像を記録できるか。 =何秒間隔で画像を記録できるか。 例 1,000コマ/秒 1/1,000秒=1ms 毎に画像を記録する 50,000コマ/秒 1/50,000秒=20μs 毎に画像を記録する
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適正な撮影条件 撮影速度 ●撮影速度をどのように決定するか。 溶接、変形・破壊、燃焼、メカ挙動、スポーツ等 現象の形状、状態が変化する場合。
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適正な撮影条件 撮影速度 ●撮影速度をどのように決定するか。 現象の形状、状態が変化する場合。 現象の動きを10〜200分割程度で捉える事ができる撮影速度を ⽬安とする。
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適正な撮影条件 撮影速度 ●撮影速度をどのように決定するか。 たとえば、10ms継続する現象を200分割(200フレーム)で観察し たい場合、撮影間隔は 10ms/200 = 50μs 撮影速度は 20,000コマ/秒となる。
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適正な撮影条件 撮影速度 ●撮影速度をどのように決定するか。 ⾶翔体、噴霧、流体、移動物体、衝撃波、等。 被写体があるスピードで移動する場合。
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適正な撮影条件 撮影速度 ●撮影速度をどのように決定するか。 現象のスピードが既知であれば、撮影範囲内で 現象の移動量を何フレーム(何分割)程度で捉えるか 現象の移動量を何画素(pixel)程度とするか により撮影速度を決定。
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適正な撮影条件 撮影速度 特に解析を⾏う場合、解析⽬的に応じて 最適な移動量=何画素(pixel)で撮影する事が重要。