「送る」「受け取る」「確認する」通信の流れを見てみよう
シリアル通信の概要
シリアル通信は、データを1ビットずつ順次送信する通信方式で、産業機器やPCとの接続に広く利用されています。パラレル通信と異なり、少ない配線で長距離・高信頼性の通信が可能です。
基本概念とデータ形式
通信プロセス:送信者→チャネル→受信者の流れで、プロトコルに基づきメッセージを交換
データ転送:ビット単位で送信し、電圧レベルで論理値を表現(例:2~5V=1、0~0.8V=0)
フォーマット構成:
スタートビット(1ビット)
データ(7~8ビット)
パリティ(誤り検出用)
ストップビット(1~2ビット)
通信速度:50bps~921.6kbps
PCと外部機器の接続方法
オンボードCOMポート:BIOS設定で有効化、IRQやメモリアドレス調整
拡張カード:PCI、PCIe、PC/104などでポート追加
ドライバ管理:デバイスマネージャでCOMポート確認
通信モード
シンプレックス:一方向のみ
半二重:双方向だが同時不可(RS-485など)
全二重:同時双方向(RS-232、RS-422)
主要インターフェイス規格
RS-232
特徴:全二重、短距離(15m)、低速(115.2kbps)、ノイズ耐性低
用途:モデム、プリンタ、バーコードスキャナなど
RS-485
特徴:半二重、長距離(最大1200m)、高速(最大35Mbps)、差動信号でノイズ耐性高
用途:PLC、温度調節器、POS機器など
最大接続:32台
RS-422
特徴:全二重、距離1200m、速度10Mbps、差動信号
比較表
規格信号距離速度モードRS-232シングルエンド15m115.2kbps全二重RS-422差動1200m10Mbps全二重RS-485差動1200m35Mbps半二重
CAN BUS規格
概要:1980年代にBoschが開発。車両配線の簡素化と信頼性向上を目的
特徴:
ブロードキャスト型通信(全ノードが受信可能)
ノイズ耐性強、エラー検出機能あり
ボーレート:10K~1Mbps
距離:40m~5km
最大デバイス数:64
用途:自動車、工場自動化、医療機器、エレベータなど
データ形式:CRCチェック、ACK確認、優先度制御
CAN vs RS-485比較
項目CAN BUSRS-485ノイズ耐性強い弱いボーレート~1Mbps~115.2kbps距離~5km~1.2kmエラー検出ハードウェア対応なしマルチマスター対応非対応
まとめ
本資料は、産業用通信におけるシリアル通信の基本構造、主要規格(RS-232/422/485)、CAN BUSの特徴と比較を網羅。長距離・高信頼性通信を実現するための設計指針を提供しています。
このカタログについて
| ドキュメント名 | シリアル通信の概念 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | 事例紹介 |
| ファイルサイズ | 2.7Mb |
| 取り扱い企業 | アドバンテック株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
概念、スライド 1
スライド 2: 概要
シリアル通信の概念、スライド 3: シリアル通信の概念
スライド 4: 通信プロセスは どのように確立されますか?
スライド 5: 産業用通信の概念
スライド 6: シリアル通信とは?
スライド 7: シリアル通信とパラレル通信
データ形式、スライド 8: シリアル通信
スライド 9: シリアル通信データフォーマット(一般)
スライド 10: シリアル通信データフォーマット
PCと外部機器間の通信、スライド 11: PCと外部機器間の通信
スライド 12: 通信インターフェイス:PC - 外部デバイス
スライド 13: オンボードCOMポート(I)
スライド 14: 拡張COMポートカード (II)
スライド 15: デバイスマネージャ:COMポート(III)
シリアル通信の送信モード、スライド 16: シリアル通信の送信モード
スライド 17: シリアル通信の送信モード
スライド 18: シリアル通信におけるインターフェイス規格
スライド 19: RS-232インターフェイス 通信規格(I)
スライド 20: RS-232インターフェイス通信規格(Ⅱ)