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ベトナム鋳物の歩き方【金森産業株式会社】

ホワイトペーパー

海外鋳物の調達でお困りごとはございませんか? 弊社が日本とベトナムで連携して、御社の鋳物調達をサポートします!

このカタログについて

ドキュメント名 ベトナム鋳物の歩き方【金森産業株式会社】
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
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取り扱い企業 金森産業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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ベトナム鋳物の歩き⽅ ⾦森産業ベトナム有限会社 2020 年 3 ⽉
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⽬次 1 ベトナムで鋳物って作っているの? ......................................................................................... 2 2 ベトナムでどんな鋳物が作られているの? ............................................................................... 4 3 ベトナムの鋳物の品質は? ....................................................................................................... 9 4 ベトナムの鋳物価格は安いの? .............................................................................................. 10 5 ベトナムの鋳物の納期は? ..................................................................................................... 11 6 中国の鋳物と⽐較してどうなの? ........................................................................................... 12 7 ベトナム鋳物でよくあるトラブルと対策は? ......................................................................... 13 8 ベトナム鋳物調達の流れ ......................................................................................................... 14 9 ⾦森産業の強み ....................................................................................................................... 15 1
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1 ベトナムで鋳物って作っているの? ベトナムは鋳物が盛んな国です。 筆者も、これまでハノイ地域を中心に 50 社以上の鋳造工場を訪問しました。 ハノイ地域では、ハノイ市内に鋳造工場は少なく、周辺地域の Bac Ninh 省、Hung Yen 省、 Hai Duong 省、Thai Nguyen 省、Ha Nam 省、Nam Dinh 省、Thai Binh 省、Hai Phong 市などに多くの鋳造工場があります。 あるベトナム人に「ベトナムに鋳造工場って何社くらいあるの?」と聞いたところ、「星の 数ほど」と回答がありました。 確かに月産 100Ton 程のベトナムローカル鋳造工場が数多くあり、「鋳物村」と呼ばれる地 域も数多くあります。 2
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ベトナムでは鋳物が「成長産業」となっており、新しい鋳造工場も次々と出来てきています。 新しく出来る鋳造工場は主に海外への鋳物輸出を目指しており、設備や品質管理もしっかり しており、ISO なども取得しています。 3
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2 ベトナムでどんな鋳物が作られているの? ベトナムで作られている鋳物は以下の通りです。 <材質> FC(150~300)、FCD(400~600)、SC 各種、SUS 各種、Hi-Mn、Cr 鋳鉄など日本で必要と される材質はほとんど鋳造可能です。特に日本ではあまり作られなくなった Cr 鋳鉄はベト ナムではポピュラーな材質です。 <溶解> 中周波電気炉、高周波電気炉を使用しています。 ローカルのほとんどは中国製電気炉を使用しています。1,000kg 炉 1 基 300 万円ほどで購入 できるそうですが、3 年ほどで壊れてしまうと聞いています。最近では台湾製電気炉(イン ダクトサーモ)を導入する鋳造工場も増えてきています。ローカル鋳造工場社長に聞くと、 日本製電気炉を導入したいが、日本製電気炉は高価で導入出来ないとの事でした。中には、 将来の夢は日本製電気炉の中古を買う事だというローカル鋳造工場社長もいました。 日系鋳造工場は、日本製電気炉(北芝電機、富士電機)を使用しています。 4
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以前はよくあった停電、瞬間停電はほとんどなく、安定供給されています。 <造型法> 生型、自硬性、ロストフォーム、ロストワックスなどです。 生型は F1 造型機が圧倒的に多いですが、最近は高圧造型機(FCMX、DISA)などを導入する 企業が増えてきています。 5
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自硬性はフラン造型法が主ですが、最近はアルカリフェノール造型法も日系鋳造工場を中心 に増えてきています。特に鋳鋼、アルミ、銅合金を鋳造している工場は、アルカリフェノー ル造型法になっています。 6
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ロストフォームは日本では FC、FCD がほとんどですが、ベトナムでは鋳鋼でも多く利用さ れています。ただ、発泡スチロールの品質が悪く、塗型も自社で作っている鋳造工場が多い ので、不良が多いのが実情です。 現在では発泡スチロールも PPS 樹脂を使用し、塗型も通気度が高く強度のある塗型を使う 鋳造工場も出てきており、「日本品質」に近づいてきています。 7
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ロストワックスについては、ホーチミン市にて台湾企業を中心として広く行われていますが、 最近は北部でも検討が始まっています。ワックスではなく 3Dプリンターを使用し小ロット 品を鋳造する事を検討している企業もあります。 8
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3 ベトナムの鋳物の品質は? 一般のローカル鋳造工場では、CEメーターも持っていない工場が多いのでいまひとつ信用 できません。 一様に「カントバックを持っているので品質は大丈夫だ」と言いますが、「カントバックで 検査して NG が出た場合は鋳物を全部捨てるのか?」と聞くと黙ってしまいます。 カントバックではカーボン量が正確に出ない事は、皆様ご承知の事かと思います。 私達は話を聞くだけでなく現場を確認した上で、品質的にも信頼出来る鋳造工場だけとお付 き合いしています。 そういう工場を見つけるのも私達の重要な仕事です。 9
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4 ベトナムの鋳物価格は安いの? ベトナムの平均賃金は 30,000 円~35,000 円/月の為に鋳物も安いと思われる方が多いと思 います。 ベトナム国内で使用される鋳物については、ベトナム産銑鉄、ベトナム産合金鉄、ベトナム 産ベントナイトなどを使用しているので、価格は確かに安いと思います。FC150 で kg110 ~120 円という工場も沢山あります。 しかしながら「日本品質、海外品質」に対応した鋳物では、時には中国価格よりも高い場合 があります。原因は、現在のベトナムにおいては「日本品質、海外品質」に対応できる原材 料がないという事です。 銑鉄、合金鉄、ベントナイト、フラン樹脂、アルカリフェノール樹脂など珪砂以外は、輸入 品で賄っているのが現実です。その為に材料費コストが高くなり、低価格の鋳物を供給でき ないというわけです。ベトナムで高品質の鋳物を低価格で供給できるようになるには、高品 質のベトナム産原材料を供給できる体制を整える事が必要です。 現状、ベトナムで日本品質の鋳物を調達しようとする場合は、安い鋳物を買いたいというよ りもチャイナ+1 という考え方が必要かと思います。 10
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5 ベトナムの鋳物の納期は? ベトナムの鋳造工場に鋳物を発注して驚くのは、指定納期をキチンと守ってくれる事です。 例え遅れる場合でも事前に連絡をくれます。 中国では納期遅れは当たり前という事をよく聞きますが、筆者は今まで納期遅れで困ったと いう経験はありません。 発注から納品までのおおよその日程は、下記の通りです。 ⼯程 所要⽇数 ⽊型、⾦型製作 受注後 30〜45 ⽇ 試作品鋳造 約 1 週間 量産品製造 応相談 (1 か⽉に何個出来るかは品物によって相談して決定します)。 輸送 Hai Phong 港から指定港まで 7 ⽇間〜12 ⽇間(直⾏便、韓国 釜⼭経 由などがあり、⽇数が違ってきます)。 ⽇本国内輸送 約 1 週間 (通関で 2〜3 ⽇ですが、デバンが必要な場合は数⽇余分に掛かりま す) 量産品に関しては希望納期の 45 日前に発注をいただければ、おおよそ予定通り納品出来ま す。 11
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6 中国の鋳物と比較してどうなの? 現在日本に輸出している鋳物につきましては、品質的には中国の鋳物よりも良いと思います。 日本到着後の鋳物の不良率は平均 0.2%以下となっています。加工完での鋳物は、日本到着 後の不良品はほぼありません。 また、日本到着後に不良品が発見された場合は、次回納品時に不良分を補填して納品してく れます。 中国では、不良品に対する補償をしてくれない工場が多いと聞いています。 不良分を補償してくれるという点が、中国と比較して大きな利点と言えます。 中国と比較しての欠点は、加工機を持っている鋳造工場が少ないという事が挙げられます。 現状、加工込みでの見積依頼を受けた場合は、工場が限られてしまいます。 しかし、加工機を入れる計画をしている鋳造工場も増えてきています。 どうしても加工機を入れられない鋳造工場は、周辺の加工メーカーと提携して対応していく 体制を整えつつあります。 12
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7 ベトナム鋳物でよくあるトラブルと対策は? 日系鋳造工場では、トラブルはほとんどありません。 ベトナムローカル企業でよくあるのは、「考え方の違い」によるトラブルという事です。 日本人は、日本の考え方をベトナム人に押し付ける傾向があります。 「こうやらないといけない」とか「その考え方はおかしい」とか相手に「日本のやり方」を 押し付けがちです。 筆者も最初はそうで、たびたび口論していました。 日本でもベトナムでも、鋳造工場技術者は、これまで問題なく鋳物を作ってきたという自負 を持っています。それを否定するような発言をしてはいけません。ましてや日本とベトナム では商習慣や生活習慣、考え方が違います。 従来のやり方を否定することはせず、「それはわかるけど、こうやった方がいいよ」という 風に押し付けるのではなく、アドバイスする方法に切り替えていきました。 こちらからのアドバイスで効果が出れば、お互いの信頼関係が強固になっていきます。 ベトナム人から信頼を得るのは時間が掛かります。 筆者もある国営企業の担当者から信頼を勝ち得るのに、約 2 年間掛かりました。 お互いを信頼し尊重するようになり、今ではトラブルはほとんどありません。 13
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8 ベトナム鋳物調達の流れ 金森産業はベトナムに KANAMORI INDUSTRIES VIETNAM CO.,LTD.(以下「金森ベト ナム」といいます)という現地法人を持っています。鋳物調達に関する業務は金森ベトナム で行います。 鋳物調達の流れは、以下の通りです。 1) お客さまからの問い合わせに応じて材質、大きさ、数量等に合わせた最適な鋳造工 場を金森ベトナムにて選定 2) 選定した鋳造工場に見積依頼 3) (価格のお打合せ後)選定した鋳造工場に発注 4) 出荷前に必要に応じて金森ベトナムにて検品 5) 日本への輸送 20FTコンテナもしくは 40FTコンテナでベトナム Hai Phong港よりお近くの港へ の CIF又はご指定場所への DDP条件でお届けします。現状はお客様のお近くの港 でデバンして、10t車などでお客さまの指定場所にお届けする DDP条件でのお取引 が中心。 14
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9 金森産業の強み 金森産業は、ベトナムでの鋳物調達について次のような強みを持っています。 1) ベトナム語が堪能な日本人スタッフが駐在しています。 ベトナム語に堪能な日本人スタッフがハノイ事務所に駐在していますので、ベトナ ム人との意思疎通が図れます。日本人スタッフは鋳造用語も理解していますし鋳物 の知識もありますので、ベトナム人との齟齬はあまりありません 2) ベトナム鋳造工場に対し鋳造技術指導が出来ます。 当社には、鋳造歴 50 年以上の鋳造アドバイザーがいます。 日系、ローカル問わず、鋳造方案、不良対策等について適切なアドバイス、指導を 行っています。 またハノイ事務所には鋳造に 30 年以上関わっている日本人スタッフも駐在してい ますので、不良対策などのアドバイスも日常的な営業活動の中で行う事ができます。 そういう活動を行う事で、極力不良鋳物を日本に送らないようにしています。 3) 金森ベトナムは鋳造材料の販売を行っています。 金森ベトナムは Hai Phong港に保税倉庫を借りており、日本や中国、韓国の鋳造材 料を日系鋳造工場、ローカル企業に販売しています。 日系鋳造工場は鋳造材料を日本から 20FTコンテナで持ってきています。 「この材料が必要だから」という事で取り寄せようとしますが、20FT コンテナを 仕立てる為に、当面不必要な材料も購入しなければならないという状況に陥ってお られました。 この点、金森ベトナムの保税倉庫品を使用すれば 1 か月に使用する材料を適数だけ 購入する事が出来、ユーザー様は過剰な在庫品を無くすることが出来ます。 また緊急対応も可能ですので、ユーザー様には喜ばれています。 15
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4) 日本とベトナムとの意思疎通が容易です。 日本企業様には日本の金森産業の担当者が訪問させていただき、ご希望の内容を確 認します。そのヒアリング内容を金森ベトナムに確実に伝え、ベトナム鋳造企業と 打ち合わせを行います。その打合せ内容については確実にフィードバックいたしま すので、食い違いを起こす事はありません。 また、必要に応じて金森ベトナムの担当者が日本に出張してお打合せ致します。も ちろん、ベトナムにいらっしゃってのお打合せも大歓迎です。実際の製造現場でお 打合せさせていただくことで、コミュニケーションギャップを最小限に抑えること ができます。 〜お問い合わせはコチラ〜 海外鋳物の調達なら、⾦森産業株式会社へお気軽にご相談ください! ⾦森産業株式会社 鋳材部 TEL:0766-25-0121/Email:chuuzai@kanamorisangyo.co.jp 16