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食品の安全性を確保するための、コンベヤベルトの洗浄方法と注意点を解説します。
この資料では、食品製造ラインに使用されるコンベヤベルトの衛生管理を徹底するための重要なガイドラインを提供しています。詳細な手順と注意事項を守ることで、ベルトの寿命を延ばし、食品の安全性を確保することができます。
このカタログについて
| ドキュメント名 | プロが教える!コンベヤベルト洗浄のいろは 手順・注意点を徹底解説 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
| ファイルサイズ | 1.2Mb |
| 取り扱い企業 | 三ツ星ベルト株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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コンベヤベルト洗浄のいろは
洗浄方法と注意事項
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【目次】1.なぜベルトを洗浄するのか ベルト洗浄の目的 2.ベルト洗浄の手順と方法について ベルトの取り外し 汚れ除去 熱水洗浄の場合の注意事項 ベルト面の洗浄および拭き取りに関する注意事項 ベルトのすすぎ ベルトの殺菌・消毒 ベルトの乾燥 3.そのほか注意事項
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なぜベルトを洗浄するのか コンベヤベルトは、コンベヤ装置の中でも食品に直接接触する部品です。そのため、ベルトを微生物が繁殖しないよう抑制し、ベルトの衛生性を保つ必要があります。最も効果的な方法が洗浄であり、水や洗剤などの洗浄液を用いて、食品の存在している汚れや微生物を取り除くことで、衛生性を保つことができます。ただし、正しい洗浄方法でなければ、衛生性が不十分であったり、ベルトが傷む可能性があるため、正しい手順と注意事項を理解しておくことが大切です。【ベルトの洗浄手順と方法について】ベルトタイプによっては薬品による洗浄で劣化や損傷の可能性があるため、洗浄手順とその方法を十分に理解しておくことが大切です。①ベルトの取り外し ベルトをコンベヤから取り外し、またはテークアップ装置をゆるめ、ベルト表裏面が洗浄できる様に段取りします。②ベルトの汚れ除去 汚れの大半は、食品の残滓であり、でんぷん、たんぱく質、脂肪などの有機物です。ベルト上の食品残滓などを取りのぞく際には、洗浄作業が効果的に行えますが、大きな残滓については柔らかいスクレーパーなどを用いて、ベルト表面に傷が付かないように取り除いてください。食品残滓の洗浄には、中性洗剤を適切な濃度で希釈してください。強い洗剤や腐食性の化学物質はベルトを損傷する可能性があるため、中性の洗剤を使用します。中性洗剤水溶液を使って、軟らかい材質のスポンジやブラシを使用してベルトを洗浄します。
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熱水洗浄の場合の注意事項 ポリウレタン製Tailorbelt®-Uは、基本的に熱水洗浄に適用できますが、ベルトが収縮し、再取付けが難しくなる恐れがあります。また、表面カバーのポリウレタンが劣化し、ベルトの寿命や性能に影響を与える恐れがあります。熱水での洗浄を行いたい場合は、『熱水洗浄対応ベルト』をご検討ください。
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ベルト面の洗浄およびふき取りに硬い材質のステンレスたわしなどの使用は、ベルト表面を傷つける恐れがあります。この場合は、ベルト表面を平滑性の高い鏡面に仕上げた、表面の拭き取りや洗浄がしやすい『鏡面ベルト』をご検討ください。
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③ベルトのすすぎ すすぎにおいては、残留物を完全に洗い流すことが重要です。流水または溜水(ぬるま湯40℃以下)を準備し、汚れた部分を特に重点的に洗浄します。必要に応じて柔らかいブラシやスポンジを使用してください。水で充分に洗い流し、汚れや薬品を完全に除去します。特に隅々まで汚れや薬品が付着していないか確認してください。すすぎが完了しましたら、水を十分に切り、ベルトを拭き取ります。水分や薬品残っていると、ベルトの劣化や黄変の原因になる可能性がありますので、十分な注意が必要です。④ベルトの殺菌・消毒 一般的な殺菌・消毒剤として下記が用いられます。薬品を用いる場合 食肉・水産加工や生野菜を扱う工場でよく使用される次亜塩素酸ナトリウムは、強力な殺菌・消毒効果がありますが、取り扱いに注意が必要です。次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、100~400ppm以下を目安にしてご使用ください。洗浄後は速やかに流水やぬるま湯ですすぎを行ってください。槽内に溶液を溜めて、ベルトを漬け置きにしないでください。槽内に溶液を溜めて、循環式で殺菌・除菌しないでください。耐次亜塩素酸ナトリウムベルト 除菌効果のある耐次亜塩酸ナトリウム溶液の洗浄の耐性を高めた特殊ポリウレタンを採用したベルトです。
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煮沸 水を沸騰させて、殺菌・除菌させる方法です。特に煮沸洗浄でベルトが収縮や表面カバーが劣化したり、剥離する可能性がありますので、熱水洗浄対応したベルトをお勧めします。アルコールを用いる場合 アルコールは消毒に効果がありますが、一般的には70%のエタノールすることが推奨されています。ただし、漬け置きにすると表面カバーの劣化やベルトの剥離、変形を引き起こす可能性があるため、ウエスにアルコールを染み込ませて拭き取る方法を推奨します。⑤ベルトの乾燥 特に乾燥せずに使用すると、洗浄や殺菌・消毒の効果が失われるだけでなく、雑菌の繁殖を促す可能性もあります。一方で、高温での乾燥はベルトの収縮を引き起こす可能性があるため、乾燥機などでの高温乾燥は避けるべきです。自然乾燥に時間をかけて、ベルトを十分に乾燥させることで、清潔を維持し、ベルトの寿命を延ばすことができます。【そのほか注意事項】(1)ベルト洗浄のスチームおよび高圧洗浄について ベルトの表面カバーの劣化や傷付けたり、剥離することがあり推奨はしておりません。(2)紫外線殺菌について 紫外線(波長210~296ナノメーター)は、Tailorbelt®-F(フッ素樹脂タイプ)でご検討ください。NS-FG(フッ素樹脂-ガラス繊維)が望ましいですが、紫外線強度が強い場合は白色化や劣化を引き起こす可能性があります。Tailorbelt®-U,V,Pは表面カバーの劣化に繋がります。