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自動車とエネルギー分野における次世代デザイン&テストソリューション総覧

製品カタログ

Eモビリティー・自動運転・コネクテッドカーを支える クロスドメイン対応テストプラットフォーム

自動車業界は、Eモビリティー、自動運転、コネクテッドカーの急速な進化により、これまでにないスピードと複雑さで技術革新が進んでいます。車両は単なる移動手段から、電動化・知能化・ネットワーク化された高度なシステムへと進化し、エネルギーエコシステムとの融合も加速しています。この変革を支えるためには、設計段階から検証・量産・運用に至るまで、信頼性の高いデザイン&テストソリューションが不可欠です。

本カタログでは、キーサイトが提供する自動車およびエネルギー分野向けの包括的なデザイン&テストソリューションを、技術分野別に紹介します。Eモビリティー向けのセル・バッテリー評価、充電インフラおよびグリッドエミュレーション、SiC/GaNなどのワイドバンドギャップ(WBG)パワーデバイス評価をはじめ、自動運転向けのADASエミュレーション、車載レーダー、EMI/EMC評価、さらにコネクテッドカーに不可欠なC-V2X、車載イーサネット、サイバーセキュリティまで幅広く網羅しています。

各ソリューションは、実環境を忠実に再現するエミュレーション技術と、高精度な計測・解析技術を組み合わせることで、開発期間の短縮、品質向上、規格適合性の確保を支援します。また、ラボオペレーション管理やサービス・サポートも含め、研究開発から量産、運用までを一貫して支えるプラットフォームとして活用できます。

自動車およびエネルギー分野において、複雑化・高度化する技術課題に直面する設計者、開発エンジニア、テスト・品質保証担当者にとって、本カタログは将来を見据えた技術選定と戦略立案の指針となる一冊です。

このカタログについて

ドキュメント名 自動車とエネルギー分野における次世代デザイン&テストソリューション総覧
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 6.9Mb
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取り扱い企業 キーサイト・テクノロジー株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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自動車とエネルギー向け デザイン&テストソリューション クロスドメイン技術に対応した高性能デザイン/テストプラットフォームで、 迅速かつ効果的なイノベーションを実現
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現実のものとなったインテリジェントカー 自動車業界は、車載機器の電子テクノロジー変革を加速しながら、クリーン・エネ ルギー・エコシステムとの融合を進めています。2030年までに420万台の車が自動 「キーサイトにはコネクテッドカーや自動運転車用のテスト/測定アプリ 運転になり、50 %が電気自動車となる見込みです。 ケーションを幅広く手掛けてきた経験があり、キーサイトの参加により、 協会は、自動車業界向けの将来のインテリジェント輸送システムを開発す 新しい自動車に搭載されるセンサとアプリケーション数は劇的に増加し、車両は る上で貴重な情報を得られることになります。」 単体で動作する輸送機器の役割から、ネットワークに接続されたコネクティッド・ デバイスの集団へと進化を遂げています。近年、自動車は以下の項目で最適化を求 ー められています: Dino Flore、first Director General、5GAA (5Gオートモーティブ・アソシエーション) • 電力効率 • センサフュージョン • 通信 • ハイパワー処理 • 高いスループットのデータ接続 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 2
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Introduction

はじめに 自動車に関わるエンジニアやメーカーの皆さまがこれほど多様なテクノロジー を統合して、実現しようとしているものとは何でしょうか。 現在/次世代の自動車のイノベーションとして、3つの新たな主要分野の機能 コネクテッドカー と性能が注目されています。 そして、この3つのイノベーション分野では、車載用エレクトロニクスが、 自動運転 操作性や診断機能、利便性や快適性、安全性とセキュリティーを支えるすべて の基盤プラットフォームとなっています。 Eモビリティー • Eモビリティー:クリーンな再生可能電力を動力に適用。ハイブリッド 自動車や電気自動車のドライブトレインでは、バッテリーが改良され、 電力変換および電子機器の電力消費が効率化が進んでいます。 • 自動運転:安全性を向上させ、新しいビジネスモデルを実現。先進運転 支援システム(ADAS)や自動運転には、レーダーおよびLiDAR(光による 検知と測距)センサ、立体映像技術を実現するカメラアレイ、パワフルな コンピューターシステムで動作する人工知能アルゴリズムなどの搭載が 始まっています。 • コネクテッドカー:あらゆるものや人と通信。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 3
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Contents

目次 多様なテクノロジー要素を、自動車エンジニアの商品化の対象に応じて、各分野ごとにご紹介します。順列の数が多すぎでカバーしきれ ないものの、これらの主要なデザイン/テストソリューションは自動車/エネルギーエコシステムの専門家のほとんどが関与することに なります。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 4
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Chapter1

第1章 Eモビリティー 車の電気自動車化に対する驚異的なイノベーションは、大気汚染の改善を促進 しています。これらの効率化イノベーションを可能にしているのが、エレク トロニクス、化学、およびインテグレーションテストの進歩です。 再生可能エネルギーの統合を促進するための新しいパワーエレクトロニクス のデザインや、電気自動車/ハイブリッド自動車向けの高度な技術の開発、 家庭用エネルギーシステムの電源供給への取り組みなど、いずれの分野にお いても、エネルギーエコシステムのデザインとテストパラメータには急速な 進化が見られます。 最新のテストソリューションを活用して、より迅速にかつ安全に画期的なエ ネルギー革新を市場に投入していきましょう。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 5
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第1章 Eモビリティー セルとバッテリー シナリオ 利点 Eモビリティーの旺盛な需要を背景に、品質を損なうことなく性能と走行距離を セルの自己放電動作の特性評価に対するキーサイトの革新的なアプローチにより、 改善するため、より優れた充放電機能を持つ、大容量のセルやバッテリーを追求す 以下が可能となります。 る動きが生まれています。こうしたバッテリーを製造する際には、市場競争力を 発揮するため、エネルギー密度、安全性、耐久性に対する高まる要求に、最適化さ • デザインのサイクルタイムを短縮し、商品化を早める。 れたコストで応える必要があります。効果的で包括的なテストソリューションに • テスト時間を数週間から数時間に短縮、在庫を減らし製造スペースの節約に より、新世代のEモビリティー向けバッテリーのデザインや製造にかかる時間を 貢献。 短縮できます。 ソリューション:リチウムイオン電池自己放電測定システム キーサイトのBT2191A/BT2152B 自己放電測定ソリューションを使用すると、デザ イン/検証フェーズと量産フェーズで、リチウムイオン電池の自己放電性能の測定 時間と特性評価時間が劇的に短縮されます。キーサイトでは、従来の時間のかかる オープン回路電圧測定方法ではなく、定電位法を使用して、セルの自己放電電流を 直接測定します。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 6
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セルとバッテリー ソリューション:リチウムイオン電池形成プラットフォーム Keysight BT2200 充放電プラットフォームは、6 A~ 200 Aの最大電流が必要なセ ルをサポート。モジュラー構成をとっており、シャーシごとに8~ 256のセル/ユー ザーチャネルを備えています。 利点 このコストパフォーマンスの高い、簡単に構成可能なリチウムイオン電池のフォー ミング用ソリューションには、以下の特長があります。 • セルの要件と容量の変化に対応できる柔軟なモジュラー構成。 • 電流、電圧、容量の正確な測定を1秒のサンプリング間隔で実行。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 7
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セルとバッテリー ソリューション:SCIENLABバッテリーセル、モジュール、およびパックテスト 利点 キーサイトのScienlabバッテリーテストソリューションは、クラス最高の機能を備 • 最適なエネルギー効率と費用対効果を実現する回生機能。 えた革新的なモジュール式テストシステムです。Scienlab Energy Storage • 正確な測定結果につながる信頼性の高いパワーエレクトロニクスを備えた精密 Discover(ESD)ソフトウェアと組み合わせることで、カスタマイズされた性能/ な測定技術。 機能/エージング/環境テストを実行できます。弊社のソリューションは、バッテ • テスト環境の柔軟なレイアウトに対応できるモジュラーコンセプトで、将来の リー開発のすべての段階で使用できます。セル化学研究、セル特性評価、バッテリー テスト要件にも適応。 モジュールとパックの検証です。 • 外部機器(気候チャンバーやBMSなど)とのインテグレーション。 • 標準化テストや規格へのコンプライアンステスト(ISO、DIN EN、SAEなど)。 • 内部抵抗、充電、エネルギー、容量、効率、サイクル寿命とカレンダー寿命、 温度変化への動作、電気化学インピーダンス測定、およびサイクリックボルタ ンメトリーなどの決定。 • ハードウェア、ソフトウェア、プロジェクト管理、サービス&サポートなど 包括的なアプローチ。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 8
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セルとバッテリー シナリオ 利点 今日の電気自動車には数百から数千のセルが搭載されています。セルとバッテリー • テストラボ全体のリモート制御と、効率的な運用管理が可能に。 の性能を理解して検証することは、セルの設計者とメーカーの両方にとって重要に • 統合された、ウェブベースのラボ管理プラットフォーム。 なります。さまざまなテスト需要を満たそうとテストシステムの数が増える中、 • テストワークフローの最新化と、従来の紙ベースのプロセスからの脱却、 ソフトウェアがテストラボの生産性の維持/改善のニーズをサポートする重要な 整合性のとれたデータでトレーサビリティーを向上します。 役割を果たします。 • 強力なツールセットにより、ラボでのテストスループットを改善。 • スケジュール通りのプロジェクト運用や、テスト機材の使用率の最適化など、 ソリューション テストに対する要望を満たすのに役立ちます。 キーサイトのバッテリーテスト用EP1150A PathWave Lab Operationsはバッテリ テストラボ全体の効果的な計画と調整を可能にします。テストフィールド、テスト システム、および被測定物(DUT)などすべてのリソース管理に役立ちます。 バッテリーテスト用Pathwave Lab Operations ラボ1 1つのクラスター - 複数の場所 ラボ2 サーバー + DB サーバー + DB 安全に複製された 安全に複製された マイクロサービスと マイクロサービスと データベースを実行し データベースを実行し 高速なアクセスを 高速なアクセスを 実現 実現 ユーザーは オペレーターはモバイル ブラウザーを デバイスで通知を受け取り 介してすべての タスクの実行が可能 ラボにアクセス テストラボ1 テストラボ2 Energy Energy Energy Energy Storage Storage Storage Storage Discover Discover Discover Discover テストシステム テストシステム テストシステム テストシステム 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 9
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HEV/EV充電 シナリオ 充電ステーションとHEV/EV間で充電機能が正しく動作していることを確認する 作業は、多くの利害関係者(自動車メーカー/サプライヤ、認証機関、充電設備のイ ンフラメーカー/運営業者:車内充電、壁面充電、柱取付式充電など)にまたがる 複雑なプロセスになります。それをテストすることは、これらすべてのEV充電機器 間の相互接続性を検証する重要な役割となります。 ソリューション:SCIENLAB CHARGING DISCOVERY SYSTEM(CDS) キーサイトのSciencelabCDSは、すべての充電テストの領域をカバーするオールイ ンワンシステムです。すべての充電インタフェース(通信方式と電力伝送を含む)に 対応したリアルタイムのエミュレーションを通じて、電気自動車(EV)および気自動 車用充電設備(EVSE)充電インタフェースの独立した再現性のあるテストを提供し ます。 利点 キーサイトのScienlab CDS –ポータブル、EMC、およびハイパワーシリーズでは、 現在および将来の充電規格に準拠したテストをサポート、最大900 kWまでの(ハイ パワーシリーズのみ)適合性と相互接続性を検証します。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 10
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グリッドエミュレーション シナリオ 成長分野である、さまざまな可変再生可能エネルギーや分散型エネルギー資源、バッ テリー貯蔵、自動車の電化は、送電網にも大きな需要を生み出します。エネルギー ミックスが高まるにつれて、発電、配電、電力消費の方法を管理するという課題も 大きくなってきました。グリッドサポート機能を備えた新しい「スマート」インバー ターは、この新たなエネルギーエコシステムを実現するカギとなります。しかし、 インバーターメーカーとっては、このハイパワー環境で厳格なテストをし、これら のインバーターがグリッドコンプライアンス/相互接続基準を満たしていることを 確認する必要がでてきました。 ソリューション:回生型双方向電源を備えたACエミュレーター Keysight SL1200AシリーズScienlab回生型3相ACエミュレータは、AC送電網をエ ミュレートして、SL1040AやSL1047Acharging discovery systemとともに、EV およびEVSE充電を確実に評価・テストできます。Keysight PV8900シリーズPVシ ミュレーターと併用すると、太陽光発電(PV)インバーターを完全にテストすること も可能です。 利点 SL1200Aは、以下の3相交流電源のテストニーズに対応します: • 最大1200 VL-L、最大130 A、最大630 kVAを提供。 • 変圧器などの追加の機器なしで、フル仕様で1200 VL-Lを実現。 • 85 %以上の効率を備えた100 %回生型(双方向)電源ソリューションにより、 電力を節約。 • 規格の適合性と相互接続性を確保。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 11
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ハイパワーデバイス シナリオ SiCやGaNなどの高密度で効率的なワイドバンドギャップ(WBG)パワー半導体は、 高速なスイッチング速度や、高電圧/高温下での効率的な動作、従来のパワーデバ イスに比べ小型化を実現しています。そしてこれらの機能は、電気自動車の走行 距離と性能を向上させる選択肢の1つとして注目されています。その一方で、メー カーは、WBGデバイスの特性評価に潜む課題を感じています。特にWBGのダイナ ミックテストとして導入された新しいJEDECGaNJC70.1やSiCJC-70.2規格に適合 するには、再現性と信頼性の高い測定が必要になります。 ソリューション:再現性と信頼性の高いダイナミック・ダブル・パルス・テスター キーサイトのPD1500Aダイナミック・パワー・デバイス・アナライザ/ダブル・パル ス・テスターは、ワイドバンドギャップ(SiC/ GaN)半導体に対し信頼性と再現性 が高い測定を実現します。このプラットフォームは、ユーザーの安全とシステムの 測定ハードウェアの保護を保証します。 利点 • キーサイトの測定技術に関する知識をベースに、高周波テスト(GHzレンジ)、 パルスドパワー(1,500 A電流、10 μs分解能)を使用した低リーケージ測定 (フェムトアンペアレンジ)など、再現性の高いダブル・パルス・テスト結果を 提供します。 • 機能拡張/アップグレード可能なモジュラープラットフォームなので、あらゆ るパワーデバイスのテストに対応、将来のテスト要件も満たすことができます。 • DUTとテスト作業者の両方に安全なテスト環境を提供します。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 12
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Chapter2

第2章 自動運転 自動車イノベーションの中で最も熱望される分野の1つは、自動運転です。 先進運転支援システム(ADAS)は、現在主流の人が運転する自動車や、プロト タイプ段階の自動運転システムに用いられ、安全性の大幅な向上に寄与して います。これによって多くの人命が救われると言われています。 自動車メーカー、自動車部品サプライヤー、政府、学術機関、さらには 自動車テクノロジー以外のプロバイダーまでもが、マス市場への自動運転車 の投入を目指し、幅広い先進テクノロジーを駆使して新たな自動車エコシス テムの共同開発に取り組んでいます。 センサフュージョン、高速情報システム、V2X通信(Vehicle to Everything) から得られるリアルタイムのデータを、パワフルな人工知能(AI)に供給するこ とで、ステアリングやブレーキ制動などの重要なアクションをミリ秒単位で 指示することが可能となります。 ミッションクリティカルなテクノロジーの安全性にまったく問題がないこと を立証するには、デザイナーとエンジニアは、信頼性の高いテクノロジーを 実装するだけでなく、最適なシミュレーション/テストソリューションを使用 して、精度と信頼性を検証し、示す必要があります。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 13
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第2章 自動運転 自動運転エミュレーション シナリオ 利点 自動運転車の開発において、先進運転支援システム(ADAS)の安全性に対する信頼を • 新しいADASソフトウェアの機能開発を加速。 得るには、多岐にわたるテストが必要です。ADASは複雑で、その意思決定アルゴ • 開発サイクルの早い段階においてADASソフトウェアの動作をより深く解析す リズムは車道でのシナリオを確実に反映するようにトレーニングされなければなり ることで、開発プロセスにおいてより速く潜在的な問題を特定、市場投入後に ません。実証されていないシステムでの、時期尚早な路上テストはリスクが高く、 発生しうる障害を低減。 費用もかさみ、見落としてはいけないめったにない厄介なケースを見逃す可能性が • レーダーやカメラなどの視覚ベースのセンサを、C-V2Xのような通信ベースの あります。ADASの信頼性を構築する実際のドライブテストには、センサ、コード、 システムと同期しながら検証を実施。 人工知能(AI)ロジックなどが必要です。 ソリューション:自動運転エミュレーションプラットフォーム キーサイトの自動運転エミュレーション(ADE)プラットフォームはラボで実施する テストを想定し、あらゆるタイプの現実的な道路状況のシナリオをエミュレートす る環境を提供します。このプラットフォームは、トータル・シーン・ジェネレーター を使い、実際の車載用センサに同期接続した入力を用いてADASソフトウェアを 実行します。オープンアーキテクチャーなので、既存のハードウェア・イン・ザ・ルー プ(HIL)システムや3Dモデリングソフトウェアと共に閉じたループの中で、ADASを レベル5に向けて継続的に推進することが可能です。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 14
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車載用レーダー シナリオ 利点 車載用レーダーは、アダプティブ・クルーズ・コントロールや安全警告システムな このソリューションは、1種類の信号生成構成と6種類の車載用レーダー信号解析ソ どの便利な機能から、インテリジェントな脅威検出や衝突軽減のシステムへと進化 リューションより、テストの要件と予算に合わせてカスタマイズが可能。テスト しつつあります。自動車の開発者は、高周波レーダーシステムの導入に向けた取り 機能の拡張として、Keysight W1908 SystemVue 車載レーダー・ライブラリ・ソ 組みを進めており、信頼性の向上と各オブジェクト間の距離分解能の確度をより フトウェアを統合すると、マルチターゲットの検出と車載用レーダーの3Dスキャン 向上させることで、道路上の潜在的な危険に対応する車両の能力を強化しています。 のシミュレーションも可能になります。 世界的には、77~ 79 GHzの高分解能車載用レーダーの使用が標準化されつつあり ます。 • 2 Hz~ 110 GHzの連続掃引に対応。 • 1台の測定器で、ETSIに準拠したスプリアス間隔の79 GHzのレーダー信号テス キーサイトでは、車載レーダー・テスト・テクノロジー用の革新的ソリューション トに対応。 として、アナログおよびベクトル信号発生器、スペクトラム・アナライザ、ベクトル・ • 外部ミキサーもダウンコンバーターも不要ですが、性能はそのままです。 シグナル・アナライザからベクトル・ネットワーク・アナライザなど、広範囲に提供 • 優れた感度とダイナミックレンジによるSNRの向上(110 GHzで-149 dBm/Hz)。 しています。 • さまざまなシミュレーションシナリオに対応する柔軟なアプリケーション。 ソリューション:車載レーダー信号解析および信号生成 Keysight E8740A 車載レーダー信号解析および信号生成ソリューションは、従来の 24 GHzに加えて新しい77 GHzおよび79 GHzバンドの周波数レンジ全体にわたり 車載用レーダーの信号解析と信号生成を実現します。新しいミリ波テクノロジーテ ストで要求される、2.5 GHzから5 GHzまでのスケーラブルな解析帯域幅を備えて います。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 15
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EMI/ノイズ評価 シナリオ 利点 車両も、ラボも、製造機器からもはあらゆる種類の電磁波を放出しているため、ミッ N9048Bを用いたEMIテストは、信頼性が高く、正確でかつ再現性のある信用でき ションクリティカルな自動運転機能を正確にテストするには非常に高度な能力が求 る測定値を取得するのに役立ちます。 められます。 • 広い範囲の解析帯域幅オプションから選択可能。 ソリューション:自動車のエミッション/イミュニティーテスト • 内蔵のプリアンプで測定感度を最大化。 Keysight N9048B PXE EMIテストレシーバーは、RFプリセレクターとLNA設計を • 直観でわかるマルチタッチのユーザーインタフェースとEMC測定アプリケー 備えた規格に準拠したEMIテストレシーバーです。リアルタイムスキャン(RTS)機能 ションソフトウェア。 を使用することで、全体的なテスト時間を短縮し、ギャップレスな信号のキャプチャ • リアルタイムスキャン(RTS)を使用して、最大350 MHzの帯域幅でギャップレ と解析を簡単に行うことができます。 スな信号のキャプチャと解析を行い、周波数ドメイン、タイムドメイン、およ びスペクトログラムを同時に表示。 コンプライアンス試験のレシーバーやプリコンプライアンス試験のスペクトラム・ アナライザとして、EMIテストキューのフローを保持します。EMPro(Electro- Magnetic Professional)3D電磁界シミュレーションソフトウェアは、高速および RF ICパッケージ、ボンドワイヤー、アンテナ、オンチップおよびオフチップ・エ ンベデッド・パッシブ、PCBインターコネクトなどのコンポーネントの3Dの電磁界 の影響を解析します。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 16
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アンテナデザイン シナリオ 非常に多くのRFシステムやRFデバイスを車載用アーキテクチャーに搭載するため、 エンジニアは、移動体通信、無線ネットワーク、レーダー、衛星通信システムなど に使用されているRFコンポーネントをデザインする必要がでてきました。 ソリューション:EESOF電子設計自動化(EDA)ソフトウェア キーサイトのW4503E PathWaveフェーズドアレイ解析は、5G、レーダー /EW、 衛星通信のシステムアーキテクトに、RF、デジタル、ハイブリッド・ビームフォー ミング・アーキテクチャーを含む、フェーズドアレイおよびビームフォーミングサ ブシステムの評価に不可欠なツールを提供しています。これにより、システムデザ イナーは、トータルのビーム品質、サイドローブレベル、実効放射電力に対するRF の非線形性とノイズ効果、利得/位相量子化、およびモンテカルロ変動の影響を 考慮できるようになります。また、アダプティブビームフォーミング用のアルゴリ ズムを使用したダイナミックなシステムレベルのシナリオもサポートしています。 利点 任意のサイズ/構成のフェーズド・アレイ・アンテナを短時間でデザイン/精緻化 します:5Gビームフォーミングおよび高次MIMO、レーダー /EW、車載用ビーム フォーミング。 • 一般的なシステムレベルのモデリングとデザイン。 • エレメントの不具合解析に基づいた、丈夫で長持ちするミッションクリティカ ルなアンテナデザイン。 • 幅広いデータフローシミュレーションがサポートする、ビームフォーミング 合成、解析、ダイナミックなビジュアリゼーション。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 17
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車載機器のラボ・オペレーション シナリオ ソリューション:コネクティビティ用PathWave Lab Operations 今日の車載機器の研究開発(R&D)ラボは、新しいテクノロジー、規格、テスト方法 キーサイトのコネクティビティ用EP1201A PathWave Lab Operationsは、機器 の統合的な検討から、重要なテストを実行するための適切な測定器、人材、ソフト 制御からデータ分析、データストレージまで、ラボのワークフローを360度ビュー ウェアプログラムなどの運用オペレーションにいたるまで、多くの新しい課題に でみる強力なラボ管理ソフトウェアツールです。 直面しています。そしてこの現実は、チームの生産性や、資産活用、プロジェクト レベルの可視化、規格への準拠、および全体的なワークフローの効率化など、ラボ 利点 マネージャーが直面する負担を増幅します。 • 検証プロセスとラボ全体の360度ビューを提供。 これらの問題は、予算超過の機器購入や誤ったテスト結果の可能性を高め、製品の • コンプライアンステストやパイロット製造に向けた生産準備の迅速な評価が 品質問題にもつながります。より複雑なワークフローを管理して、テストラボのた 可能に。 めにより深い洞察を続けるには、新しいツールが必要です。 • リピート可能なテストを自動化し、資産の管理とロジスティクスを合理化。 • テスト作業者の負担を軽減、他の業務への従事が可能に。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 18
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Chapter3

第3章 コネクテッドカー コネクテッドカーは、情報を受け取るだけの受動的な機能から、完全に 対話型/統合型のマルチテクノロジー通信システムに移行しています。 車載通信の第一歩は、1930年に登場した一方向カーラジオの受信機でした。 1980年代には1Gモバイルネットワークで携帯電話が導入され、双方向 通信の提供が始まりますが、それまでは、このカーラジオ受信機が唯一の 大量生産された自動車通信システムでした。 21世紀のコネクテッドカーは、携帯電話、WiFi、衛星など、さまざまなマ ルチ接続ネットワークシステムを活用し、コンピューター化されたシステ ムを構成するようになりました。通信テクノロジーの多様化と統合が進ん でいるため、デザイン時や製造時には厳しいテスト計画が必要となります。 キーサイトは、これらすべてのテクノロジーに関する専門知識を提供する ことで、新しいコネクテッドカーのビジョンの実現を支援します。 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 19
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第3章 コネクテッドカー C-V2X シナリオ 利点 5G C-V2X機能の設計と実装は困難な作業の連続です。最新の規格と仕様すべてに • 直観的なユーザーインタフェースで、C-V2Xのプロトコル測定やRF測定を 対応するテストセットアップを構築/維持管理をしようとすると、そのテクノロジー 簡単に。 はもちろん、機材、専門知識も必要となりコストと時間がかかります。 • RFベクトル信号発生器によるGNSS信号のエミュレート。 5Gが進化し続けるため、C-V2Xのテスト要件もそれに伴って変化します。C-V2X • ソリューションの初期投資を保護。 のデザインの性能を正しく検証できるかどうかは、テストシナリオの変化に対応し • 高度な安全機能を可能にする、新しいテクノロジー ながら、RF、プロトコル、アプリケーション層のテストを実行できるテストプラッ 展開が加速されます。 トフォームにかかっています。 ソリューション:C-V2Xテスト キーサイトは、進化するC-V2X規格に歩調を合わせて変化し続ける、唯一のソリュー ションを提供しています。Keysight SA8700A C-V2Xテストソリューションは OmniAir認定テスト機器(OQTE)ステータスを取得した初めてのソリューションでも あります。自動車業界のC-V2Xデバイス認証を加速するのに役立ちます。SA8700A は、RF、プロトコル、アプリケーション層のテストをサポート。また、基盤となる プラットフォームでは、今後の 5G NR C-V2Xのリリースにも対応します。 OQTE LTE-V2X 2021041401 自動車とエネルギー向けデザイン&テストソリューション | 20