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フラックス洗浄システム マイクロクリーナー

製品カタログ

化研テックだけ!洗浄装置と洗浄剤を両方とも自社で開発しています!トータルシステムでフラックス洗浄をご提案します!

車載部品など信頼性を要求される実装はフラックス洗浄が必要です。また、後工程でワイヤーボンディング、アンダーフィル挿入、防湿コートなどポッティング樹脂塗布などを行う際は残渣フラックスが塗布材料の密着性を阻害する場合があり、洗浄が必要です。その他、はんだボール除去、検査工程でのピンチェッカーの接触不具合による洗浄要求があります。

EU全域での電子機器への鉛を含む10化学物質使用禁止(RoHS指令)により、錫・銀・銅を主体とする鉛フリー(鉛フリー)はんだの使用が全体の80%に達する中、従来の鉛入りの共晶はんだに比べ鉛フリーはんだペーストは融点が約30℃ほど高く、フラックス残渣が焼き付き、又は炭化しています。また、高温になることで配合されるチキソ剤などの粘度調整剤は一般的に洗浄剤への溶解性が低いです。更に共晶ハンダより濡れ性が低いため活性剤の増量、強い活性成分を使用している傾向があり、その反応残渣、金属塩の生成物は洗浄阻害因子となります。洗浄が困難になっていくフラックス残渣に対して洗浄剤改良、新規開発はかかせません。

過去にも洗浄における大きな環境対応としてフロン・トリクロロエタンの代替対応がありました。乾燥性が良く、非危険物であるフロン・トリクロロエタンはオゾン層破壊の要因として使用規制がされ他の手段に代替されました。その中で多く使用されたのは代替フロンでしたが、2020年の全廃に向け再度の代替を余儀なくされています。次に多く使用されたのが準水系の洗浄剤でしたが、排水問題、洗浄液の更新頻度が多いこと等から近年そのシェアを減じています。

このフラックス洗浄の工程は既に電子部品が実装された後の洗浄であるため、実装部品等への影響も考える必要があります。水晶振動子など超音波を嫌う部品や、アルミ電解コンデンサ、樹脂コネクタなど耐溶剤性の低い部品への影響と難洗浄となるフラックス残渣との洗浄性のバランスが最も難しいです。

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このカタログについて

ドキュメント名 フラックス洗浄システム マイクロクリーナー
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 2.1Mb
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取り扱い企業 化研テック株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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