フィルターを取り外さずに自動洗浄・乾燥可能な集塵機！大手製薬メーカーの造粒工程で採用！
手動によるフィルター交換や内部洗浄作業によって、起きていた容器内へのコンタミ混入や、環境汚染のリスクを回避可能な集塵機です。
フィルターエレメントが収容される集塵容器を、上流の集塵室と下流のろ過室に区分し、それぞれに洗浄液の供給路・排出路と開閉弁を備えることでフィルターエレメントのみならず、集塵容器も安全に洗浄することができる方法を開発しました。フィルターエレメントは透水性のテフロンメンブレンによる表面ろ過としており、ダスト払い落とし後、液浸中にパルス衝撃波を与えることで、完全洗浄が可能になりました。また高温水を使用しフラッシングするため一般細菌を死滅させることができます。
【特長】
・バグインバグアウト方式、ISPEの粒子封じ込め性能試験合格、クリーンルーム対応
・フィルターエレメントを含む容器内を完全に洗浄殺菌できる（HACCP管理対応）
・密閉処理のためメンテナンス扉を開けたり、フィルターエレメントを取り外す手間なし
・集塵容器内にコンタミや雑菌が混入する恐れなし
・フィルター交換時に作業員が曝露する恐れもなく、極めて安全
･自動洗浄殺菌ができ、異種粉体への切替作業を短縮
【導入事例】
導入場所：製薬メーカーの造粒・コーティングのプロセスライン
導入目的：発生する細かい粉体を集塵し、場内の清浄度を確保
●お悩み・・
フィルターが目詰まりを起こしたり、製造ラインの切替で別の粉体を集塵したいときに、フィルターの洗浄や交換が必要だった手間の軽減や作業員の安全を確保したい。
○解決！
洗浄作業を、集塵機本体内で行い(シャワー洗浄)、かつ乾燥させることを実現。
また、作業員の方が粉体でばく露する恐れがありません。
このカタログについて
| ドキュメント名 | フィルターも丸ごと洗える集塵機 「内部洗浄機能付集塵機」 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | 製品カタログ |
| ファイルサイズ | 485.9Kb |
| 取り扱い企業 | 株式会社流機エンジニアリング (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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《バグインバグアウト採用》内部洗浄機能付集塵機
フィルターも
丸ごと洗える集塵機
作りました。
管理は完全・極めて安全 【特許出願中】
《大手製薬メーカー様よりご採用頂きました》
・フィルターエレメントを含む容器内を完全に洗浄殺菌できる
・密閉処理のためメンテナンス扉を開けたり、フィルターエレメントを取外す手間がかからない
・集塵容器内にコンタミや雑菌が混入する恐れがない
・作業員が危険に曝される恐れもなく、極めて安全
・自動洗浄殺菌ができ、異種粉体への切替作業が短縮できる
最適環境の創造 ■本社 〒108-0073
東京都港区三田3-4-2 COI 聖坂ビル
TEL：03-3452-7400 FAX：03-3452-5370
0120-449-881
U R L http：//www.ryuki.com/
Eメールでのお問合せもお気軽にご利用下さい。 E-Mail ： eigyobu@ryuki.com
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内部洗浄機能付集塵機のご案内
洗浄可能な集塵機に関し、集塵機内部の回収した粉体の処理と温水洗浄及び乾燥
工程を自動化した集塵装置ユニットを御導入頂くためのご案内です。
１． 設計仕様
弊社はお客様の作業環境、設置条件等により都度ご提案を差し上げる、エンジニア
リングメーカーです。ご用命の際は、設置に関する詳細の条件をヒアリングさせてい
ただきます。
２．開発目的
医薬品製造や危険物を含んだ粉塵を集塵している場合、集塵機内部のフィルターを
交換する際、吸引や肌に直接触れることによる曝露の危険性が高く、集塵機本体の
密閉化、飛散防止が不可欠であります。
これまでの洗浄可能な集塵装置は、フィルター室を水で浸し湿潤化による飛散防止
を行った後メンテナンス扉を開放し、作業員が目視しながら洗浄する方法しか出来ま
せんでした。しかしながら、この方法では以下の問題が懸念されます。
（1） 視認できない部分の洗浄が不確実であるため、分解・洗浄等の手間が必要
（2） ノズル散水の跳ね返りにより、作業員が曝露する危険性がある。
（3） メンテナンス扉を開放するため、空気中の雑菌が集塵機内部に侵入するリスクがある。
（4） 作業員による洗浄のため、個人差がでる。
（5） 作業員による洗浄のため、不要な人件費が発生する。
以上の様な懸念事項を解消すべく、開発を行います。
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３．開発内容詳細
（1）粉体回収
・フィルターはプリーツ成形フィルターを使用し、フィルター表面にテフロンラミネート
加工を施した物を使用します。
フィルター精度：0.3μm 99.97％ PAO（HEPA規格同等性能品）
・フィルターに付着した粉体は、インパルス（衝撃波）で払落します。
(表面ろ過方式を採用、フィルター目詰まりの再生および表面付着粉じんのクリーニ
ングを致します。)
・フィルター表面に積層した粉塵はフロック化し、重力落下により下部に積層します。
（2）内部洗浄
・フィルター室内に洗浄水（温水等）を注入し、フィルター室を満水状態にします。
・また、専用のシャワーノズルにより、機械細部まで洗浄可能とします。
・下部バルブを開き排水することで、洗浄水によるすすぎ効果が発生しフィルター
及び集塵機ケーシング内面は洗浄されます。
・排水の清浄度で内部の洗浄状況を判断し、洗浄水の注入を停止し、フィルター
室内の洗浄水を排水します。
・上記工程を、繰り返し内部に粉体がなくなるまで行います。
（3）乾燥工程
・ダンパー切替を行い、集塵機出口ダンパーのみ開放し乾燥クリーンエアーをフィ
ルター室内部に注入し内部に残った水滴を完全に乾燥します。
・この装置で使用するフィルター、バルブ等はこの乾燥温度に耐える材質とします。
・また、洗浄中の濁水の微粒子がフィルター内部に浸透しない様にします。
・乾燥工程初期は、フィルター表面に水が張り付き閉塞状態であるため、表面が
乾くまでバイパス回路を利用します。
（4）フィルター取出し工程
・洗浄後のフィルターを取出す際、作業員の万が一の曝露危険性を無くすために
フィルター及び内部フィルターに直接触れない様にビニールカバーを施し外部空
気と遮断する方法を採用します。
・製薬業界では、高薬理活性医薬品の増加に伴い、製薬機器の封じ込め性能を
有し従事者の薬害を防止するため、ISPE規格に従い、封じ込め性能評価を行う
必要があります。そのため、メンテナンス時に粉塵が飛散しないような構造とな
っております。
また、ISPE規格での性能評価を行い、ハザードレベル 5での使用も可能です。
５．開発商品効果
本件の開発商品により以下のような優れた効果が得られます。
（1） 分解洗浄の必要がなく、良好な洗浄品質をたもてる。
（2） 薬品・危険物等の分体との曝露リスクがなくなる。
（3） 雑菌の進入リスクがなくなる。
（4） 自動シーケンスで作動するので、短時間に洗浄クリーニングができる。
（5） （1）～（4）により生産性が向上する。
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内部洗浄集塵機外観
内部洗浄集塵機内部仕上状態