ASUS IoT Tinker Board S R2.0シリーズ： 熱画像アプリケーションを実現する信頼性の高い選択肢

導入事例 ASUS IoT Tinker Board S R2.0シリーズ： 熱画像アプリケーションを実現する 信頼性の高い選択肢 ASUS IoTを選ぶ理由 高品質 サービス デリバリー パフォーマンス、互換性、拡張性の要求 世界をリードするサービス能力と プロジェクトの円滑な展開を確保する を満たすように設計されたSBC 長期的な技術サポート ための安定した納期遵守 活用事例 課題 世界をリードする熱画像センサー技術メーカー シングルボードコンピュータの不足が納期に影響 Caluminoは、熱画像の開発と商品化における世界トップクラスの専 Ca lum inoのソフトウェアスタックは当初、有名な競合他社のシング 門家集団です。社名は、熱画像技術で利用する消費カロリー（ca lo - ルボードコンピュータ（SBC）向けに開発されました。しかし、この製品 r ies）と輝度（luminos i ty）の2つの言葉に由来する合成語です。同 は、Caluminoが完成品を大量に顧客に出荷する必要があったまさに 社は、強力で経済的な熱センサー技術と人工知能（AI）の融合に取り その時期に、世界的な品不足に見舞われたのです。流通ネットワーク 組んでおり、ビジネスに新たなレベルの洞察力と効率性を提供するこ の現状を踏まえれば、完成までのリードタイムは1年に達するとみら とで、産業の発展に貢献しています。世界初の高性能で費用対効果の れ、頭金で全額を支払ってもなお納期は見通せない状況でした。 高い熱センサーのパイオニアであり、多様な産業における幅広く新し 2022年前半を通して状況は悪化し、Caluminoは代替のSBCサプ いユースケースに対応するインテリジェントセンシングの可能性を引 ライヤを探すことになりました。 き出す画期的なプラットフォームテクノロジです。Ca lum inoのチー ムは、マイクロナノ製造、光モジュール組立、AI、モノのインターネット しかし、Caluminoにとっての懸念は供給問題だけではありませんで （IoT）、ソリューション開発、商品化など、さまざまな市場で数十年に した。例えば、代替ソリューションには、競合SBCに以前実装されてい わたるグローバルな経験を積んでいます。 たコードベースからのシステムポータビリティを確保する必要があり ました。また、競合SBCと同じか類似の汎用入出力（GPIO）ピンアウ トも必要でした。さらに、準拠したパワー・オーバー・イーサネット （PoE）アドオンオプションの可用性が不可欠と考えられました。

解決策 すべての要件を満たす また、Tinker Board S R2.0シリーズは、幅広い入力やデバイスとの ASUS IoT Tinker Board S R2.0シリーズ インターフェイスを可能にする40ピンGPIOインターフェイスなど、標 準メーカーの接続オプションを備えています。Tinker Board S R2.0 Ca lum inoは、さまざまな有名ベンダの複数のソリューションを評価 シリーズは、ファンレスケース、ASUS I oT PoEスプリッターボード、 しました。競合するソリューションがすべて、当初開発されたSBCとの ASUS I o T M I P Iコンバータなどの幅広いアクセサリーを備えてお 互換性を求める中、Caluminoは複数の課題に直面しました。その中 り、システムの拡張性に優れています。 には、既存のLinux画像では標準とされていた重要なライブラリや機 能がなかったり、Caluminoが利用するPythonのバージョンとの互 また、Tinker Board S R2.0シリーズ がCaluminoの要件に対して 換性にクセがあったりしました。同社はまた、明確なドキュメント化の欠 最適なソリューションとなったのは、重要な利点が他にもあったからで 如、非効率性、テクニカルサポート対応の遅さも確認しました。予期せ す。ASUS IoTは、フィールドアプリケーションエンジニアチームによる ぬCPUタスクスケジューリングの発生、代替SBCのオーバーヒート、 現地でのダイレクトテクニカルサポートを提供し、トラブルシューティン パワー・オーバー・イーサネット（PoE）アドオンオプションの不可用性 グやシステムメンテナンスでお客様をサポートします。さらに、ASUS の要因から排除していくと、Ca lum inoはすぐに1つの選択肢に絞り IoTはお客様のプロジェクトに深く関与し、促進するために、開発とテス 込みました。それが、ASUS IoT Tinker Board S R2.0シリーズです。 トのための評価ボードとサンプルハードウェアを提供しています。 Tinker Board S R2.0シリーズは、非常に迅速な開発サイクルを通 じてCaluminoのすべての要件を満たすことができるという点で競合 成果 他社から抜きん出ていました。特に、Tinker Board S R2.0シリーズ は、他の一般的なSBCボードと比較してパフォーマンスが非常に優れ 市場投入までの時間を短縮し、より低温で ています。 信頼性の高いオペレーションを実現 Tinker Board S R2.0シリーズにより、Caluminoは2022年8月 に第2世代のセンサーハブを希望通りの仕様で、予定通りに市場に投入 することができました。登場以来、このデバイスは期待されるパフォー マンスをすべて満たしており、信頼性は抜群と評価されています。 第2世代Caluminoセンサーハブは、競合SBCで駆動する前世代製 品よりも低温で、何の問題もなく動作しています。ASUS IoTの現地テ クニカルサポートにより、Caluminoは、現場で発見されたソフトウェア の互換性に関するいかに小さな問題にもすべて、ソフトウェアアップ デートの迅速な展開で対処することができました。Tinker Board S R2.0シリーズを選択したことで、革新的で高性能、かつ信頼性の高い センサーをスマートビルディングアプリケーションの世界に提供すると Tinker Board S R2.0 Series いうCaluminoの能力は強化されました。 ミッションクリティカルな可用性と信頼性に関しては、私たちにとってはASUS Tinker Boardが信頼できる提供者であることは明らかです。 Liuhang Zhang Calumino 製品開発部長 iot.asus.com/jp ご注文の際は、仕様をご確認ください。本稿は参考資料です。すべての製品の仕様は、 予告なしに変更されることがあります。 本稿のいかなる部分も、出版社の書面による事前の許可なく、電子的、複写、記録、 その他のいかなる形式または手段によっても複製することを禁じます。 ©ASUSTeK Computer Inc. All rights reserved.