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掲載内容
◆DX推進が加速する製造業
◆溶接業界で活用されるDX
◆ロボットティーチングの5つの壁(課題)
◆高まるオフラインティーチングのニーズ
◆溶接ロボット製造現場課題を解決するオフラインティーチング
◆パナソニックのオフラインティーチングソフトウェア
◆DTPSⅢの具体的な活用シーン(製造現場)
◆DTPSⅢの具体的な活用シーン(設計者)
◆DTPSⅢがもたらす経営効果
◆DTPSⅢ導入の流れ
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
| ドキュメント名 | 製造業のDXを加速! 溶接ロボットオフラインティーチングがもたらす変革 |
|---|---|
| ドキュメント種別 | その他 |
| ファイルサイズ | 3Mb |
| 登録カテゴリ | |
| 取り扱い企業 | パナソニック コネクト株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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製造業のDXを加速!溶接ロボットオフラインティーチングがもたらす変革
製造業のDXを加速!
溶接ロボットオフラインティーチングがもたらす変革
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DX推進が加速する製造業
DX推進が加速する製造業
ものづくり企業におけるDXの取組状況
経済産業省の調査によると、ものづくり企業の約8割がデジタル技術を活用した
業務改善に取り組んでおり、「製造」「生産管理」「事務処理」などの工程で実
施が進んでいます。従業員数301人以上の企業では、デジタル技術の導入・活用
が特に進んでおり、67.9%の企業が製造工程でデジタル技術を活用しています。
製造工程におけるデジタル技術導入状況
特に「CAD/CAM」「ロボット」「プログラミング・ソフトウェア・情報システ
ム」「制御技術」「センサー」の導入が多く、従業員数301人以上の企業ではこ
れら技術の導入が6割を超えています。これは、生産現場の自動化・効率化への
意識の高まりを示唆しています。
2025年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告) (METI/経済産業省)
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溶接業界で活用されるDX
溶接業界で活用されるDX
産業用ロボット
溶接トーチを産業用ロボットに取り付けることで、溶接作業の自動化が可能に
なります。これにより、安定した品質かつ高速な溶接生産を実現できます。
センサ
製品によっては精度にばらつきが生じる場合があり、同じ品質で生産するため
には、製品の個体差を補正するセンサが活用されます。
デジタルツイン
溶接現場でもデジタルツインの需要が高まっています。PC上で実設備と同様の
環境を作ることで、設備稼働時でもティーチング作業が行えます。
AI
近年では、AIの需要がたかまり、溶接外観検査の判定や溶接不具合の予兆監視
など、溶接現場でも活用が始まっています。
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ロボットティーチングの5つの壁(課題)
ロボットティーチングの5つの壁(課題)
1.熟練作業者の不足とオペレータの確保難
産業用ロボットの導入が進む一方で、その操作やティーチング(教示作業)には高度な技能と
経験が必要です。また、熟練した技術者の採用・育成には時間とコストがかかります。熟練し
たティーチング技術者の不足は業界全体で深刻な問題となっており、適切な資格を持つ作業者
の採用・維持が困難です。これにより、ロボットの導入効果を十分に引き出せない、あるいは
新規ロボット導入の障壁となるケースが増えています。
2.品質管理とオペレータの技量依存
品質管理は製造業で特に重要であり、欠陥製品のリスクを最小限に抑える必要があります。誤差や品質
のばらつきを抑え、一貫性のある品質を維持するためには、適切なロボットパラメータの設定が求めら
れますが、これはオペレータの技量や経験に大きく依存する傾向があります。熟練工の減少は、この品
質安定性を脅かす要因となります。
3.製造プロセスのスピード化と生産性向上
顧客の要求や市場の競争に対応するためには、製造プロセスのスピード化と生産性向上が不可欠です。
特に大量生産分野では、効率的な生産プロセスが必要であり、ロボットのダウンタイムを最小限に抑え
ることが競争力の鍵となります。従来のティーチング方法では、ティーチング中にロボットが停止する
ため、生産性に悪影響を及ぼしていました。
4.多品種少量生産への対応力とティーチングの負荷
今日の製造業界は、さまざまな製品や素材に対応する必要があり、多品種少量生産のニーズが高まって
います。しかし、製品が変わるたびにロボットのティーチングが必要となり、その都度オペレータの工
数がかかります。このティーチング負荷の増大が、多品種少量生産への柔軟な対応を阻害しています。
5.労働環境改善と作業者の安全性
製造現場における一部の作業は、危険な環境や肉体的に負担の大きい環境で行われることがあります。
ロボットを導入することでこれらの作業を自動化できる一方で、ロボットのティーチング作業自体が、
稼働中のロボットの近くで行われるなど、危険を伴う場合があります。作業者の安全確保と労働環境の
改善は、重要な課題です。
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高まるオフラインティーチングのニーズ
高まるオフラインティーチングのニーズ
溶接ロボットの製造現場の変化
製造業では、人口減少に伴う労働力不足が深刻化しており、業務効率化のため
のデジタル技術活用が課題となっています。特に、ロボット導入による自動
化・省人化が進む中で、ロボットのティーチング作業の効率化は生産性向上に
直結するため、オフラインティーチングのニーズはますます高まっています。
2025年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告) (METI/経済産業省)
オフラインティーチングとは
オフラインティーチングとは、専用のソフトウェアを使用してPC上で仮想プロ
グラムを作成し、そのプログラムをロボットに転送する方法です。この方法で
は、実際のロボットを使わずに仮想環境で動作をシミュレーションし、最適な
動作パターンを設計します。これにより、ロボットが稼働している間でも新し
いプログラムの作成やテストが行え、生産ラインのダウンタイムを最小限に抑
えることができます。
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溶接ロボット製造現場課題を解決するオフラインティーチング
溶接ロボット製造現場課題を解決する
オフラインティーチング
1.熟練技術者不足と高まる人件費
PC上でティーチングプログラムを作成・シミュレーションできるため、危険な現場での熟練技
術者の直接的な立ち合いが不要となります。これにより、熟練工の負担を軽減し、より多くの
人材がティーチング作業に携われるようになります。
2.オペレーターの技量に依存する品質のばらつき
オフラインティーチングは、標準化されたプログラムに基づいて高精度なティーチングを行うた
め、人の経験や技量に左右されない一貫した高品質の作業を提供できます。 作成したプログラ
ムはデジタルデータとして管理され、再利用や標準化が容易になるため、熟練工の知識をデジタ
ル資産として蓄積し、品質の属人化を解消します。
3.従来のティーチングによる生産性低下とリードタイムの長期化
ロボットの稼働を停止させることなくPC上でティーチングプログラムを作成できるため、生産
性を維持・向上させることが可能です。 ティーチング中もロボットは稼働が可能であり、新し
い製品やプロセスの導入リードタイムを大幅に短縮できます。これにより、ロボットのダウンタ
イムを最小限に抑え、製造プロセスのスピード化を実現します。
4.多品種少量生産におけるティーチング負荷の増大
PC上でのシミュレーションにより、異なる形状や材料に対応するプログラム変更が容易に行え
ます。新しい製品や部品のティーチングも迅速に対応できるため、製品が変わるたびにかかる
ティーチング工数を大幅に削減し、多品種少量生産における競争力を飛躍的に高めます。
5.危険を伴う現場でのティーチング作業
危険な溶接現場でのティーチング作業が不要となり、オフィス環境などの安全で快適な場所で作
業が可能になります。これにより、作業者の身体的負担が軽減され、作業者の安全性が飛躍的
に向上します。
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パナソニックのオフラインティーチングソフトウェア
パナソニックの
オフラインティーチングソフトウェア
DTPSⅢ(Desk Top Programming & Simulation system)
オフラインティーチング機能
3DCADデータを取り込むことにより、実際のロボットを使用することなく、PC
上でプログラムを作成・検証できます。
これにより、新規設備や新しい溶接ワークの生産立ち上げ時間を大幅に短縮でき
ます。ティーチング作業にかかる時間を削減し、生産ラインのダウンタイムを最
小限に抑えることで、迅速な生産開始を可能にします。
シミュレーション機能
3DCADデータを取り込むことで、実際の溶接環境をPC上で再現し、設備設計や
レイアウトの検討を容易にします。
シミュレーション機能により、ロボットの動作範囲、干渉チェック、タクトタイ
ム分析などが可能になり、導入前に最適な設備構成を決定できます。これによ
り、設備導入後のトラブルを未然に防ぎ、時間とコストを削減します。
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DTPSⅢの具体的な活用シーン(製造現場)
DTPSⅢの具体的な活用シーン(製造現場)
安全環境でのティーチング作業
安全な環境で作業を行うことができるため、高所作業などの危険作業を削減できま
す。これにより、業務中の事故やケガを防ぐことができ、職場環境の改善につなが
ります。
危険作業時間
約70%削減
ティーチング作業の効率化
PC上で作業を行うことができるため、生産ラインの稼働を止めずにプログラムを作
成・修正できます。これにより、夜間や休日に行われていたティーチング作業が不
要となり、残業や休日出勤の抑制につながります。作業者の負担を軽減し、ワーク
ライフバランスの改善に貢献します。
残業時間
33時間⇒9時間
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DTPSⅢの具体的な活用シーン(設計者)
DTPSⅢの具体的な活用シーン(設計者)
設備生産能力の検証
サイクルタイムの計測ができるため、事前に設備の能力が確認できます。また、溶接
時間やワイヤ使用量から製品のコスト計算も可能です。
溶接長 1.605 (m)
ワイヤ径 1.2 (mm)
ワイヤ使用量 5.272 (m)
ワイヤ材質比重 7.85 (g/cm3)
ワイヤ単価 300 (円/kg)
ワイヤコスト 14 (円)
ガス流量 15 (L/分)
溶接時間 65.64 (秒)
ガス単価 10 (円/L)
ガスコスト 164 (円)
設備構想のシミュレーション
干渉チェック機能により、3Dデータでの治具の干渉チェックが可能です。これによ
り、治具設計段階でのロボット干渉確認が可能になり、治具作成後の修繕などを減
らすことができます。
改修期間10日⇒2日
※1設備5回の改修が1回に削減、改修工数2日とした時 対象物との
接触確認可能
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DTPSⅢがもたらす経営効果
DTPSⅢがもたらす経営効果
既存の実機によるティーチングとオフラインティーチングの人件費をシミュレー
ションします。既存設備に新機種の製品を教示するケースを想定しています。時間
単価は定時内の業務を5,000円、定時外業務を7,500円と想定します。
実機による教示 オフライン教示 時間単価(円)
時間(H) 時間単価(円) コスト(円) 時間(H) 時間単価(円) コスト(円) 定時内勤務 5,000
教示時間 24 7,500 180,000 8 5,000 40,000 定時外勤務 7,500
教示微調整時間 3 7,500 22,500 3 7,500 22,500
溶接+調整時間 6 7,500 45,000 6 7,500 45,000
教示コスト(円) 247,500 教示コスト(円) 107,500 1機種の教示で
コスト比較 コスト差額(円) 140,000 14万円(57%)
コスト削減率(%) 57% のコスト削減
シミュレーションの結果、教示作業3分の1となり、定時内で教示できるようになります。
これにより、1機種の教示で14万円(57%)のコスト削減が実現できます。
さらに、既存設備の生産を止めることなく教示作業が可能となるため、
削減された16時間で生産稼働ができ、生産効率をさらに向上させることが可能です。
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DTPSⅢ導入の流れ
DTPSⅢ導入の流れ
DTPSIIIの導入は、以下の条件に全て該当する場合、
迅速に進めることが可能です。
パナソニック製の溶接ロボット(G2以降の年式)を使用している
3DCADソフトを使用している
生産している製品の3DCADデータを持っている
溶接治具の3DCADデータを持っている
Windows11のPCを使用している
上記全てに該当する場合は、すぐにDTPS導入が可能です。
ご不明な点がございましたら、弊社問い合わせフォームからご相談ください。
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