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見積価格の決め方~シリーズ8:全数検査による原価増加~

事例紹介

「全数検査が追加されると製造原価はどうなるの?」具体的な数字を用いて説明します。

製造原価は、加工方法、使用する機械、段取り時間、加工時間などによって変わってきます。本資料では金属加工業を例に、全数検査を追加して行うと製造原価にどの様な影響があるのか、具体的な数字を用いて見ていきたいと思います。

※「見積価格の決め方~シリーズ1:賃率の基本的な考え方~」からお読み頂くとより分かりやすいと思います。

※本資料で使用している数字はあくまで例であり、個社ごとの実態にそぐわない場合が多々ありますことご了承ください。

このカタログについて

ドキュメント名 見積価格の決め方~シリーズ8:全数検査による原価増加~
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 1Mb
取り扱い企業 株式会社松井製作所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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見積価格の決め方 ~シリーズ8:全数検査による原価増加~ URL http://matsui-ss.com/ (2022年8月作成)
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目次 前書き・・・・・・・・・・・・・・・・・p.2 機械の賃率・・・・・・・・・・・・・・・p.3 通常工程での製造費用 ・・・・・・・・・p.4 全数検査した時の製造費用 ・・・・・・・p.5 1
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前書き 製造原価は、加工方法、使用する機械、段取り時間、 加工時間などによって変わってきます。本資料では金属 加工業を例に、全数検査を追加して行うと製造原価にど の様な影響があるのか、具体的な数字を用いて見ていき たいと思います。 ※「見積価格の決め方~シリーズ1:賃率の基本的な考 え方~」からお読み頂くとより分かりやすいと思います。 ※本資料で使用している数字はあくまで例であり、個社 ごとの実態にそぐわない場合が多々ありますことご了承 ください。 2
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機械の賃率 機械の賃率(1分間当たりの加工費単価)は以下の様に 計算されます。 機械の年間費用 賃率(機械)= 稼働時間 減価償却費+ランニングコスト = 稼働時間 ※ランニングコストとしては電気代が代表的 今、マシニングセンターの年間費用が以下の様とします。 (円) 減価償却費 ランニングコスト 年間費用 マシニングセンター 800,000 200,000 1,000,000 3
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通常工程での製造費用 ある工場では現在、マシニングセンターで加工を行って いるとします。段取り時間は1時間、生産ロット数は100個、 1個当たりの加工時間と着脱時間はそれぞれ0.1時間と0.01 時間、また、その人件費の賃率は3000円/時間とします。 人に関する費用をまず考えます。このとき製品1個当た りにかかる段取り時間は0.01時間(=1時間/100個)なので、 製造費用(人:段取り)=3000×0.01=30円 また、着脱に対する賃率は以下の様になります。 製造費用(人:着脱)=3000×0.01=30円 一方、稼働時間を年間2000時間とすると、マシニングセ ンター自体の賃率は以下の様に計算できます。 10,00,000 賃率(マシニング)= = 500円/時間 2,000 このとき、加工時間は0.1時間なので、 製造費用(マシニング)=500×0.1=50円 よって、マシニングセンタでの製造費用は以下の様になり ます。 製造費用=30+30+50=110円 4
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全数検査した時の製造費用 先ほど加工した製品について、営業部にて1個当たり150 円で販売していたとします。すると、計算上では1個当た り40円(=150円-110円)の利益が出ることになります。 しかし製造現場では実際、営業部が知らない間に全数検 査が追加されており、その費用が50円だったとします。す ると実際の利益は▲10円(=150円-110円-50円)となり、 「黒字製品だと思っていたら実は赤字製品だった」という ことになってしまいます。 全数検査ではなく抜取り検査が実施されていた場合は製 造費用の増加は限定的ですが、本来は営業部にも連絡され るべき内容となります。また、全社的に本当に詳しく製造 原価の実態をつかもうとする際に、一般的に知られている 手法としてABC(Activity Based Costing:活動基準原価計 算)というものがありますので、興味を持たれた方は専門 書をご覧になられたらと思います。 5