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見積価格の決め方~シリーズ5:段取時間の短縮効果~

事例紹介

「段取り時間を短縮すると、賃率はどの様に違ってくるの?」具体的な数字を用いて説明します。

製造原価は、加工方法、使用する機械、段取り時間、加工時間などによって変わってきます。本資料では金属加工業を例に、マシニングセンターやNC旋盤での大量生産時に段取時間を短縮すると製造費用はどのように変化するのかについて、具体的な数字を用いて見ていきたいと思います。

※「見積価格の決め方~シリーズ1:賃率の基本的な考え方~」からお読み頂くとより分かりやすいと思います。

※本資料で使用している数字はあくまで例であり、個社ごとの実態にそぐわない場合が多々ありますことご了承ください。

このカタログについて

ドキュメント名 見積価格の決め方~シリーズ5:段取時間の短縮効果~
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 1Mb
取り扱い企業 株式会社松井製作所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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見積価格の決め方 ~シリーズ5:段取時間の短縮効果~ URL http://matsui-ss.com/ (2022年8月作成)
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目次 前書き・・・・・・・・・・・・・・・・・p.2 機械の賃率・・・・・・・・・・・・・・・p.3 段取り時間1時間での製造費用 ・・・・・・p.4 段取り時間を短縮した時の製造費用・・・・p.5 まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・p.6 1
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前書き 製造原価は、加工方法、使用する機械、段取り時間、 加工時間などによって変わってきます。本資料では金属 加工業を例に、マシニングセンターやNC旋盤での大量 生産時に段取時間を短縮すると製造費用はどのように変 化するのかについて、具体的な数字を用いて見ていきた いと思います。 ※「見積価格の決め方~シリーズ1:賃率の基本的な考 え方~」からお読み頂くとより分かりやすいと思います。 ※本資料で使用している数字はあくまで例であり、個社 ごとの実態にそぐわない場合が多々ありますことご了承 ください。 2
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機械の賃率 機械の賃率(1分間当たりの加工費単価)は以下の様に 計算されます。 機械の年間費用 賃率(機械)= 稼働時間 減価償却費+ランニングコスト = 稼働時間 ※ランニングコストとしては電気代が代表的 今、マシニングセンターの年間費用が以下の様とします。 (円) 減価償却費 ランニングコスト 年間費用 マシニングセンター 800,000 200,000 1,000,000 3
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段取り時間1時間での製造費用 ある工場では現在、マシニングセンターで加工を行って いるとします。段取り時間は1時間、生産ロット数は100個、 1個当たりの加工時間と着脱時間はそれぞれ0.1時間と0.01 時間、また、その人件費の賃率は3000円/時間とします。 人に関する費用をまず考えます。このとき製品1個当た りにかかる段取り時間は0.01時間(=1時間/100個)なので、 製造費用(人:段取り)=3000×0.01=30円 また、着脱に対する賃率は以下の様になります。 製造費用(人:着脱)=3000×0.01=30円 一方、稼働時間を年間2000時間とすると、マシニングセ ンター自体の賃率は以下の様に計算できます。 10,00,000 賃率(マシニング)= = 500円/時間 2,000 このとき、加工時間は0.1時間なので、 製造費用(マシニング)=500×0.1=50円 よって、マシニングセンタで段取り時間1時間で加工してい る時の製造費用は以下の様になります。 製造費用=30+30+50=110円 4
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段取時間を短縮した時の製造費用 段取時間を1時間から30分(0.5時間)に短縮できたときの 製造費用を考えます。このとき、製品1個当たりにかかる 段取り時間は0.005時間(=0.5/100)なので、 製造費用(人:段取り)=3000×0.005=15円 加工時間や着脱時間は変化がないのでそのままの費用と なります。 よって、段取時間を30分にした時の製造費用は以下の様 になります。 製造費用(生産ロット100個、段取30分)=15+30+50=95円 生産ロットが50個で、他の条件は同じ場合を考えてみま す。このとき、各費用は以下の様となります。 製造費用(人:段取り)=3000×(1/50)=60円 製造費用(人:着脱)=3000×0.01=30円 製造費用(マシニング)=500×0.1=50円 よって、 製造費用(生産ロット50個、段取1時間)=60+30+50=140円 同様に、生産ロットが50個のまま段取時間を30分に短縮 できた時の製造費用は以下の様となります。 製造費用(生産ロット50個、段取30分)=30+30+50=110円 5
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まとめ これまでの計算と、生産ロットが20個の場合での計算例 を合わせて表にまとめると以下の様になります。 段取り時間 差額 1時間 30分 100個 110円 95円 △15円 生産ロット 50個 140円 110円 △30円 20個 230円 155円 △75円 この表から、生産ロットが小さければ小さいほど段取時 間短縮の効果は大きいことが分かります。 6