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製造現場で使えるエクセル(SUMIF編)

事例紹介

「SUMIFって製造現場ではどの様な使い方をするの?」具体例を用いて説明します!

エクセルには様々な関数があり、SUM関数、IF関数などを勉強していくとその便利さに魅了され、さらに多くの関数を学びたいと思われる方も多いと思います。一方、製造業にお勤めの方で「具体的にどの関数がどのように使われるのかわからない」といった悩みを感じられている方もいらっしゃるでしょう。

 今回の資料では、エクセル関数のひとつであるSUMIF関数が製造業にてどのように使用することができるのかを例を用いながら見ていきたいと思います。

このカタログについて

ドキュメント名 製造現場で使えるエクセル(SUMIF編)
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 1.9Mb
取り扱い企業 株式会社松井製作所 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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《製造現場で使えるエクセル》 ~SUMIF編~ URL http://matsui-ss.com/ (2021年9月作成)
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目次 前書き ・・・・・ ・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・・・ p.2 本資料で目指すこと ・・ ・・・ ・・ ・・・・・ ・ ・ p.3 前提条件の確認 ・・・・ ・・ ・・ ・・ ・ ・ ・・ ・ p.4 具体的な処理1 ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ p.5 具体的な処理2 ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ p.6 解説1 ・・・・・ ・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・・・ p.7 具体的な処理3 ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ p.8 具体的な処理4 ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ p.9 注意点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.10 1
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前書き エクセルには様々な関数があり、SUM関数、IF関数などを勉強 していくとその便利さに魅了され、さらに多くの関数を学びたい と思われる方も多いと思います。一方、製造業にお勤めの方で 「具体的にどの関数がどのように使われるのかわからない」と いった悩みを感じられている方もいらっしゃるでしょう。 今回の資料では、エクセル関数のひとつであるSUMIF関数が製 造業にてどのように使用することができるのかを例を用いながら 見ていきたいと思います(使用エクセル:バージョン2019)。 本資料の内容がお役に立てれば幸いです。 2
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本資料で目指すこと 下記表1は生産日報(いつ、何を、何個作ったか)がまとめら れたものです。この表のデータからSUMIIF関数を使って、製 品別の合計生産数を表示してくれるエクセルの作成を目指し ます。 【生産日報】 コード 製品名 製造日 生産数 A002 ボールバルブ2 9月1日 120 A001 ボールバルブ1 9月1日 80 B002 ニードルバルブ2 9月2日 200 C001 玉形弁1 9月3日 50 A003 ボールバルブ3 9月3日 150 B001 ニードルバルブ1 9月6日 60 C002 玉形弁2 9月6日 140 A003 ボールバルブ3 9月7日 200 B001 ニードルバルブ1 9月8日 180 B002 ニードルバルブ2 9月9日 230 C001 玉形弁1 9月10日 190 A002 ボールバルブ2 9月13日 60 A001 ボールバルブ1 9月13日 170 C002 玉形弁2 9月14日 210 表1. 生産日報 【製品別合計生産数】 コード 製品名 合計生産数 A001 ボールバルブ1 250 A002 ボールバルブ2 180 A003 ボールバルブ3 350 B001 ニードルバルブ1 240 B002 ニードルバルブ2 430 C001 玉形弁1 240 C002 玉形弁2 350 表2. 製品別合計生産数 3
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前提条件の確認 エクセルにて、下記の様にB2からE16の範囲に生産日報の データが入力されていることを前提とします。 データの内容として「コード」「製品名」「製造日」「生産数」が あります。 4
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具体的な処理1 まず、作成したい表の枠組みを作ります。 セルG2からI9の範囲に以下の様に新たな表を作成します。 データの内容として「コード」「製品名」「合計生産数」を記入し たいとします。 「コード」「製品名」についてはセルG3からH9に 予め入力しておきます。I列の「合計生産数」の記入に対して、 SUMIF関数を使用していきたいと思います。 5
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具体的な処理2 セルI3に以下の式を記入することで、コードがA001である製 品(ボールバルブ1)の合計生産数を表示させます。 =SUMIF(B3:B16,G3,E3:E16) 今回の場合、その個数は“250”となります。次ページに上記 の解説を記します。 6
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解説1 SUMIFのカッコ内には、情報を入れる箇所が3つあります。 “SUMIF (範囲, 検索条件, 合計範囲)” ① ② ③ (先ページの例; B3:B16 G3 E3:E16 ) これは、『“①範囲”の中から“②検索条件“に該当するセル を探し出し、その該当するセルと同じ行の”③合計範囲”の数 字を合計する』という意味になり、先ページの例で言うと、『セ ルB3からB16の範囲(A001~C002)の中から、セルG3 (A001)と一致するセルを検索し、該当するセルと同じ行に記 載されている生産数(セルE3~E16)の合計数を記載する』と いうことになります。 7
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具体的な処理3 次に、セルI3の式を以下の様に書き換えます(詳細後述)。 【変更前】 “ = SUMIF ( B3:B16, G3, E3:E16 ) ” 【変更後】 “ = SUMIF ( B$3:B$16, G3, E$3:E$16 ) ” 8
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具体的な処理4 次に、セルI3の内容をドラッグしてI9までの範囲に数式をコ ピーして完成です。 9
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注意点 「具体的な処理3」にて、なぜ式を書き換えたのでしょうか? 書き換えた場合と、書き換えなかった場合それぞれで作成し た表について、セルI9を例に比較してみましょう。 【正】書き換えた場合 【誤】書き換えなかった場合 ①範囲”、”③合計範囲”は正しい ①範囲”、”③合計範囲”が正しい 表の範囲から変わらない 表の範囲からずれてしまう 上の右図のように、もし“$”(ドルマーク)を付け加えないと、 “①範囲”、”③合計範囲”の場所が正しい表の範囲からずれ てしまいます。 “$”(ドルマーク)には絶対参照という意味があり、このマー クを追加することでセルI3の計算式をセルI9にコピーしても、 “①範囲“、”③合計範囲”の対象を正しい表の範囲に固定す ることができます。 10