工場の価値あるデータを活用できる！　なんでもつながる・どこでも見られる「工場まるっとIoT」

⼯場は価値ある情報の宝庫です。その情報、活⽤できていますか︖ なんでもつながる・どこでも⾒られる 「⼯場まるっとIoT」 電流 漏れ電流 粉塵 PLC 調節計 （PM2.5） インバータ 振動・温度 サーボ CO2 温度・湿度 ロボット タワーライト 点灯 熱中症 （WBGT） 「メーカの異なる機器や⼈が点検しているデータをまとめて⾒たい」 そんなお客様の声から⽣まれたシステムです。 「⼯場まるっとIoT」は、IoT技術に精通していないFA技術者でも、導⼊・運⽤管理 がしやすく、導⼊後の追加・変更も⾃分でできるように、標準仕様としてシュナイ ダー社のクラウド型常時監視システム“Machine Advisor”とゲートウエイとして同 社タッチパネルを採⽤しています。 クラウドを使⽤しないオンプレミスタイプや、EnOcean無線センサで集めたデータ だけをパソコンに収集するなどの様々なご要望にもフレキシブルに対応ができるシス テムです。 お客様の⾒える化についての課題、そしてやりたいことを是⾮お聞かせください。

ものづくりDXの初めの一歩 ドーワテクノス・シュナイダー社 連携ソリューション 「⼯場まるっとIoT」でお悩みをズバリ解決‼ 工場全体を一つのシステムで一元管理したい！ いろいろな装置や制御機器があるので、それらすべてを取りまとめるのは⼀苦労ですよね。 「⼯場まるっとIoT」なら、メーカの異なる装置・制御機器の情報を⼀元管理できます。 人による巡回点検の負担をなくしたい！ ⼯場内に点在している装置・機器の巡回点検は確認者の負担になり、結構⾯倒ですよね。 「⼯場まるっとIoT」なら、どこでも・いつでも状況が確認でき、巡回点検をなくせます。 簡単に導入できて、自分たちで運用したい！ システム導⼊を外部に丸投げしすぎると、ちょっとした仕様変更も⼤変ですよね。 「⼯場まるっとIoT」なら、導⼊後のシステム拡張・仕様変更もFA技術者が⾃らおこなえます。 ⼯場まるっとIoTとは 導⼊・運⽤が簡単な理由 • 設備に取付けた無線対応センサからの情報や 専⾨知識不要 PLC・ロボット・温度調節器・インバータ・サーボか らの情報を無線・有線で取得し、⼀元管理するシ クラウド接続や監視システム設定にIoTの専⾨知識は ステムです。 不要です。 • ⼯場内に点在している装置・機器の状態が⼀元 電源・通信配線不要 化されることで、巡回点検の⼿間もなくせます。 EnOcean無線センサは電源・通信配線不要で設置 が簡単です。※⼀部センサは電源必要 • 装置・機器の状態を表す画⾯の設計はブラウザ で簡単にできるので、⾃分たちが⾒たいことをグラフ 定額運⽤ や数値で画⾯に表したり、閾値・アラーム設定も クラウドシステム利⽤料・データ通信料は定額で年度 ⼿軽にできます。 ⼀括払いです。⽉々の⾯倒な⽀払いもございません。 システム構成イメージ EnOcean無線センサ 様々なメーカのPLC・ロボット・温度調節器・ 振動・電流・漏れ電流・タワーライトセンサ インバータ・サーボ CO2・PM2.5・温度・湿度・熱中症（WBGT） 928MHz EnOcean無線 クラウドサーバ ４G 公衆回線 920MHz 特定⼩電⼒無線 シュナイダー製 タッチパネル＆専⽤モバイルルータAir Connect 設計は 画⾯ ても簡単︕ クラウド型常時監視システム とっ Machine Advisor

接続できる制御機器・EnOcean無線センサ イーサネットやシリアル通信で接続できる制御機器 シュナイダーエレクトリック社の製品をゲートウエイとして使⽤しているため、同社がプロトコルとしてサポートしている機器を プログラムレスで接続することができます。 他にもつながる機器は盛りだくさん 60.0 QRコードからご確認頂けます。 80.0 【シュナイダーWebサイト】 https://www.proface.com/ja /product/soft/gpproex/driver PLC 35社 調節計 7社 ロボット 9社 INV/サーボ 6社 ※Modbus-IDA対応の各種機器とも接続できます。 無線通信で接続できるセンサ EnOcean無線対応の各種センサから通信配線なしでデータを収集できます。 振動・温度センサ 電源不要 ⼆酸化炭素センサ 電源必要 1ユニットに2個までセンサプローブが接続 ⼆酸化炭素濃度・温度・湿度が測定でき、 でき、振動と温度が測定できます。 換気を促す指標になります。 3ch電流センサ 電源不要 PM2.5センサ 電源必要 1ユニットに3個までCTが接続でき、負荷 空間の粉塵などの微⼩粒⼦が測定でき、 電流が測定できます。 労働環境改善に貢献します。 電流・漏れ電流センサ 電源不要 温湿度センサ 電源不要 1ユニットに負荷電流⽤CT１個、漏れ 温度と湿度が測定でき、製品製造時の 電流⽤ZCT1個が接続でき、負荷電流 環境状況の記録ができます。 と漏れ電流が測定できます。 タワーライトセンサ 電源不不要要 熱中症（WBGT）センサ 電源不要 最⼤4灯までの積層信号灯の点灯/消灯 ⾦属⿊球を使⽤。WBGT値を測定でき、 /点滅を光学センサで検知・判定できます。 熱中症予防に貢献します。 使⽤する無線システムについて 上記各種センサは、EnOcean928MHz帯特定⼩電⼒無線に対応しています。 各センサからのデータは、EnOcean無線受信機・中継機J-Connectが受信します。 J-Connect間は、920MHZ帯特定⼩電⼒無線でマルチホップ通信ができるので、本機を 中継機として増設すれば、広域のデータも取得できます。 導⼊事例 給⽔・⽔処理設備の巡回点検を撤廃︕データ収集の⾃動化を実現しました。 同設備のポンプ・⽔槽の⽔位・⽔温の状態がパソコン・スマートフォンで確認できるように、各種 センサ・機器のデータ収集の⾃動化を実現しました。異常があればメールで通知が届くため、異 常にもいち早く対応ができるようになりました。 ポンプ状態監視 ︓電流センサ（全ポンプ）、振動・温度センサ（重要ポンプ） ⽔槽の状態監視 ︓レベルセンサ、温度調節計 コロナ感染対策でのCO2濃度測定︕ イベント等の 世界体操・新体操北九州⼤会2021年にて採⽤されました。 レンタル対応可 同⼤会では、新型コロナ感染予防対策として、⼈が滞在する⼤会関係者や選⼿の控室・プレ スルームに⼆酸化炭素センサを設置しました。CO2濃度が常時監視され、⼀定濃度を超えると アラートが出るように運⽤いただき、感染予防に貢献しました。

クラウド型常時監視システム Machine Advisorができること 稼働状況をモニタリングできる 取得情報の分析・解析ができる 保守情報を管理できる 設備の稼働状況や巡回点検で⼈が収集 予防保全のための収集データの演算・ 機器ごとにメンテナンスの履歴を登録 していた情報をモニタリング︕ アラート設定ができます。 し管理することが出来ます。また、機 円グラフやランプ表⽰などお好みの表 ※追加オプションでAI診断も付加する 器のマニュアルなどのドキュメントも 現⽅法を選んで配置するだけです。 事もできます。 登録でき、保守に役⽴てられます。 モニタリング画⾯例 モニタリング⽤パーツ 設備稼働監視画⾯ データ推移画⾯ ⽤途に応じて選べる豊富なパーツ ⾯倒な⼿続きもなく すぐに始められます タッチパネル専⽤モバイルルータAir-Connectと監視システムMachine Advisor利⽤料・SIM・⽉額通信料コミコミの 4プランをご⽤意しています。通信会社との⼿続きもございません。 Air Connect Machine Advisor Lite Basic Professional Premium 4G-SIM 通信プラン（⽉間利⽤プラン） 500MB 3GB 10GB 15GB 接続 I/O点数 75点 150点 350点 1,000点 データバックアップ期間 1年間 1年間 2年間 2年間 通知＆アラーム機能 E-Mail E-Mail E-Mail/SMS E-Mail/SMS 初年度 ¥238,000 ¥280,000 ¥336,000 ¥462,000 費⽤（税抜） 2年⽬以降更新費 ¥43,300 ¥101,700 ¥190,300 ¥349,700 警告 ご使⽤前に必ず取扱説明書および付属する書類をよくお読みください。 取付け・接続は、必ず電気設備の適切な技能を有する⽅が実施してください。 これらを守らずに使⽤した結果、⼈命に関わる重傷や機器の損傷等のいかなる結果が ⽣じても当社は⼀切の責任を負わないものとします。 掲載した内容は、製品改良のため予告なく変更する場合がございます。 お問合せ窓⼝ モノづくりの、コトづくり。 http://www.dhowa-technos.co.jp/

２０２２年（令和４年）４月１３日　　　（4） ド ー 簡単・安く高性能なオンライン監視を実現 ワ 　「DXに取り組まないとこれからは生き残ってはいけない」。製造業界をはじめ、あらゆる産業でこれがある種の共通認 テ 識となっているが、その環境整備ができているかというと実際はそううまくことは運んでいない。特に地方の中堅中小 の製造業は、第一段階である製造現場へのIoTと見える化システムの導入ですら苦戦しているのが実態だ。そんななか、 ク FA機器の商社でありエンジニアリング会社でもあるドーワテクノス（北九州市八幡西区）は、工場内のあらゆる機器を 大 簡単につないでデータを集めて見える化でき、かつ低価格なIoTシステムを開発し、IoTの相談から最適なシステム設計、 ノ 施工までワンストップでおまかせできる「工場まるっとIoT」の提供をスタート。北九州市の中小製造業を中心に採用さ 規 れ、さらにそこから派生したシステムが世界的なイベントのコロナ感染症対策に採用されるなど、広がりを見せている。 ス 模 「工場まるっとIoT」提供スタート イ ベ 世界体操／新体操2021大会におけるシステム概要 お客は驚いて固まってしまうほどの破格の安さとなっている。 中堅・中小企業に最適な 世界体操／世界新体操2022北九州大会の 　「価格はシュナイダーエレクトリックの努力の部分が大き ン ワンパッケージの見える化システム 見 い。実際、浄水場のような案件で、ポンプ36台に対してレベル ト コロナ対策として採用 センサや温度調節器などで構成したオンライン監視システム 　工場以外の分野でも設備や環境モニタリングのニーズは強 　「工場まるっとIoT」は、工場にあるフィールド機器ならな も、設計費込みで370万円程度だった。電流と振動センサだけ く、「工場まるっとIoT」の利用も工場の外へと広がってきて んでも簡単につながってデータを収集できるハードウエア群 なら250万円程度で作ることができる。通常なら1000万円でも いる。 と、かつそのデータをためて出し入れできるクラウドと通信環 え できないレベルのオンライン監視システムを安く作れるのが、 の 　2021年5月に北九州 境、さらに、分析してダッシュボードにまとめて見せたり、異 る このシステムの特徴だ」としている。 コ 市で行われた「世界体 常発生時にアラートを出したりできる各種のアプリケーション 　またサービスの提供体制も、ユーザーの要望と現場に合わせ 操／世界新体操2021」 まで、丸ごとすべてがそろったIoTのパッケージシステム製 たシステムの構想設計から機器選定、詳細なシステム設計、施 ロ では、「工場まるっと 品。IoTをはじめたい、システム構築はよく分からない、すぐ 化 工、サポートまで、すべてドーワテクノス一社にすべておまか IoT」をベースにした に導入したい、安くスタートしたいという中堅中小企業にピッ せできる。 「CO2監視システム」 タリのものとして開発された。 ニ 　通常、IoTや見える化システムを構築する場合、クラウドや ナ が、新型コロナウイル 執行役員 営業企画部部長・足立裕史氏は「もともとは、工 ネットワークなどのITも含めて、必要となるものを個々とや スの感染拡大防止対策 場の保全部門の巡回点検業務を効率化しようというところが出 ー りとりしてまとめ上げて完成させるのは非常に難易度が高く、 に有効なシステムとし 発点。設備老朽化しているのに保全部門で人手不足が進んでい 工数と労力がかかる。信頼できる企業や製品、サービスを探す 対 て採用された。 たことと、従来の手書きの点検書を使ったやり方ではエラーに ところも手間だ。 　屋内での感染拡大防止は３密の回避と換気が重要であるとさ 気づかないこともある。それをデジタルの技術でカバーするた ズ 　その点、同社は1948年から工場の保守メンテナンスや生産設 策 れ、それまでの大規模イベントでは入場時の体調チェックや人 めに開発した」と話す。 備の設計製造といった工場システムの構築を手がけてきた歴史 数制限、定期的な換気で対策されていた。しかしこれだと現場 で と実績がある。加えて近年は、ITシステムやロボットシステ で の環境や状態に関わらず、杓子（しゃくし）定規に実施するた シュナイダーのHMIとMachine Advisorを軸に構築 ムといった新しい技術にも積極的に取り組んでいる。FA商社 め、時には過剰な対策や無駄が発生していた。 であり、エンジニアリング会社でもある同社の強みを生かした 　それに対し工場まるっとIoTでは、会場と控室にCO2センサ 　基本的なシステムは、シュナイダーエレクトリックが展開す 中 「おまかせ」で依頼できる体制が多くのユーザーに受け入れら も を取り付け、本部で各所のCO2濃度をモニタリングし、基準値 るPro-faceブランドのHMIを中心に据え、PLCやNC、インバ れている。 を超えたら「密である」と判断してアラートが発報。大会本部 ータ、サーボとつながって製造装置の稼働状況を把握し、その 　「生産技術部門にとってIoTでもネットワークやクラウドは や関係者のスマートフォンに換気実施の通知がいくような仕組 他も現場の各所に取り付けたEnocean無線通信対応センサから 小 なじみが薄い分野であり、苦労する部分。しかし工場まるっと 採 みを提供した。いわゆるCBM（コンディションベースドメン 温湿度や振動、電流などのデータを収集。それをシュナイダー IoTは、必要な通信ネットワークやクラウド環境がすべてそろ テナンス）の考え方を取り入れ、効率的で過剰にならない対策 エレクトリックの産業用モバイル通信のAir Connectを通じ 企 っていて、しかもシステム構築まですべて丸投げしてもらって 用 を行い、コロナ禍の難しい状況下での世界的なイベントの成功 て、Microsoftのクラウド環境 Azure上に構築した、これまた 大丈夫だ。また、新たに別のシステムを構築するので既存の に一役買った。 シュナイダーエレクトリックのIoT遠隔監視システムのEco ITシステムにまったく影響はなく、情報システム部門の助け 　執行役員 FAシステム部部長・田中弘行氏は「北九州市が取 Struxure Machine Advisorとつないで構成されている。使っ もいらない。その点も現場の方々からは好評だ」（営業企画部 り組んでいるIoT推進事業に本システムがマッチし、IoTの専 ている製品やサービスはいずれも世界の産業界で広く使われて 業 ソリューション開発グループ部長　的場直貴氏） 門技術がいらず、従来の監視システムより比較的安価にシステ いる高品質で信頼性の高いものであり、同社がそれをひとつの ム構築できることなどが評価された。容易に設置・撤去ができ システムとして統合して完成させた。 るため大会期間中のみの期間限定の対応が実現できた」として 「Pro-faceのHMIを使ったオンプレの見える化システムと に いる。 いうのは数年前から提供していたが、Machine Advisorとの出 会いがシステムを大きく進化させた。HMIをIoTゲートウェイ 用途別パッケージ開発などでさらに拡大へ として使ってクラウドと連携させ、その接続もとても簡単だ」 広 （足立氏） が 　「工場まるっとIoT」は、工場での採用はもちろん、イベン トなど工場外での実績も増えてきている。現在は標準システム 初年度年間30万円〜で運用可能＆すべておまかせ り を提供しているが、次の展開として、水処理やモータ、CO2モ ニタリングなど用途やアプリケーションごとにパッケージ化し 　見える化のパッケージシステム製品としても優れているが、 たシステムでの提供を検討している。 特筆すべきは、その価格と提供体制。 　的場氏は「工場まるっとIoT」は、何にでもつながり、簡単 　見える化を実現する部分の価格は、Air Connectモバイルル で、安く構築でき、何でもできるシステムだが、そのなかでも ーター本体とSIM、月額通信料、クラウド環境と遠隔監視の できる部分を尖（とが）らせていく。システムの設計から施工 EcoStruxure Machine Advisorの使用料など必要なものをす まですべて当社だけで完結でき、お客さまの情シス部門に頼ら べて含み、150点の監視ができて、初年度で年間28万円。実 ず、FAの現場の技術者でも簡単に構築して運用できる。また 際、客先でデモを見せてから価格を推測させると500万円とい 現場から出るアラートはお客さまと共有し、何かあったらすぐ う回答をされることが多く、そこから本当の値段を明かすと、 工場まるっとIoTシステム構成図 に駆けつける『工場の見守り役』を目指していく」と話している。