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シスコサーバ入門ガイド

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ドキュメント名 シスコサーバ入門ガイド
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シスコだから実現できる 先進のハイパーコンバージド インフラを学ぼう! Cisco HyperFlex 超 入門&活用 ガイド Ver.2.0 おいらと一緒に、今も旬のハイパーコンバージ ド インフラ、Cisco HyperFlex シリーズを見 ていこう! 目 次 ●進化するデータセンターのかたち・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2 ●ハイパーコンバージド・インフラってどんなもの?・ ・・・・・P4 ●Cisco・HyperFlex・はここがすごい!・ ・・・・・・・・・・・・・・・P6 ●よりシンプルな構成に・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P8 ●さらにシンプルな・Cisco・HyperFlex・Edge・ ・・・・・・・・・・P10 ●Cisco・HyperFlex・のパフォーマンスが高いわけ・・・・・・・・P12 ●いろんなところで使えます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14 ●直感的な運用管理ができる!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P16 ●Cisco・HyperFlex・でコストを削減・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・P18 インテル® Xeon®スケーラブル・プロセッサー搭載 ●活用事例を見てみよう・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P20 Cisco HyperFlex
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入門編 クラウド? オンプレミス? 進化するデータセンターのかたち データセンターを取り巻く 3 つのトレンド 進化する 分散する 柔軟な アプリケーション ワークロード マルチクラウド 企業の IT インフラの受け皿としてハイブリッドクラウドが注目され、またあらゆる場所で膨大なデータが生成されるようになった現在、 データセンターのありようも大きく変化しようとしています。かつての「データセンター=固定された大規模なファシリティ」という考え方 から「、場所にとらわれない柔軟な IT インフラ」として、より高く安定したパフォーマンスと、さらなる可視化、最適化(効率化)が求めらてい ます。 データは増え続け、その生成と活用は ユーザの 企業の IT インフラとして エッジ側で行われる度合いが高まって 意識、ニーズ クラウドを含めた運用管理を いる 統合的に行いたい ネットワークを中心にして、あらゆる場所のデータをつなぎ、 どんな場所からも一元化されたデータセンターのように 利用、管理、最適化できるのはシスコだけ シスコ データセンター アーキテクチャは、お客様が複数のデータセンターやクラウドサービスなどの環境や場所を問わずに、既存/新規 のアプリケーションを安全に導入し、どこからでも利用、管理できるようにします。 Data Center Anywhere エッジ/リモートサイト オンプレミス データセンター マルチクラウド データの生成、利活用が進む オンプレミスで運用する 一貫性があり、 拠点などのエッジ領域へ アプリケーションやデータを 統合されたアプリケーションの データセンターを効率的に拡張 クラウドのように使える基盤を提供 動作環境を構築 ● Amazon Web Services(AWS) ● Google Cloud Platform ● Microsoft Azure ● Red Hat OPENSHIFT ● SAP など Cisco HyperFlex Edge Cisco HyperFlex システム ハイブリッド クラウドスタック HyperFlex Anywhere 2
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex あらゆる場所で活用されるハイパーコンバージド インフラ(HCI) IoT エッジ 容易な導入 低いコスト スムーズなデータ処理 高い安定性、信頼性 企業のデータセンター 5G 通信事業者のエッジ オンプレミス 効率的な運用 柔軟な拡張性 一元的な管理 最新のアーキテクチャ エンタープライズエッジ プライベートクラウド スピーディな拡張 スマートな連携 パブリック パブリッククラウド/IaaS コロケーション データセンターが拠点やリモートオフィスなどエッジ部分にも広がっていくようになると、あらためて「導入のしやすさ「」運用管理のしやす さ」そして「拡張のしやすさ」が意識されるようになります。また、コストも重要なポイントです。そこで、従来型のサーバシステム(サーバ、 外付けストレージ、ストレージネットワーク)よりも導入と構築が簡単で、運用管理性や拡張性にも優れたハイパーコンバージド インフラ (HCI)が注目されるのは、当然といえるでしょう。 既存のデータセンター内のインフラとしても、ハイパーコンバージド インフラの扱いやすさは大きな魅力であり、多くの企業が既存シス テムからのリプレース候補として検討するようになっています。 システム構築やアプリケーション開発を行う人に とって、俊敏さや柔軟さ、そして常に最新のアーキ テクチャを利用できる環境は、これからさらに重要 度を増していくんだ。 オンプレミスとクラウドのどちらか、ということでは なく、両方をうまく組み合わせて活用することがポ イントですね。そこで導入が進んでいるのがハイ パーコンバージド インフラというわけです。 3
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入門編 ハイパーコンバージド インフラって どんなもの? 今後企業が導入する IT 基盤として、「ハイパーコンバージド インフラ」は大きな比率を占めるようになると考えられてい ます。今、IT の世界で大きな注目を集めているハイパーコンバージド インフラとは、どのようなものなのでしょうか? 1オールインワン 2仮想化基盤に最適 3 構築が簡単 ● サーバに仮想化ソフトウェア、 ● これまで構築してきた多数の ● サーバ、ストレージ、仮想化ソフ 仮想ストレージソフトウェアを サーバ環境の統合に トなど、必要な要素があらかじ 最初から搭載 ● 高速、安定した稼働が求めら め統合されているので、検証や ● サーバの処理機能とストレー れる仮想サーバやデスクトップ  構築のコストと手間が不要 ジの処理機能が統合的に動作 仮想化(VDI)の基盤に ● 導入後の拡張が容易で、タイム ● ベンダーで検証済みの構成 ● 社内の IT インフラ全体をパブ リーな追加、増強が容易 (パッケージ)として提供 リッククラウドのように柔軟で 無駄なく利用できる基盤に 従来型のサーバ システム サーバ 仮想化技術のソフトウェアを用いて APP APP APP APP 主要コンポーネントを集約化 サーバ仮想化 ハイパーコンバージド インフラ CPU CPU MEM MEM APP APP APP APP サーバノード サーバノード サーバ仮想化(ハイパーバイザ) ネットワーク ストレージ CPU CPUMEM HDD SSD MEM HDD SSD ネットワーク サーバノード サーバノード HDD HDD HDD SSD SSD SSD 仮想ストレージ ハ イ フ 従 ブ ラ 来 リ ッ 型 ッ シュ N ドス ス A ト ト S レ レ ー ー ジ ジ 4
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex 導入が簡単! スモールスタートがよりしやすく 調達と構築に大がかりなプロセスを要する従来型の IT インフラの場合、少ないストレージ容量や、まずは まずは最小限で 好評だったので 小規模に導入して様子を見ながら拡大していきたいと スタートしてみよう 追加しよう いったニーズに対応するのは難しく、これがビジネス展 開の足かせになってしまうケースはよく指摘されてき ました。 その点、ハイパーコンバージド インフラは必要な装置 や機能があらかじめパッケージ化されているので、ス モール スタートが容易です。さらに、パッケージ(ノー ド)単位に段階的な拡張が可能で、部門や拠点単位な ど大規模な IT 基盤を導入しにくいケース、また中堅/ 段階的に拡張できるので不安も解消 中小企業における少人数でのインフラ管理や、仮想化 導入にも適しています。 ビジネス要件に臨機応変に対応 ハイパーコンバージド インフラでは、IT インフラに必 要な要素がパッケージされているので、それぞれの構 これまで こうなる 成を検証する必要がなくなり、これまでよりも導入ま でに費やす時間と労力が大幅に少なくなります。構成 どのように組み合わせるか を決めて、購入を決断したら、あとは届くのを待つだけ 検討するのも大変 これだけで OK です。 届いたらすぐ使える 届いてから使えるようにするための設定作業も簡略化 されているものが多く、たいていは 1 時間もあれば初 期設定は完了します。その後はすぐに仮想化環境を利 サーバ ネットワーク 用でき、新しいアプリケーションの追加や仮想マシンの 払い出しも容易に行えるので、ビジネス用件の変化に も対応しやすくなります。 ストレージ 仮想化 ソフトウェア これまでできそうでできなかった「簡単な IT インフラ の構築」が、ハイパーコンバージド インフラで実現 できるぞ。これが注目されないわけがないね! これまでの IT インフラ構築のセオリーを、ハイパー コンバージド インフラは大きく変えています。 多くの企業で活用が進むのも当然です。 5
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入門編 Cisco HyperFlex は ここがすごい! シスコのハイパーコンバージド インフラ「Cisco HyperFlex」は、一般的なコンバージドインフラよりも さらに進化した、次世代の製品です。その特長とラインナップを見てみましょう。 1構成は パフォーマンスの 運用管理はよりシンプル 2高さ 3 直感的 ● サーバとストレージだけで ● 最新世代のインテル Xeon ● いつでもどこでもセキュアに なく、ネットワークまでを  プロセッサを搭載 管理できる専用ツールを提供 システムとして統合 ● 独自の HX データプラット ● 複数のシステムが分散展開し ● 仮想インターフェイス フォーム(HXDP)でデータ ても、クラウドベースの管理 カード(VIC)でケーブル を確実、かつ高速に分散書 ツールで一元管理できる 本数を大幅削減 き込み ● 基本的な VM の構築や管理 ● 拠点向けのよりシンプルな ● 高いクラスタ拡張性を実現 なら VMware vCenter モデルも用意 だけで対応可能 P8 P12 P16 従来型のインフラ 一般的なハイパーコンバージド インフラ Cisco HyperFlex VM VM VM VM VM VM VM VM VM ハイパーバイザ V社 ハイパーバイザ ハイパーバイザ 構成イメージ サーバ D社D社 仮想ストレージ 一般的な 仮想ストレージ(HXDP)HCI Cisco C社C社 サーバ サーバ HyperFlexネットワーク Cisco UCS ストレージ E社 ネットワーク 別途必要 ネットワーク サーバ、ネットワーク、ストレージなど、個別の要 物理サーバ(ノード)上に仮想ストレージ機能と サーバとネットワークを統合した Cisco UCS をベースに、独自の仮 特長 素を組み合わせる。機器やソフトウェアを柔軟に ハイパーバイザを搭載したパッケージ。ノード単 想ストレージ機能とハイパーバイザを統合したシステム。導入、拡張 選択できるが、構成上の制約も多くなる。 位で導入、拡張できる。ネットワークは別途必要。 がとてもシンプルで、管理も一括で可能。 導入のしやすさ △ ○ ◎ (ネットワークまで含めて超簡単) 拡張のしやすさ △ ○ ◎ (ノード単位だけでなく、リソース(CPU、メモリ、ストレージ)の拡張も可能) 構成の柔軟性 ○ △ ◎ (ファブリック インターコネクト経由で、外部ストレージとの接続も可能) 運用管理のしやすさ △ ○ ◎ (ネットワークを含めて一括で運用管理可能) 初期導入費用 △ ○ ◎ (製品コストよりも、検証や導入作業が削減できる) シスコは 2009 年からネットワークや管理機能を統合したサー バとして Cisco Unied Computing System(Cisco UCS) を開発、提供しているよ。Cisco HyperFlex はその技術をベー スにした、より完成度の高い製品なんだ。 Cisco UCS に、仮想化基盤のハイパーバイザと仮想ストレー ジ機能を標準で搭載し、検証済みのパッケージとして提供して いるのが Cisco HyperFlex といえますね。 6
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex モデルと基本構成 Cisco HyperFlex は、すべてのモデルで最新のインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載し、ストレージにハードディスクと フラッシュメモリを組み合わせたハイブリッド構成モデルと、フラッシュメモリのみで構成するオールフラッシュモデルがあります。 さらに、 2 ノードから構成可能なエッジ環境や小規模拠点に最適な Cisco HyperFlex Edge もあります。 ハイブリッドモデル オールフラッシュおよび NVMe モデル Cisco HyperFlex Edge 高いコストパフォーマンスを重視した、 さらに性能を重視する環境向け リモート拠点、小規模拠点向け さまざまな環境向け (ハイブリッドモデルの用途に加えて、デー (サーバ仮想化、VDI、VSI など) タベース、ERP など) 1RU モデル 小~中規模 HX220c M5 HX220c AF M5 HX220c Edge M5 (3 〜 64 ノードクラスタ) (3 〜 64 ノードクラスタ) (2 ~ 4 ノードクラスタ) 2RU モデル ストレージ容量重視 HX240c M5 HX240c AF M5 (3 ~ 64 ノードクラスタ) (3 〜 64 ノードクラスタ) スペック一覧 筺体 プロセッサ数 最大コア数 メモリ容量 キャッシュ用 最大データ領域用 ネットワーク ファブリック種類 サイズ モデル (ノードあたり) ( プロセッサ GPU あたり) (ノードあたり) ストレージ ストレージ インター (ノードあたり) (ノードあたり) 接続 コネクト統合 対応 1RU HX220c 2 28 128GB 1 14.4TB( 6 ~ 8 × M5 ~ 3TB (480/800GB SSD) 1.2/1.8TB SFF HDD) 10/25/40GE 可能 最大2 (※1) ハイブリッド 2RU HX240c 2 28 128GB 1 55.2TB( 6 ~ 23 × 最大2 M5( SFF) ~ 3TB (1.6TB SSD) 1.2/1.8/2.4TB SFF HDD) 10/25/40GE 可能 (※2) 2RU HX240c 2 28 128GB 1 144.0TB( 6~ 12 × 最大2 M5( LFF) ~ 3TB (3.2TB SSD) 6/8/12TB LFF HDD) 10/25/40GE 可能 (※2) HX220c 1RU M5 2 28 128GB 1 (400/800GB/1.6TB SSD, 30.4TB( 6 ~ 8 × 最大2 All Flash ~ 3TB 375GB NVMe) 800/960GB/3.8TB SSD) 10/25/40GE 可能 (※1) オール フラッシュ HX220c 1RU M5 2 28 128GB 1 32TB( 3~ 8 × 最大2 および All NVMe ~ 3TB (375GB NVMe) 1/4TB NVMe) 10/25/40GE 可能 (※1) NVMe HX240c 1 2RU M5 2 28 128GB ~ 3TB (400/800GB/1.6TB SSD, 87.4TB( 6 ~ 23 × 800/960GB/3.8TB SSD) 10/25/40GE 可能 最大2 All Flash 375GB NVMe) (※2) 1RU HX220c 1または2 28 128GB 1 14.4TB( 3~ 8 × 最大2 M5 ~ 3TB (480/800GB SSD) 1.2/1.8TB SFF HDD) 1G/10G なし (※1) HyperFlex Edge HX220c 1RU M5 1または2 28 128GB 1 30.4TB( 3~ 8 × 最大2 All Flash ~ 3TB (400GB/1.6TB SSD) 960GB/3.8TB SSD) 1G/10G なし (※1) ※1 NVIDIA Tesla T4  ※2 NVIDIA Tesla T4, P4, M10,P40,M60,P100,V100 7
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入門編 Cisco HyperFlex なら よりシンプルな構成に 「決して止められない、順次拡張が求められる医療システムに HCI を採用した理由は、安全性と“時代”です。」 ─豊見城中央病院 情報システム課 課長 神里 格 氏 ネットワーク構成までシンプルにする仕組み Cisco UCS の技術をベースに開発されている Cisco HyperFlex は、Cisco UCS ならではの強みであり、多くの実績と評価を得て いるネットワークの統合とシンプル化のメリットを同じように享受できます。下図のように、同一のファブリック インターコネクト(FI)配 下に Cisco HyperFlex と Cisco UCS を混在させることも可能で、さらに仮想インターフェイスカード(VIC)により、ネットワークの 冗長化構成を取りながら物理的なケーブルは 1 ノードあたり 2 本だけ、ネットワーク接続するだけでハード構成が自動で認識されるた め、構築やメンテナンスが容易です。これが構築期間の短縮やコスト削減に効いてきます。 Cisco UCS Cisco UCS ファブリック インターコネクト ファブリック インターコネクト Cisco HyperFlex Cisco UCS ファブリック インターコネクト(FI) 仮想インターフェイスカード(VIC) Cisco UCS 6300/6400 シリーズ Cisco UCS 1387/1455 C i s c o U C S ファブリック インターコネクトは 、 Cisco HyperFlex に標準で搭載されている Cisco UCS 10/25/40G イーサネットとファイバチャネル(FC)に対応 仮想インターフェイスカードは、最大 256 個までの仮想ア し、Cisco HyperFlex とネットワーク、ストレージの接続を ダプタ(インターフェイス)を提供できます。1 筐体あたり 集約して、シンプル化とポート密度の向上を実現します。ま の物理的に接続するケーブル数は 2 本(冗長構成)と大幅 た、管理機能(Cisco UCS Manager)も統合しています。 に少なくなります。 8
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex 目的に応じてとても柔軟な拡張が行える Cisco HyperFlex は、ハイパーコンバージド インフラとしての導入と増強のしやすさに加えて、利用目的に応じたハードウェアの拡張を とても柔軟に行うことができるのもポイントです。 ソフトウェア 1.コンピュートノード(CPU)の追加が可能 ライセンス不要で コスト削減にも システムの演算処理能力を つながる 強化するために、コンピュー トノード(CPU)として、Cisco UCS サーバをシステムに追 加することができます。 基本構成 オールフラッシュモデル + ファブリックインターコネクト ハイブリッドモデル 最小 3 ノードから構築可能 10/25/40GE 2.メモリだけ、内蔵ストレージ 3.外部ストレージの追加も可能  だけの増設が可能 Cisco HyperFlex は、ファブリックインターコネクトを介して外部スト Cisco HyperFlex のノードごとに搭載する レージを接続し、データ領域を大幅に拡張することも可能です。 メモリとストレージ(データ領域)を、個別に 対応製品は以下をご覧ください。 増設することができます。 https://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ unified-computing-system/products-technical-reference-list.html メモリ ファブリック インターコネクト 1 ノードあたり最大 3 TB まで (128 GB 〜 3 TB) データ領域 (内蔵ストレージ、HDD/SSD/NVMe) Cisco HyperFlex クラスタ 外部ストレージ 1 ノードあたり 6 〜 8 基(1 RU モデル) 6 〜 23 基(2 RU モデル) FC スイッチ 9
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入門編 もっとシンプルで拠点設置に最適な Cisco HyperFlex Edge Cisco HyperFlex Edge は、リモートオフィスやブランチオフィス向けのシンプルなソリューションです。通常の Cisco HyperFlex の構 成と異なり、ファブリック インターコネクトの代わりに Cisco Catalyst シリーズや Cisco Nexus シリーズ、他社製スイッチなどによる既 存のネットワークを利用することができ、1 Gbps のネットワーク内でハイパーコンバージド インフラによる自動化のメリットを得ることが できます。 Cisco Intersigh(t P17 を参照)を利用することで、全国に拡がる Cisco HyperFlex や Cisco UCS をそれぞれの拠点で管理サーバを 設置することなく、クラウド上からまとめて管理可能です。 Cisco HyperFlex と Cisco HyperFlex Edge の構成の違い 通常の Cisco HyperFlex システム Cisco HyperFlex Edge Cisco UCS ファブリック 一般的な インターコネクト 1G/10G スイッチ Cisco HyperFlex ノード Cisco HyperFlex Edge (2 ~4 ノード) 2 ~ 4 ノード Cisco UCS コンピュートノード (必要に応じて) コアデータセンター 支店など シスコだからできる、Cisco HyperFlex Edge のメリット 管理 サーバは 最小 2 ノードで 拠点ごとの 管理者は クラウドで 不要 導入できます 不要 導入、管理できます 2 ノードから 4 ノードまで柔軟に選択でき、無駄のな クラウド型の管理ツール Cisco Intersight で、運用 い導入、構築が可能です。 状況をわかりやすく確認、管理できます。 最小の 2 ノード構成でも管理サーバ(3 台目のサー 導入時も設定作業の自動化や、わかりやすいナビゲー バ )は設置不要。物理的に、まさに 2 台だけで構築で トで、短時間で作業を完了できます。 きます。 ネットワーク環境は、既存のものをそのまま利用でき ます。 10
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex こんなところでも使える 支 店 営 業 所 工 場 など Cisco HyperFlex Edge による全国拠点のインフラ統合 支店、リモート拠点など (Cisco HyperFlex Edge) ● サーバ、ストレージを一体化し、データを冗長化 ● それぞれ必要なデータ容量に合わせて構成 ● 拠点内で安定、高速したデータアクセスが可能 本社、データセンター ● Cisco Intersight を利用することで、 Cisco (Cisco HyperFlex システム) リモートから集約、簡単な管理が可能 Intersight ● データの集約、大容量拡張に対応 ● 外部ストレージにも接続可能 ● バックアップ、アーカイブ、 ディザスタリカバリ対策も可能 1 GbE または 2 ノード 10 GbE 1 GbE または PoS 10 GbE 3 ノード HX クラスタシステム WAN 1 GbE または 10 GbE 4 ノード Cisco HyperFlex Edge は、専用の管理サーバなども不要 で、本当に 2 ノードから導入できるぞ!  導入、運用管理をクラウドで簡単に行えるのもポイントで すね。拠点などに専任の管理者を置く必要がなく、Cisco Intersight の本領を発揮することができるんです。 11
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入門編 Cisco HyperFlex の パフォーマンスが高いわけ 「Cisco HyperFlex システムのパフォーマンス、安定性に加え、 シスコの熱意ときめ細やかなサポートにより、導入を決断しました。」 ─中央大学 情報環境整備センター事務部 多摩 IT センター事務課 副課長  山中 宏和 氏 第三者機関の評価でも高いパフォーマンスを実証 Cisco HyperFlex はクラスタあたり 140 台の仮想マシン(VM)で並列的な読み書きに対応できること、またその場合のレイテンシ(遅 延)と IOPS(1 秒当たりに処理できるディスク I/O 数)でも他社製品より優れたパフォーマンスを得られることが第三者機関のテストで 実証されています※。 また、それだけ多くの仮想マシンを動かしている状態で、仮想マシンごとの IOPS を測定したところ、Cisco HyperFlex は非常に安定した 結果となりました(グラフ 1)。同じ条件で他社製品をテストした場合(グラフ 2)と比較すると、その差は明らかです。 グラフ 1 Cisco HyperFlex の場合 グラフ 2 他社製品の場合 チューニングが チューニング 必要な 1,200 が不要 1,200 場合あり 1,000 1,000 800 800 600 600 400 400 200 200 0 0 1 50 100 150 VM VM オールフラッシュノードで構成されたクラスタのパフォーマンスを検証。グラフ中の各ドットは、仮想マシンごとの 1 時間当たりの IOPS 平均値を示します。 ●Cisco HyperFlex 220C(400GB SSD × 1、960GB SSD × 6)4 ノード ●他社製品はソフトウェア ベースの HCI 製品を Cisco UCS C240 M4 上で稼働 ●仮想マシン 140 台、4 KB I/O、70% Read、100% Random の状態で計測 Cisco HyperFlex は、 安定したパフォーマンスを発揮 高い集約度を実現 IOPS のばらつきは Read/write の遅延は 仮想マシンの集約度は 1 1 7 3 3倍 想定通りの利用環境を より多くのワークロードを より高い TCO を 実現できる 利用できる 実現できる ※ESG Lab Validation: Cisco HyperFlex http://www.esg-global.com/validation/esg-lab-validation-cisco-hyperflex 12 IOPS 1 9 17 25 33 41 49 57 65 73 81 89 97 105 113 121 129 137 IOPS
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex ポイントはデータ書き込み処理の違い Cisco HyperFlex は、専用の分散ファイル システム「Cisco HyperFlex HX データプラットフォーム(HXDP)」を備えており、各ノードに は HXDP 用コントローラを搭載しています。システム化されたネットワークは信頼性が高く、10 Gbps または 40 Gbps という高速、か つ広帯域なネットワークを経由して相互に通信しながらデータの分散書き込みを行うことで、高いパフォーマンスを発揮します。 Cisco HyperFlex の 仮想マシンが動作しているローカルコントローラへの書き込み要求は、 書き込み処理のメリット 即座にストライプして、ネットワークを経由して各ノードへ分散します。 データが常に偏りなく分散して、 データアクセスのホットスポットやボ トルネックが生じにくい 高負荷時にもパフォーマンスの低下 VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM が生じにくい ハイパーバイザ コントローラ ハイパーバイザ コントローラ ハイパーバイザ コントローラ ハイパーバイザ コントローラ 仮想サーバの稼働場所を問わず(ラ イブマイグレーションを行っても)、 ディスクパフォーマンスに影響が生 じない SSD SSD HDD HDD HDD SSD SSD HDD HDD HDD SSD SSD HDD HDD HDD SSD SSD HDD HDD HDD 他社製品の場合は 仮想マシンが動作しているノードのローカル SSD にキャッシュして、 経由するコンポーネントが少なく、I/O 負 後で他のノードへ複製します。 荷が軽いときは高速アクセスが期待でき ますが、処理が集中するとパフォーマン スのホットスポットが発生してしまう可能 性があります。 また、ライブマイグレーションを行うと VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM キャッシュがあるノードが遠くなるため、 ハイパーバイザ コントローラ ハイパーバイザ コントローラ ハイパーバイザ コントローラ ハイパーバイザ コントローラ パフォーマンスに影響が生じます。 SSD SSD HDD HDD HDD SSD SSD HDD HDD HDD SSD SSD HDD HDD HDD SSD SSD HDD HDD HDD ハイパーコンバージド インフラでは仮想ストレージの使い方が ポイントだぞ。これがパフォーマンスに大きな違いをもたらすん だ。Cisco HyperFlex は信頼性が高くて、高速なネットワーク も一体化して高い性能を発揮する、まさにシスコならではの製 品なのさ。 HXDP は、Cisco HyperFlex の中核といえるソフトウェア技 術です。データの管理やストレージの効率を損なうことなく、高 性能と低遅延を実現するとともに、SSD の消耗も最小限に抑 えます。 13
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活用編 Cisco HyperFlex は いろんなところで使えます Cisco HyperFlex は、ハイパーコンバージド インフラのシンプルさを生かして、どこでも、どんなアプリでも使用できる マルチクラウド IT を実現します。すでにさまざまな分野、用途で活用されており、より優れたビジネス基盤の実現に欠か せない存在となっています。 1どんなアプリでも 2どんなクラウドや場所でも 3 どんな規模でも ● マルチハイパーバイザ対応 ● クラウドベースの統合管理 ● 高速なネットワークとの統合 ● コンテナ対応 ● マルチクラウドモビリティ ● 柔軟な拡張性 ● アプリケーションベース、 ● 多様な検証済みデザイン ● ネットワークベースの 業界トップの I/O パフォーマ (Cisco Validated Design) パフォーマンスモニタリング ンス を用意 ● 最小 2 ノードから構成可能 こんな用途に最適! 実績も豊富 コンテナ環境 仮想デスクトップ(VDI) マルチクラウド環境に適したコンテナ環境の管理 Citrix XenDesktop や VMware Horizon と をシンプル化する Cisco Container Platform Cisco HyperFlex を組み合わせて、必要に応じた (CCP)に対応しており、クラウドネイティブ アプリ 規模でスピーディに VDI を展開できます。さらに、 ケーションの開発と導入を加速します。 必要に応じて GPU も搭載可能です。 仮想サーバ基盤(VSI) テスト環境、開発環境 VMware vSphere と Microsoft Hyper-V を含 単一の管理ポイントから開発環境やテスト環境の む複数のハイパーバイザに対応。基本的な運用管 プロビジョニングと削除を迅速に行うことができ、1 理も、それぞれの管理コンソールから行うことがで つのプラットフォームでテスト、開発、実稼働まで対 きます。 応できます。 データベース ビジネスアプリケーション Microsoft SQL、Oracle、SAP HANA など、ミッ Microsoft Exchange Serve(r E メール)や ションクリティカルなアプリケーションやデータベー Cisco Unified Communications(コラボレー スの導入に必要なスピードとパフォーマンスを提供 ション)など、ビジネス アプリケーションのインフラ します。 としても優れたパフォーマンスを発揮します。 デジタル医療システム ビッグデータ基盤 患者のデータを暗号化して安全に保存するデジタ Cisco HyperFlex はエンタープライズクラスの ル医療システム、電子カルテシステムのインフラを データ管理と最適化機能を兼ね備えており、ビッグ スピーディに導入でき、高い柔軟性と信頼性を提供 データのワークロードに対してプライベートクラウ します。 ドと同様のソリューションを提供できます。 14
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex SAP HANA の認定を受けたハイパーコンバージド インフラ構成 Cisco HyperFlex は、オールフラッシュモデルで SAP HANA の認定を取得しています。さまざまなアプリケーションに対応するインフ ラとして、Cisco HyperFlex の信頼性とパフォーマンスの高さをいかんなく発揮できます。 SAP HANA ハイパーコンバージド インフラ環境認定 HX240c M5 All Flash モデル クラスタ構成:3 ~ 32 ノード (以下 1 ノードあたりのスペック) ● CPU: 2 × Intel Xeon スケーラブル・プロセッサー ファミリー ● メモリ:最大 3 TB ● キャッシュ:1 × Intel Optane ドライブ ● ストレージ:6 〜 23 × SSD  (960 GB または 3.8 TB、SED オプションあり) ● ネットワーク:2 × 40 GbE さらなるパフォーマンスを実現するソリューションもあります より高いパフォーマンスを求めるお客様には、オールフラッシュモデルよりもさらに高速な NVMe モデルをご提供できます。また、ノード にアクセラレーションエンジンを搭載することで、データ圧縮と I/O 処理性能をさらに向上させることも可能です。 超高速! NVMe モデルのポイント ハードウェアによる性能向上が可能に キャッシュおよびデータスト より高いデータ圧縮率の実現 レージに NVMe を利用。ノー により、VM 集約率をさらに ドあたり最大 32 TB 向上させることが可能 NVMe に合わせて性能を最適 今後、暗号化やハッシュ処理 化し、IOPs は最大 50% 向上 など、データ圧縮以外の用途 ソフトウェアの最適化で、最大 にも拡張予定 4 倍の処理性能向上 ※Vdbench の書き込みテスト結果では、 15 〜 18%の高速化を確認  (30% compressible data, 100% writes) 迅速に展開できて、柔軟な構成にも対応できるから、Cisco HyperFlex はどんどん使われるようになっているんだ。みん なの会社でも、さっそく検討してみないか? プラットフォームとして着実に進化していて、アプリケーショ ンの対応も進んできました。最新世代ではより高いパフォー マンスへのニーズにも対応できるようになり、これまで以上 に魅力的で高い効果を得られるソリューションになっていま すよ。 15
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活用編 直感的な運用管理は Cisco HyperFlex ならでは 「運用工数とコスト、リソースの全体最適化を目指し、 住民情報系と内部事務系を共通の仮想化基盤上に統合しました。」 ─武蔵野市 総務部 情報管理課長 武田 将人 氏 Cisco HyperFlex の運用管理イメージ 仮想化基盤でシームレスに 2 Cisco 基本運用(VM 環境)が可能 オンプレミスで管理 Intersight 3 VMware vCenter Cisco HyperFlex クラウドベースで 管 理 または Microsoft SCVMM 1 Connect 管理 VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM 仮 想 ハイパーバイザ ハイパーバイザ ハイパーバイザ HX データプラットフォーム(ソフトウェアストレージ) HX サーバノード( 物理サーバおよび内蔵ストレージ) 物 理 ファブリック インターコネクト(10G/40G 物理ネットワーク) 1 オンプレミスの管理は Cisco HyperFlex Connect で Cisco HyperF lex Connect は、運用している Cisco HyperFlex に関する詳細情報の確認や、トレンド分析と各種設定 作業を行えるブラウザベース(HTML5 ベース)の管理ツールで す。ストレージクラスタの管理、レプリケーション、暗号化、データ ストア、そして仮想マシンの管理を行うことができます。 グラフィカルで視認性に優れた画面インターフェイスはモバイル 端末でも利用しやすいよう配慮されており、遠隔での作業も快適 に行えます。また、スクリプト処理も可能なコマンドを直接実行で きる CL(I コマンドライン インターフェイス)も備えています。 ● どこでも、いつでも管理できる ● 全機能がプログラム可能なインターフェイス ● スマートで示唆的な分析  ● セキュアな管理 オンプレミス、クラウド、仮想化基盤、それぞれで運用管理の ツールが用意されている Cisco HyperFlex なら、利用ケース に応じて最適な選択ができるんだ。 ハイパーコンバージド インフラ製品の中には、すべての設定 や管理を独自のツールでカバーするものもありますが、それ によって管理のサイロ化などの課題が生じることがあります。 Cisco HyperFlex なら、その心配はありません。 16
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex 2 クラウドからの集中管理を実現する Cisco Intersight Cisco Intersigh(t インターサイト)は、オンプレミスのサーバシ ステムをクラウドで集中管理する新しいソリューションです。点在 するサーバに対して、管理者はデータセンターやサーバに直接ア クセスすることなく、遠隔からクラウドを介して簡単に一元的、俯 テレメトリ 高セキュリティ プロアクティブアナリティクス コンプライアンス サポート 瞰的に状態確認や管理操作できるので、運用管理の負担を大幅 準拠ポリシーベース オープン API オーケストレーション DevOps 対応 に抑えることができます。さらに、サーバ側では、エージェントレ スで導入できるため、利用者に提供する実サービス(アプリケー ション)の実行に専念でき、サーバリソース本来のパフォーマンス の提供が可能になります。 また、シスコではすでに多数運用されている Cisco UCS や Cisco HyperFlex から収集した情報などを機械学習し、専門家 による分析にも今後対応する予定です。そこから得られた知見や 推奨設定とユーザの実環境の情報を照らし合わせて、より効果的 かつ有用な通知を提供できることはクラウドサービスならではの メリットです。 世界中のサーバをどこからでも管理 Cisco Intersight 3 基本的な運用管理なら仮想化基盤の管理ツール上でも OK Cisco HyperFlex は VMware vCenter などの各社のハイパー バイザや、仮想サーバの管理ツールと統合することができます。 管理者は通常の仮想化環境を管理するために使用しているイン ターフェイスを利用して、Cisco HyperFlex HX データプラット フォームを含む仮想化環境の管理が可能なので、新しいツールを 習得したり、運用方法を変更したりする必要がなく、お客様の導入 障壁を低くすることができます。 使用できる管理ツールには、Microsoft System Center Virtual Machine Manage(r SCVMM)、Microsoft Hyper-V Manager、PowerShell、VMware vCenter プラグインがあり ます。 17
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活用編 Cisco HyperFlex で コストを削減 企業の IT インフラとしてはパブリッククラウドの活用も進んでいます。ハイパーコンバージド インフラとパブリッククラ ウド、どちらが使いやすいといえるのか、コストの比較を通してみてみましょう。 1オンプレミスで 2社内のクラウド基盤として ● 専門的な知識がなくても扱 ● 仮想化環境を必要に応じて社 えるため、専門家や業者に 依頼せず、人的コストを抑制 内で拡張でき、IT インフラ投資の無駄を防止 ● 運用管理を自社内で行える ● ようになり、外部委託など IT インフラの調達と運用にかか 運用コストを低減 る総コストを抑制(右ページを 参照) ● 専用ストレージ装置が不要 なので、設置スペースと消費 電力を大幅に節約 専門知識不要で TCO 削減に貢献 ハイパーコンバージド インフラでは、さまざまな運 ●今までの IT インフラ 用作業を専門業者に依頼することなく、自社の、し 利用開始まで専門知識を持つスタッフが対応 かも専門家ではないスタッフが行うことができま 数週間から数ヵ月 す。多くの場合は IT 担当部署の人が担うことにな るでしょう。それでも日常の運用に専門知識は要ら ●ハイパーコンバージド インフラ ないので、ノウハウ不足で悩むことはなくなり、結果 数時間から として運用コストの低減につながります。 1 日程度 製品を設置してから利用可能になるまでの設定作 業は 1 時間程度と非常に短く、拡張の際も筐体を買 専門知識が 期間もコストも い足していくイメージなので、従来のシステム環境 なくてもできる 大幅ダウン と比べて大幅な工数と稼働利用までの期間の短縮 が図れます。 Cisco HyperFlex を使えば、製品は社内に設置していても、 クラウド基盤のような使い方もできるんだ。だから、オンプレ ミスとクラウドのいいとこどりができて、よりメリットも大きく なるんだ。 これまではクラウドを利用するほうが安価で柔軟性が高いと いうイメージが強かったですが、Cisco HyperFlex の登場 で、その認識を改める必要が出てきたということですね。 18
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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載 Cisco HyperFlex 社内システムを統合する基盤としてパブリッククラウドよりも安価なケースも パブリッククラウドへ移行? ● インフラ調達の即時性 社内に多数あるサーバやストレージを ● マルチサイトの復元力 これらを 仮想化して統合する バランスよく 新プラットフォームの構築を検討 オンプレミスで構築? 両立したい ● アプリケーションの応答性能への対応 ● クラウドに置けない(置きたくない)データへの対応 オンプレミスのシステムとパブリッククラウドにはそれぞれ多数の グラフ 1 月額コストの比較 長所と短所があります。ここではコストの視点でシスコが行った検 証結果の 1 つをご紹介しましょう。 Cisco HyperFlex で構築した社内 IT インフラは、パブリックク ラウドとして現在最も広く使われている Amazon Web Services (AWS)と比べて月額コストを大きく抑え、3 年間の運用で 50% 以上コストを節約できるという試算結果があります(右グラフ)。 これまで社内 IT インフラでは、ハードウェアの更改に伴う業務シ ステム移行にもコストと労力がかかっていましたが、ハイパーコン バージド インフラのおかげで、性能とコスト効率の高いインフラ グラフ 2 3 年間の利用コストの比較 を、必要に応じて調達できるようになりました。ビジネスの成長に $4,058,784 $4,500,000 Cisco HyperFlex 伴って生じるニーズがおよそ把握できるなら、Cisco HyperFlex $4,000,000 はクラウドよりも51~70%安価! のような「ファイアウォールで保護されたプライベートの仮想環 $3,500,000 $3,000,000 $2,539,800 境」を使用することで、パブリッククラウドとほとんど変わらない拡 $2,500,000 張のしやすさと展開速度を手に入れることができます。 $2,000,000 $1,232,124 $1,500,000 社内で運用することでコストの抑制だけでなく、アプリケーション $1,000,000 のパフォーマンス制御も容易になり、一層使いやすいビジネスの $500,000 基盤を実現できるのです。 $0 HyperFlex クラスタ AWS 3 年全額前払い AWS オンデマンド 下記の構成で、仮想マシンを 850 台稼働させる場合の料金を比較 Cisco HyperFlex の構成 Amazon Web Services の構成 仮想マシン 1 台あたりのスペック ・Cisco HyperFlex HX240c M4 オールフラッ ・m4.large インスタンスタイプ ・仮想 CPU × 2 シュノード × 8 ・100 GB SSD ストレージ ・8 GB RAM ・Cisco UCS B200 M4 × 2=合計 10 ノード ・支払いパターンは「オンデマンド」と「全額前 ・100 GB ストレージ ・サーバ仮想化ソフトウェアは「VMware 払い 3 年契約」の 2 つ vSphere6 Enterprise Plus」を利用  ※データ転送料金は除外 【検証に関する注記】 ・パブリッククラウドの構成では、ネットワークのパフォーマンスはインスタンスごとに異なりますが、今回の比較では考慮していません。 ・IOPS のプロビジョニングにかかるコストは AWS 側には含めていません。 ・公正な比較のために、インターネットへのデータ転送料金は除外しています。 ・Cisco HyperFlex の構成では、復元力を確保するため、レプリケーションファクタを 3 に設定しています。これにより、8 台のノードで構成されるクラスタでの 2 ノードの同時障害に対応できます。 ・どの要素を選べばよいか明確でない場合には、パブリッククラウド側のコストが低くなるように要素を組み入れています。 この試算は Cisco Systems が 2017 年 4 月に行ったものです。詳細は以下のリンクをご覧ください。 「Cisco HyperFlex とパブリッククラウドの比較」(Cisco Japan Blog) https://gblogs.cisco.com/jp/2017/05/cisco-hyperflex-vs-public-cloud/ 19
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活用編 Cisco HyperFlex の 活用事例を見てみよう IT インフラの世界に新たな流れを呼び起こしている Cisco HyperFlex は、登場以来全世界で急速に実績を積み、活用 事例を増やしてきました。ここでは実際に活用されている分野、そして国内でも増えている導入事例をご紹介しましょう。 導入、利用例 テスト、 デスクトップ仮想化 サーバ データベース& リモート展開、 開発環境 (VDI) 仮想化 ERP エッジ利用 3,500 社以上で利用 お客様の利用評価結果例 VDI ERP ソフト 基幹サービス サービス レスポンス向上 応答時間の向上 処理性能向上 ダウンタイム削減 2倍 50% 30% 90% 従来の 3 層型構造からの 管理時間、 パブリッククラウドからの TCO 削減 工数の削減 コスト削減(3 年間計算) 80% 75% 51% Cisco HyperFlex システムは、これまで紹介してきたシスコ ならではの特長やメリットを発揮して、まだまだ飛躍していく ぞ。皆もこの機会にチャレンジしてみないかい? 右ページで紹介している他にも、国内の導入事例は増えて いますよ。シスコの Web サイトでも「ユーザ事例」コーナー で紹介していますので、ぜひご覧ください。 URL はこちら cisco.com/jp/go/hyperex-cs 20