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IoT機器が普及する今、製品を遠隔で最新状態に保つ(OTA Over The Air)は、
セキュリティ維持や利便性向上のための必須要件となりました。
しかし、その実現には通信プロトコルから最新の法規制対応まで、検討すべき事項が多岐にわたります。
中でも設計者を悩ませるのが、「どのようなシステム構成でOTA を実現するか」という点ではないでしょうか。
本記事では、OTA の全体像を整理しつつ、特にその根幹となるメモリ構成や更新方式の選び方について詳しく解説します。
このカタログについて
| ドキュメント名 | OTAの実現方法を大図解! システム構成とアップデートの流れ |
|---|---|
| ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
| ファイルサイズ | 945.6Kb |
| 取り扱い企業 | リョーサン菱洋株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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OTAの実現方法を大図解!
システム構成とアップデートの流れ
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IoT機器が普及する今、製品を遠隔で最新状態に保つOTA(Over-The-Air)は、セキュリティ維持や
利便性向上のための必須要件となりました。しかし、その実現には通信プロトコルから最新の法規制対応まで、
検討すべき事項が多岐にわたります。
中でも設計者を悩ませるのが、「どのようなシステム構成でOTAを実現するか」という点ではないでしょうか。
本記事では、OTAの全体像を整理しつつ、特にその根幹となるメモリ構成や更新方式の選び方について詳しく解説します。
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OTAの全体構成とアップデート手順
OTAを実現するためには、単に「通信ができる」だけでなく、クラウドサーバからエッジデバイスまでを繋ぐ複数の構成要素が連携する
必要があります。まずは、その全体像を見ていきましょう。
OTAを構成する主要な要素と役割
OTAのシステム構成は、以下の図のように「クラウドサーバ」「無線通信モジュール」「メインMCU(マイコン)」の
大きく3つのセクションで成り立っています。
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OTAの全体構成とアップデート手順
では、実際のOTAアップデートがどのようなプロセスで進むのか、「サブMCUが更新対象となる場合」を例に、
3つのフェーズに分けて確認していきましょう。
フェーズ1:更新開始の通知 & 確認
まず、クラウドサーバからメインMCUに対してOTA開始の通知を送ります。通知を受けたメインMCUは、製品側(サブMCU)
に対して更新の可否を確認します。 ここでは、システムが更新を受け入れられる状態にあるか、バッテリー残量や必要なリソース
が確保されているかといった前提条件をチェックし、確実なアップデートのための準備を整えます。
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OTAの全体構成とアップデート手順
フェーズ2:更新ファームウェアを転送 & 検証
準備が整うと、実際のファームウェアデータの転送が始まります。 大容量のファームウェアを一度に送信すると通信エラーのリスクが
高まるため、小さなブロックに分割して送信することで通信の安定性を高めます。また、各ブロックを受信するごとにデジタル署名の
検証を行い、データが改ざんされていないか、欠落なく届いているかを厳格にチェックします。
フェーズ3:更新の適用
すべてのデータ転送と検証が完了した後、メインMCUからサブMCUへ更新処理の指示を出します。
これにより、サブMCU側でリセットや書き換え処理が行われ、最終的に新しいファームウェアでの動作が開始されます。構成によっては、
メインMCUが受信したファームウェアを一度、外付けフラッシュメモリへバッファリングし、その後にメインMCUとサブMCU間で分割転送を
行うパターンもあります。これにより、通信環境が不安定な場合でも、より安全に更新プロセスを進めることが可能になります。
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もっと詳しく知りたい方へ
弊社テクラボサイトの『【デモ動画あり】OTAの実現方法を大図解!システム構成とアップデートの流れ』をご覧ください。
INDEX
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1. OTAの全体構成とアップデート手順
1-1. OTAを構成する主要な要素と役割
1-2. OTAアップデートの実行フロー
2. ファームウェアアップデート方式の比較
2-1. ブートローダの基本機能
2-2. 各アップデート方式の詳細
3. 実機PoCで見るOTAアップデート(デモ動画)
4. まとめ
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