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安評センター 受託試験総合カタログ

製品カタログ

株式会社安評センターはGLP遵守の受託研究機関(CRO)です。

掲載内容
・マウス関連受託
・マウス関連製品
・遺伝子改変マウスを用いた非臨床試験受託
・抗体作製、製品
・タンパク質高発現細胞作製
・タンパク質多項目定量
・マイクロアレイ解析
・リアルタイムPCR解析
・サンプル前処理
・薬理試験・安全性試験
・医薬臨床試験
・食品臨床試験
・安全性試験 ~遺伝毒性試験~
・安全性試験 ~環境毒性試験(水生)~
・安全性試験 ~一般毒性試験~
・安全性試験 ~がん原性試験~
・安全性試験 ~特殊毒性試験~
・安全性試験 ~生殖発生毒性試験~
・生体試料・物性分析
・病理学検査
・その他の試験・サービス
・CTC
・病理研究受託
・病理診・細胞診
・糖鎖関連

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このカタログについて

ドキュメント名 安評センター 受託試験総合カタログ
ドキュメント種別 製品カタログ
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登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社安評センター (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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P001-目次

目 次 Contents マウス関連受託 62. 医薬臨床試験①……………………………………… P.109 1. コンディショナルノックアウトマウス作製……… P.2 63. 医薬臨床試験②……………………………………… P.110 2. ノックインマウス作製……………………………… P.4 64. 医薬臨床試験③……………………………………… P.111 3. Rosa26ノックインマウス作製…………………… P.6 食品臨床試験 4. コンベンショナルノックアウトマウス作製……… P.8 65. 食品臨床 受託試験一覧…………………………… P.112 5. トランスジェニックマウス作製…………………… P.10 66. 体脂肪低減に関するヒト試験……………………… P.114 6. ゲノム編集(CRISPR/Cas9)……………………… P.12 67. 脂質,血圧に関するヒト試験……………………… P.115 7. スピードコンジェニック…………………………… P.14 68. 血糖,整腸に関するヒト試験……………………… P.116 8. 凍結胚・凍結精子作製……………………………… P.16 69. QOLに関するヒト試験Ⅰ…………………………… P.117 9. マウスの飼育・繁殖………………………………… P.17 70. QOLに関するヒト試験Ⅱ…………………………… P.118 10. 表現型解析…………………………………………… P.18 71. 安全性に関するヒト試験…………………………… P.119 マウス関連製品 安全性試験  ~遺伝毒性試験~ 11. 小胞体ストレス可視化マウス……………………… P.20 72. 遺伝子突然変異を検出する試験-1 -細菌を用いる復帰突然変異試験-… P.120 12. 酸化ストレス可視化マウス………………………… P.22 73. 遺伝子突然変異を検出する試験-2 -マウスリンパ腫細胞を用いるIn vitro 遺伝子突然変異試験(MLA)-… P.122 13. 炎症可視化マウス…………………………………… P.24 74. 遺伝子突然変異を検出する試験-3 -トランスジェニック動物を用いるin vivo 遺伝子突然変異試験-… P.124 14. 夜型モデルマウス…………………………………… P.26 75. DNA損傷を検出する試験………………………… P.126 15. 肥満抑制モデルマウス……………………………… P.27 76. 染色体異常を検出する試験-1 -ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験-… P.128 16. TG Resource Bank®……………………………… P.28 77. 染色体異常を検出する試験-2 -In vitro 小核試験(TK6)-… P.130 17. 作製済ノックアウト系統,表現型データベース… P.30 78. 染色体異常を検出する試験-3 -げっ歯類を用いる小核試験-… P.132 18. 凍結胚製品…………………………………………… P.31 安全性試験 ~環境毒性試験(水生)~ 遺伝子改変マウスを用いた非臨床試験受託 79. 魚類急性毒性試験…………………………………… P.134 19. アルツハイマー病モデル (APPosk-TG)………… P.32 80. 甲殻類を用いる試験-1……………………………… P.136 20. 精神・神経疾患(うつ病様)モデル(proBDNF KI)… P.34 81. 甲殻類を用いる試験-2……………………………… P.138 21. 認知症モデル(SJLB)………………………………… P.35 82. 甲殻類を用いる試験-3……………………………… P.140 22. 非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) モデル(AIM KO)… P.36 83. 藻類を用いる試験…………………………………… P.142 23. アトピー性皮膚炎モデル(IL33)……………… P.37 84. 全 排 水 毒 性WET試 験 ……………………………… P.144 24. QPS社の神経変性疾患に関する非臨床試験……… P.38 安全性試験 ~一般毒性試験~ 抗体作製、製品 85. 一般毒性試験………………………………………… P.146 25. GANP®モノクローナル抗体作製………………… P.40 安全性試験 ~がん原性試験~ 26. 抗体製品……………………………………………… P.42 27. 抗体の標識・精製…………………………………… P.44 86. がん原性試験………………………………………… P.148 タンパク質高発現細胞作製 安全性試験 ~特殊毒性試験~ 28. IR/MAR法によるタンパク質高発現細胞作製…… P.45 87. 局 所 刺 激 性 試 験 …………………………………… P.15088. 皮膚感作性試験……………………………………… P.152 タンパク質多項目定量 89. 抗 原 性 試 験 ………………………………………… P.154 29. Luminex解 析 ………………………………………… P.46 90. 光毒性・光感作性試験……………………………… P.156 炎症・免疫(サイトカイン/ケモカイン)……… P.48 91. 免疫毒性試験………………………………………… P.158 マイクロアレイ解析 安全性試験 ~生殖発生毒性試験~ 30. GeneChip Transcriptome Array (Clariom D Array) 解析… P.50 92. 生殖発生毒性試験 Ⅰ試験………………………… P.160 31. GeneChip Gene 1.0/2.0 ST Array解析………… P.52 93. 生殖発生毒性試験 Ⅱ試験………………………… P.162 32. GeneChip 3' IVT Array解析……………………… P.54 94. 生殖発生毒性試験 Ⅲ試験………………………… P.164 33. GeneChip miRNA Array解 析 …………………… P.56 95. 催 奇 形 性 試 験 ……………………………………… P.166 34. GeneChip KaryoStat HD アッセイ……………… P.58 96. 一世代/二世代繁殖毒性試験……………………… P.168 35. CytoScan HD Array解 析 ………………………… P.60 97. 反復投与毒性/生殖発生毒性併合試験(Repro Tox)… P.170 リアルタイムPCR解析 98. 簡易生殖発生毒性試験……………………………… P.172 36. Droplet Digital PCR解 析 ………………………… P.62 99. 発達神経毒性試験…………………………………… P.174 37. Fluidigm BioMark Dynamic Array解析………… P.64 生体試料・物性分析 38. Fluidigm BioMark Genotyping Array解 析 …… P.66 100. 生体試料・物性分析………………………………… P.176 39. Fluidgim BioMark Digital Array解析…………… P.68 病理学検査 40. 血中循環DNAを用いたEGFR変異解析………… P.70 41. 大腸がん関連遺伝子変異のスクリーニング解析…… P.72 101. 病理組織標本作製・各種染色、病理組織学的検査… P.178 42. TaqMan Array MicroRNA Card解析…………… P.74 その他の試験・サービス 43. QIAGEN PCR Array解析…………………………… P.76 102. その他の試験・サービス…………………………… P.180 サンプル前処理 CTC 44. DNA / RNA核酸抽出・RNA増幅………………… P.78 103. CTC(血中循環腫瘍細胞:Circulating Tumor Cell)測定… P.182 薬理試験・安全性試験 病理研究受託 45. 薬理試験 受託試験一覧…………………………… P.80 104. 病理標本作製………………………………………… P.184 46. 中枢神経系に関する薬理試験…………………… P.82 105. 組織マイクロアレイ(TMA)作製………………… P.186 47. 循環器,代謝性疾患に関する薬理試験…………… P.84 106. セルブロック/セルブロックアレイ(CBA)作製… P.188 48. 免疫に関する薬理試験……………………………… P.86 107. 蛍光免疫染色標本作製……………………………… P.190 49. 急性・慢性炎症に関する薬理試験………………… P.88 108. DNA ISH / FISH…………………………………… P.192 50. 創傷治癒に関する薬理試験………………………… P.90 109. RNA ISH / FISH( viewRNA)…………………… P.194 51. 抗疲労作用に関する薬理試験…………………… P.92 110. が ん 免 疫 関 連 解 析 ………………………………… P.196 52. 点眼剤の薬理試験…………………………………… P.94 病理診・細胞診 53. サルを用いた薬理試験-1(泌尿器,歯周病)…… P.96 111. 病理組織検査………………………………………… P.198 54. サルを用いた薬理試験-2(マイクロダイアリシス)… P.98 112. 分子病理診断………………………………………… P.200 55. サルを用いた薬物動態試験………………………… P.100 113. 細胞診検査…………………………………………… P.202 56. 安全性試験 受託試験一覧…………………………… P.102 114. HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)………… P.204 57. 一般毒性試験………………………………………… P.103 115. HPVタイピング解析:PapiPlex法………………… P.206 58. 局所刺激性試験……………………………………… P.104 116. 自 己 採 取HPV検 査 ………………………………… P.208 59. 家兎眼装用試験(コンタクトレンズ装用試験)… P.105 117. 染色項目一覧………………………………………… P.210 60. 感作性、光毒性、抗原性試験……………………… P.106 糖鎖関連 医薬臨床試験 118. 糖鎖受託解析………………………………………… P.213 61. 医薬臨床 受託試験・業務一覧……………………… P.108 119. 糖鎖受託合成………………………………………… P.214 1
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1 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス コンディショナルノックアウト マウス作製 サービスの流れStep 1 遺伝子改変マウス作製についてお打合せ   標的とされる遺伝子をデータベースで調べ、ストラテジーをご提案します。 ① loxP配列を持ち、Creリコンビネースの発現により遺伝子が破壊される。 Step 2 正式契約 特   契約時に秘密保持契約も締結いたします。② 致死性の遺伝子の解析が可能となる。   ③ 組織特異的に遺伝子を破壊できる。 Step 3 遺伝子改変用相同組換えベクターの構築  長 ④ 時期特異的に遺伝子破壊ができる。 より具体的な案を提示、ご了承いただければベクター構築を開始します。相同組換え領域はPCRクローニングにより ⑤ KOMPやEUCOMMのターゲティングベクターよりのマウス作製も承ります。 単離、全域配列確認します。 Step 4 遺伝子導入から組換えES細胞を樹立 構築した相同組換えベクターをエレクトロポレーションによりC57BL/6N系統RENKA株に導入します。PCRによる スクリーニングと詳細解析およびneoプローブによるサザンブロット解析により相同組換えES細胞を樹立します。 コンディショナルノックアウトとは コンディショナルノックアウトとは、条件特異的遺伝子破壊とも呼ばれる方法です。標的とな Step 5 樹立した組換えES細胞からマウス作製 樹立した相同組換えES細胞(最大3クローン)よりキメラマウスを作製します。ES細胞寄与率の高いキメラマウスと る遺伝子領域をCreリコンビネース標的配列loxPで挟んだ遺伝子座をもつマウスを作製します。 野生型マウスを交配させ、F1ヘテロマウスを作出します。 このマウスと、組織、時期特異的にCreリコンビネースを発現するマウスをかけ合わせることで、 特定の組織、時期のみで標的遺伝子の破壊をおこすことができます。近年では、薬剤により活性が Step 6 納品 誘導されるCreリコンビネース(CreERなど)を含め、様々なCre発現マウスが開発されており、コ 作製したキメラマウス、F1ヘテロマウス、floxマウスは生体で納品輸送をいたします。ホモマウス作製やその他増産 作業も承りますので、御相談ください。 ンディショナルノックアウトは遺伝子機能を解析するのに非常に有用な方法となっています。 作業概要・納期 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 工 程 作     業     内     容 期 間 ② 生体マウス ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) 1.標的遺伝子に関する情報をデータベースより取得し、デザイン案を作製 相同組換え 2.相同組換え領域のクローニング ベクターの構築 3.クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築 2~3ヵ月 4.スクリーニング条件設定のためのコントロールベクターを作製 オプションサービス 5.ES細胞へのエレクトロポレーション 工 程 作     業     内     容 期 間 組換えES細胞 6.薬剤耐性ESクローンのピックアップ 7.PCRによるスクリーニング 3~4ヵ月株の樹立 F1ヘテロマウスとCAG-Flpマウスとの交配により、Frtで挟まれた薬剤耐性遺伝子を除去。さらに薬剤耐性遺伝子の除去 約6ヵ月 8.PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 野生型マウスを交配させ、Flpトランスジーンを除去。 キメラマウス 薬剤耐性遺伝子の除去 キメラマウスに直接CAG-Flpマウスを交配させ、生殖系列への移行と薬剤耐性遺伝子の除去を同9.最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 作製 (スキップサービス) 時に行うことも可能です(ヘテロマウス作製をスキップします)。 約6ヵ月 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野生型マウ ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) ヘテロマウス スと交配) 約3ヵ月 作製 11. F1ヘテロマウスの取得 関連サービス ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 2
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1 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295コンディショナルノックアウト マウス マウス作製 サービスの流れStep 1 遺伝子改変マウス作製についてお打合せ   標的とされる遺伝子をデータベースで調べ、ストラテジーをご提案します。 ① loxP配列を持ち、Creリコンビネースの発現により遺伝子が破壊される。 Step 2 正式契約 特   契約時に秘密保持契約も締結いたします。② 致死性の遺伝子の解析が可能となる。   ③ 組織特異的に遺伝子を破壊できる。 Step 3 遺伝子改変用相同組換えベクターの構築  長 ④ 時期特異的に遺伝子破壊ができる。 より具体的な案を提示、ご了承いただければベクター構築を開始します。相同組換え領域はPCRクローニングにより ⑤ KOMPやEUCOMMのターゲティングベクターよりのマウス作製も承ります。 単離、全域配列確認します。 Step 4 遺伝子導入から組換えES細胞を樹立 構築した相同組換えベクターをエレクトロポレーションによりC57BL/6N系統RENKA株に導入します。PCRによる スクリーニングと詳細解析およびneoプローブによるサザンブロット解析により相同組換えES細胞を樹立します。 コンディショナルノックアウトとは コンディショナルノックアウトとは、条件特異的遺伝子破壊とも呼ばれる方法です。標的とな Step 5 樹立した組換えES細胞からマウス作製 樹立した相同組換えES細胞(最大3クローン)よりキメラマウスを作製します。ES細胞寄与率の高いキメラマウスと る遺伝子領域をCreリコンビネース標的配列loxPで挟んだ遺伝子座をもつマウスを作製します。 野生型マウスを交配させ、F1ヘテロマウスを作出します。 このマウスと、組織、時期特異的にCreリコンビネースを発現するマウスをかけ合わせることで、 特定の組織、時期のみで標的遺伝子の破壊をおこすことができます。近年では、薬剤により活性が Step 6 納品 誘導されるCreリコンビネース(CreERなど)を含め、様々なCre発現マウスが開発されており、コ 作製したキメラマウス、F1ヘテロマウス、floxマウスは生体で納品輸送をいたします。ホモマウス作製やその他増産 作業も承りますので、御相談ください。 ンディショナルノックアウトは遺伝子機能を解析するのに非常に有用な方法となっています。 作業概要・納期 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 工 程 作     業     内     容 期 間 ② 生体マウス ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) 1.標的遺伝子に関する情報をデータベースより取得し、デザイン案を作製 相同組換え 2.相同組換え領域のクローニング ベクターの構築 3.クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築 2~3ヵ月 4.スクリーニング条件設定のためのコントロールベクターを作製 オプションサービス 5.ES細胞へのエレクトロポレーション 工 程 作     業     内     容 期 間 組換えES細胞 6.薬剤耐性ESクローンのピックアップ 7.PCRによるスクリーニング 3~4ヵ月株の樹立 F1ヘテロマウスとCAG-Flpマウスとの交配により、Frtで挟まれた薬剤耐性遺伝子を除去。さらに薬剤耐性遺伝子の除去 約6ヵ月 8.PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 野生型マウスを交配させ、Flpトランスジーンを除去。 キメラマウス 薬剤耐性遺伝子の除去 キメラマウスに直接CAG-Flpマウスを交配させ、生殖系列への移行と薬剤耐性遺伝子の除去を同9.最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 作製 (スキップサービス) 時に行うことも可能です(ヘテロマウス作製をスキップします)。 約6ヵ月 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野生型マウ ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) ヘテロマウス スと交配) 約3ヵ月 作製 11. F1ヘテロマウスの取得 関連サービス ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 3
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2 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先/ ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス ノックインマウス作製 サービスの流れ Step 1 遺伝子改変マウス作製についてお打合せ ① 外来遺伝子をマウスゲノム上に挿入。 発現をご希望される分子のcDNAの調製方法、標的とされる遺伝子座について調べ、ストラテジーをご提案いたし 特 ② 内在性遺伝子を同時に破壊することも可能(ノックイン・ノックアウト)。 ます。   ③ レポータータンパク質の発現を内在性制御領域によりコントロール可能。  長 ④ Cre/loxPシステムを利用した誘導発現も可能。 Step 2 正式契約  契約時に秘密保持契約も締結いたします。 ⑤ 塩基レベルでご希望のゲノム内の位置にご希望の遺伝子を挿入。 Step 3 遺伝子改変用相同組換えベクターの構築 より具体的な案を提示、ご了承いただければベクター構築を開始します。相同組換え領域はPCRクローニングにより 単離、全域配列確認します。 ノックインマウスとは Step 4 遺伝子導入から組換えES細胞を樹立 ノックインとは、外来遺伝子をマウスゲノム上に導入し、導入遺伝子産物の機能を解析する手 構築した相同組換えベクターをエレクトロポレーションによりC57BL/6N系統RENKA株に導入します。PCRによる 法です。外来遺伝子の挿入により同時に内在性遺伝子を破壊するような設計、Cre/loxPシステ スクリーニングと詳細解析およびneoプローブによるサザンブロット解析により相同組換えES細胞を樹立します。 ムを利用した誘導発現の設計、複数の外来遺伝子の同時発現など、様々な設計をすることができ ます。ゲノム中の遺伝子発現制御領域の活性を調べるためのレポーター遺伝子(LacZ, GFPな Step 5 樹立した組換えES細胞からマウス作製 樹立した組換えES細胞よりキメラマウスを作製します。ES細胞寄与率の高いキメラマウスと野生型マウスを交配 ど)の挿入もノックインマウス作製に該当します。当社が行っている遺伝子改変マウス作製にお させ、F1ヘテロマウスを作出します。 いて、最も高度な技術を要する受託です。経験豊かなスタッフがお客様の要望をお聞きして、最 適なプランをご提案いたします。 Step 6 納品 作製したキメラマウス、F1ヘテロマウスは生体で納品輸送をいたします。ホモマウス作製やその他増産作業も承り ますので、御相談ください。 作業概要・納期 工 程 作     業     内     容 期 間 基本納品物 1.標的遺伝子に関する情報をデータベースより取得し、デザイン案を作製 ① 各工程の作業報告書 相同組換え 2.相同組換え領域のクローニング ② 生体マウス ベクターの構築 3.挿入遺伝子、クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築 2~3ヵ月 ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) 4.スクリーニング条件設定のためのコントロールベクターを作製 5.ES細胞へのエレクトロポレーション 組換えES細胞 6.薬剤耐性ESクローンのピックアップ オプションサービス 株の樹立 7.PCRによるスクリーニング 3~4ヵ月 8.PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 工 程 作     業     内     容 期 間 F1ヘテロマウスとCAG-Flpマウスとの交配により、Frtで挟まれた薬剤耐性遺伝子を除去。さらに キメラマウス 薬剤耐性遺伝子の除去 約6ヵ月9.最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 野生型マウスを交配させ、Flpトランスジーンを除去。 作製 薬剤耐性遺伝子の除去 キメラマウスに直接CAG-Flpマウスを交配させ、生殖系列への移行と薬剤耐性遺伝子の除去を同 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野生型マウスと 約6ヵ月 ヘテロマウス (スキップサービス) 時に行うことも可能です(ヘテロマウス作製をスキップします)。交配) 約3ヵ月 作製 11. F1ヘテロマウスの取得 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) 関連サービス ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 4
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2 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先/ ㈱トランスジェニック 078-306-0295ノックインマウス作製 マウス サービスの流れ Step 1 遺伝子改変マウス作製についてお打合せ ① 外来遺伝子をマウスゲノム上に挿入。 発現をご希望される分子のcDNAの調製方法、標的とされる遺伝子座について調べ、ストラテジーをご提案いたし 特 ② 内在性遺伝子を同時に破壊することも可能(ノックイン・ノックアウト)。 ます。   ③ レポータータンパク質の発現を内在性制御領域によりコントロール可能。  長 ④ Cre/loxPシステムを利用した誘導発現も可能。 Step 2 正式契約  契約時に秘密保持契約も締結いたします。 ⑤ 塩基レベルでご希望のゲノム内の位置にご希望の遺伝子を挿入。 Step 3 遺伝子改変用相同組換えベクターの構築 より具体的な案を提示、ご了承いただければベクター構築を開始します。相同組換え領域はPCRクローニングにより 単離、全域配列確認します。 ノックインマウスとは Step 4 遺伝子導入から組換えES細胞を樹立 ノックインとは、外来遺伝子をマウスゲノム上に導入し、導入遺伝子産物の機能を解析する手 構築した相同組換えベクターをエレクトロポレーションによりC57BL/6N系統RENKA株に導入します。PCRによる 法です。外来遺伝子の挿入により同時に内在性遺伝子を破壊するような設計、Cre/loxPシステ スクリーニングと詳細解析およびneoプローブによるサザンブロット解析により相同組換えES細胞を樹立します。 ムを利用した誘導発現の設計、複数の外来遺伝子の同時発現など、様々な設計をすることができ ます。ゲノム中の遺伝子発現制御領域の活性を調べるためのレポーター遺伝子(LacZ, GFPな Step 5 樹立した組換えES細胞からマウス作製 樹立した組換えES細胞よりキメラマウスを作製します。ES細胞寄与率の高いキメラマウスと野生型マウスを交配 ど)の挿入もノックインマウス作製に該当します。当社が行っている遺伝子改変マウス作製にお させ、F1ヘテロマウスを作出します。 いて、最も高度な技術を要する受託です。経験豊かなスタッフがお客様の要望をお聞きして、最 適なプランをご提案いたします。 Step 6 納品 作製したキメラマウス、F1ヘテロマウスは生体で納品輸送をいたします。ホモマウス作製やその他増産作業も承り ますので、御相談ください。 作業概要・納期 工 程 作     業     内     容 期 間 基本納品物 1.標的遺伝子に関する情報をデータベースより取得し、デザイン案を作製 ① 各工程の作業報告書 相同組換え 2.相同組換え領域のクローニング ② 生体マウス ベクターの構築 3.挿入遺伝子、クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築 2~3ヵ月 ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) 4.スクリーニング条件設定のためのコントロールベクターを作製 5.ES細胞へのエレクトロポレーション 組換えES細胞 6.薬剤耐性ESクローンのピックアップ オプションサービス 株の樹立 7.PCRによるスクリーニング 3~4ヵ月 8.PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 工 程 作     業     内     容 期 間 F1ヘテロマウスとCAG-Flpマウスとの交配により、Frtで挟まれた薬剤耐性遺伝子を除去。さらに キメラマウス 薬剤耐性遺伝子の除去 約6ヵ月9.最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 野生型マウスを交配させ、Flpトランスジーンを除去。 作製 薬剤耐性遺伝子の除去 キメラマウスに直接CAG-Flpマウスを交配させ、生殖系列への移行と薬剤耐性遺伝子の除去を同 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野生型マウスと 約6ヵ月 ヘテロマウス (スキップサービス) 時に行うことも可能です(ヘテロマウス作製をスキップします)。交配) 約3ヵ月 作製 11. F1ヘテロマウスの取得 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) 関連サービス ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 5
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3 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス ROSA26ノックインマウス作製 ① ユビキタスなプロモータ活性を有し、エピジェノミックな影響を受けにくい。 特 ② 外来プロモータを導入した場合も遺伝子の安定的な発現が可能。   ③ ホモマウスでもROSA26遺伝子破壊の表現型が現れない。  長 ④ ES細胞における高い相同組換え効率。 ⑤ Cre/loxPによる誘導発現システムも構築可能。 Rosa26 ノックインマウスとは G t (R O SA )2 6 So r遺伝子は、Phillip Sorianoらによって、ROSA(reverse orientation splice acceptor)ベクターを用いたジーン・トラップ法で発見された遺伝子座です。これまでにこの遺 伝子座へのノックインマウスが数多く作製されている理由として、以下が挙げられます。 ・ROSA26 promoterからの転写は、均一ではないもののユビキタスである。 ・G t (R O SA )2 6 So r ホモ接合体マウスは、表現型が認められず、健康である。 ・ES細胞における相同組換え効率が高く、相同組換えES細胞クローンを樹立し易い。 当社ではこのような特徴を持つG t (R O SA )2 6 So r locus へのノックインマウス作製を、各種ベクターバックボーンを 用意してご提供しています。 Rosa26 Knock-inマウス ROSA26 遺伝子座へのノックイン ストラテジー例 1.ROSA26プロモーターからの発現 2.外来プロモーターからの発現 3.発現誘導システム 応 用 例 ・外来プロモータにCAGプロモータを使用するストラテジー ・発現誘導システムとして、Cre/loxP組換えにより発現制御するストラテジー ・CRISPR/Cas9を用いて、受精卵インジェクションにより作製するストラテジー 6
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3 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295ROSA26ノックインマウス作製 マウス 作業概要・納期 <ES細胞を用いた相同組換えストラテジーの場合> ① ユビキタスなプロモータ活性を有し、エピジェノミックな影響を受けにくい。 工 程 作     業     内     容 期 間 特 ② 外来プロモータを導入した場合も遺伝子の安定的な発現が可能。 相同組換えベクターの 1. ベクターデザイン案を作製   ③ ホモマウスでもROSA26遺伝子破壊の表現型が現れない。 2~3ヵ月 構築 2. 挿入遺伝子、薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築  長 ④ ES細胞における高い相同組換え効率。 3. ES細胞へのエレクトロポレーション ⑤ Cre/loxPによる誘導発現システムも構築可能。 4. 薬剤耐性ESクローンのピックアップ 組換えES細胞株の樹立 3~4ヵ月 5. PCRによるスクリーニング 6. PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 Rosa26 ノックインマウスとは キメラマウス作製 7. 最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 G t (R O SA )2 6 So r遺伝子は、Phillip Sorianoらによって、ROSA(reverse orientation splice 8. 自 然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野 acceptor)ベクターを用いたジーン・トラップ法で発見された遺伝子座です。これまでにこの遺 ヘテロマウス作製 生型マウスを交配) 約3ヵ月 9. F1ヘテロマウスの取得 伝子座へのノックインマウスが数多く作製されている理由として、以下が挙げられます。 ・ROSA26 promoterからの転写は、均一ではないもののユビキタスである。 ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/)                  合計  約11-12ヶ月 ・G t (R O SA )2 6 So r ホモ接合体マウスは、表現型が認められず、健康である。 ・ES細胞における相同組換え効率が高く、相同組換えES細胞クローンを樹立し易い。 <受精卵インジェクション(CRISPR/Cas9を併用)による相同組換えストラテジーの場合> 当社ではこのような特徴を持つG t (R O SA )2 6 So r locus 工 程 作     業     内     容 期 間 へのノックインマウス作製を、各種ベクターバックボーンを 相同組換えベクターの 1. ベクターデザイン案を作製 2~3ヵ月 構築 2. 挿入遺伝子等の組合せにより、相同組換えベクターを構築 用意してご提供しています。 3. Cas9タンパク、crRNA、trancrRNAを調整する 受精卵インジェクショ 4. 受精卵(300個)にインジェクションし、受容雌に移植する 3~4ヵ月 ン 5. 産子を取得し、解析用の組織採取を行う Rosa26 Knock-inマウス 6. 最長8週齢までの飼育を行う F0マウス同定 7. PCR解析によりファウンダーマウスを同定する 約1ヵ月 ROSA26 遺伝子座へのノックイン ストラテジー例 8.  サザンブロッティング解析及びシークエンス解析により導入配列の確認を行う 1.ROSA26プロモーターからの発現 9. 指定のファウンダーマウスを用いて、自然交配により産子を取得する ヘテロマウス作製 約3ヵ月 10. サザンブロッティング解析及びシークエンス解析により導入配列の確認を行う ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/)                   合計  約9-10ヶ月 2.外来プロモーターからの発現 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス 3.発現誘導システム ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) オプションサービス ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 関連サービス 応 用 例 ・マウス飼育・繁殖 (P.17) ・外来プロモータにCAGプロモータを使用するストラテジー ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) ・発現誘導システムとして、Cre/loxP組換えにより発現制御するストラテジー ・CRISPR/Cas9を用いて、受精卵インジェクションにより作製するストラテジー 7
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4 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス コンベンショナルノックアウト マウス作製 サービスの流れStep 1 遺伝子改変マウス作製についてお打合せ 標的とされる遺伝子について調べ、予想されるタンパク質の機能を完全に破壊するために最適のエクソンを選びま す。また、お客様で標的エクソンにご指定がある場合や複数エクソンの欠失にも対応可能です。 特 ① 標的となる遺伝子のエクソンを薬剤耐性遺伝子で置き換える。 Step 2 正式契約  長 ② 全身の細胞で標的遺伝子が破壊される。   契約時に秘密保持契約も締結いたします。 Step 3 遺伝子改変用相同組換えベクターの構築 より具体的な案を提示、ご了承いただければベクター構築を開始します。相同組換え領域はPCRクローニングにより ノックアウトマウスとは 単離、全域配列確認します。 コンベンショナルノックアウトマウスは、完全ノックアウトマウス、単純ノックアウトマウス Step 4 遺伝子導入から組換えES細胞を樹立 とも言われ、コンディショナルノックアウトマウスとは区別して呼ばれています。標的となる遺 構築した相同組換えベクターをエレクトロポレーションによりC57BL/6N系統RENKA株に導入します。PCRによる 伝子のエクソンを薬剤耐性遺伝子で置き換えることにより、全身の細胞で、発生過程の初めか スクリーニングと詳細解析およびneoプローブによるサザンブロット解析により相同組換えES細胞を樹立します。 ら、標的遺伝子が破壊されます。標的遺伝子名をお知らせください。遺伝子情報に基づき、最適な Step 5 樹立した組換えES細胞からマウス作製 プランをご提案いたします。 樹立した組換えES細胞よりキメラマウスを作製します。ES細胞寄与率の高いキメラマウスと野生型マウスを交配 させ、F1ヘテロマウスを作出します。 作業概要・納期 Step 6 納品 作製したキメラマウス、F1ヘテロマウスは生体で納品輸送をいたします。ホモマウス作製やその他増産作業も承り 工 程 作     業     内     容 期 間 ますので、御相談ください。 1.標的遺伝子に関する情報をデータベースにより取得し、デザイン案を作製 相同組換え 2.相同組換え領域のクローニング ベクターの構築 3.クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築 2~3ヵ月 4.スクリーニング条件設定のためのコントロールベクターを作製 target vector PCR解析及び southern 5.ES細胞へのエレクトロポレーション hybridization 組換えES細胞 6.薬剤耐性ESクローンのピックアップ 解析 株の樹立 7.PCRによるスクリーニング 3~4ヵ月 target vectorをエ 薬剤存在下で アグリゲーション レクトロポレーショ ES細胞を培養 8.PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 ンでES細胞に導入 キメラマウス 仮親マウスに移植し9.最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 作製 ヘテロ遺伝子改変マウ キメラマウスの生殖細 キメラマウス誕生 ス同士をかけ合せる事 胞が組み換わったES細 で、ホモ遺伝子改変マ 胞由来の個体を選択し 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野生型マウスと ホモ遺伝子 ウスが得られる ヘテロ遺伝子 野生型とかけ合せる ヘテロマウス 改変マウス 改変マウス キメラマウス交配) 約3ヵ月 作製 11. F1ヘテロマウスの取得 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) 関連サービス ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 8
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4 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295コンベンショナルノックアウト マウス マウス作製 サービスの流れStep 1 遺伝子改変マウス作製についてお打合せ 標的とされる遺伝子について調べ、予想されるタンパク質の機能を完全に破壊するために最適のエクソンを選びま す。また、お客様で標的エクソンにご指定がある場合や複数エクソンの欠失にも対応可能です。 特 ① 標的となる遺伝子のエクソンを薬剤耐性遺伝子で置き換える。 Step 2 正式契約  長 ② 全身の細胞で標的遺伝子が破壊される。   契約時に秘密保持契約も締結いたします。 Step 3 遺伝子改変用相同組換えベクターの構築 より具体的な案を提示、ご了承いただければベクター構築を開始します。相同組換え領域はPCRクローニングにより ノックアウトマウスとは 単離、全域配列確認します。 コンベンショナルノックアウトマウスは、完全ノックアウトマウス、単純ノックアウトマウス Step 4 遺伝子導入から組換えES細胞を樹立 とも言われ、コンディショナルノックアウトマウスとは区別して呼ばれています。標的となる遺 構築した相同組換えベクターをエレクトロポレーションによりC57BL/6N系統RENKA株に導入します。PCRによる 伝子のエクソンを薬剤耐性遺伝子で置き換えることにより、全身の細胞で、発生過程の初めか スクリーニングと詳細解析およびneoプローブによるサザンブロット解析により相同組換えES細胞を樹立します。 ら、標的遺伝子が破壊されます。標的遺伝子名をお知らせください。遺伝子情報に基づき、最適な Step 5 樹立した組換えES細胞からマウス作製 プランをご提案いたします。 樹立した組換えES細胞よりキメラマウスを作製します。ES細胞寄与率の高いキメラマウスと野生型マウスを交配 させ、F1ヘテロマウスを作出します。 作業概要・納期 Step 6 納品 作製したキメラマウス、F1ヘテロマウスは生体で納品輸送をいたします。ホモマウス作製やその他増産作業も承り 工 程 作     業     内     容 期 間 ますので、御相談ください。 1.標的遺伝子に関する情報をデータベースにより取得し、デザイン案を作製 相同組換え 2.相同組換え領域のクローニング ベクターの構築 3.クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組合せにより、相同組換えベクターを構築 2~3ヵ月 4.スクリーニング条件設定のためのコントロールベクターを作製 target vector PCR解析及び southern 5.ES細胞へのエレクトロポレーション hybridization 組換えES細胞 6.薬剤耐性ESクローンのピックアップ 解析 株の樹立 7.PCRによるスクリーニング 3~4ヵ月 target vectorをエ 薬剤存在下で アグリゲーション レクトロポレーショ ES細胞を培養 8.PCR解析、neoプローブによるサザンブロット解析による相同組換えESクローンの樹立 ンでES細胞に導入 キメラマウス 仮親マウスに移植し9.最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製 約3ヵ月 作製 ヘテロ遺伝子改変マウ キメラマウスの生殖細 キメラマウス誕生 ス同士をかけ合せる事 胞が組み換わったES細 で、ホモ遺伝子改変マ 胞由来の個体を選択し 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを野生型マウスと ホモ遺伝子 ウスが得られる ヘテロ遺伝子 野生型とかけ合せる ヘテロマウス 改変マウス 改変マウス キメラマウス交配) 約3ヵ月 作製 11. F1ヘテロマウスの取得 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA、ES細胞) 関連サービス ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 9
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5 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス トランスジェニックマウス作製 オプションサービス 発現ベクターの設計について、お客様のご要望をお聞きして最適な方法をご提案いたします。ご相談ください。 ① 遺伝子発現ユニットをC57BL/6系統の受精卵にインジェクションして作製。 特 作     業     内     容② 遺伝子をマウス個体で強制発現させる。 ③ プロモーターの選択により特異的な発現が得られる。 インジェクション100個の追加 長 ④ CAGプロモーターの使用により全身に強く発現させることも可能。 発現ベクター設計と構築 体外受精(IVF)によるF1マウスの作製(ファウンダー♂を使用) ※産子は8週齢までの飼育とジェノタイピングを実施します。 トランスジェニックマウスとは 自然交配による次世代マウスの作製 トランスジェニックマウスはプラスミドDNAよりプロモーター、発現させたい遺伝子、polyA配 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1世代(3ヵ月間)の飼育・繁殖を行います。産子については、8週齢までの 列を含む発現ユニットのDNA断片を精製し、受精卵にマイクロインジェクションすることにより 飼育とジェノタイピングを実施します。 ※1棚は10ケージを収容する規模です。交配・繁殖の進行に伴い、適宜、ケージ数を調整します。 作製します。得られた産子より、体組織を採取、ジェノタイピングPCRによりインジェクションした ※妊娠・出産に至らず産子が得られないときは交配費用(7万円)のみでの清算とさせていただきます(産子が得られない場合があること をご了承ください)。 遺伝子のゲノム中への挿入を調べ、ファウンダーマウス(F0)を同定します。 比較的簡易に、安価で遺伝子改変マウスが得られ、遺伝子の機能について知見を得ることができ 凍結胚の作製(200個) ます。 凍結精子の作製(ストロー10本) ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) 作業概要・納期 作     業     内     容 期 間 関連サービス ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) 1.プラスミドDNAより発現ユニットの切り出しと精製 ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 2.C57BL/6系統受精卵200個へのインジェクション 3.産子の8週齢までの飼育 約4ヵ月 4.産子の体組織採取 5.ジェノタイピングPCR条件の設定 6.産子のジェノタイピングPCR 1ヵ月 ※ジェノタイピングの結果、ファウンダーマウスが得られなかった場合、5, 6の費用はご請求いたしません。 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA) 10
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5 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295トランスジェニックマウス作製 マウス オプションサービス 発現ベクターの設計について、お客様のご要望をお聞きして最適な方法をご提案いたします。ご相談ください。 ① 遺伝子発現ユニットをC57BL/6系統の受精卵にインジェクションして作製。 特 作     業     内     容② 遺伝子をマウス個体で強制発現させる。 ③ プロモーターの選択により特異的な発現が得られる。 インジェクション100個の追加 長 ④ CAGプロモーターの使用により全身に強く発現させることも可能。 発現ベクター設計と構築 体外受精(IVF)によるF1マウスの作製(ファウンダー♂を使用) ※産子は8週齢までの飼育とジェノタイピングを実施します。 トランスジェニックマウスとは 自然交配による次世代マウスの作製 トランスジェニックマウスはプラスミドDNAよりプロモーター、発現させたい遺伝子、polyA配 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1世代(3ヵ月間)の飼育・繁殖を行います。産子については、8週齢までの 列を含む発現ユニットのDNA断片を精製し、受精卵にマイクロインジェクションすることにより 飼育とジェノタイピングを実施します。 ※1棚は10ケージを収容する規模です。交配・繁殖の進行に伴い、適宜、ケージ数を調整します。 作製します。得られた産子より、体組織を採取、ジェノタイピングPCRによりインジェクションした ※妊娠・出産に至らず産子が得られないときは交配費用(7万円)のみでの清算とさせていただきます(産子が得られない場合があること をご了承ください)。 遺伝子のゲノム中への挿入を調べ、ファウンダーマウス(F0)を同定します。 比較的簡易に、安価で遺伝子改変マウスが得られ、遺伝子の機能について知見を得ることができ 凍結胚の作製(200個) ます。 凍結精子の作製(ストロー10本) ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) 作業概要・納期 作     業     内     容 期 間 関連サービス ・マウスの飼育・繁殖 (P.17) 1.プラスミドDNAより発現ユニットの切り出しと精製 ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) 2.C57BL/6系統受精卵200個へのインジェクション 3.産子の8週齢までの飼育 約4ヵ月 4.産子の体組織採取 5.ジェノタイピングPCR条件の設定 6.産子のジェノタイピングPCR 1ヵ月 ※ジェノタイピングの結果、ファウンダーマウスが得られなかった場合、5, 6の費用はご請求いたしません。 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス ③ ご希望により、各工程の中間産物(ベクター、ゲノムDNA) 11
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6 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス ゲノム編集(CRISPR/Cas9) 作業概要・価格・納期 作   業   内   容 期 間 ① 受精卵へのインジェクションにより、遺伝子改変マウスを作製することができる。 特 ② ES細胞の使用の必要がなく、従来より、短期間で安価にノックアウトマウスを得る 1.guideRNA設計と活性評価:RNA合成Cas9タンパク質準備 1~2ヵ月  長   ことが可能。 2.C57BL/6系統受精卵200個へのインジェクション 約3ヵ月 ③ ドナーDNAを用いた相同組換えにより、点変異導入やノックインも可能。 3.ダイレクトシークエンスによる導入変異解析 約1ヵ月 合計 5~6ヵ月 CRISPR/Cas9 とは ※ファウンダーマウス(F0)の作製となります。※ジェノタイピングの結果、ファウンダーマウスが得られなかった場合、3の費用はご請求いたしません。 CRISPR/Cas9システムは、バクテリアで見つかった獲得 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) 免疫機構です。近年、効率的な標的遺伝子組換えゲノム編集 技術として広く応用されるようになりました。 CRISPR/Cas9システムは、Cas9タンパク質とguideRNA オプションサービス から構成され、標的配列に相補的なguideRNA 20 merの配 作     業     内     容 列が特異性を決めています(右図1)。guideRNAにより認識 された標的配列は(右図2)、Cas9により2重鎖切断されます 変異配列の同定 ※変異導入部分をクローニングして、シークエンスいたします。 (右図3)。その切断部位が修復される過程で、塩基配列の欠 失・挿入が起こり、変異がゲノム上に挿入されます(右図4)。 自然交配によるF1世代マウスの作製、ダイレクトシークエンスによる導入変異確認 これにより、遺伝子改変マウス系統の樹立が確認されます。 CRISPR/Cas9システムによる変異導入は特異的で高頻度 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1世代(3か月間)の飼育・繁殖を行います。産子については、8週齢まで飼育します。 であり、Cas9およびguideRNA発現ベクターをマウス受精 ※1棚は10ケージを収容する規模です。交配・繁殖の進行に伴い、適宜、ケージ数を調整します。 ※妊娠・出産に至らず産子が得られないときは交配費用(7万円)のみでの清算とさせていただきます(産子が得られない場合があることをご了承ください)。 卵にインジェクションすることにより変異個体を得ること ができます。つまり、この技術により受精卵から直接ノック ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) アウトマウスを作製することができるようになりました。 さらに、切断された配列が修復される際に切断領域と相同 関連サービス な配列を持つドナー DNAが存在すると、ドナー DNAに組 ・マウス飼育・繁殖 (P.17) み込んだ特定の変異を、相同組換えによる2重鎖切断修復に ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16)・ROSA26ノックインマウス作製(P.6,7) よりゲノム中に導入することが可能です。これにより、ゲノ ムの特定の箇所にポイントミューテーションを入れること ができます。 株式会社トランスジェニックは、米国ブロード研究所(Broad Institute)より、ゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)に関する特許群の日本国内での非独占的実施許諾を受けております。また、国立大学法人東京医科歯科大学より高効率 ゲノム編集により可能となった他の様々な遺伝子改変ス CRISPR/Cas9 ノックイ ン法に関する特許の日本国内での非独占的使用権許諾を受けております。 トラテジーについても、チャレンジしていますので、ご相談 ください。 <参考文献> Cloning-free CRISPR/Cas system facilitates functional cassette knock-in in mice Tomomi Aida, Keiho Chiyo, Takako Usami, Harumi Ishikubo, Risa Imahashi, Yusaku Wada, Kenji F Tanaka, Tetsushi Sakuma, Takashi Yamamoto and Kohichi Tanaka Genome Biology (2015) 16:87 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス 12
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6 遺伝子改変マウス作製受託 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295ゲノム編集(CRISPR/Cas9) マウス 作業概要・価格・納期 作   業   内   容 期 間 ① 受精卵へのインジェクションにより、遺伝子改変マウスを作製することができる。 特 ② ES細胞の使用の必要がなく、従来より、短期間で安価にノックアウトマウスを得る 1.guideRNA設計と活性評価:RNA合成Cas9タンパク質準備 1~2ヵ月  長   ことが可能。 2.C57BL/6系統受精卵200個へのインジェクション 約3ヵ月 ③ ドナーDNAを用いた相同組換えにより、点変異導入やノックインも可能。 3.ダイレクトシークエンスによる導入変異解析 約1ヵ月 合計 5~6ヵ月 CRISPR/Cas9 とは ※ファウンダーマウス(F0)の作製となります。※ジェノタイピングの結果、ファウンダーマウスが得られなかった場合、3の費用はご請求いたしません。 CRISPR/Cas9システムは、バクテリアで見つかった獲得 ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。※価格はホームページをご参照ください。(http://www.transgenic.co.jp/products/) 免疫機構です。近年、効率的な標的遺伝子組換えゲノム編集 技術として広く応用されるようになりました。 CRISPR/Cas9システムは、Cas9タンパク質とguideRNA オプションサービス から構成され、標的配列に相補的なguideRNA 20 merの配 作     業     内     容 列が特異性を決めています(右図1)。guideRNAにより認識 された標的配列は(右図2)、Cas9により2重鎖切断されます 変異配列の同定 ※変異導入部分をクローニングして、シークエンスいたします。 (右図3)。その切断部位が修復される過程で、塩基配列の欠 失・挿入が起こり、変異がゲノム上に挿入されます(右図4)。 自然交配によるF1世代マウスの作製、ダイレクトシークエンスによる導入変異確認 これにより、遺伝子改変マウス系統の樹立が確認されます。 CRISPR/Cas9システムによる変異導入は特異的で高頻度 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1世代(3か月間)の飼育・繁殖を行います。産子については、8週齢まで飼育します。 であり、Cas9およびguideRNA発現ベクターをマウス受精 ※1棚は10ケージを収容する規模です。交配・繁殖の進行に伴い、適宜、ケージ数を調整します。 ※妊娠・出産に至らず産子が得られないときは交配費用(7万円)のみでの清算とさせていただきます(産子が得られない場合があることをご了承ください)。 卵にインジェクションすることにより変異個体を得ること ができます。つまり、この技術により受精卵から直接ノック ※価格はホームページをご参照ください(。http://www.transgenic.co.jp/products/) アウトマウスを作製することができるようになりました。 さらに、切断された配列が修復される際に切断領域と相同 関連サービス な配列を持つドナー DNAが存在すると、ドナー DNAに組 ・マウス飼育・繁殖 (P.17) み込んだ特定の変異を、相同組換えによる2重鎖切断修復に ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16)・ROSA26ノックインマウス作製(P.6,7) よりゲノム中に導入することが可能です。これにより、ゲノ ムの特定の箇所にポイントミューテーションを入れること ができます。 株式会社トランスジェニックは、米国ブロード研究所(Broad Institute)より、ゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)に関する特許群の日本国内での非独占的実施許諾を受けております。また、国立大学法人東京医科歯科大学より高効率 ゲノム編集により可能となった他の様々な遺伝子改変ス CRISPR/Cas9 ノックイ ン法に関する特許の日本国内での非独占的使用権許諾を受けております。 トラテジーについても、チャレンジしていますので、ご相談 ください。 <参考文献> Cloning-free CRISPR/Cas system facilitates functional cassette knock-in in mice Tomomi Aida, Keiho Chiyo, Takako Usami, Harumi Ishikubo, Risa Imahashi, Yusaku Wada, Kenji F Tanaka, Tetsushi Sakuma, Takashi Yamamoto and Kohichi Tanaka Genome Biology (2015) 16:87 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス 13
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7 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ スピードコンジェニック ス 作業概要・価格・納期 スピードコンジェニック 特 ① 約1.5年でコンジェニック系統を樹立。 世 代 作     業     内     容 マーカー数 期 間 価格(税別)   ② 129, BALB/C, CBA, DBAとC57BL/6について、マイクロサテライトマーカーを設定。長 第1世代解析③ マイクロサテライト解析のみの受託も可能。 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、マイクロサテライトマーカーを用い解析 80~90 約4週間 650,000円(N2世代) 第2世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト 約30 約3週間 300,000円 (N3世代) マーカーを用い解析 スピードコンジェニックとは 第3世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト 遺伝子改変マウスは、作製した系統から目的に応じた遺伝的背景に変えるために、戻し交配 約10 約3週間 150,000円(N4世代) マーカーを用い解析 (バッククロス)を行う必要があります。通常、バッククロスによりコンジェニック系統を樹立す 第4世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト るには、3~ 5年、10世代以上の交配が必要となります。 (N5世代) マーカーを用い解析 約4 約3週間 120,000円 スピードコンジェニックにおいては、全常染色体に約20 cMごとに設定したマイクロサテラ イトマーカーの解析により、レシピエント系統へのホモ置換率を判定し、最も置換率の高い(レ 第5世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト (N6世代) マーカーを用い解析 約1 約3週間 80,000円 シピエント系統への置換が進んでいる)個体を選択します。この個体を次世代の作出に使用する ことで、バッククロスによるコンジェニック系統の樹立をおよそ1年半/5 ~6世代に短縮するこ マウス増産 ヘテロマウス♂1匹を用い、体外受精により次世代の♂マウス15匹を作出。産子のPCRジェ ノタイピングを含みます 約3ヵ月 650,000円 とができます。 (1世代当り) 129系統由来 スピードコンジェニック概要 遺伝子改変へテロマウス 野生型マウス マイクロサテライトマーカー解析 世 代 作     業     内     容 マーカー数 期 間 価格(税別) 129-50% C57BL/6-50% C57BL/6-100% 2検体から得たゲノムDNAを、80~90のマイクロサテライトマーカーを用い解析 200,000円 1世代解析 80~90 約4週間 追加1検体 40,000円 C57BL/6-100% 129-20% 129-25% 129-30% C57BL/6-80% C57BL/6-75% C57BL/6-70% ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 第一世代で最も C57BL/6に近づいたマウス 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス 129-6% 129-10% 129-14% ③ ご希望により、各工程の中間産物(ゲノムDNA) C57BL/6-94% C57BL/6-90% C57BL/6-86% 第二世代で最も C57BL/6に近づいたマウス 関連サービス 100 早い段階で、効率的に遺伝子置換が起こったマウスを使用 ・マウスの飼育・繁殖 (P.17)する事が早くコンジェニック系統を樹立するポイント ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) ゲ 90 自然交配だと遺伝子置換が緩やか ノ ム 置 80 換 率( 70 % 通常法 ) 60 スピードコンジェニック法 50 P N1 N2 N3 N4 N5 N6 N7 N8 N9 N10 14
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7 お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295スピードコンジェニック マウ ス 作業概要・価格・納期 スピードコンジェニック 特 ① 約1.5年でコンジェニック系統を樹立。 世 代 作     業     内     容 マーカー数 期 間 価格(税別)   ② 129, BALB/C, CBA, DBAとC57BL/6について、マイクロサテライトマーカーを設定。長 第1世代解析③ マイクロサテライト解析のみの受託も可能。 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、マイクロサテライトマーカーを用い解析 80~90 約4週間 650,000円(N2世代) 第2世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト 約30 約3週間 300,000円 (N3世代) マーカーを用い解析 スピードコンジェニックとは 第3世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト 遺伝子改変マウスは、作製した系統から目的に応じた遺伝的背景に変えるために、戻し交配 約10 約3週間 150,000円(N4世代) マーカーを用い解析 (バッククロス)を行う必要があります。通常、バッククロスによりコンジェニック系統を樹立す 第4世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト るには、3~ 5年、10世代以上の交配が必要となります。 (N5世代) マーカーを用い解析 約4 約3週間 120,000円 スピードコンジェニックにおいては、全常染色体に約20 cMごとに設定したマイクロサテラ イトマーカーの解析により、レシピエント系統へのホモ置換率を判定し、最も置換率の高い(レ 第5世代解析 ♂15匹から抽出したゲノムDNAを、第1世代の結果をもとにマイクロサテライト (N6世代) マーカーを用い解析 約1 約3週間 80,000円 シピエント系統への置換が進んでいる)個体を選択します。この個体を次世代の作出に使用する ことで、バッククロスによるコンジェニック系統の樹立をおよそ1年半/5 ~6世代に短縮するこ マウス増産 ヘテロマウス♂1匹を用い、体外受精により次世代の♂マウス15匹を作出。産子のPCRジェ ノタイピングを含みます 約3ヵ月 650,000円 とができます。 (1世代当り) 129系統由来 スピードコンジェニック概要 遺伝子改変へテロマウス 野生型マウス マイクロサテライトマーカー解析 世 代 作     業     内     容 マーカー数 期 間 価格(税別) 129-50% C57BL/6-50% C57BL/6-100% 2検体から得たゲノムDNAを、80~90のマイクロサテライトマーカーを用い解析 200,000円 1世代解析 80~90 約4週間 追加1検体 40,000円 C57BL/6-100% 129-20% 129-25% 129-30% C57BL/6-80% C57BL/6-75% C57BL/6-70% ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 第一世代で最も C57BL/6に近づいたマウス 基本納品物 ① 各工程の作業報告書 ② 生体マウス 129-6% 129-10% 129-14% ③ ご希望により、各工程の中間産物(ゲノムDNA) C57BL/6-94% C57BL/6-90% C57BL/6-86% 第二世代で最も C57BL/6に近づいたマウス 関連サービス 100 早い段階で、効率的に遺伝子置換が起こったマウスを使用 ・マウスの飼育・繁殖 (P.17)する事が早くコンジェニック系統を樹立するポイント ・凍結胚・凍結精子作製 (P.16) ゲ 90 自然交配だと遺伝子置換が緩やか ノ ム 置 80 換 率( 70 % 通常法 ) 60 スピードコンジェニック法 50 P N1 N2 N3 N4 N5 N6 N7 N8 N9 N10 15
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8 お問い合わせ先/ お問い合わせ先 / マウ 凍結胚・凍結精子作製 ㈱トランスジェニック ㈱トランスジェニック 078-306-0295 9 マウスの飼育・繁殖 078-306-0295 ス 特 遺伝子改変マウス事業によって培われた胚操作や、それにかかわる生殖関連技術で、マウ 特 遺伝子改変マウスの飼育・繁殖・増産サービス、また、体外受精による増産サービスをご提  長 ス作製・系統保存にかかわる受託サービスを提供しています。  長 供いたします。ご要望に合わせて、計画をご提案いたしますので、ご相談ください。 作業概要・価格・納期 作業概要・価格・納期 作業項目 作     業     内     容 価格(税別) 作業項目 作     業     内     容 価格(税別) ご提供のマウスから採取した精子と、野生型C57BL/6Nマウスから採取した卵子を用いて体外受精を ご提供のマウスから採取した精子と、野生型C57BL/6Nマウスから採取した卵子を用いて体 体外受精(IVF)に 凍結胚作製 行い、凍結胚200個以上を作製します。作製した凍結胚の一部は、融解後の生存率、体外培養での発生 220,000円 外受精を行い、レシピエントマウス3匹に移植、約15~20匹の産子を取得します。産子について 350,000円 よる増産 率を確認します。 は、8週齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 凍結精子作製 ご提供のマウスから採取した精子を凍結保存します。ストロー(10μl×10本程度)を作製します。 100,000円 体外受精(IVF)に ご提供のマウスから採取した精子と、野生型C57BL/6Nマウスから採取した卵子を用いて体 よる増産 外受精を行い、レシピエントマウス8匹に移植、約50匹の産子を取得します。産子については、8 600,000円 凍結胚からの ご提供の凍結胚をレシピエントマウス2~3匹に移植し、個体復元を行います。産子については、8週 (大規模) 週齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 個体復元 齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 300,000円 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1世代(3ヵ月間)の飼育・繁殖を行います。産子につ 凍結精子から ご提供の凍結精子を用いて体外受精を行い、レシピエントマウス2~3匹に移植し、個体復元を行い 飼育・繁殖 いては、8週齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 の個体復元 ます。 400,000円 200,000円 (1世代) ※1棚は10ケージを収容する規模です。交配・繁殖の進行に伴い、適宜、ケージ数を調整します。 ※妊娠・出産に至らず産子が得られないときは交配費用(7万円)のみでの清算とさせていただきます。 凍結胚・精子の 当社で作製した凍結胚、凍結精子をドライシッパーにて、指定施設まで輸送します。 5,000円 輸送 飼育維持(1棚) 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1週間の飼育を行います。 12,500円 凍結胚・精子の 飼育維持 凍結胚・凍結精子について液体窒素タンク内で1年間保管します。 40,000円 当社SPF施設において、1ケージ/1週間の飼育を行います。 2,000円保管 (1ケージ) Tail cut 体組織の採取、送付(1匹あたり) 800円 ゲノムDNA抽出 体組織よりの抽出(1匹あたり) 1,000円 PCRジェノタイピ PCR1反応の場合 50,000円 ングの条件設定 PCRジェノタイピ 1検体、PCR1反応の場合 2,000円 ング 生体マウスの輸送 提携会社の専用空調輸送車による 都度お見積り ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 16
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8 お問い合わせ先/ お問い合わせ先 / 凍結胚・凍結精子作製 ㈱トランスジェニック ㈱トランスジェニック 078-306-0295 9 マウスの飼育・繁殖 078-306-0295 マウ ス 特 遺伝子改変マウス事業によって培われた胚操作や、それにかかわる生殖関連技術で、マウ 特 遺伝子改変マウスの飼育・繁殖・増産サービス、また、体外受精による増産サービスをご提  長 ス作製・系統保存にかかわる受託サービスを提供しています。  長 供いたします。ご要望に合わせて、計画をご提案いたしますので、ご相談ください。 作業概要・価格・納期 作業概要・価格・納期 作業項目 作     業     内     容 価格(税別) 作業項目 作     業     内     容 価格(税別) ご提供のマウスから採取した精子と、野生型C57BL/6Nマウスから採取した卵子を用いて体外受精を ご提供のマウスから採取した精子と、野生型C57BL/6Nマウスから採取した卵子を用いて体 体外受精(IVF)に 凍結胚作製 行い、凍結胚200個以上を作製します。作製した凍結胚の一部は、融解後の生存率、体外培養での発生 220,000円 外受精を行い、レシピエントマウス3匹に移植、約15~20匹の産子を取得します。産子について 350,000円 よる増産 率を確認します。 は、8週齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 凍結精子作製 ご提供のマウスから採取した精子を凍結保存します。ストロー(10μl×10本程度)を作製します。 100,000円 体外受精(IVF)に ご提供のマウスから採取した精子と、野生型C57BL/6Nマウスから採取した卵子を用いて体 よる増産 外受精を行い、レシピエントマウス8匹に移植、約50匹の産子を取得します。産子については、8 600,000円 凍結胚からの ご提供の凍結胚をレシピエントマウス2~3匹に移植し、個体復元を行います。産子については、8週 (大規模) 週齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 個体復元 齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 300,000円 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1世代(3ヵ月間)の飼育・繁殖を行います。産子につ 凍結精子から ご提供の凍結精子を用いて体外受精を行い、レシピエントマウス2~3匹に移植し、個体復元を行い 飼育・繁殖 いては、8週齢までの飼育とPCRジェノタイピングを実施します。 の個体復元 ます。 400,000円 200,000円 (1世代) ※1棚は10ケージを収容する規模です。交配・繁殖の進行に伴い、適宜、ケージ数を調整します。 ※妊娠・出産に至らず産子が得られないときは交配費用(7万円)のみでの清算とさせていただきます。 凍結胚・精子の 当社で作製した凍結胚、凍結精子をドライシッパーにて、指定施設まで輸送します。 5,000円 輸送 飼育維持(1棚) 当社SPF施設の飼育ラック1棚を占有させ、1週間の飼育を行います。 12,500円 凍結胚・精子の 飼育維持 凍結胚・凍結精子について液体窒素タンク内で1年間保管します。 40,000円 当社SPF施設において、1ケージ/1週間の飼育を行います。 2,000円保管 (1ケージ) Tail cut 体組織の採取、送付(1匹あたり) 800円 ゲノムDNA抽出 体組織よりの抽出(1匹あたり) 1,000円 PCRジェノタイピ PCR1反応の場合 50,000円 ングの条件設定 PCRジェノタイピ 1検体、PCR1反応の場合 2,000円 ング 生体マウスの輸送 提携会社の専用空調輸送車による 都度お見積り ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 17
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マ ウ 10 表現型解析 ス 特 弊社で受託作製したマウスおよびお客様所有のマウスについて、表現型解析受託を行っ     ています。 長 掲載内容以外の項目でも、ご相談ください。 作業概要・価格・納期 生化学検査 項目 検体量 価格(円/項目/検体)  TP 総蛋白質 ALB アルブミン アルブミン/グロブリン比 A/G比 ※計算値のためご請求はございません BUN 尿素窒素 CRE クレアチニン UA 尿酸 Na 電解質:ナトリウム K 電解質:カリウム Ca 電解質:カルシウム IP 無機リン Mg マグネシウム Fe 血清鉄 UIBC 不飽和鉄結合能 TIBC 総鉄結合能 血清(冷蔵) AST アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ 各0.3 mL (複数項目の場合は別途 1,000円 ALT アラニンアミノトランスフェラーゼ 相談) ALP アルカリフォスファターゼ LDH 乳酸脱水素酵素 AMY アミラーゼ CK クレアチンキナーゼ γ-GPT γ―グルタミルトランスペプチダーゼ ChE コリンエステラーゼ Lip リパーゼ T-CHO 総コレステロール TG トリグリセライド T-BIL 総ビリルビン GLU 血糖値 LAP ロイシンアミノペプチダーゼ LDL-C LDL-コレステロール HDL-C HDL-コレステロール TBA 総胆汁酸 18
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お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295 マ 生化学検査セット項目 ウ ス セット名 項目内容 検体量 価格(円/検体)  TP, ALB, A/G比, BUN, CRE,Na ,K, Ca, IP, AST, ALT, ALP, 全身スクリーニング 4,000円 LDH, AMY, Lip, T-CHO, TG, T-BIL, TBA, GLU, Cl TP ,ALB ,A/G比, BUN, CRE, AST, ALT, ALP, AMY, T-CHO, TG, 簡易スクリーニング 2,500円 T-BIL, GLU TP, ALB, A/G比, BUN, AST, ALT, ALP,T-CHO, TG, T-BIL, TBA, 血清(冷蔵) 胆肝セット 各0.5 mL 2,500円GLU TP, ALB, BUN, Ca, ALT, ALP, LDH, AMY, Lip, T-CHO, TG, 膵セット 2,500円 GLU 腎セット TP, ALB, BUN, CRE, Na, K, Ca, IP, LDH, T-CHO, Cl 2,500円 血清(冷蔵) 電解質セット Na, K, Cl 1,000円 0.2 mL リポ蛋白質 血清(冷蔵) HDL-C, LDL-C, IDL-C, VLDL-C, other, T-CHO 5,000円 コレステロール分画 0.3 mL ※複数セットの場合は検体量を別途相談させていただきます。 血液学検査 項目 検体量 価格(円/検体)  RBC 赤血球数 WBC 白血球数 Hb ヘモグロビン Ht ヘマトクリット 1,500円 PLT 血小板数 EDTA全血 (常温) MCV 平均赤血球容積 各0.5 mL MCH 平均赤血球血色素量 MCHC 平均赤血球色素濃度 白血球5分画 好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球 2,500円 全血3点セット 血球検査, 白血球分類, 網状赤血球数 3,000円 ※測定対象のマウス個体を受け入れての測定にも対応しています(別途費用必要)。 病理組織検査 株式会社新薬リサーチセンターにて、病理組織標本の作製から所見報告まで承ります。検鏡実施者は豊富な経験を 持っており、日本毒性病理学会(JSTP)認定の毒性病理学専門家が中心となって病理組織学検査をしています。光学 顕微鏡検査及び電子顕微鏡検査における、各種特殊染色や標本の作製に実績があります。ご相談ください。 19
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11 モデルマウス お問い合わせ先 / ㈱トランスジェニック 078-306-0295マウ ス 小胞体ストレス可視化マウス 基本納品物  全身で検出可能なTg型ERAI-Lucマウス、組織特異的な検出が可能なKI型ERAI-Lucマウスがあります。 小胞体ストレス可視化マウスでは、ルシフェレースをレポーターとして小胞体ストレスを 特 持つ細胞を発光により可視化します。ERAI 遺伝子には、小胞体ストレス因子であるXBP1   タンパク質の発現制御の仕組みが利用されています。    長 全身で検出可能なTg型ERAI-Lucマウス、組織特異的な検出が可能なKI型ERAI-Lucマウ スがあります。 小胞体ストレスとは 小胞体ストレスは、細胞内におけるタンパク質の産生を担う小胞体において、タンパク質合成 過程に生じた変性タンパク質が蓄積することにより引き起こされるストレスです。過度の小胞 Tg型ERAI-Lucマウス KI型ERAI-Lucマウス 体ストレスは細胞死を誘発し、アルツハイマーなどの神経変性疾患、メタボリックシンドローム などの要因になると考えられています。また、加齢に伴う老化現象、心筋梗塞、脳梗塞などの虚血 性疾患や様々なウイルス感染症などの多彩な疾患群においても、小胞体ストレスとの関連が注 マウス販売価格 目されています。 販 売 形 態 価 格( 税 別 ) 小胞体ストレス可視化マウス マウス個体販売   30匹まで 75,000円/匹 小胞体ストレス可視化マウス(Tg型ERAI-Lucマ   30匹以上 ~54,000円/匹 ※1 ウス、KI型ERAI-Lucマウス)では、ルシフェレース アカデミア向け をレポーターとして小胞体ストレスを持つ細胞を 交配・繁殖許諾・個体販売 300,000円/ペア ※2 発光で可視化するERAI遺伝子が利用されています。 (生産匹数に制限なし) ERAI(ER stress activated indicator)には、小胞 体ストレス因子であるXBP1タンパク質の発現制御 営利企業・団体向け の仕組みが利用されています。小胞体ストレスがな 交配・繁殖許諾・個体販売 600,000円/匹 ※3 い状態では、XBP1タンパク質が合成後、速やかに分 (15匹までの生産許諾) 解されます。 15匹を超える追加生産の許諾 30,000円/匹 一方、小胞体ストレスが入ると、イントロンが除 ※1 大規模でのご注文をご検討の場合、さらに低価格のご案内をします。お問い合わせください。 かれ、活性型XBP1タンパク質が合成されます。 ※2 マウス1ペアの価格を含みます。マウスの再配布は禁止、お客様施設でのご使用に限ります。 ※3 マウス1ペアの価格を含みます。年度ごとに生産匹数をご報告ください。 ERAI遺伝子にはN末XBP1タンパク質とイント ※納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要となります。 ロンまでのcDNA配列がルシフェレースをコード する配列の上流につないであります。小胞体ストレ スのシグナルを受けて、イントロン部分が除かれた 時、ルシフェレースタンパク質が合成され、発光す オプションサービス る仕組みです。 小胞体ストレス可視化マウスと、他の遺伝子改変マウス、疾患モデルマウスとの交配・増産を承ります。ご相談くだ さい。レポータープラスミドも販売しています (pERAI-Luc Pro. No. StDtc-1, pERAI-Luc HD Pro. No. StDtc-2)。 可視化マウスの情報交換を目的とした「可視化マウス研究会」を設立しました。お問い合わせください。 株式会社 トランスジェニックは、独立行政法人 理化学研究所から小胞体ストレス可視化マウスに関する全世界での 実施許諾を受けております。また、この検出系は金沢医科大学 岩脇隆夫 先生の発明によるものです。 文 献 Iwawaki e t  al . , A transgenic mouse model for monitoring endoplasmic reticulum stress. Nat. Med. 10, 98-102 (2004). 20