【３次元計測】フーリエ位相解析プログラム　AV-FTPHA

フーリエ位相解析プログラム ＡＶ-ＦＴＰＨＡ ■ 概 要 フーリエ位相解析は、光や電子線の干渉パターンから位相情報の抽出を行うことができます。このことにより、 物体の３次元形状を波長レベルで計測することは元より、電磁場・ガス・ガラス・生物試料など位相物体の３次元 的な情報が得れ、その物理的特性を明らかにすることが可能になります。 フーリエ解析においては、画像の空間周波数解析を行うことができます。特に構造を持つ材料等の構造解析に威 力を発揮。また、これまで実空間での処理では難しかった問題に対してフーリエ空間での解析は簡単でしかも正確 な解決を見出すことも可能です。 ▲磁性体の電子線ホログラム ▲再生干渉像 ▲生物試料の位相増幅再生像 ▲皿の３次元形状計測 （資料ご提供／(財) ﾌｧｲﾝｾﾗﾐｯｸｾﾝﾀｰ 平山 司さん） （資料ご提供／東京工芸大学 陳 軍先生） （汎用画像処理ｿﾌﾄで作成） ▲20 代皮膚のﾊﾟﾜｰｽﾍﾟｸﾄﾙ ▲40 代皮膚のﾊﾟﾜｰｽﾍﾟｸﾄﾙ ▲ｼﾞﾙｺﾝの結晶格子像 ▲ﾊﾟﾜｰｽﾍﾟｸﾄﾙ （資料ご提供／名古屋大学 丹司先生） ■ 高速化と快適な操作性と汎用性 プログラムの高速化とパソコンの高性能化によ りフーリエ変換の速度が飛躍的に向上し（8msec）、 光を使った方法と実質的に変わらなくなりました。 ボタンを押していくだけで、サイドバンドの中心 やバンドパスフィルター、初期位相の変更などが行 え、各種再生がオートマチックにすぐにできます。 高速性ともあいまって、たくさんの処理が簡単にで き研究効率が大幅にアップ。 また、汎用操作メニューも用意され、実空間・フ ーリエ空間において任意の計算を任意の場所で、で 資料ご提供 きる汎用性も兼ね備えています。 日立フェロー 外村 彰さん

フーリエ位相解析プログラム ＡＶ－ＦＴＰＨＡ 機 能 ●高速フーリエ変換 実行速度：５１２×５１２で３msec (CPU の時) ●高速フーリエ逆変換 ●パワースペクトル表示（Ｌｏｇ、線形） ●位相分布像 ●干渉顕微鏡像 ●位相接続 ●振幅、実数、虚数像 ●位相増幅 ●周波数シフト ●ローパスフィルター ●高周波減衰フィルター ●バンドパスフィルター ●ハイパスフィルター ●逆格子用フィルター ●センター、サイドバンドの指定 ●サイドバンド、フィルターの調整 ●システマティックエラーの除去 ●初期位相の変更 ●球面収差補正（高分解能電子顕微鏡用）●位相マニュアル計測 ●複素空間と複素数の四則演算 ●複素空間と複素空間の四則演算 ●共役複素数 ●自己相関 ●相互相関 ●スムージング ●２πサイクルデータ作成 ●データ数、ロイの変更 ●複素空間の値・統計量の表示（実数、虚数、振幅、位相） ●窓関数(ハニングウィンド, ハミングウィンド, ブラックマンウィンド ) ●画像フレームと複素空間間のコピー ●BMP, TIFF, PNG, JPG, AVI ●複素空間のＣＳＶファイルセーブ・ロード ●MST 位相接続（オプション） 応用例 ●位相情報の抽出 ●電場・磁場の計測 ●電子線ホログラムの解析 ●その他、位相物体の計測（空気、生物試料、炎、ガラス等） ●エリア計測方式での３Ｄ計測 ●振動・歪み計測 ●画像の空間周波数解析 ●高分子材料の構造解析 ●スペクトル解析 ●画質改善 動作環境 ●Windows 7, 10 ●解像度 8192×8192 まで、モノクロ 8bit、16bit （オプション） ●フーリエ位相解析ライブラリー ●AV-汎用画像処理ソフト ●MST 位相接続ライブラリー・プログラム ●ＮＶＩＤＩＡ製 ＧＰＵ対応 本プログラムは (財)科学技術振興事業団の外村位相情報プロジェクトの研究成果を元に、新エネルギー・産業技術総合開発機 (ＮＥＤＯ)の機能直視顕微鏡プロジェクトにより、(財)ファインセラミックセンターと弊社の共同研究で作られました。 AV-ビジョンカメラ USB３（オプション） 動作環境 Windows 7, 10 国際的工業用規格 USB3.0 Vision に準拠 モノクロ、カラー フレームレート 30 ～ 170 fps フレームサイズ 640 * 480 ～ 4000 * 3000 露光時間の変更可 ゲインコントロール可 ＊本カタログに記載の仕様およびデザインは、製品改良のため予告なく変更する場合がありますので予めご了承ください。 株式会社イメージセンス 〒124-0013 東京都葛飾区東立石 4-8-1-204 レクセル立石 TEL 03-5670-6217 E-mail: sales@image-sense.co.jp FAX 03-5670-6215 URL: http://image-sense.co.jp