パイプコースターソフトウェア 【PIPE STUDIO】紹介

PIPE STUDIO 機能 ◇PIPE STUDIO PIPESTUDIO はパイプコースター専用の切断データ作成ソフトです。どなたでも簡単に切断データを作成できま すので、専属のオペレーターは必要ありません。 通常入力：パイプ外径・肉厚・相手管情報・開先条件等を対話式で入力することで、切断データを作成することが できます。 簡単入力：パイプ製品の両端面を、表示された３Ｄ図から選択し、パイプ外径・肉厚・相手管情報・開先条件等を 対話式で入力することで通常入力よりも簡単に切断データを作成することができます。 特殊入力：多重複枝切断・エビ管切断・鞍合わせ切断（簡易ネスティング切断）・ストレーナー切断といったデータ 作成が煩雑な切断を特殊入力機能として独立させているので、簡便にデータを作成することができます。 メンテナンス：機械の診断や調整機能・エラー履歴表示機能・マニュアル表示機能を搭載することで、お客様でも 簡単に機械の現状を把握できますし、調整も可能になっています。

◇簡単入力 図１のように、簡単入力のトップ画面 で 切断したいパイプの外径・肉厚・製品長さ・穴個数を入力し、端面の形状 を選択すれば、求める形状に切断することができます。 図２のように 片側端面ずつ形状を選択することもできます。 図１ 図 2 図１または図２で形状選択を行った後は、図３の画面へ移行します。端部の形状はすでに決まっていますので、あと は開先条件等を対話式により追加するだけです。加工図は３Ｄで表示されますので、 ヒューマンエラーの削減にも つながります。 図 3

◇特殊入力 ・多重複枝切断入力 図４左上の３Ｄ図にあるような、複数のパイプとの接合を考慮しなければならない非常に複雑な切断ですが、図５の ように座標追いができる仕組みを採用し、簡単にデータ作成ができる切断メニューとなっています。 ・

・エビ管入力 図６及び図７のように、エビ管を構成する製品の製品数・製品長さ・開先条件等を入力することで、製品数に応じた 交差角度を自動で算出し、オートネスティングが行われて図８のような切断データを作成することができます。

・鞍合わせ入力 平面＋鞍型の製品を量産する場合、一つ一つで切断デー タを作成すると時間がかかります。また、製品取りを 考慮しなければ スクラップの量が増え、コストもかかります。平面＋鞍型で同径の製品であれば、 オートネスティングで２製品までを作成する図９のような切断データを作成することができます。 ・ストレーナー入力 １製品を作成するのに総切断数が非常に多くなるストレーナー切断は、切断データの作成にも時間がかかります。 図１０のように穴の個数・並びのパターンを入力するだけで、短時間でストレーナーの切断データを作成できます。 図 10

◇ネスティング ネスティング機能は、複数の製品データを連続で切断する際に、製品同士の組み合わせを最適化し、より少ない 材料で切断できるように調整する機能です。 図１１の加工図は、ネスティング前の連続切断データです。組み合わせを考慮していないため、スクラップを含めた 5 製品の合計全長は 20865mm となっています。このような場合に、 ネスティング処理を行うことで、組み合わせを 最適化します。 図 11 図１２は、ネスティング処理実行後の加工図です。スクラップを含めた 5 製品の合計全長は 1692.2mm となり、 ネスティング前と比べて 394.3mm スクラップが短縮されています。上記の通り、ネスティング機能は生産性向上に 抜群の効力を発揮します。 図 12