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石化業界向け製造プロセス_アプリケーションノート

ホワイトペーパー

石化業界向け製造プロセス(原水管理、製造プロセス、排水処理設備管理)のアプリケーション事例。

液相・気相両用のHACH酸素濃度計。水以外の酸素濃度を絶対値で捉えることが出来ると共に、用途に応じたさまざまな接液部材質や設置方法をご提案致します。

特にいま、工場の操業を支える製造設備保全従事者の労務負担が増しています。
計測器のデータは工場の操業を支えるための欠かせないものですが、計測器の突発的な不具合時に人員確保が難しい状況です。
ハック・ウルトラでは、長期間・安定した計測で工場の操業を支える製品を提供してまいりました。
本資料では石油化学業界での納入事例をご紹介しています。

納入実績分野(例)
・石油製品プロセス
・ファインケミカル分野(医薬品、電子材料、機能性材料)
・各種インク/塗料工程

■原水管理
■製造プロセス
└Case.1 回収水プロセス
└Case.2 気相酸素濃度測定(1)
└Case.3 気相酸素濃度測定(2)
└Case.4 液相酸素濃度測定
└Case.5 冷却水TOC管理
■排水処理設備管理
■アプリケーション適用製品一覧

このカタログについて

ドキュメント名 石化業界向け製造プロセス_アプリケーションノート
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 2.2Mb
取り扱い企業 株式会社ハック・ウルトラ (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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石化業界向け製造プロセス

Application note ハック・ウルトラ製品納入事例 石化業界向け製造プロセス 製造プロセスの見える化と労務負担軽減に向けた製品をご提供します  いま、工場の操業を支える製造設備保全従事者の労務負担が増しています。特に計測器のデータは工場 の操業を支えるための欠かせないものですが、計測器の突発的な不具合時に人員確保が難しい状況です。 当社はこうした負担を軽減し、長期間・安定した計測で工場の操業を支える製品を提供してまいりました。 本資料では石油化学業界での納入事例をご紹介いたします。  製造プロセスの改善をご検討中の方、同様の課題のお持ちの方は、お気軽にお問合せください。 ■ 納入実績分野(例) ・石油製品プロセス ・ファインケミカル分野(医薬品、電子材料、機能性材料)・各種インク/塗料工程 INDEX ■ 原水管理 ■ 製造プロセス管理 Case1. 回収水プロセス Case2. 気相酸素濃度測定(1) Case3. 気相酸素濃度測定(2) Case4. 液相酸素濃度測定 Case5. 冷却水TOC管理 ■ 排水処理設備管理 ■ アプリケーション適用製品一覧
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■ 原水管理、■ 製造プロセス管理、Case1. 回収水プロセス

Application note ハック・ウルトラ製品納入事例 ■ 原水管理 フ ィ ル ろ過 タ ー 原水 → RO ・水道水 ・工水 ・井水 測定ポイント フィルター管理 測定ポイント フィルター管理 測定対象 適用モデル 原理・測定レンジ メリット シリカ EZ モリブデンブルー 0 ‒ 1000mg/L 高濃度モニター TOC B3500c 湿式2段階 0 ‒ 25mg/L 不純物影響なし TOC QbD1200+ 湿式UV 前処理不要、短時間測定 ■ 製造プロセス管理 Case1. 回収水プロセス 製造プロセス 回 収 水 測定 ラ ポイント イ ン タンク フィルター UV 測定ポイント 測定対象 適用モデル 原理・測定レンジ メリット TOC B3500c 湿式2段階 0 ‒ 25mg/L 不純物影響なし 無機物 EZ 比色 オンライン シリカ 9610sc モリブデンブルー 試薬、付帯設備不要 2
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Case2. 気相酸素濃度測定(1)

Case2. 気相酸素濃度測定(1) 某化学工場様 酸素ガス供給ライン → 排ガスライン → 防爆式酸素濃度計 防爆式酸素濃度計 反応槽 ■ 経緯  ポリプロピレン製品開発時の純酸素流量・時間などのデータに基づき製造していたが、品質向上のため工程改 善用に酸素濃度計導入した。 ■ Hach 酸素濃度計導入によるメリット ① 排ガス側の酸素濃度を計測することで、反応槽での反応率が数値化。製造時間が大幅に短縮   した。 ② 主管の分岐弁を活用し、酸素濃度計アクセサリのフローチャンバーを採用することで、反応   系外での測定が可能となり工事費を大幅に低減した。 ■ 使用計器 ■ 使用アクセサリ Orbisphere(オービスフェア) フローチャンバー  コントローラ  32001 3660EX 外径6mmまたは1/4“の ATEX / ICE 認証 配管に接続可能 防爆エリア内での使用可能 3
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Case3. 気相酸素濃度測定(2)

Application note ハック・ウルトラ製品納入事例 Case3. 気相酸素濃度測定(2) 某化学工場様 現場設置型 防爆式酸素濃度計 気相中O₂ 最終製品 → (液体) ■ 経緯  最終製品を船積みする際、ガス中の酸素濃度を一定濃度以下に保つため、既設の酸素濃度計で管理していた。 校正とウォームアップに一日以上、1%未満の実サンプル測定も、予想値になるまで時間がかかっていたため、 更新を迫られていた。 Hach 酸素濃度計導入によるメリット ① センサーの洗浄と隔膜・電解液交換、空気校正で2時間程度で済んだ。 ② 実サンプル測定が30分程度で安定したため、保全工程が改善した。 ■ 使用計器 ■ 短時間での実サンプル中の酸素濃度を実現した技術 Orbisphere ・ガード電極(当社特許)  陽極 (オービスフェア)  電解液中の酸素の影響を  コントローラ   なくし、サンプル中の酸  陰極 3660EX  素に高応答性能を発揮。 ガード電極 ATEX / ICE 認証 ・隔膜 防爆エリア内での  各種溶媒への適応もある  使用可能  PFAを採用。  検出下限0.00025% (液相0.1ppb)を実現。 4
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Case4. 液相酸素濃度測定

Case4. 液相酸素濃度測定 某石油精製工場様 常圧蒸留装置 原油 → 次工程 → ポータブル防爆式酸素濃度計 ■ 経緯  原油精製時の脱酸素が管理されておらず、反応を引き起こしスケールができて熱交換器を詰まらせる事象が 発生していたため、酸素濃度計を導入した。 ■ Hach 酸素濃度計導入によるメリット ① 定期的に酸素濃度を計測することで、汚れ度合が把握できたと同時に、薬品処理コストも大幅に   削減できた。 ② 可搬性がよいことに加え、測定データを500点まで保存できるロギング機能を有しているため、   製造プロセスごとの酸素濃度をデータベース化できた。 ③ 汎用的な酸素濃度計では成しえなかった硫化水素を含む試料の測定ができた。 *この後、酸素と反応すると危険性のある、ベンゼンを抽出する材料中の計測にも転用されました。 ■ 使用計器 ■ 溶剤等の酸素濃度を実現した技術 Orbisphere(オービスフェア) ・ 電解液(硫化水素に対応) コントローラ ・ オーリング類 3650EX  (多種類の有機溶剤への耐性)   EPDM Viton® Kalrez® ATEX / ICE 認証 防爆エリア内で使用可能 5
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Case5. 冷却水TOC管理

Application note ハック・ウルトラ製品納入事例 Case5. 冷却水TOC管理 某化学工場様 ■ 経緯  この化学工場は沿岸部に立地しており、冷却水の原水として、海水が使用されている。系統内配管内のスケー ルを管理する目的で、燃焼式オンラインTOC計を使用していた。しかし、計器内のサンプリングラインに塩分 が詰まる事象がたびたび発生し、修繕と労務両方でコスト負担が生じていた。 ■ Hach BioTector更新によるメリット ① 内径3.2mmのサンプルチューブが採用されており、詰まりの清掃作業が不要となった。 ② 湿式2段階酸化方式により、塩分を含んだサンプル測定が可能となった。 ③ 測定酸廃液による逆洗浄により、チューブ内洗浄作業が不要となった。   同時に、沈殿槽のTOC濃度は原水側の影響を受けなくなった。 ④ チューブ式ポンプを採用しているため、故障がなくなった。 ⑤ 結果として、労務工数が半年毎のメンテナンス時のみとなった。 ⑥ 長期間安定運転が実現でき、薬品コストを抑えられた。 ■ 使用計器 BioTector(バイオテクター) B7000i  懸濁物のみならず塩分30%を含む排水に適用できるヘビーデューティー仕様  ・総合的に大幅な保全コストを削減可能  ・原水や冷却水処理の、自動オンライン化にも使用可能 ※工場プロセスの冷却水中のスケールや汚れによる熱交換率の低下や、ピンホールによる、 製造プロセスへのコンタミネーションを防ぐために、常に水質を最適化することが重要です。 6
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■ 排水処理設備管理

■ 排水処理設備管理 TOC計測 某化学工場様 原水(海水含む)↓ 放流水 → 調整槽 凝集槽 沈殿槽 中和槽 P P P TOC計 B7000i(2ch) TOC計 B3500c( 1ch) ■ 経緯  有機汚濁物質モニターのオンライン化のため、10年前に燃焼式TOC計を導入した。  運用をしていく上で、以下のような課題を抱えていたため、装置更新のタイミングで他のタイプのTOC計の 導入も視野に入れて検討することにした。  ・サンプル中の懸濁物により経路が詰まってしまうため、毎週清掃作業が発生する。  ・海水による燃焼管の交換頻度が多い。(触媒交換含む)  ・内部ポンプの清掃頻度が多い。  ・労務工数を含む、年間保全コストが高額である。 ■ Hach BioTector更新によるメリット ① 内径3.2mmのサンプルチューブが採用されており、詰まりの清掃作業が不要となった。 ② 湿式2段階酸化方式により、塩分を含んだサンプル測定が可能となった。 ③ 測定酸廃液による逆洗浄により、チューブ内洗浄作業が不要となった。   同時に、沈殿槽のTOC濃度は原水側の影響を受けなくなった。 ④ チューブ式ポンプを採用しているため、故障がなくなった。 ⑤ 結果として、労務工数が半年毎のメンテナンス時のみとなった。 ⑥ 長期間安定運転が実現でき、薬品コストを抑えられた。 ■ 使用計器 BioTector(バイオテクター) B7000i  懸濁物のみならず塩分30%を含む排水に適用できるヘビーデューティー仕様   総合的に大幅な保全コストを削減可能なTOC計 7
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■ アプリケーション適用製品一覧

Application note ハック・ウルトラ製品納入事例 ■ アプリケーション適用製品一覧 製 品 製品名 概 要 APPLITEK 手分析手法をオンライン化した製品 (アプリテック) オンライン比色計 POLYMETRON モリブデンブルー 0.5- 5000ppb (ポリメトロン) オンラインシリカ計 BIOTECTOR 湿式2段階酸化ーNDIR検出法 (バイオテクター)  B7000i 0 - 20000ppm オンラインTOC計  B3500c 0 - 100ppm  B3500e 0 - 1000ppm ORBISPHERE 防爆型 (オービスフェア) 隔膜電極法 オンライン酸素濃度計 水・有機溶剤・気相中の酸素濃度を計測 ORBISPHERE 防爆型 (オービスフェア) 隔膜電極法 ポータブル酸素濃度計 水・有機溶剤・気相中の酸素濃度を計測 03-6205-5510(営業) 03-6205-5810(サービス) 03-6205-5980(FAX) https://hach.jp/ 8 202201