一昔前までは、ハイエンド、ハイテクノロジーの権化のような装置として人口に膾炙していなかった『X線CT装置』も、最近では病院内でよく見聞きするようになり、メディアでもしばしば取り上げられるようになってきました。
一般的な感覚でいえば、「スイカ、メロンの中身のつまり具合を見てみたい」「あこや貝の中で成長しつつある真珠の粒の大きさを見てみたい」「食肉牛の霜降りの具合を見てみたい」など、検体にダメージを与えることなく、その内部状態を観察したいという想いは、医療用途に止まらず、あらゆる業種に共通したニーズであると考えられます。
工業人の感覚でも、材料・加工品・組立品の不良・不具合解析、試作品の評価、寸法・面積等の定量解析、構造解析へと品質管理、品質評価面での用途は幅広く奥深いものがあります。
このような顕在、潜在化したニーズがありながら『X線CT装置』は高嶺の花で、一部企業では導入が進んでいるものの、品質管理のキーカンパニーである部品メーカー、加工メーカーへの導入は今一つといった観があります。
コムスキャンテクノ株式会社はこのような市場背景を踏まえて、「ヒエラルキーな産業構造のより上流部門に、高機能・高性能・高利便性の『X線CT装置』を安価に供給することにより製品の信頼性向上の一翼を担う」ことを企業理念として2002年8月に創業を開始しました。
2003年1月には従来価格の1/2以下という、ScanXmateシリーズを発表し、市場に大きなインパクトを与えました。その後大学、研究機関等に存する優れた技術をコアに、継続的な研究開発を推し進め、技術の差別化に腐心してきました。その集大成が、他に類を見ないダイナミック/スタティック環境兼用X線CT装置ScanXmate-Rシリーズであり、透視/CT兼用X線検査装置ScanXmate-RXXシリーズであり、摘出組織/生体兼用X線CT装置ScanXmate-RBシリーズです。
私共はこれからも技術の更なる深化とあくなき低価格化へのチャレンジという、両極にあるテクノロジーを融和させて、バランス感のある商品を開発し続ける所存でおります。関係各方面の一層のご支援をお願いいたします。
会社名 | コムスキャンテクノ株式会社 (こむすきゃんてくのかぶしきがいしゃ)
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所在地 |
〒 222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目2-15 パレアナビル1F |
資本金 | 24,000,000円 |
設立 | 2002年8月 |
事業内容 | ・X線透視/CT装置の開発・設計・製造 ・X線透視/CT装置の販売・保守サービス ・X線透視/CT装置のリース・レンタル ・X線装置の部品の販売 ・X線装置の輸出入 ・X線透視/CT装置に関するコンサルティング ・X線透視/CT装置によるサンプル撮影受託 |
WEBサイト | https://www.johnan.com/comscan/ |
業種 | その他の製造業 |