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スライドロータリーブッシュ

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スライドロータリーブッシュのカタログです。

このカタログについて

ドキュメント名 スライドロータリーブッシュ
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 日本ベアリング株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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STROKE BUSH SLIDE ROTARY BUSH ストロークブッシュ 構造と特長・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-2 回転と往復運動の許容差・ ・・・・・・・・・・・・ E-2 定格寿命計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-2 はめあい・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-3 取扱い上の注意・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-3 ス 寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-4〜 トロ スライドロータリーブッシュSRE形シリーズ ーク 構造と特長 ブ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-8 ッ 定格寿命計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-9 シュ 使用例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-10 取扱い上の注意・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-11 フェルトシール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-11 寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-12〜 スライドロータリーブッシュRK形シリーズ 構造と特長・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-22 定格寿命計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-22 寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-23 スライドロータリーブッシュFR/FRA形シリーズ 構造と特長・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-24 定格寿命計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-25 はめあい・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-26 取扱い上の注意・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-26 使用例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-27 寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ E-28〜 E-1
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STROKE BUSH ストロークブッシュ はめあい  NBストロークブッシュは使用する条件により、軸とハ 表E-1 ウジングの寸法は表E-1を参考にしてください。高精度  NBストロークブッシュは直線運動に加え、回転運動ができ、コンパクトで、 通常の使用条件 立軸または高精度の場合な運動やガタツキを抑える場合にラジアルすきまをマイ かつ大きな荷重に耐えることが可能です。耐摩耗性のいい保持器は軽合金で作 ナスにすることが有効です。その際サイズによりNBが推 軸 ハウジング 軸 ハウジング 奨するラジアルすきまのマイナス限界が違います。(表 k5,m5 H6,H7 n5,p6 J6,J7 られており、高速運動、高加減速運動に対してもスムースに追従します。 E-2参照)軸方向往復運動が高速の場合、慣性によるス 表E-2 ラジアルすきまマイナス限界値  直線運動方向は限定ストロークとなりますが、極めて小さな摩擦抵抗で動作 リップ等で保持器の位置が移動してしまうことが考えれられますのでご注意ください。 呼び番号 限界値(μm) し、回転と直線の複合運動に対しても滑らかで、各種装置に便利に利用できます。  また軸を選定する際は、以下の点にご注意ください。 6 − 2  ● 硬さ58HRC以上(弊社推奨値)  ● 表面粗さRa0.4以下(弊社推奨値) 8〜10 − 3 構造と特長 12〜16 − 4 20〜30 − 5 35〜50 − 6  NBストロークブッシュは、精密に研削仕上げされた外 高精度 輪内部に、ボールが千鳥に配置されるよう加工された保 60〜80 − 8 外輪は高炭素クロム軸受鋼を使用し、焼入れ、研削加 持器を挿入し、その保持器のもみぬき穴内のボールが円 工により十分な剛性と高精度な仕上りを保証しています。 100 −10 滑に回転を行う構造となっています。ボールはそれぞれ分 離された穴に入っているため、外輪の回転運動、直線往 取付け交換が容易 復運動にかかわらずスムースな運動が行えます。但し直  NBストロークブッシュは十分な精度管理により寸法 線運動では保持器もその運動長さの1/2だけ移動するこ が均一に仕上っており、ハウジングへの取付、部品の交 取扱い上の注意 とになります。従って直線方向移動ストロークは、保持 換が容易です。 器が外筒内を移動できる範囲の2倍までに限定されるこ とになります。 軽量、省スペース 最大ストローク  保持器にアルミニウム合金を使用し、薄肉の外輪を使用  寸法表中の最大ストロークは、限界ストロークを示します。 しているので、軽量で省スペースの製品となっています。 図E-1 SR形の構造 保持器ズレ潤滑  ストロークブッシュは高速で使用した場合や立軸での使用、偏荷重や振動などがある場合には、保持器ズレを生じ ス  外輪外径の油溝には各1ケずつの油穴があけてあり給 ることがあります。通常の場合、寸法表中の最大ストロークに対して80%を移動量として使用することを推奨します。 ト 外輪 油設計が容易です。 ロ 回転  また、保持器ズレ対策として使用中に数回のフルストローク移動を行い、保持器を中央部に移動することを推奨します。 ーク シール 外筒精度 ブッ  NBストロークブッシュの精度は、寸法表中に記載され 図E-2 SR形の構造 シ 定格寿命計算 ています。なお、外輪は止め輪の張力により変形しますの ュLで、次式により求めた点における平均直径値となります。 W P P W 止め輪 鋼球 直線  ストロークブッシュの荷重と寿命の間には次のような L 保持器 関係が成立します。 W=4+ /8 止め輪 (fH・fT・fC C )3 6 W:端面から測定点Pまでの距離 L:外筒の長さL= f ・P ×10W 使用温度範囲 L:定格寿命(回転)fH:硬さ係数 fT:温度係数 fC:接触係数 fW:荷重係数 C:基本動定格荷重(N)  NBストロークブッシュは−20℃〜110℃の範囲でご使用ください。使用範囲を超えて使用する場合はNBまでお問い合 P:作用荷重(N) わせください。回転と往復運動の許容値 ※各係数はP.技-5を参照してください。 防塵 ●回転と往復の複合運動の場合  NBストロークブッシュの内部にごみやほこりなどの異物が進入した場合には、精度や寿命が低下することがありま  回転と往復運動を同時に行う時の速度許容値は、次 L す。シールは一般的な使用状況下では性能を発揮しますが、使用雰囲気の極度に悪い箇所では、完全に異物の混入を式により求められます。 Lh= 防ぐことはできません。その様な箇所で使用される際には、外部に保護カバーを設けてストロークブッシュを保護してく DNの値については、潤滑方式により次の値となります。 60(dm・n)2+(10・S・n1)2/dm ださい。 DN≧dm・n+10・S・n ●往復運動の場合 潤滑1  NBストロークブッシュの性能を引き出すためには適切な潤滑が精度の保持や寿命の維持のために必要です。納入 L = L 時のNBストロークブッシュには潤滑剤に与える影響の少ない防錆油が塗布してありますが、白灯油等で洗浄し、乾燥h 油潤滑の場合 DN=600,000 600・S・n1(/ π・dm) させ、潤滑剤を塗布した後にご使用ください。グリースにはリチウム石けん基グリース2号を推奨します。またNBではリ グリース潤滑の場合 DN=300,000 Lh:寿命時間(h)S:ストローク長さ(㎜)n:毎分回転数(rpm) ニアシステム用低発塵グリースを用意しております。詳細はP.技-39を参照してください。 n1:毎分ストローク数(cpm) 但し、n≦5,000 S・n1≦50,000 dm:ボールのピッチ円径(㎜)≒1.15dr E-2 E-3
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STROKE BUSH SR形 SR-UU形 −標準形− −標準形シール付− 呼び番号の構成 呼び番号の構成 例)SR 20 例)SR 20 UU SR形 SR形 内接円径 dr 内接円径 dr 両側シール付 L 2-d L 2-d T f T r T f T r ス ト ロ ー ク ブ ッ シ ュ 最大 主要寸法 基本定格荷重 最大 主要寸法 基本定格荷重 呼び番号 ストローク 列数 dr D L f T t d r 動 静 質量 呼び番号 ストローク 列数 dr D L f T t d r 動 静 質量許容差 許容差 許容差 C Co 許容差 許容差 許容差 C Co mm mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm mm N N g mm mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm mm N N g SR 6 19 3 6 +22 12 0 20 11.3 1.1 0.5 1 0.5 216 147 8.9 SR 8UU 14 3 8 +22 15 0/−11 24 12.3 1.5 0.5 1.2 0.5 343 245 15.6SR 8 24 3 8 +13 15 −11 24 17.1 1.5 0.5 1.2 0.5 343 245 15.6 SR 10UU 16 3 10 +13 19 0 30 0 15.5 1.5 0.5 1.2 0.5 637 461 28.8SR 10 30 3 10 19 0 30 0 22.7 1.5 0.5 1.2 0.5 637 461 28.8 SR 12UU 18 3 12 +27 23 32 17.1 1.5 0.5 1.2 0.5 1,070 813 42SR 12 32 3 12 +27 23 −13 32 −0.2 24.5 1.5 0.5 1.2 0.5 1,070 813 42 SR 16UU 26 3 16 +16 28 −13 37 −0.2 21.1 1.5 0.7 1.3 0.5 1,180 990 71 SR 16 40 3 16 +16 28 37 29.1 1.5 0.7 1.3 0.5 1,180 990 71 SR 20UU 36 3 20 32 45 26.8 2 0.7 1.5 0.5 1,260 1,170 99 SR 20 50 3 20 +33 32 0 45 35.8 2 0.7 1.5 0.5 1,260 1,170 99 SR 25UU 36 3 25 +33 37 0 45 26.8 2 0.7 1.6 1 1,330 1,330 117 SR 25 50 3 25 +20 37 −16 45 35.8 2 0.7 1.6 1 1,330 1,330 117 SR 30UU 68 3 30 +20 45 −16 65 45.1 2.5 1 2 1 2,990 3,140 205 SR 30 82 3 30 45 65 53.5 2.5 1 2 1 2,990 3,140 205 SR 35UU 76 3 35 +41 52 0 70 0 50.1 2.5 1 2 1.5 3,140 3,530 329SR 35 92 3 35 +41 52 0 70 0 58.5 2.5 1 2 1.5 3,140 3,530 329 SR 40UU 91 3 40 +25 60 80 −0.3 59.9 2.5 1 2 1.5 4,120 4,800 516SR 40 108 3 40 +25 60 −19 80 −0.3 68.3 2.5 1 2 1.5 4,120 4,800 516 SR 50UU 116 3 50 72 −19 100 77.4 3 1 2.5 1.5 5,540 6,910 827 SR 50 138 3 50 72 100 86.4 3 1 2.5 1.5 5,540 6,910 827 SR 60UU 117 3 60 +49 85 0 100 77.4 3 1 2.5 2 5,980 8,230 1,240 SR 60 138 3 60 +49 85 0 100 86.4 3 1 2.5 2 5,980 8,230 1,240 SR 80UU 110 3 80 +30 110 −22 100 0 77 3 1.5 2.5 2 7,840 12,200 2,050 SR 80 132 3 80 +30 110 −22 100 0 86 3 1.5 2.5 2 7,840 12,200 2 ,050 SR100UU 110 3 100 +58/+36 130 0/−25 100 −0.4 77 3 1.5 2.5 2 8,430 14,700 2,440 SR100 132 3 100 +58/+36 130 0/−25 100 −0.4 86 3 1.5 2.5 2 8,430 14,700 2,440 1N≒0.102kgf 1N≒0.102kgf E-4 E-5 D t dr D t dr
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STROKE BUSH SR-B形 SR-BUU形 −ダブル保持器形− −ダブル保持器形シール付− 呼び番号の構成 呼び番号の構成 例)SR 20 B 例)SR 30 B UU SR形 SR形 両側シール付 内接円径 dr ダブル保持器 内接円径 dr ダブル保持器 L 2-d L 2-d T f T r T f T r ス ト ロ ー ク ブ ッ シ ュ 最大 主要寸法 基本定格荷重 最大 主要寸法 基本定格荷重 呼び番号 ストローク 列数 dr D L f T t d r 動 静 質量 呼び番号 ストローク 列数 dr D L f T t d r 動 静 質量許容差 許容差 許容差 C Co 許容差 許容差 許容差 C Co mm mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm mm N N g mm mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm mm N N g SR 8B 8 6 8 +22 15 0/−11 24 17.1 1.5 0.5 1.2 0.5 549 490 16.8 SR 30BUU 30 6 30 +33/+20 45 0/−16 65 45.1 2.5 1 2 1 4,800 6,270 220 SR 10B 8 6 10 +13 19 0 30 0 22.7 1.5 0.5 1.2 0.5 1,030 931 31.2 SR 35BUU 38 6 35 52 70 50.1 2.5 1 2 1.5 5,050 7,060 346SR 12B 8 6 12 +27 23 −13 32 −0.2 24.5 1.5 0.5 1.2 0.5 1,720 1,630 46 SR 40BUU 49 6 40 +41 60 0 80 0 59.9 2.5 1 2 1.5 6,710 9,560 540 SR 16B 16 6 16 +16 28 37 29.1 1.5 0.7 1.3 0.5 1,910 1,980 75 SR 50BUU 66 6 50 +25 72 −19 100 −0.3 77.4 3 1 2.5 1.5 8,970 13,800 862 SR 20B 20 6 20 32 45 35.8 2 0.7 1.5 0.5 2,060 2,320 106 SR 60BUU 67 6 60 +49 85 0 100 77.4 3 1 2.5 2 9,700 16,500 1,290 SR 25B 20 6 25 +33+20 37 0 −16 45 35.8 2 0.7 1.6 1 2,170 2,670 125 SR 80BUU 54 6 80 +30 110 −22 100 0 77 3 1.5 2.5 2 12,700 24,300 2,110SR 30B 44 6 30 45 65 53.5 2.5 1 2 1 4,800 6,270 220 SR100BUU 54 6 100 +58/+36 130 0/−25 100 −0.4 77 3 1.5 2.5 2 13,700 29,400 2,520 SR 35B 54 6 35 52 70 0 58.5 2.5 1 2 1.5 5,050 7,060 346 1N≒0.102kgf SR 40B 66 6 40 +41 0+25 60 −19 80 −0.3 68.3 2.5 1 2 1.5 6,710 9,560 540SR 50B 88 6 50 72 100 86.4 3 1 2.5 1.5 8,970 13,800 862 SR 60B 88 6 60 +49 85 0 100 86.4 3 1 2.5 2 9,700 16,500 1,290 SR 80B 76 6 80 +30 110 −22 100 0 86 3 1.5 2.5 2 12,700 24,300 2,110 SR100B 76 6 100 +58/+36 130 0/−25 100 −0.4 86 3 1.5 2.5 2 13,700 29,400 2,520 1N≒0.102kgf E-6 E-7 D t dr D t dr
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SLIDE ROTARY BUSH スライドロータリーブッシュ SRE形シリーズ 定格寿命計算  定格寿命と定格荷重は以下の様に定義されます。  スライドロータリーブッシュの作用荷重と定格寿命の 間には、(1)式の関係が成立します。  NBスライドロータリーブッシュSRE形シリーズは直線・回転という複合的運 定格寿命 動機能が制約なく得られる構造となっており、直線運動用軸受と回転用軸受を  一群の同じスライドロータリーブッシュを同一条件で fH・fT・fC C 3個々に走行させたとき、そのうちの90%のスライドロー L=( f ・W P )×106 ………………(1) 併用する従来の方法に比較して大幅なコンパクト化が可能です。サイズはφ6〜 タリーブッシュがフレーキングを起こすことなく到達でき る回転数。 L:定格寿命(回転)fH:硬さ係数 fT:温度係数 φ40㎜の10サイズ。標準タイプ、角フランジ付タイプ、ユニットタイプの3シリー fC:接触係数 fW:荷重係数 C:基本動定格荷重(N)基本動定格荷重 P:作用荷重(N) ズを標準化して様々な取り付けにお応えします。 6 ※各係数はP.技-5を参照してください。 10 回転の定格寿命が得られる大きさと方向が一定 の荷重。  スライドロータリーブッシュは回転と直線の複合運動 基本静定格荷重 となりますので、寿命時間は(2)及び(3)式で求めます。構造と特長  最大応力を受けている転動体と軌道面の中央部に一 ●回転と直線の複合運動の場合 定の接触応力を与える方向が一定の静止荷重。  NBスライドロータリーブッシュは円筒形状のスチール 円滑な回転 L Lh= …(2) 外輪に保持器が組込まれ、保持器の直線案内部はボー 2 2 保持器の両側面には円周状にボールが配置され、取 60(dm・n)+(10・S・n1)/dm ルが滑らかに循環できるように設計、製作されています。 付方向にかかわらずスムースな回転運動が得られます。 また、保持器はラジアル方向に自由に回転できる構造と ●直線運動だけの場合 なっているため円滑な直線運動と回転運動が得られます。 完全互換性  スライドブッシュSM形、SMK形、スライドユニット L = L円滑な作動 h ……………(3)SMA(W)形、AK(W)形、SMP形と取付互換性があり 600・S・n1/(π・dm)  外輪の内面は、直線運動と回転運動にスムースに追 ます。 従でき、荷重が均等となるように形成されています。 Lh:寿命時間(h)S:ストローク長さ(㎜)n:毎分回転数(rpm)n1:毎分ストローク数(cpm) 高負荷対応 図E-3 SRE形の構造 dm:ボールのピッチ円径(㎜)≒1.15d(r drはSRE形の内接円径)  大径のボールを使用しており、高負荷に耐えることが 計算例 できます。 回転  SRE20を使用して以下の条件で寿命時間を求めます。 外輪 ●条件 スラ 鋼球  運動:回転と直線の複合運動 荷重:P=30N ストローク:S=200 毎分回転数:n=15rpm イ  毎分ストローク数:n1=10cpm シャフト表面硬さ:58HRC以上 使用雰囲気:常温 その他:1軸1ブッシュ使用 ドロ ●計算 ー  SRE20の基本動定格荷重:C=647N タリ  条件により、硬さ係数fH=1、温度係数fT=1、接触係数fC=1、荷重係数fW=1.5として計算します。 ー   定格寿命は 3 ブ L=(fH・fT・fC・C ×106 ッfW P) シ 保持器 = 1×1×1 647 3 ュ ・ = 2,972 × 106(回転) 直線 サイドリング ( 1.5 30 )   寿命時間は L Lh= 60(dm・n)2+(10・S・n1)2/dm 2,972×106 = 60(1.15×20×15)2+(10×200×10)2(/ 1.15×20) =56,900(h)   となります。 E-8 E-9
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SLIDE ROTARY BUSH 使用例 取扱い上の注意 使用例1 縦軸ロボットアーム シャフト 潤滑  スライドロータリーブッシュSRE形は、シャフト表面上  潤滑には“転動体間や転動体と軌道面の摩擦を少な を直接転送しますので、シャフトの精度や硬さが重要な くし焼付けを防止する”“、構造部品の摩擦を減らす”“、表 ロータリーボールスプライン 要素となります。 面に油膜を形成して錆の発生を防ぐ”などの目的があり、 SPR形 外径許容差 円滑な運動を行うためにシャフト外径 潤滑状態がSRE形の性能や寿命に大きな影響を与え、 許容差はg6を推奨します。 使用条件に合わせた潤滑の方法と最適な潤滑剤を選定 硬さ 表面硬さは58HRC以上を推奨します。 する必要があります。SRE形の潤滑剤は、油潤滑の場 58HRC以下の場合は寿命計算に硬 合にタービン油ISO規格VG32 〜 68、グリース潤滑の さ係数を加えて、補正してください。 場合にリチウム石けん基グリース2号を推奨します。 表面粗さ Ra0.4以下を推奨します。  使用条件によって適時潤滑剤を補給してください。 ハウジング 使用温度範囲  ハウジングの内径許容差はH7を推奨します。  SRE形は−20℃〜110℃の範囲でご使用ください。 スライドロータリーブッシュフランジ付 110℃を超える場合はNBまでお問い合わせください。 SREK形 防塵  SRE形の内部にごみやほこりの異物が入り込むと寿 保持器 命や精度に影響を与えます。防塵対策を行った上でご使  保持器の材質はステンレス鋼を標準としております。 用ください。 保持器材質変更はNBまでお問い合わせください。 使用例2 多連式アイドラー 使用例4 ターンテーブル フェルトシール  防塵機構の設計が難しい場合、フェルトシールをお勧めします。  フェルトの含油効果により給油間隔を延長し防塵性も向上することができます。単品もしくは形式指示により製品 に添付致します。 使用方法 ス   フェルトシールは推奨はめ合いで制作されたハウジングに対して圧入して使用します。なお、スライドロータリー ライ ブッシュの抜け止めは別途必要です。図E-5のようにスライドロータリーブッシュと止め輪の間に挿入したり、抜け止め ド の外側に圧入する箇所を設けて取付けてください。 ロー 図E-4 フェルトシール 表E-3 フェルトシール タリ 主要寸法(mm) ー適用 ブ スチール 呼び番号 スライドロータリーブッシュ d D B スライドロータリーブッシュ ッB シ SRE形 FLM 6 6 12 2 SRE 6 ュ FLM 8 8 15 2 SRE 8 d D FLM 10 10 19 3 SRE 10 FLM 12 12 21 3 SRE 12 使用例3 ツールチェンジャー FLM 13 13 23 3 SRE 13 フェルト FLM 16 16 28 4 SRE 16 FLM 20 20 32 4 SRE 20 フェルトシールの取り付け FLM 25 25 40 5 SRE 25 スライドロータリーユニット  フェルトシールはNBスライドロータリーブッシュの抜け FLM 30 30 45 5 SRE 30 SMP-R形 止めになりませんので図E-5のように取り付けてください。 FLM 40 40 60 5 SRE 40 図E-5 フェルトシールの取付例 スライドロータリーユニット SMA-R形 E-10 E-11
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SLIDE ROTARY BUSH SRE形 −標準形− L 呼び番号の構成 B 例)SRE 25 W W SRE形 内接円径 dr ス 主要寸法 基本定格荷重 ライ 呼び番号 dr D L B W D 許容 1 動 静 質量 ド 許容差 許容差 許容差 許容差 C Co 回転数 呼び番号 ロー mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm N N rpm g タ SRE 6 6 +4 12 0 19 13.5 1.1 11.5 78 176 300 10 SRE 6 リ ー SRE 8 8 −5 15 −11 24 17.5 1.1 14.3 137 314 300 20 SRE 8 ブSRE10 10 19 29 0 22 0 1.3 18 157 372 300 39 SRE10 ッ シ SRE12 12 +3 21 0 30 −0.2 23 −0.2 1.3 20 274 588 300 42 SRE12 ュSRE13 13 SRE16 16 −6 23 −13 32 23 1.3 22 323 686 300 56 SRE13 28 37 26.5 1.6 27 451 882 250 97 SRE16 SRE20 20 +3 32 0 42 30.5 1.6 30.5 647 1,180 250 133 SRE20SRE25 25 −7 40 −16 59 0 41 0 1.85 38 882 1,860 250 293 SRE25SRE30 30 45 64 −0.3 44.5 1.85 43 1,180 2,650 200 371 SRE30SRE40 40 +3/−8 60 0/−19 80 60.5 −0.3 2.1 57 1,960 4,020 200 778 SRE40 ※内接円径40を超えるものについてはNBまでお問い合わせください。 1N≒0.102kgf E-12 E-13 D D1 dr
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SLIDE ROTARY BUSH SREK形 −角フランジ形− Z 4-取付穴 呼び番号の構成 例)SREK 25 K t L SREK形 内接円径 dr ス 主要寸法 基本定格荷重 ライ 呼び番号 dr D L フランジ部 直角度 動 静 許容 質量 ド 許容差 許容差 ±0.3 Df K t P.C.D. X×Y×Z C Co 回転数 呼び番号 ロー mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm μm N N rpm g タ SREK 6 6 +4 12 0 19 28 22 5 20 3.5×6×3.1 78 176 300 21 SREK 6 リ ー SREK 8 8 −5 15 −13 24 32 25 5 24 3.5×6×3.1 137 314 300 33 SREK 8 ブSREK10 10 19 29 40 30 6 29 4.5×7.5×4.1 12 157 372 300 61 SREK10 ッ シ SREK12 12 +3 21 0 30 42 32 6 32 4.5×7.5×4.1 274 588 300 67 SREK12 ュSREK13 13 −6 23 −16 32 43 34 6 33 4.5×7.5×4.1 323 686 300 83 SREK13SREK16 16 28 37 48 37 6 38 4.5×7.5×4.1 451 882 250 126 SREK16 SREK20 20 +3 32 0 42 54 42 8 43 5.5×9×5.1 647 1,180 250 178 SREK20SREK25 25 SREK30 30 −7 40 −19 59 62 50 8 51 5.5×9×5.1 15 882 1,860 250 355 SREK2545 64 74 58 10 60 6.6×11×6.1 1,180 2,650 200 483 SREK30 1N≒0.102kgf E-14 E-15 D dr X Y P.C.D. Df
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SLIDE ROTARY BUSH SMA-R形 SMA-RW形 −ブロック形− −ブロックダブル形− 呼び番号の構成 呼び番号の構成 例)SMA 25 R 例)SMA 25 R W SMA-R形 SMA-R形 ダブル形 内接円径 内接円径 W L W N L 4-S1 K B±0.2 4-S1 C±0.2 K B±0.2 C±0.2 ス A-M6×1 ラ イ NBマーク NBマーク ドロ ー タ E±0.02 4-S2 E±0.02 4-S2 リ ー ブ ッ 主要寸法 基本定格荷重 主要寸法 基本定格荷重 シ 呼び番号 内接円径 外形寸法 取り付け寸法 動 静 許容 質量 許容 ュ 許容差 h E W L F G T B C K S f S C Co 回転数 呼び番号 内接円径 外形寸法 取り付け寸法 動 静 質量 1 2 許容差 h E W L F G T N B C K S f S 回転数1 2 C Co mm μm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm N N rpm g mm μm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm N N rpm g SMA 6R 6 9 15 30 25 18 15 6 20 15 5 M4 8 3.4 78 176 300 33 SMA 6RW 6 9 15 30 48 18 15 6 7 20 36 5 M4 8 3.4 126 352 300 68 SMA 8R 8 +4−5 11 17 34 30 22 18 6 24 18 5 M4 8 3.4 137 314 300 55 SMA 8RW 8 +4 11 17 34 58 22 18 6 7 24 42 5 M4 8 3.4 222 628 300 113 SMA10R 10 13 20 40 35 26 21 8 28 21 6 M5 12 4.3 157 372 300 93 SMA10RW 10 −5 13 20 40 68 26 21 8 7 28 46 6 M5 12 4.3 254 744 300 188 SMA12R 12 +3 15 21 42 36 28 24 8 30.5 26 5.75 M5 12 4.3 274 588 300 104 SMA12RW 12 15 21 42 70 28 24 8 6.5 30.5 50 5.75 M5 12 4.3 444 1,180 300 210SMA13R 13 −6 15 22 44 39 30 24.5 8 33 26 5.5 M5 12 4.3 323 686 300 128 SMA13RW 13 +3 15 22 44 75 30 24.5 8 6.5 33 50 5.5 M5 12 4.3 523 1,370 300 254 SMA16R 16 19 25 50 44 38.5 32.5 9 36 34 7 M5 12 4.3 451 882 250 216 SMA16RW 16 −6 19 25 50 85 38.5 32.5 9 6 36 60 7 M5 12 4.3 731 1,760 250 431 SMA20R 20 +3 21 27 54 50 41 35 11 40 40 7 M6 12 5.2 647 1,180 250 286 SMA20RW 20 +3 21 27 54 96 41 35 11 7 40 70 7 M6 12 5.2 1,050 2,360 250 568SMA25R 25 −7 26 38 76 67 51.5 42 12 54 50 11 M8 18 7 882 1,860 250 645 SMA25RW 25 −7 26 38 76 130 51.5 42 12 4 54 100 11 M8 18 7 1,430 3,720 250 1,282SMA30R 30 30 39 78 72 59.5 49 15 58 58 10 M8 18 7 1,180 2,650 200 824 SMA30RW 30 30 39 78 140 59.5 49 15 5 58 110 10 M8 18 7 1,910 5,300 200 1,638 SMA40R 40 +3/−8 40 51 102 90 78 62 20 80 60 11 M10 25 8.7 1,960 4,020 200 1,719 SMA40RW 40 +3/−8 40 51 102 175 78 62 20 5 80 140 11 M10 25 8.7 3,180 8,040 200 3,419 1N≒0.102kgf 1N≒0.102kgf E-16 E-17 G T f h±0.02 F F G h±0.02 T f
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SLIDE ROTARY BUSH AK-R形 AK-RW形 −コンパクトブロック形− −コンパクトブロックダブル形− 呼び番号の構成 呼び番号の構成 例)AK 25 R 例)AK 25 R W AK-R形 AK-R形 ダブル形 内接円径 内接円径 W L L 2-S1 2-S2 H L2±0.2 2-S1 2-S2 W ±0.2下穴径S L13 L1±0.2 下穴径S3 H L2±0.2 ス ラ イ NBマーク ドNBマーク ロ ー タ E±0.02 E±0.02 リ ー ブ ッ 主要寸法 基本定格荷重 許容 主要寸法 基本定格荷重 シ 呼び番号 内接円径 外形寸法 取り付け寸法 動 静 質量 内接円径 外形寸法 取り付け寸法 動 静 許容 質量 ュ 許容差 h E W F L L2 S1 f L1 t S2 S3 d H C Co 回転数 呼び番号 許容差 h E W F L L2 S1 f L1 t S2 S3 d H C Co 回転数 mm μm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm N N rpm g mm μm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm N N rpm g AK 6R 6 +4 14 8 16 22 27 18 M4 8 9 5 M4 3.5 6 5 78 176 300 27 AK 6RW 6 +4 14 8 16 22 46 20 M4 8 30 5 M4 3.5 6 5 126 352 300 48AK 8R 8 −5 16 10 20 26 32 20 M5 8.5 10 5 M4 3.5 6 5 137 314 300 48 AK 8RW 8 16 10 20 26 56 30 M5 8.5 42 5 M4 3.5 6 5 222 628 300 89AK10R 10 19 13 26 32 39 27 M6 9.5 15 6 M5 4.5 8 6 157 372 300 94 AK10RW 10 −5 19 13 26 32 68 36 M6 9.5 50 6 M5 4.5 8 6 254 744 300 175 AK12R 12 +3 20 14 28 34 40 27 M6 9.5 15 6 M5 4.5 8 6 274 588 300 105 AK12RW 12 20 14 28 34 70 36 M6 9.5 50 6 M5 4.5 8 6 444 1,180 300 196AK13R 13 −6 25 15 30 43 42 28 M6 13.5 16 7 M6 5.2 9 7 323 686 300 151 AK13RW 13 +3 −6 25 15 30 43 74 42 M6 13.5 55 7 M6 5.2 9 7 523 1,370 300 281AK16R 16 27 18 36 49 47 32 M6 13 18 7 M6 5.2 9 7 451 882 250 238 AK16RW 16 27 18 36 49 84 52 M6 13 65 7 M6 5.2 9 7 731 1,760 250 450 AK20R 20 AK25R 25 +3 31 21 42 54 52 36 M8 15 18 8 M8 7 11 8 647 1,180 250 328 AK20RW 20 31 21 42 54 94 58 M8 15 70 8 M8 7 11 8 1,050 2,360 250 626 −7 37 26 52 65 69 42 M10 17 22 9 M10 8.9 14 10 882 1,860 250 669 AK25RW 25 +3 37 26 52 65 128 80 M10 17 100 9 M10 8.9 14 10 1,430 3,720 250 1,299 AK30R 30 40 29 58 71 74 44 M10 17.5 22 9 M10 8.9 14 10 1,180 2,650 200 856 AK30RW 30 −7 40 29 58 71 138 90 M10 17.5 110 9 M10 8.9 14 10 1,910 5,300 200 1,662 1N≒0.102kgf 1N≒0.102kgf E-18 E-19 F h±0.02 f t d F h±0.02 f t d
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SLIDE ROTARY BUSH SMP-R形 −ピロー形− E±0.1 P L S2 呼び番号の構成 例)SMP 25 R 4-S1 B C W M SMP-R形 内接円径 ス 主要寸法 調整 基本定格荷重 ラ許容 イド 呼び番号 内接円径 外形寸法 取り付け寸法 ボルトの 動 静 質量許容差 h E W L F G M P B C S 呼び C Co 回転数 呼び番号 ロ1 ー mm μm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm S2 N N rpm g タ SMP13R 13 +3 25 25 50 32 46 8 36 30 30 26 7(M5用) M5 323 686 300 266 SMP13R リー SMP16R 16 −6 29 27.5 55 37 53 10 40 32 35 29 7(M5用) M5 451 882 250 369 SMP16R ブ SMP20R 20 ッ SMP25R 25 +3 34 32.5 65 42 62 12 48 37 40 35 8(M6用) M6 647 1,180 250 690 SMP20R シ −7 40 38 76 59 73 12 59 43 50 40 8(M6用) M6 882 1,860 250 970 SMP25R ュSMP30R 30 45 42.5 85 64 84 15 69 49 58 46 10(M8用) M8 1,180 2,650 200 1,420 SMP30R SMP40R 40 +3/−8 60 62 124 80 112 18 86 68 76 64 12(M10用) M10 1,960 4,020 200 3,585 SMP40R 1N≒0.102kgf E-20 E-21 G h±0.02 F
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SLIDE ROTARY BUSH スライドロータリーブッシュ RK形 RK形  NBスライドロータリーブッシュRK 形は、スムースでエンドレスな直線運動 に加え、回転運動の機能をも具備した高精度で剛性の大きい軸受です。 直線・回転という複合的運動機能が制約なく得られる構造となっており、直線運 呼び番号の構成 動用軸受と回転用軸受との併用による従来の方法に比較して、大幅なコンパクト 例) 化が図られています。 RK 25 G UU - OH 構造と特長 オイルホール 無記入:無し OH:オイルホール付*  NBスライドロータリーブッシュRK形は、SR形スト 1.円滑な無限直線運動と無限回転運動が ロークブッシュと同形の保持器を採用し、高速回転運動 RK形 両側シール付 に対してもスムースに追従します。 得られます。 内接円径 dr 樹脂保持器 直線運動部はスライドブッシュSM形を利用しており安 2.ハウジングの加工が不要。 定した直線運動を得ることができます。 *オイルホールは回転運動部の給油用にご使用ください。 又、大きなボールを使用しており、高負荷に耐えることが 3.高精度を長期に維持できます。 できます。 L4.互換性があり、交換時のトラブルがあり 4-取付穴 t 図E-6 RK形の構造 ません。 Z 5.優れた剛性により、高負荷・偏荷重にも K 対応できます。 ※軸はh5公差を選定してください。 外輪 ス 回転 ラ イ ド ロ ー A タd リ (オイルホール) ー ブ ッ 主要寸法 基本定格荷重 シュ 呼び番号 dr D L A d フランジ部 動 静 許容 許容差 許容差 許容差 Df K t P.C.D. X×Y×Z C Co 回転数 質量 保持器 mm μm mm μm mm mm mm mm mm mm mm mm mm N N rpm g スライドブッシュ RK12GUU 12 0 32 36 15 2 54 42 8 43 5.5×9×5.1 510 784 500 180 直線 RK16GUU 16 − 9 40 0−25 45 19.5 2 62 50 8 51 5.5×9×5.1 774 1,180 500 280RK20GUU 20 0 45 50 ±0.3 21.5 3 74 58 10 60 6.6×11×6.1 882 1,370 400 420RK25GUU 25 −10 52 0 67 28.5 3 82 64 10 67 6.6×11×6.1 980 1,570 400 680RK30GUU 30 60 −30 74 31 3 96 75 13 78 9×14×8.1 1,570 2,740 400 990 定格寿命計算 1N≒0.102kgf L=(fH・fT・fC 3f ・CP )×50W L:定格寿命(km)fH:硬さ係数 fT:温度係数 fC:接触係数 fW:荷重係数 C:基本動定格荷重(N)P:作用荷重(N) ※各係数はP.技-5を参照してください。 E-22 E-23 (45°) Df P.C.D. Y X dr D
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SLIDE ROTARY BUSH スライドロータリーブッシュ FR/FRA形 定格寿命計算  NBスライドロータリーブッシュFR形はストロークの制限を受けずに直線運動 と回転運動の複合運動機能が得られる構造となっています。さらに従来のスラ  定格寿命と定格荷重は以下のように定義されます。 イドブッシュに対し転動体である鋼球が内径全周に配置されコンパクトな主要寸 定格寿命 法でありながら大きな負荷容量、高剛性となっています。  一群の同じスライドロータリーブッシュを同一条件で個々に走行させたとき、そのうちの90%のスライドロータリーブッシュがフレーキングを起すことなく到達できる回転数。 基本動定格荷重 構造と特長  106回転の定格寿命が得られる大きさと方向が一定の荷重。 基本静定格荷重  FR形は軸とブッシュのセットです。ブッシュは鋼球の負荷を受ける外筒と鋼球が循環する無負荷部が一体となった  最大応力を受けている転動体と軌道面の中央部に一定の接触応力を与える方向が一定の静止荷重。 外筒と循環部のカバーから構成されており、鋼球が滑らかに循環できるように設計・製作されていますので円滑な複合  スライドロータリーブッシュの作用荷重と定格寿命の 運動が得られます。また、取付けやすいようにハウジングにブッシュを組み込んだFRA形も用意しています。 間には、(1)式の関係が成立します。 高負荷容量・高剛性 3  負荷を受ける軸外周と外筒内面の間にはすべて鋼球が配置されており大きな負荷容量に耐え、高剛性・長寿命が得ら L=( fC Cf ・P )×106 ………………………(1)れます。 W 滑らかな作動 L:定格寿命(回転)fC:接触係数(表E-4参照)fW:荷重係数(表E-5参照) C:基本動定格荷重(N)  総鋼球構造でありながら軸外周面と外筒内面の負荷部の鋼球は直線方向に整列するように設計されており直線・回 P:作用荷重(N) 転運動ともになめらかな作動が得られます。 表E-4 接触係数 表E-5 荷重係数 高精度 1軸に密着して組付けられる 接触係数 使用条件 荷重係数  軸とブッシュは適切なはめあいで管理されており、滑らかな作動とともに高精度な作動が得られます。 リニアシステムの個数 fC 荷重 速度 fW 図E-7 FR形の構造 1 1.00 衝撃・振動が無い 0.25m/s以下 1.0〜1.5 ス 2 0.81 衝撃・振動が小 0.5m/s以下 1.5〜2.0 ラ イ 3 0.72 衝撃・振動が大 0.6m/s以下 2.0〜3.5 ド ロ 4 0.66 ー 外筒 タ5 0.61 リ ー 鋼球 回転 ブ  スライドロータリーブッシュは回転と直線の複合運動となりますので、寿命時間は(2)及び(3)式で求めます。 ッ シ ●回転と直線の複合運動の場合 ●直線運動だけの場合 ュ 回り止め 軸 Lh= L60(dm・n)2+(10・S・n )2/dm …(2) Lh= L 1 600・S・n1(/ π・dm) ……………(3) Lh:寿命時間(h)S:ストローク長さ(㎜)n:毎分回転数(rpm)n1:毎分ストローク数(cpm) dm:ボールのピッチ円径(㎜)≒1.07dr(drはFR形の内接円径) リターンキャップ 組付けボルト 直線 シール シール取付ビス E-24 E-25
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SLIDE ROTARY BUSH はめあい 使用例  NBスライドロータリーブッシュFR形は、適切な隙間管理を施したブッシュまたはハウジングと軸とのセットになっておりますが、ご 使用条件に合せてハウジングを製作する場合の内径許容差はH7又はH6を推奨します。  FRが回転する使用方法の場合、ハウジングとのクリープ現象を防止するため回り止めを使用することを推奨します(呼び形 番Zタイプ)。  回り止めを使用する場合は推奨寸法を参考に加工願います。なおFRA形にはあらかじめ回り止めが設けてあります。 表E-6  ハウ R 回り止め用穴推奨寸法ジング ハウジング内径 R A内径 呼び番号 許容差(H7) 許容差 mm μm mm mm mm FR20 32 1.75 16 +25 FR25 40 20 NBロータリーボールスプライン ハンドラーサポート  0 2.25 +0.1 SPR形のサポートとして使用 として使用 FR30 45 22.5 0 FR40 60 +30 2.75 30 FR50 80  0 4 40 取扱い上の注意 鋼球の脱落注意 ス ラ  NBスライドロータリーブッシュFR形は、ブッシュと軸とのセットとなっています。また鋼球の保持器を有していない イ 構造の為、軸を抜くと鋼球が脱落しますのでご注意願います。 ドロ  なお、やむを得ず軸とブッシュを分離して組付ける場合には軸径と同径の仮軸を使用してください。 ー タ 潤滑 リ ー  潤滑には“転動体間や転動体と軌道面の摩擦を少なくし焼付けを防止する”、“構造部品の摩擦を減らす”、“表面 ブ に油膜を形成して錆の発生を防ぐ”などの目的があり、潤滑状態がFR形の性能や寿命に大きな影響を与えますので、 ッシ 使用条件に合せた潤滑の方法と最適な潤滑剤を選定する必要があります。出荷時にリチウム石けん基グリースが充填 ュ してありそのまま使用することが出来ます。その後は、使用条件や環境などによって同系のグリースを適時補給してく ださい。 使用温度範囲  FR形は−20℃〜80℃の範囲でご使用ください。 駆動軸 NBスライドスクリューSS形 駆動軸のブッシュとして使用 E-26 E-27 A
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SLIDE ROTARY BUSH FR形 FRA形 呼び番号の構成 呼び番号の構成 例)FR 30 UU Z 2 - 300 例)FRA 30 UU 2 - 300 FR形 軸長さ 軸長さ 内接円径 dr 1軸に付くブッシュの個数 1軸に付くブッシュの個数 シール 回り止め FRA形 シール 無記入:シール無し 無記入:回り止め無し 無記入:シール無し UU:両側シール Z:回り止め付 内接円径 dr UU:両側シール R( 回 W LL り J 止 K B±0.2 4-S1 C±0.2め) ス ラ イ NBマーク ド ロ ー タ リ 軸長さ E 軸長さ±0.02 4-S2 ー ブ ッ 主要寸法 基本定格荷重 許容 許容 シ*2 主要寸法 基本定格荷重 許容 許容 *1 ュ 呼び番号 内接円径 D *1 L R A J 動 静 回転数 速度 質量 呼び番号 内接円径 h E W L F G T B C K S1 f S2 動 静 回転数 速度 質量dr 許容差 許容差 許容差 C Co dr C Co mm mm μm mm mm mm mm mm mm N N rpm m/s g mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm N N rpm m/s g FR20 20 32 34 1.75 16 2 1,910 3,010 2,000 55 FRA20 20 21 27 54 40 41 35 11 40 25 7 M6 12 5.2 1,910 3,010 2,000 170  0 0 −0.5FR25 25 40 −16 41 20 2.4 3,130 4,780 1,500 105 FRA25 25 26 38 76 50 51.5 42 12 54 30 11 3,130 4,780 1,500 360 2.25 M8 18 7 FR30 30 45 42  0  0−0.6 −0.2 22.5 2.5 3,570 5,750 1,000 0.6 122 FRA30 30 30 39 78 50 59.5 49 15 58 30 10 3,570 5,750 1,000 0.6 420 FR40 40 60 56  0−0.7 2.75 30 3 6,970 10,600 302 FRA40 40 40 51 102 65 78 62 20 80 40 11 6,970 10,600 9500 −19 800 M10 25 8.7 800 FR50 50 80 74  0−1 4 40 3 13,500 18,800 885 FRA50 50 52 61 122 84 102 80 25 100 50 11 13,500 18,800 2,120 *1:樹脂部は除く *1:軸は除く *2:軸は除く E-28 E-29 D dr A G T f h±0.02 F dr