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品質管理従事者300人に聞いた!「品質管理システム動向レポート」

ホワイトペーパー

品質管理の現場におけるニーズと課題を把握するために本調査を実施。品質管理現場のリアルな声が反映されている。

当社の品質管理システム「QC-One」は、品質管理業務の効率化・品質向上・データガバナンスの強化を実現いたします。
製造業で品質管理業務に従事している方を中心に、品質管理システムの導入に関するアンケート調査を行い、その結果と独自の見解をまとめました。

【主な内容】
品質管理システムの利用状況
品質管理業務の課題
品質管理システム導入時の必須機能

このカタログについて

ドキュメント名 品質管理従事者300人に聞いた!「品質管理システム動向レポート」
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社宇部情報システム (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート ⽬次 はじめに …………………………………………………… 3 1. 品質管理システムの利⽤状況 ……………………… 4 2. 品質管理業務の課題 ………………………………… 5 3. 品質管理部⾨の年間投資予算 ……………………… 7 4. 品質管理システムの必須機能 ……………………… 8 5. クラウド利⽤に関する意識調査 …………………… 9 さいごに …………………………………………………… 10 参考 -調査対象- …………………………………… 11 ©株式会社宇部情報システム
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート はじめに   現在、国内の製造業においては、少⼦⾼齢化の波から深刻な⼈材不⾜の課題を 解消するため、業務効率化に取り組むことが急務となっている。他⽅、ITの進 歩によるグローバルな競争は年々激化しており、かつて製品品質によって世界か ら信頼を得たメンド・イン・ジャパンを⽀える品質の担保・向上は、国内製造業 にとって他国製品との差別化の重要な⼀要素である。    国内では⼤⼿・中堅製造業の企業を中⼼として、多様化するユーザーニーズに 対応するため、ファクトリーオートメーションや製造・品質データを収集・⼀元 管理し、データ利活⽤を通して、業務効率化と品質の担保・向上という2軸を実 現しようと取り組んでいる。品質管理部⾨においては、データ収集部分は検査装 置と連携・⾃動化し、統計分析に必要な各種グラフは⾃動作成機能を⽤いて、業 務効率化に取り組んでいる。また、リアルタイムな品質データと製造データを連 携することで、品質悪化要因を早期特定し、品質の担保・向上や⽣産性向上に役 ⽴てている。    当社は1983年設⽴以来、製造現場に寄り添い、現場課題に対してITを通じ てソリューションの提供に取り組んできた。2014年から販売開始している品 質管理システム[QC−Oneシリーズ]も、現場からの課題・相談を通じて、 コンパクトかつ使いやすいをコンセプトに開発されたパッケージ商品である。    今後も当社は「Fit'syournext.」の精神で、課題解決に貢献出来るよう、より 良いシステム・サービスの開発・更新に取り組んでいく所存である。本書がお客 様の業務・ビジネスにとって⼀助となっていれば幸甚である。                    株式会社宇部情報システム ©株式会社宇部情報システム 3
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 1.品質管理システムの利⽤状況 ■品質管理部⾨における検査結果の記録・管理に⽤いている  主な⼿段について システム 導⼊ システム 未導⼊ n=311  システム導⼊企業の割合は全体の45%であり、システム未導⼊企業の割合 が半数以上の54%に上る。基幹システムや⽣産管理システムなどの[全体シ ステムの⼀部機能]を利⽤している企業の割合が16.7%あることや、システ ム未導⼊企業の割合が半数以上となっているのは、品質管理システム⾃体がシ ステム構築を検討していくうえで、サブシステムの位置づけであることが要因 であると予測される。 ■品質管理部⾨での検査結果データの管理にExcelを使っている  理由について(複数回答) n=113  Excelで⼗分と回答した割合が最も⾼く63.7%となった。項⽬追加など の⾼い⾃由度を評価している回答の割合も35.4%と⼀定数あるため、品質 管理業務においては、検査対象の増加や取引先の追加などにより管理項⽬の変 更点が多く、使い慣れているExcelを継続利⽤している企業が多いと考えられ る。 ©株式会社宇部情報システム 4
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 2.品質管理業務の課題-システム導⼊- ■システム導⼊企業の業務課題感について ※下記グラフのパーセントは課題を感じていると回答した割合 n=140  経営層、従業員ともに各項⽬に関して約6割〜7割の⽅が課題意識を持ってい ることが分かる。これは利⽤しているシステムが基幹システムの⼀部などによる 機能不⾜という点が予測される。また、会社全体として品質管理業務に関する課 題意識が⾼く、さらなる業務効率化を⽬指している傾向であるとも考えられる。  従業員は[登録ミス、作業効率が悪い]や[顧客ごとの規格管理が煩雑]、 [資料作成に時間がかかる]など現場の実業務に関わる部分において、75%以 上の⾼い課題感を感じていると回答している。また、経営層は[データ活⽤・統 計管理不⼗分]について特に⾼い課題意識を感じており、その割合は82.6% であった。これは、経営層がDX(デジタルトランスフォーメーション)などデ ータ利活⽤への意識が⾼く、データを品質向上や⽣産性向上に役⽴てていきたい という考えが従業員より強い傾向にあると予測される。  規格・分析値の⼀元管理機能や分析装置連携機能、リアルタイム統計分析機能 (統計からのアラート機能も含む)など、データを⽤いた業務効率化や品質・⽣ 産性向上に寄与されるシステムを求めていることが分かる。 ©株式会社宇部情報システム 5
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 2.品質管理業務の課題-システム未導⼊- ■システム未導⼊企業の業務課題感について ※下記グラフのパーセントは課題を感じていると回答した割合 n=168  経営層・従業員ともに、システム導⼊企業と⽐較して、課題感を感じていると 回答した割合は低い傾向にある。これは、Excel利⽤企業の回答において、Excel で⼗分と回答した割合が60%以上あり、その割合が⾼かったことも要因の⼀つ であると考えられる。ただし、従業員の課題感で⾒れば、各項⽬に関して課題を 感じている割合が50%以上あり、⼀定数が現状業務に対して改善の余地がある と感じていることが分かる。  また、経営層と従業員の課題意識の差が、システム導⼊企業と⽐べても⼤きい 傾向があり、どの項⽬でも15%以上離れている。特に顕著であったのが、[デ ータ活⽤・統計管理不⼗分]の項⽬であり、従業員で課題と感じていると回答し たのが83.2%であったのに対して、経営層は50.8%と、その差が30ポ イント以上離れている。経営層の品質管理業務への課題意識の低さが会社全体と しての課題意識に影響しており、システムを導⼊していない現状になっていると も考えられる。   ©株式会社宇部情報システム 6
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 3.品質管理部⾨の年間投資予算 ■システム導⼊別の品質管理部⾨の年間投資予算 n=308  システム導⼊企業で最も回答割合が⾼かったのは、[200〜400万円未満] の25.7%であり、100万円以上と回答した割合が77.1%となってい る。⼀⽅、システム未導⼊企業で最も回答割合が⾼かったのは[50万円未満] の36.3%であり、100万円以上と回答した割合が22.6%であった。以 上のことから、システム導⼊企業は未導⼊企業と⽐較すると、品質管理部⾨に割 り当てられる投資予算が⾼い傾向にある。  また、システム未導⼊企業の回答に注⽬すると、[わからない]と回答した割 合が25.0%と4分の1を占めており、システム導⼊企業と⽐較するとその割 合が⼤きい。  以上のことから、前項の品質管理業務の課題意識との相関関係を⾒てみると、 課題意識が⾼い企業はシステム導⼊をしており、投資予算も⾼い傾向にある。逆 に課題意識が低い企業は、システム未導⼊で、品質管理部⾨に配分されている予 算も低い傾向にあり、予算額⾃体を把握していない回答割合も⾼い。 ©株式会社宇部情報システム 7
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 4.品質管理システムの必須機能 ■品質管理システムを導⼊する際に絶対に外せない機能(複数回答) n=311  各項⽬で50%以上の割合を占める機能は⼀つもない。これは、システム導 ⼊・未導⼊に関わらず、品質データを管理している⼿段によって必須機能が異な るので、分散しているのだと考えられる。  必須機能として回答の割合が最も多かったのは、[顧客ごとに規格値を管理で きること]で37.6%であった。その他に全体の4分の1以上の割合を占めた のは、[顧客指定の検査成績表を⾃由に作成できること]、[出⼒した成績表の 履歴管理]、[検査結果の履歴管理]、[クレーム管理]といった4機能であっ た。  昨今、製造業においては、ユーザーニーズに合わせた多品種⼩ロット⽣産が増 えてきており、各ロットに合わせた顧客ごとの品質データの管理や成績表の出⼒ は、品質管理従事者にとって、業務負担となっている背景も、この結果の⼀因と なっていると予測される。  以上のことから、品質管理システムのリプレイスや新規導⼊の際は、煩雑化し た品質データやクレームデータを⼀元管理できる機能を、システムに求めている 傾向が強いと予測される。 ©株式会社宇部情報システム 8
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 5.クラウド利⽤による意識調査 ■品質管理データを(仮に)クラウド管理する場合について N=311  品質データは企業にとって⾮常に重要なデータのため、[まったく問題ない] と回答した割合は全体の18.6%に留まった。ただし、現在の潮流として、ク ラウド上でシステムを管理・利⽤することは、さまざまなな職種に関わるシステ ムにおいて進んでいるため、不安を感じながらもクラウド管理を検討する企業の 割合は、上記と合わせて60%を上回っている。  ⼀⽅で、[不安なので管理しない]の回答も18.6%と⼀定数ある。前述の とおり、データセキュリティを考慮し、クラウド管理に懸念があると予測され る。  社内規定上クラウド管理が出来ないと回答した割合も19.9%とおよそ5分 の1となっており、クラウド管理に社内規定が追い付いていない結果も明らかと なっている。 ©株式会社宇部情報システム 9
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート さいごに   今回の調査結果から、調査対象企業の半数以上がExcelや紙を利⽤しており、品 質管理システムを未導⼊であることが判明した。さらに、システム導⼊・未導⼊ に関わらず、業務に対して⼀定の割合で課題を抱えていることが分かった。  Excel管理においては、「機能が⼗分」という回答がある⼀⽅で、記録者の保持 ができないため、昨今問題視されているデータ改ざんの危険性も懸念される。 Excelは数値を記録するツールとしては汎⽤性も⾼く便利なツールであるが、組織 としてデータガバナンスを強化するツールではないからだ。  また、システム導⼊企業と未導⼊企業において、顕著な違いが出たのは経営層 の課題意識の違いであった。システム導⼊企業においては、経営層が総じて品質 管理業務に⾼い課題意識を持っており、品質管理部⾨の年間投資予算も⾼い傾向 にあった。⼀⽅、システム未導⼊企業においては、経営層の課題意識が低く、品 質管理部⾨の年間投資予算が低い傾向にあることが分かった。    ⽇本の製造業は、消費者に寄り添った⾼い品質要求に応えているが、⾼い品質 レベルを維持するため、コスト⾯では海外勢に後塵を拝す傾向があると伺ってい る。その対策として、品質レベルを維持し、⾃社の品質管理の状況把握や⼯数削 減できる品質管理システムが、成果と労⼒のバランスを⾒直すことができるかも しれない。    さいごに、当社の品質管理システムについて、改めて簡単に紹介させていただ く。[QC-One(キューシーワン)シリーズ]は、今回の調査結果でシステム機 能として必須であるとの回答割合が⾼かった、[顧客ごとの規格値を管理できる こと]や[顧客指定の成績表を⾃由に作成できること]、[出⼒した成績表の履 歴管理][検査結果の履歴管理]など、必要最低限な機能からの導⼊というスモ ールスタートを可能としている。さらに、業務効率化や不正防⽌を⽬指すための 基幹システム連携や検査装置との連携といった各種連携機能や、品質向上や歩留 まり低下に向けた検査結果のリアルタイム統計分析や品質低下のアラート機能も 有しており、段階的に機能拡充していくことができる。⽉額5万円のクラウド型 サブスクリプションモデルもあるので、システム導⼊を検討の際は、気軽に相談 いただけると幸甚である。                      株式会社宇部情報システム ©株式会社宇部情報システム 10
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品質管理業務従事者300⼈に聞いた!品質管理システム動向レポート 参考 -調査対象-  本調査は全国のプロセス製造業で勤務しており、品質管理業務に関わっている ⽅を対象として、ウェブアンケート形式にて実施した。50億円未満の売上規模 の企業に勤めている⽅を中⼼として、合計311名から回答いただいた。 ※調査⽅法:ウェブアンケート⽅式 調査期間:2020年8⽉25⽇(⽕)〜8⽉31⽇(⽉) n=311 n=311 都市圏からの回答率が⾼いが全国から 50億円未満の企業からの回答が約85% 回答いただいている。 となっており、中⼩企業からのご回答 が中⼼である。 n=311 n=311 会社員の⽅が7割を超えているが、経 ⾷品・化学業界からの回答率が全体の 営層のご回答が27%含まれている。 50.5%を占める。 ©株式会社宇部情報システム 11
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シリーズ 品 質 管 理 ホームページ:https://www.uis-inf.co.jp/qc-one/ 品質管理業務従事者300⼈に聞いた! 品質管理システム動向レポート 2022年12⽉発⾏ 株式会社宇部情報システム 営業企画部 ⼭⼝県宇部市相⽣町8番1号 宇部興産ビル https://www.uis-inf.co.jp/ 本書記載の社名および製品名は各社の商号または登録 商標です ©宇部情報システム2022