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X線回折の原理を利用して、試料の残留応力を非破壊で測定します。
残留応力測定サービスでは、X 線回折の原理を利用した多結晶体材料の表層部の応力の測定を行います。
応力の測定は、開発・試作・号口段階での製品の形状と安全を充分に計算した強度、その強度を維持する為の工程の構築など、幅広い分野で利用いただけます。
このカタログについて
ドキュメント名 | 残留応力測定の受託サービス |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 162.2Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | JAPAN TESTING LABORATORIES株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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非破壊解析サービス
X線残留応力測定
の受託サービス
X線回折の原理を利用して、試料の残留応力を非破壊で測定します。
残留応力測定サービスでは、X線回折の原理を利用した多結晶体材料の表層部の応力の測定を行います。
概要 応力の測定は、開発・試作・号口段階での製品の形状と安全を充分に計算した強度、その強度を維持する為の工程の構築など、
幅広い分野で利用いただけます。
●非破壊による応力測定
X線を用いて測定を行うため、非破壊・低ダメージでの測定が可能です。
特徴 ●深さ方向の応力分布測定
電解研磨装置でエッチングすることにより、深さ方向の応力分布の測定(デプスプロファイル)が可能です。
●微小領域の応力測定
コリメータサイズでφ150μmまでの微小領域の測定が可能です。
●短納期対応
PSPC検出器による広範囲角度の一括測定にて、高速測定での短時間測定が可能です。
●マッピング測定とティーチング測定に対応
高精度XYZステージにより、XYZマッピング及びティーチング測定が可能です。
●大型重量試料の応力測定
試料据え置きの試料水平ゴニオメータと、自社製の重量物用試料ステージにより、最大サイズφ320mm×215mmt、重さ 20kg
までの試料に対応しております。( ※マッピング・ティーチングに対応する自動ステージは 10kg までになります)
●残留応力測定
・チューブ、パイプ、フレーム、プロペラなどの溶接部。・タービンのロータ、ハウジング、焼結材などの熱処理品。
用途例 ・ディスク、シャフトなどの加工品。・歯車、ピン、クランク軸、シャフトなどの表面処理品。
●組織の定量的測定
・回転部分、表面塑性加工材の疲労強度推定。・耐熱部材の異常組織検出。・大型鍛造材、鋳鍛鋼品の欠陥性状評価。
●使用中被害の検出
・タービンの回転部分、容器のボルト、シャフトなどの疲労。・タービンのロータ、ホット・パーツなどの熱疲労。
・水車ランナーベーンの亀裂の伝播。・ローラ、歯車などの接触面損傷。
塩水噴霧試験機
設備 AutoMATE・メーカー:Rigaku 製 ・自動 XYZ軸可動範囲:XY100mm×Z40mm
紹介 ・X線管球:Cr 管球 ・最大試料スペース:φ320×t215mm
・2θ測定範囲:98~ 168° ・最大試料重量:20kg
・入斜コリメータ: ( マッピング・ティーチング時は 10kg)
φ150、300、500μm φ1、2、4mm ・解析ソフト:残留オーステナイト定量計算
・検出器:PSPC検出器 残留オーステナイトマッピング表示
・CCD付ズーム顕微鏡:×20~135 応力マッピング表示
・ステージ制御:マッピング・ティーチング機能付
Q: どんな材質でも残留応力の測定が可能ですか?
Q&A A:X 線回折を利用して測定しますので、結晶化している材質であれば測定可能です。
Q: 測定範囲はどれ位ですか?
A: 最小でφ150μm、最大でφ4mmとなり、中間は 4段階で切換え可能です。
Q:X 線の浸入深さはどれ位ですか?
A: 材料の密度・X線の入射角にもよりますが、おおよそ数μm~数10μmになります。
Q: 測定の精度はどれ位ですか?
A: 機械的な誤差は 0±20MPa以内になります。試料の材質・処理状態にもよりますが、繰り返し測定による誤差は機械的な誤差より
も小さくなる傾向にあります。