1/2ページ
ダウンロード(271.9Kb)
多数のモータやセンサーを必要とする充填機にも、省配線のメリットをいかしスリップリングが使われています。
#スリップリング,#充填機,#スリップリング使用例,#省配線,#水銀不使用
このカタログについて
ドキュメント名 | 【スリップリング事例集】充填機 |
---|---|
ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 271.9Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本ムーグ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ

このカタログの内容
Page1
【スリップリング事例集】
充填機への採用事例
【背景】
充填機は多数のモータやセンサを必要とします。その上、毎分数百と⾔うボトルへの充填にも対応するためにターンテーブルを
使⽤します。制御盤内の PLC から⾼速で回るターンテーブル上のモータや I/O を制御しなければならないので、電気的にも
機械的にも厳しい環境です。
【課題】
モータや I/O の数を考慮すると多くの配線数(接点極数)が必要です。制御盤内の PLC から⾼速に無限回転するターン
テーブル上のモータや I/O を制御する為、⼀つのスリップリングで電源と信号に対応できる製品を採⽤する必要がありました。
また、スリップリングは充填剤により影響を受けない材質や⼯夫が必要です。
東京都武蔵野市吉祥寺本町 電話番号: 0120-609-143
⽇本ムーグ株式会社 1-20-1 吉祥寺永⾕シティプラザ 4F メール: mcg.japan@moog.com
Page2
課題のポイント
1. 多くの配線数(接点極数)が必要
2. 無限回転、⾼速回転、電源と信号に対応
3. 充填剤に影響を受けないスリップリングの筐体やシール素材の選択
【解決】
スリップリングを採⽤する事で、⾼速無限回転をするターンテーブル上のモータや I/O(電磁弁・近接スイッチ・ロードセル等)
の制御が可能となりました。お客様から接点極数、電流値、サイズ、保護等級、等の情報を頂き、さらにどのような条件で使
⽤されるか、何を重要視するかを打合せして最も適した型式を使⽤することが出来ました。
またコントローラ・ドライバが⼀体になった DC サーボモータ「スマートモータ」をターンテーブル上で使⽤するとドライバスペースの
削減だけでなく、配線数も削減できるのでスリップリングの回路数を減らすことを可能にしました。
解決のポイント
1. 多くの配線数(接点極数)に対応できるスリップリング
2. 無限回転、⾼速回転に対応するスリップリングを提供
3. シールオプション・IP 保護等級・メタル筐体等の対応も可能
この課題を解決した製品の紹介
【 AC4598-24 】
多極(10A x 24 極)
最⼤回転数 250rpm(カスタマイズにより⾼速回転対応可能)
防塵/防沫オプション及び IP65(オプション)
イーサネット、同軸、⾼電流、⾼電圧、等のオプション
⻑寿命(ファイバーブラシ) 回転寿命︓1 億回転以上(環境による)
【 スマートモータ 】
コントローラ・ドライバ⼀体型 DC ブラシレスサーボモータ
容量︓70W〜500W
I/O 接点︓17 点
通信: CANOpen, EhterCAT 等