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MOOGのレゾルバ(回転角度検出センサー)は厳しい環境下の石油掘削現場でも使われています。
このカタログについて
ドキュメント名 | 【レゾルバ事例集】石油掘削 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 296.3Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本ムーグ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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【レゾルバ事例集】
石油掘削
【背景】
⽯油およびガス業界向けに掘削機を販売している⽶国⼤⼿サプライヤーは、極限環境で位置フィードバックを送信する
ための⾼耐久のレゾルバを必要としていました。下記のような⽯油採掘⽤の掘削機に標準タイプの MOOG レゾルバが
⾼温と強い振動の環境下で使われていました。
※レゾルバは環境の悪いところでも使⽤できる回転⾓度を検出するセンサーです。
【課題】
⽯油掘削に使われるレゾルバは、150°C を超える環境で 15,000 時間動作する必要があります。悪い環境下での掘
削中でもモータ制御を容易にするために、レゾルバは信号が途絶えることなく送り続ける必要があります。標準タイプの使
⽤温度は MAX150℃となっているため、ユーザからさらに⾼い温度で使⽤できるよう改造の要望がありました。
課題のポイント
1.最⾼温度 200℃まで対応したレゾルバの開発
2.他のモデルでも 200℃に対応したレゾルバの開発
神奈川県横浜市⻄区北幸 2-8-4 電話番号: 0120-609-143
⽇本ムーグ株式会社 横浜⻄⼝ KN ビル 10 階 メール: mcg.japan@moog.com
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【解決】
ユーザはサイズ 15 の標準パンケーキ型レゾルバ(MAX150℃)を使⽤していました。 現在 200°C の環境⽤に改
良したレゾルバは、フィールドで実証されており、MOOG の⾼温モータと連携して効果的に機能しています。さらにレゾル
バを使⽤している場所はリード線が集合する部分だったために、リード線やマグネットワイヤーを変更しました。
サイズ 15 のレゾルバだけでなくサイズ 12 のレゾルバも環境温度が 200℃に対応できるように改造しています。
この課題を解決した製品の紹介
パンケーキ型 ブラシレス レゾルバ (JSSB シリーズ)
ビルドインタイプ
厳しい環境に耐えられる堅牢性
環境温度 150℃に対応(200℃までの改造可)
軸倍⾓︓X1, X2, X3, X4
最⾼回転︓15,000 rpm (サイズ 21, 22 は 20,000rpm)
その他 レゾルバ
軸型 ブラシレス レゾルバ (11-BHW シリーズ)
サイズ: 11
軸倍⾓︓X1
電気誤差︓最⼤7ʼ
R/D 変換内蔵 軸型ブラシレス レゾルバ (DRBB シリーズ)
分解能︓12 ビット
サイズ︓11
最⾼回転: 22,500 rpm (間⽋運転)