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レオロジー測定による 食品の破断・嚥下特性や温度特性の評価

その他

食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係

◆講演内容

1. 食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係
2. 破断特性の評価事例(貫入試験)
3. 嚥下・流動特性の評価事例(粘度測定、ひずみ分散測定)
4. 温度特性の評価事例(粘弾性測定)
5. その他測定事例の紹介

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このカタログについて

ドキュメント名 レオロジー測定による 食品の破断・嚥下特性や温度特性の評価
ドキュメント種別 その他
ファイルサイズ 2.4Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社アントンパール・ジャパン (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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レオロジー測定による 食品の破断・嚥下特性や温度特性の評価
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講演内容 1. 食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 2. 破断特性の評価事例(貫入試験) 3. 嚥下・流動特性の評価事例(粘度測定、ひずみ分散測定) 4. 温度特性の評価事例(粘弾性測定) 5. その他測定事例の紹介
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講演内容 1. 食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 2. 破断特性の評価事例(貫入試験) 3. 嚥下・流動特性の評価事例(粘度測定、ひずみ分散測定) 4. 温度特性の評価事例(粘弾性測定) 5. その他測定事例の紹介
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食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 歯ごたえ 口蓋 プルプル、 もちもち等の 舌 食感 のどごし ・レオロジー特性(粘度、粘弾性)による評価 食品のおいしさの要因であるテクスチャー(感覚) 容器から取り出す際の流動性、使いやすさ ・温度特性の評価 冷蔵・冷凍庫内、口腔内、製造時の温度における物性
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食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 ◆食品の評価における留意点 ・食品は様々な成分からなる色々な物性を示す ⇒さらさら、どろどろ、ねばねば、ぷるぷる 等 比較・検討したい物性、現象に適した評価方法を模索する必要があります。
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講演内容 1. 食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 2. 破断特性の評価事例(貫入試験) 3. 嚥下・流動特性の評価事例(粘度測定、ひずみ分散測定) 4. 温度特性の評価事例(粘弾性測定) 5. その他測定事例の紹介
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貫入試験 概要 ・パラレルプレート ・三点曲げ冶具 ・三点曲げ冶具 +温度制御 測定冶具を温度制御されたサンプルに押しこんだ際の反発力(ノーマルフォース, FN)を測定 ※MCR302eでは標準機能、MCR102eではオプション機能
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破断特性の評価(貫入試験) ◆サンプル クッキー、ビスケット(表面が滑らか) クラッカー(表面に凹凸あり) ◆測定条件 測定冶具:三点曲げ冶具(支点間距離30 mm) 貫入速度:5 mm/s 温度制御:上下ペルチェ温調システム 測定温度:32℃(口腔内温度想定) 30 mm 口腔内温度での破断特性を評価します
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咀嚼特性の評価(貫入試験) 青:クッキー 破断するまでビスケットの方が、 クッキーより高いノーマルフォースが発生 緑:ビスケット FN ビスケットの方が砕くのに大きな力が必要 赤:クラッカー
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咀嚼特性の評価(貫入試験) 青:クッキー クラッカーはビスケットやクッキーと比較すると 緑:ビスケット F ノーマルフォースの応答が徐々に発生 N ⇒クラッカー表面の凹凸から徐々に砕け、破断する 赤:クラッカー 口腔内温度でのサンプルの破断特性を定量化することができた
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貫入+振動試験 ・直径の小さなパラレルプレート パラレルプレートを振動 貫入時にサンプルの粘弾性(粘性と弾性)や サンプルの破壊に伴う粘弾性の変化を測定 パラレルプレートを貫入 FN テクスチャーメーターの様に貫入時に発生するノーマルフォースを測定 貫入時のノーマルフォースに加え、粘弾性も同時測定→テクスチャーメーターよりも多く情報が得られる ※MCR302eでは標準機能、MCR102eではオプション機能
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講演内容 1. 食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 2. 破断特性の評価事例(貫入試験) 3. 嚥下・流動特性の評価事例(粘度測定、ひずみ分散測定) 4. 温度特性の評価事例(粘弾性測定) 牛乳 5. その他測定事例の紹介 ソース
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嚥下特性の評価(粘度測定) ◆サンプル 食感の異なる牛乳 3種 (濃厚と感じる牛乳、薄いと感じる牛乳、普通と感じる牛乳) ◆測定条件 測定冶具:CP50-1(直径50 mm、コーン角度1°のコーンプレート) 測定温度:10 ℃一定(冷蔵庫から取り出した直後の温度を想定) せん断速度:1~100 sec-1(対数傾斜)
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嚥下特性の評価(粘度測定) 青:食感 濃厚 高せん断速度 ⇒飲み込み時の粘度は 緑:食感 薄い ほぼ同じ 赤:食感 ふつう 低せん断速度 ⇒舌の上の緩やかな流動 食感の違いを低せん断速度の粘度で定量化することができた
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流動特性の評価(ひずみ分散測定) ◆サンプル ソース 3種 (ウスターソース、中濃ソース、とんかつソース) ◆測定条件 測定冶具:PP50(直径50 mm、パラレルプレート) ギャップ:0.5 mm 測定温度:25 ℃一定(室温想定) せん断歪み:0.01~1000%(対数傾斜) チューブからの出やすさの違い(流動性)を粘弾性測定で評価する
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流動特性の評価(ひずみ分散測定) 青: とんかつソース オレンジ: 中濃ソース ピンク: ウスターソース シャバシャバなウスターソース ⇒G’が存在せず、G”の絶対値も他のソースよりも低い 極めて流れやすい粘性体である。 (※ひずみ0.1%以下はトルク不足のため未表示)
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流動特性の評価(ひずみ分散測定) 青: とんかつソース 線形範囲にてG’>G” ⇒ゲル構造を持つ オレンジ: 中濃ソース とんかつソースの方がより強いゲル構造を持つため、 流れにくい構造を持つように見える ⇒はたしてそうだろうか?
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流動特性の評価(ひずみ分散測定、降伏応力) 青: とんかつソース オレンジ: とんかつソースの方がより強いゲル構造を持つが、 中濃ソース 降伏値を小さくすることで微小な応力で構造が崩れ、 流れやすく設計されていると考えられる つまり、構造の強さと降伏応力のバランスのとれた ソースであることがわかる。 とんかつソースの降伏応力 中濃ソースの降伏応力 0.05 Pa 0.15 Pa せん断応力τ in Pa
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講演内容 1. 食品のテクスチャーとレオロジー特性の関係 2. 破断特性の評価事例(貫入試験) 3. 嚥下・流動特性の評価事例(粘度測定、ひずみ分散測定) 4. 温度特性の評価事例(粘弾性測定) 5. その他測定事例の紹介 チョコレート ゼラチン、寒天
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温度特性の評価(チョコレートの溶融性) ◆サンプル チョコレート(ビター、ホワイト) ◆測定条件 測定冶具:PP12/P2(直径12 mm、切込み加工したパラレルプレート) 測定温度:25~40 ℃(昇温速度:3 ℃/min) せん断歪み:0.01~0.4 %(線形傾斜) 周波数 :1 Hz ギャップ:2 mm