1/7ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(1.6Mb)

【生産技術者必見】製造業で理想のQCDを達成するための基本

ホワイトペーパー

生産技術が理想とするQCDの基礎、実現のためにクリアすべき課題を解説

生産技術を製造業の要と捉えた上で、生産技術とはなにかという定義と
それを構成する要素について解説しています。

また、本来の生産技術のあるべき姿を定義し、求められるものを明確にした上で
理想に到達するための課題を述べています。
「人材不足」「2025年の崖」にピンとくる方にはぜひ読んで頂きたい資料です。

また、後半には課題解決に必要な戦略として、生産環境に対してのアプローチと
生産技術という職業に就いている方が身につける知識にも触れています。

一朝一夕では身につかない知識かもしれませんが、長い時間をかけてでも
習得する価値があるものです。資料でぜひご確認ください。

その他、工場自動化やスマートファクトリーに関する基礎知識の資料を
用意しております。無料でご覧いただけますのでぜひご確認ください。
https://jss1.jp/manual-list/?aperza_dl

【目次】
1)生産技術とはなにか
 生産技術は製造業の要となる技術
 生産技術を構成する要素
2)生産技術のあるべき姿とは
 生産技術はニーズの変化への対応が必須
 生産技術のDXは避けられない
3)生産技術のあるべき姿に近づくための課題
 生産技術者の人材不足
 IoT 活用や AI 導入に関する技術の蓄積
 「2025 年の崖」など既存システムとの連携・統合
4)生産技術の課題解決に必要な戦略
 自動化や省人化
 設備のリプレース
 生産技術者の人材育成
 リスクマネジメントによる先行対策

5)生産技術担当者が身につけるべき知識
 生産技術マネジメントに関する知識
 経営に関する知識
 IoT、AI などの IT 活用スキル

【関連キーワード】
生産技術、生産管理、QCD、課題
工場自動化、省力化、スマートファクトリー、ロボット、FA
カタログ、資料、製造、製造業、生産ライン、効率化、IoT
技術、AI、人材不足、事例、品質、装置、ファクトリーオートメーション

このカタログについて

ドキュメント名 【生産技術者必見】製造業で理想のQCDを達成するための基本
ドキュメント種別 ホワイトペーパー
ファイルサイズ 1.6Mb
取り扱い企業 株式会社FAプロダクツ (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

この企業の関連カタログの表紙
検査工程の自動化に必要な画像処理システム基礎知識
ホワイトペーパー

株式会社FAプロダクツ

この企業の関連カタログの表紙
ロボット貸切サポートコースのご紹介
製品カタログ

株式会社FAプロダクツ

この企業の関連カタログの表紙
省人化プロジェクトの進め方と投資の事例
ホワイトペーパー

株式会社FAプロダクツ

このカタログの内容

Page1

生産技術のあるべき姿とは?理想 QCD を達成するための基本 株式会社 FA プロダクツ 植地 祐奈
Page2

生産技術のあるべき姿とは?理想 QCD を達成するための基本 メーカーにとって「生産技術」とは、ユーザが求める品質を満たしながら製品を安定的に 製造し、事業を継続させる上で重要な技術です。また、自社の生産技術力の高さを競合メ ーカーなどに示し、参入障壁の高さを示す意味でも鍵を握るでしょう。今回は、生産技術 とはそもそもどういったものなのか、また、メーカーが理想とする生産活動を行う上で、 生産技術のあるべき姿や達成を阻害する課題を説明します。最後には、FA 化や IoT 活用 が進む生産現場において意識すべき戦略や、生産技術者が習得すべき知識や意識を紹介し ます。 目次 1.生産技術とはなにか (1)生産技術は製造業の要となる技術 (2)生産技術を構成する要素 2.生産技術のあるべき姿とは (1)生産技術はニーズの変化への対応が必須 (2)生産技術の DX は避けられない 3.生産技術のあるべき姿に近づくための課題 (1)生産技術者の人材不足 (2)IoT 活用や AI 導入に関する技術の蓄積 (3)「2025 年の崖」など既存システムとの連携・統合 4.生産技術の課題解決に必要な戦略 (1)生産技術の課題解決に必要な戦略 ①自動化や省人化 ②設備のリプレース ③生産技術者の人材育成 ④リスクマネジメントによる先行対策 (2)生産技術担当者が身につけるべき知識 ①生産技術マネジメントに関する知識 ②経営に関する知識 ③IoT、AI などの IT 活用スキル 1
Page3

1. 生産技術とはなにか (1) 生産技術は製造業の要となる技術 製造業界における「生産」とは、原材料などを用いて付加価値のある食品や工業製品など をつくり出すことです。日本能率協会(JMA)によると、生産技術とは「製品の開発工程 と製造工程をつなぐ技術」であるとされています。生産技術は、生産プロセスの改善によ る歩留まり向上による低コスト化や、設備安定稼働による品質の維持など、各製造業者が 目標とする「QCD」の達成のために不可欠な技術です。また、それだけではなく、製品開 発から製品の製造、出荷までの一連の工程をつなぐ役目もあります。 たとえ開発能力に優れた企業であっても、製品の量産化などを担う生産技術の能力が低け れば、競争力のある製品を理想のタイミングで上市することはできません。同様に、自社 で生産する製品の工程改善ができなければ、原料などの外部コストの変動といった不測の 事態にも対応できず、結果的に目標とする QCD を達成し続けることが難しくなります。 (2) 生産技術を構成する要素 生産技術に関連する要素としては、大きく以下の 2 つがあります。 有形な生産技術要素:「Machine:機械や設備など」「Man:人」 無形な生産技術要素:「Method:固有技術」「Management:管理技術」 生産技術力とは、これらの個々の能力はもちろん、トータルとして機能した時の技術力を 指します。有形な生産技術要素は、他社でも設備を購入できたり、人材を引き抜いたりす ることも可能なため、“強み”となりにくい一面があります。ただ、無形な生産技術要素に 該当する「固有技術」や「管理技術」は、各社が独自に蓄積してきたノウハウであり、ブ ラックボックス化されているため、他社が容易にマネできない生産技術要素です。同じ製 造機器を導入して作業者も同数の同業他社があっても、全く同じ生産能力や品質を達成で きるとは限りません。生産技術力の差は、この「無形な技術要素」に起因すると考えても いいでしょう。 2. 生産技術のあるべき姿とは (1) 生産技術はニーズの変化への対応が必須 ものづくりの環境は、高度経済成長の頃とは変化してきています。 グローバル化に伴って、大量生産品種は低コストで製造可能な海外拠点へ移管されてお り、さまざまな市場ニーズに対応した変種変量生産が求められています。また、 2
Page4

「SDGs:持続可能な開発目標」といった国際基準の目標達成が義務付けられており、製 造業界でも自然環境などへの配慮が求められています。このような変化が激しく、製品の ライフサイクルが短くなっている状況においては、生産技術も事業戦略を考慮した上で戦 略に落とし込まなければいけません。そのため、生産技術は、単に製品開発品を量産フェ ーズに移行させて安定生産を目指すだけではなく、製品の企画開発から販売に至るまでの 一連の流れに関わる必要があります。また、顧客要望の高度化などに備えた先行生産技術 の開発も意識しなければなりません。 (2) 生産技術の DXは避けられない ICT の発展に伴って、日本では「Society5.0」が進められており、生産技術に関しても、 デジタル技術の導入による管理法の最適化や最適生産化が求められます。そのため、生産 プロセスの多重化や複雑化に対応して、生産技術力を向上させる必要があるでしょう。 3. 生産技術のあるべき姿に近づくための課題 製品のライフサイクルが短くなる中で、開発から生産までの期間も短くなっている状況下 では、生産技術におけるデジタル技術の導入は必須となっています。その中で、どのよう な課題があるのでしょうか。 (1) 生産技術者の人材不足 これから製造業のデジタル化が進む中で、生産技術者の勘や経験に左右されない生産シス テムの構築が必要となります。そのため、IT に対する知識やスキルがある生産技術者が 必要となるでしょう。また、開発段階から生産技術者が関わるためには、市場ニーズや研 究・開発部門の意図などを読み取るための、生産プロセス技術以外の知識も必要です。 (2) IoT活用や AI導入に関する技術の蓄積 IoT 化に関しては、大企業のようなさまざまな事業展開をしている企業ではノウハウの蓄 積があるかもしれませんが、中小企業等においては技術蓄積があるとは限りません。自社 に足りない生産技術に関するノウハウを、どのように補完するかも課題となるでしょう。 (3) 「2025 年の崖」など既存システムとの連携・統合 これまで自社でさまざまな製造ノウハウを蓄積していても、システムの老朽化は避けられ ません。そのため、既存の生産システムをどう活用していくかは重要な課題です。製造業 3
Page5

においても D が重要視されていますが、新規システムの導入等に際して、これまで構築 してきたシステムとの連携などが課題となっています。こうした、レガシーシステムに関 しては「2025 年の崖」という言葉もあるように、これからもシステムの乗り換えや連携 で、人的・資金的な面で多大なコストを割かなければならなくなるリスクもあります。 4. 生産技術の課題解決に必要な戦略 (1) 生産技術の課題解決に必要な戦略 ① 自動化や省人化 生産技術にとって最も重要な生産効率の向上のためには、人為的なバラつきを減らす必要 もあります。そのためには、生産ラインの自動化推進や省人化を行うことも必要でしょ う。また、生産に関わる作業者や生産技術者の労働負荷を減らすことで、製品の開発や他 のサービスに人的リソースを割くこともできます。 ② 設備のリプレース 顧客のさまざまなニーズに対応して少量多品種生産などを行う場合には、既存設備の応用 力をいかに高めるかが重要です。そのため、既存設備のリプレースによって生産効率を高 めるのはもちろん、新製品の開発に活用するという視点も重要になります。 ③ 生産技術者の人材育成 生産技術に関わる要素技術も日々成長しており、システムの複雑化も避けられないため、 生産技術者に対しての新規技術の知識習得支援は重要です。ただし、プログラミングなど の要素技術を一から習得させるなど、関連するスキルを何でも学ばせる必要はありませ ん。IT 技術を活用するための課題発見力や応用力などのスキルアップが必要です。 ④ リスクマネジメントによる先行対策 これから先の生産技術開発を行う上では、先読みによるリスクマネジメントも重要です。 製造業に関わらず、DX の大きな壁であるレガシーシステムですが、いずれは既存システ ムとの連携だけでなく、統合が必須となります。これから先、システム技術が更新される 度に同じ問題が起きていては、定期的に生産技術も含めて多大なコストを支払うことにな りかねません。自社の事業戦略に合わせたシステムの構築と、ノウハウの共有が必須とな るでしょう。 4
Page6

(2) 生産技術担当者が身につけるべき知識 ① 生産技術マネジメントに関する知識 生産技術者に必要なのは、設備などに関する知識だけではありません。さまざまな生産技 術を、どう組み合わせてものづくりのプロセスを改善するかという「課題解決スキル」を 習得する必要があります。 ② 経営に関する知識 事業戦略を生産技術に落とし込んでいくだけでなく、生産技術を経営にフィードバックさ せるためには、経営マインドの醸成や経営に関する知識習得も欠かせません。 ③ IoT、AI などの IT 活用スキル 生産技術のデジタル化が進むに連れて、ビッグデータの活用や AI の導入が進んでいきま す。生産技術者は、必ずしもプログラミングなどの直接的な IT スキルを習得する必要は ありませんが、AI などを活用したシステムの仕組みや利用方法についての知識を身につ ける必要があるでしょう。 自社の製造現場において理想的な生産効率を達成するためには、自社の生産技術ノウハウ 以外にも、SIer が有する IT ノウハウや設備機器の知識が必ずお役に立ちます。産業用ロ ボットや各種検査設備等の導入による生産効率の向上をご検討の方は、ぜひ株式会社 FA プロダクツにお問い合わせください。 5
Page7

装置導入に関するお悩みは FAP へ こんなお悩みはありませんか? ・生産工程の自動化をしたいがノウハウがない ・複数社への発注、スケジュール管理の手間がかかる ・どのメーカーの製品を選べばいいか分からない ・他社の SIer から「専門外なので対応できない」と言われてしまった そんな時はぜひ、関東最大級のロボット SIer である株式会社 FA プロダクツにご相談くだ さい。 FAP の強み 加工から出荷まで、生産ライン全体の最適化にまとめて対応 エンジニアによる一貫生産体制で、高品質・低価格を実現 取引先 400 社以上の豊富な実績 省人化・省力化をご検討の際はお気軽に 050-1743-0310 までお問い合わせください。 (受付時間:平日 9:00~18:00) 企業概要 社名:株式会社 FA プロダクツ(FA Products Inc.) Web サイト:https://jss1.jp/ 所在地: つくばベース 茨城県土浦市卸町 2-13-3 TEL: 050-1743-0310 E-mail: jss_sales@jss1.jp 6