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大電流コネクタを中心とした採用事例をご紹介
・「安全性を確保した状態でコネクタの着脱を簡単におこないたい・・・」
・「コネクタの発熱(焼き付き)を改善したい・・・」
・「もっと軽くコンパクトにしたい・・・」
といったお困りごとはございませんでしょうか。
上記のようなお悩みを解決できるのがこれまでのコネクタの常識を覆す大電流コネクタです。
大電流コネクタは独自の特殊形状のスプリング特性のある帯状の接触子を多面接触させることにより、一般的な汎用コネクタよりも小型で大電流を通電させることができるコネクタです。
接触抵抗が非常に小さいため温度上昇を抑えることができ、短絡電流にも非常に強く、数10万Aレベルの超大電流の接続や、摺動・回転といった可動状態で通電させるところにも使用可能といった特長があります。
本資料では、上記製品の概要と実際の導入事例をまとめています。
このカタログについて
ドキュメント名 | 焼き付きを防止でき、よりコンパクトな「大電流コネクタ」の概要と導入事例 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.4Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 丸紅エレネクスト株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スライド番号 1
生産技術・設備技術・開発設計・保全 ご担当者の方必見!
焼き付きを防止でき、よりコンパクトな
「大電流コネクタ」の概要と導入事例
こんなお悩みの方に…
「安全性を確保した状態でコネクタの着脱を簡単におこないたい・・・」
「コネクタの発熱(焼き付き)を改善したい・・・」
「もっと軽くコンパクトにしたい・・・」
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スライド番号 2
0.目次
1.大電流コネクタ(電源コネクタ)とは・・・・・・・・・・・ p.2
2.大電流コネクタを使用している方のよくあるお悩み・・・ p.3
3.産業用コネクタ.com(株式会社ソルトン)が扱っている
大電流コネクタの特長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.4
4.実際の導入事例
・ブスバー接続箇所の発熱と通電不良を改善した事例・・・・・・・・・・・・ p.6
・ワンタッチの大電流コネクタ(電源コネクタ)を導入し、
省スペース化&作業効率アップを実現した事例・・・・・・・・・・・・・・・ p.7
・高温多湿の劣悪な環境下の大電流供給でも
通電不良を起こさない大電流コネクタの導入で、生産性が向上した事例・・・・ p.8
5.工場生産性UPのご提案 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.9
6.株式会社ソルトンについて・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.10
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スライド番号 3
1. 大電流コネクタ(電源コネクタ)とは
大電流と聞いて、みなさんは定格電流の値が何A以上のものが
大電流であるという印象をお持ちでしょうか。
100A以上とイメージされる方もいらっしゃれば、
500A以上、いや1,000A以上だろうと様々な印象があるかと思います。
これは普段から皆さんが携わっておられる設備や装置、
お仕事の内容によりその印象も変わってきます。
こちらで取り上げる大電流コネクタ(電源コネクタ)とは、
一般的な汎用コネクタと比べ、
最小の接地面積で最大の電流を流すことができる高効率なコネクタ
であることを意味します。
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スライド番号 4
2. 大電流コネクタを使用している方のよくあるお悩み
大電流の通電箇所を切り離したり、
接続したりする作業が必要なところである程度の着脱頻度が発生すれば、
そこにコネクタを採用することにより作業性の向上が見込まれます。
ただし、コネクタを選定する際に気を付けなければならないのは、
あらかじめ定格電流値や使用電圧といった
電気的な仕様を事前に把握することが必要です。
その際、定格電流の値が高ければ高いほど、
コネクタを嵌合した際の接地面積をより広く確保する必要があります。
十分な接地面積を確保できない場合、通電不良、焼き付きにより
コネクタが抜けない、異常発熱からの発火等の不具合が
発生する懸念があるため、十分に気を付ける必要があります。
よって、大電流を通電させるコネクタとなると、
必然的に寸法が大きくなり重量も重たくなってしまいます。
このようなことから、大電流の通電箇所でのコネクタの着脱は
操作がしにくいといった現場での不満やお悩みは常につきものでありました。
簡単に着脱できて、
もっと軽いコネクタはないかな・・・
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スライド番号 5
3. 産業用コネクタ.com(株式会社ソルトン)が扱っている
大電流コネクタの特長
そこで、これまでのコネクタの常識を覆す大電流コネクタをご紹介いたします。
それは独自の特殊形状のスプリング特性のある帯状の接触子を多面接触させる
ことにより、一般的な汎用コネクタよりも小型で大電流を通電させることがで
きるコネクタです。
接触抵抗が非常に小さいため温度上昇を抑えることができ、短絡電流にも非常
に強く、数10万Aレベルの超大電流の接続や、摺動・回転といった可動状態で
通電させるところにも使用可能といった特長があります。
特長①他のコンタクト方式より小型で大電流を通電することが可能
独自の特殊形状のスプリング特性のある帯状の
接触子を多面接触させることにより、一般的な
汎用コネクタよりも小型で大電流を通電させる
ことができます。
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スライド番号 6
3. 産業用コネクタ.com(株式会社ソルトン)が扱っている
大電流コネクタの特長
特長②接触抵抗が非常に小さいため温度上昇を抑えることが可能
特殊なバネ接点を利用しているので、温度上昇を防ぎ、焼き付けを防止することができます。短絡電
流にも非常に強く、数10万Aレベルの超大電流の接続や、摺動・回転といった可動状態で通電させる
ところにも使用可能です。
特長③2φ~100φまで最大6000Aまでの通電容量を持つ製品が標準化
自社の工程に最適な製品が標準品になく、特注
品を依頼するとなると、価格が高い、納品する
まで時間がかかるといった問題が生じることが
よくあります。しかし、産業用コネクタ.com
の大電流コネクタは、幅広い通電容量をカバー
しているので、上記のような問題点が解消され
ます。
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スライド番号 7
4. 実際の導入事例
ブスバー接続箇所の発熱と通電不良を改善した事例
火災等の災害リスクがあった・・・
鉄鋼メーカーでは各自動車メーカーより自動車の燃費向上のための車体軽量化および、衝突に対する
安全性向上を目的として、高張力鋼板の要望がますます強くなってきています。高張力鋼板を製作す
るには、熱処理によって鋼板の結晶構造を変化させ、硬さや強さ、延びなどの性質を向上させる圧延
工程での特別な設備があります。それらの設備の給電箇所ではブスバーという板状の導体どうしをボ
ルトで固定し、そこに1000A以上の大電流を流しています。
兵庫県のある製鉄所内では、現場ではそのブスバーどうしの接続箇所での発熱や接触不良が以前より
問題になっていました。特に発熱については、ブスバー接続箇所が通電により200°C以上になり火災
等の災害リスクがあり、それを改善する必要がありました。
大電流コネクタの導入で発熱を大幅に抑えることができ、工場の稼働率も上昇
そこで、発熱や接触抵抗を抑えられるソルトンの大電
流用コネクタの接点バネと同じ技術を採用したシール
コンタクトというブスバー接続用エレメントを導入。
トライ開始から1~2週間で、現場での周囲温度は約
60°Cと一定にも関わらず、ブスバー接続箇所の温度が
当初の272°Cから82°Cまで抑えることができました。
それに加えてこれまでブスバー接続箇所の通電時の接
触不良も改善でき、これまで通電不良を予防するため
におこなっていた定期修繕ごとのブスバーどうしの接
触箇所メンテナンス作業も必要なくなりました。
事例の詳細は、左記のQRコードもしくは、
「鉄鋼 ブスバー 発熱 通電不良」と
検索してご覧いただくことが可能です!
https://industrial-connectors.com/case/396 6
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スライド番号 8
4. 実際の導入事例
ワンタッチの大電流コネクタ(電源コネクタ)を導入し、省スペース化&作業効率アップを実現した事例
大電流コネクタでスペースが圧迫されている・・・
半導体の製造工程では、多結晶シリコンを溶融し
単結晶棒(インゴット)を作り、スライスしてウ
エハを作ります。その後、ウエハに必要なイオン
を打ち込んで素子をつくるイオン注入という工程
があります。その工程で使用されるイオン注入装
置のヒーター給電箇所に大電流コネクタが使われ
ています。
装置内の限られたスペースで定格150~200Aの給
電箇所の切り離しがあり、従来品のコネクタは全
長が長く、着脱作業も固くやりにくい状況であり
ました。
約30%省スペース化に成功し、
ワンタッチ式で女性や高齢の作業者もスムーズに作業できるように!
そこで、接続不良を防ぐためにバネを用いて接続部分の接圧を一定にする大電流コネクタを導入しま
した。それまではたびたびラインが止まってしまっていましたが、導入後は一切通電不良がなくなり
ました。
また、約30%の省スペース化に繋がったため着脱作業がしやすくなりました。ワンタッチ式のため女
性や高齢の作業者でもスムーズに作業ができるようになり、生産性が大幅に向上しました。
事例の詳細は、左記のQRコードもしくは、
「ワンタッチ大電流コネクタ 省スペース 作業効率」と
検索してご覧いただくことが可能です!
https://industrial-connectors.com/case/224
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スライド番号 9
4. 実際の導入事例
高温多湿の劣悪な環境下の大電流供給でも通電不良を起こさない大電流コネクタの導入で、
生産性が向上した事例
給電箇所の接続作業に半日がかり・・・
給電箇所をコネクタ化する前は端子台でネジ接続を行なっ
ていましたが、切替え作業に半日がかりになってしまうこ
とが問題となり、作業者の負担軽減のためコネクタ化する
ことになりました。
しかし、給電箇所のコネクタ化について、様々なコネクタ
を試しましたが、過な使用環境(温度80°C以上、湿度70
~80%)で大電流(700~1000A)を通電させることか
ら、一般的なコネクタでは焼き付けによる通電不良が起
こってしまい、困っていました。
大電流コネクタの採用で、通電不良の解消と作業ミスの低減に成功!
そこで、大電流コネクタを採用。過酷な使用環境で
の大電流通電時の通電不良は全く発生することがな
くなりました。
また、大電流コネクタの特殊なバネ接点により従来
の一般的なコネクタより大幅に小型、軽量化するこ
とに成功し、現場での作業者の腰痛等の負担軽減や
誤接続といった作業ミスの低減にもつながりました。
今でも設備の更新時には欠かせないアイテムになっ
ています。
事例の詳細は、左記のQRコードもしくは、
「高温多湿 大電流コネクタ 生産性向上」と
検索してご覧いただくことが可能です!
https://industrial-connectors.com/case/232
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スライド番号 10
5. 工場生産性UPのご提案
4倍以上長寿命の高品質製品
ソルトンでは一般的なコネクタ・
カップリングより高品質・高耐久な
製品を主に扱っています。
部品交換の手間やコスト削減を実現し、
工場の生産性アップに貢献します。
海外サプライヤとの強力な協業体制
技術と実績のある専門メーカーと
密接にコンタクトすることにより、
お客様の問題解決の提案や最新情報を
タイムリーにお届けいたします。
技術スタッフによる迅速なサポート
特殊な仕様の変更、材質の変更など、
お客様のご要望にお答えできるように、
営業技術専任担当が
迅速にバックアップいたします。
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スライド番号 11
6. 株式会社ソルトンについて
ご不明点等はお電話またはメールでお気軽にお問合せください
■代表
045-474-9523
受付時間:平日 9 時~ 1 7 時
sales@solton.co.jp
会社概要
社名 株式会社ソルトン
≪ 本社 ( 東日本支社・商品管理センター) ≫
〒 2 2 2 - 0 0 3 3
神奈川県横浜市港北区新横浜 2丁目 7番 2 号
≪ 名古屋支店 ≫
〒 4 6 0 - 0 0 0 3
所在地 愛知県名古屋市中区錦 1丁目 4番 6号
大樹生命名古屋ビル5階
≪ 大阪支店 ≫
〒 5 3 2 - 0 0 1 1
大阪市淀川区西中島 4 丁目 1 2番 4号
ストーブリ本社ビル 2 階
T E L 0 4 5 - 4 7 4 - 9 5 2 3
≪ 会 社 H P ≫
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≪ コ ネクタ・カップリング専門サイト ≫
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