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アミノ酸製造、培養液からの有効成分抽出、各種流体のオリ除去等、ろ過助剤を使わないサブミクロンの精密ろ過により作業効率、製品収率の改善および、製造コストの削減を実現。
食品、飲料、製薬、等ライフサイエンス市場のみならず化学市場等広い分野で微生物を
利用して新しい製品が数多く開発されています。そこでは発酵を利用するプロセスが用いられ
その培養液から有効成分の分離、抽出が行なわれています。このプロセスは有機物濃度も
高く通常のろ過では対応が困難であり、キャンドル式、フィルタープレス式、ドラム式、リーフ式
等ろ過助剤を使用したプリコートろ過、あるいは遠心分離機が用いられている場合が多く
見られます。岩井ファルマテックは、新しい膜分離技術の適用により、これら既存技術の課題
を解決し、製品に至るプロセスの効率化、品質向上、回収率の改善、製造コストの削減、
廃棄物の低減に貢献しています。
【掲載内容】
◆膜分離の特徴
◆助剤ろ過、遠心分離の課題
◆MF・UF・NF・RO膜モジュール(例)
◆培養液濃縮・精製フロー
[関連キーワード]
膜分離 クロスフロー セラミック ろ過助剤 珪藻土 遠心分離機 濃縮 精製 製造コスト 廃棄物 環境 廃棄費用 産業廃棄物
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このカタログについて
ドキュメント名 | 膜分離による作業効率、製品収率の改善 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 岩井ファルマテック株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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MSAP-030j-ge
珪藻土等助剤ろ過から膜分離へ
作業効率、製品収率の改善
膜分離システムによる作業効率・コスト削減
抗生物質、アミノ酸、日本酒、ビール、みりん等、製薬・食品といったライフサイエンス市場のみ
ならず、化学業界の広い分野で微生物を利用した新しい製品が数多く開発されています。
また開発工程では発酵を用い、得られた有効成分の分離や抽出が行なわれています。発酵液(ブロ
ス)は有機物濃度が高く通常のろ過では対応が困難であり、以下の方法により分離を行っている場合
が多く見られます。
キャンドル式、フィルタープレス式、ドラム式、リーフ式等のプリコートろ過、遠心分離機
岩井ファルマテックは、これらの方法よりも更に有用な、新しい膜分離技術の適用により、
①品質向上 :従来法に比べて、高純度で濃縮・精製可能
②回収率の向上 :目的物を高収率で回収可能
③製造コストの削減 :下記表ご参照
実現いたします。
■ 抗生物質ブロスろ過のモデル例
代表的稼働条件
年間バッチ数 日/年 100 製品バッチ量 L/日 60,000
電気料金 \/kWh 15 稼働時間 時/日 *1 20
*1 as 20hrs 4hrs=洗浄
■ 助剤ろ過(従来)の代表的ランニングコスト ■ 膜分離の代表的ランニングコスト
ろ過助剤処理コスト 膜分離コスト
ろ過助剤購入 \/年 48,000,000 膜交換コスト \/年 5,000,000
ろ過助剤廃棄量 \/年 21,500,000 膜洗浄コスト \/年 210,000
動力費 \/年 450,000 動力費 \/年 1,650,000
合計 \/年 69,950,000 合計 \/年 6,860,000
■ MF・UF・NF・RO膜モジュール(例)
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濃縮プロセス
発酵工程で調製された培養液
はセラミック・クロスフローシ
ステムに送り、濃縮を行います。
精製プロセス
濃縮された菌体スラリーは、置
換水によって精製を行います。
目的が菌体外産出物の場合は膜に
より透過します。
目的物が菌体の際は、不純物が透
過側へ排出します。
回収プロセス
菌体が目的物の場合は、
最終濃縮を経て、高収率で回収
できます。
これら一連のプロセスだけではなく、膜の洗浄やライン殺菌もすべて自動化
でき、製品の品質・収率・生産性が向上できます。さらに、有機膜に比べて高
濃度に濃縮が可能です。これにより、製品回収後の乾燥工程でのエネルギーコ
ストの削減になります。
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Sep/2017