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回転ドラム式 粉体流動性測定装置 Revolution

製品カタログ

回転ドラム式による動的、低負荷な測定が可能

米国Mwercury Scientific社の回転ドラム式 粉体流動性測定装置 Revolutionは回転ドラム式のパイオニア装置です。独自の指数化による高感度な流動性評価が可能。動的、低負荷、加熱下、帯電測定等様々な測定ができます。

このカタログについて

ドキュメント名 回転ドラム式 粉体流動性測定装置 Revolution
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 688.6Kb
登録カテゴリ
取り扱い企業 三洋貿易株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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回転ドラム・画像解析方式 粉体流動性測定装置 Revolution Powder analyzer RPA 低負荷で動的な流動性評価 帯電測定 加熱状態評価 ハンドリング 小分け 空気輸送 運搬 Flowability 流動性 粉体の動的特性の自動分析 ■ 粉体塗装 ■ セラミックス ■ 鉱物 ■ 金属粉 ■ 3Dプリンタ用(AM)粉体 ■ 顔料 ■ トナー ■ 医薬品 ■ 食品 Granulation & Caking ■ 化粧品 造粒性、固結性 ■ プラスチック粉 Fluidization 流動化性 米国 Mercury Scientific社 日本総代理店 三洋貿易 株式会社
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REVOLUTION Powder Analyzer なだれ現象の解析から 粉体のダイナミックな流動挙動を予測します。 なだれ周期、なだれパワー、表面フラクタル次元など多面的で統計的な解析に基づき、新しい指標値を提案します。 動的試験法による高い相関性 ■ 特 長 粉体のハンドリングやプロセスにおいて発 生する閉塞、付着、凝集、固結、磨耗などのト ● なだれ現象の解析による粉体の動的挙動の評価 ラブルの多くは粉体の運動に伴う流動特性に 回転数の選択により、操業条件に近い状態で試験できます。 関連し、粉体の物性や外的環境要因に依存 ● 一台で複数の試験ができます することが知られています。トラブルの解決 ■ 流動性試験 ■ 流動化性試験 ■ 造粒性試験 には前もって粉体の流動性を正確に予測する ■ 固結性試験 ■ パッキング試験* ■帯電試験* *オプション 必要があります。 ● 粉体の動的な状態変化の測定 操業条件下の流動特性を予測するため 圧縮固化状態 ⇔ 堆積状態 ⇔ 流動化状態 に、かさ密度、安息角、オリフィスからの流れ ● 客観的かつ自動的な測定 やすさ、Jenike せん断セルが利用されていま すが、移動に対する粉体物性の関与が不明 ● 加温オプション有り ~250℃ 確なので、異なる試験法で得られた結果は断 ■ 測定原理 片的であり、相関性が充分とは言えません。 この問題を解決する一つの方法は、動的な 円筒容器(ドラム)に所定量の粉体を 条件下で粉を試験することであり、その一つ 入れます。このドラムをゆっくりと回転 がなだれ現象の解析です。この動的な測定 させると、ドラムの回転とともに粉の堆 は、それぞれの物性の関与に起因し、操業条 積層はゆっくりと上方へ引き上げられ 件に近い状態で試験できます。なぜならば、 ます。粒子間の付着力と重力のバラン スが崩れたときになだれが起こりま粉が拘束を受けないで流れること、それに、 す。回転ドラム内で起こる周期的なな 流動特性の微妙な変化を検出できるからで だれ現象をデジタルカメラで連続的に す。 撮影して、画像解析を行うことにより 得られた種々のパラメーターを用い て動的な流動特性を統計的に数値化 概 要 できます。 また、回転数を徐々に速くすると、 なだれの頻度は増加して粉体層への 空気の巻き込みにより流動化が起こ ります。粉体層の体積増加率を連続 的に測定することにより動的な流動化性(液状化性)を評価できます。 さらに、回転ドラム内で生じる粉体の動的な状態変化を連続的に測定で きますので、造粒性やケーキングなどの特性を評価できます。 ドラム内の粉体運動 左から ●上方への引上げ ●ピーク ●なだれ後 流動性、造粒性や固結性の測定項目 流動化性の測定項目 Avalanche Median Break Energy Height Slope Height Linearity Avalanche Energy Median Variance Volume Slope Volume Linearity Avalanche Time Power Variance Initial Settling % Initial Settling Time Avalanche Hurst Time Variance Initial Settling Slope Final Settling % Power Variance Power Average Final Settling Time Final Settling Slope Avalanche Angle Power Slope Settling Change Power Slope Angle Delta Rest Angle Rise Height Surface Fractal Sample Volume Surface Linearity Fractal Hurst FFT Average Time Correlation Hurst *赤文字:重要項目 FFT Power
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REVOLUTION APPLICATIONS ■ 応用分野 医薬品、食品、化粧品、顔料、トナー、プラスチック粉、粉体塗装、セラミックス、金属粉など粉体工業分 野全般における流動特性の研究、工程管理や品質管理 1.流動性試験 2.流動化性試験 ● 低ストレス下での流動性の測定 ● 流動化条件の研究 ● 流動開始に伴う粉体挙動の研究 ● 流動化助剤の選定 ● 流動プロセス下における粉体流動条件の決定 3.造粒性・固結・パッキング・帯電・加温 試験 ● 低ストレス下での造粒性や固結性の測定 ● 運搬・振動後の流動性変化(パッキング試験) ● 固結粉体の解砕特性の研究 ● 高温加熱状態の流動性評価 ● 板と粉体の摩擦による帯電評価 ■ 流動性の試験法 流動性の試験法は、評価するプロセス条件に基づく回転時間および回転数の選択により作成されます。通常、100cc の粉 体を測定ドラムに入れます。装置は、低速で測定し、設定したなだれ回数あるいはデータ取得点数分の測定を行います。 「レボリューション」パウダーアナライザーは、なだれ周期やパワーの変化を測定します。図 B のグラフは、各なだれ周期に 対する全パワーロス強度を表すパワースペクトル図(Avalanche energy)です。積算パワースペクトル(図 C)は、試料間の流動 性を比較するための優れたツールです。なだれ時間およびパワーが低いほど、粉体の流動性は良くなります。なだれの分析 に加えて、フラクタル次元(図 E) 、粉体層体積および表面の直線性などの多くのパラメーターを測定します。フラクタル数が小 さいほど、なだれ表面が滑らかで凝集が少ないと予想されます。 ■ 流動化性の試験法 粉体はガスを吹き込むと体積が膨張して液体のように流動化する性質があります。ガス の圧力や温度と同様に、粉体の特性も流動化の程度を決定します。微細粒子の粉体では、 極端に低い圧力でも流動化が起こるので、粉体を入れたドラムを回転させることにより 流動化できます。流動化圧力はドラム回転数を変えることで調節できます。粉体の流動 化性は、ドラム回転数を上げていったときの粉体の体積膨張率を測定します。さらに、 流動化した粉体がゆっくり沈んで沈降が止まる速度を、回転を止めて流動化圧力を0に することにより測定できます。 ■ 造粒性、固結性の試験法 造粒性試験は、混合やブレンド、輸送、製造プロセスおよび貯蔵等において粒子径が変化し やすい粉体の研究に使用できます。 凝集性の粉体をドラムに入れ回転させると、連続的な角速度により粒子同士がくっついて 大きな粒子が形成されます。この粒状の粉体の流動性は、より大きな粒子の形成によって 改善されると予想されます。その Avalanche energyを比較することで造粒性を評価します。 また、一旦粉体を顆粒にした後、さらに、ドラム回転速度を増加することで顆粒間の衝突速 度を大きくして、新しく形成された顆粒を破壊することによって顆粒の強度を測定できます。 食品パウダー、化粧品、医薬品および顆粒化する可能性を持つパウダーの造粒性を評価 できます。
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■ 測定例 (以下のグラフにおいて、性能に関して赤色試料よりも青色試料の方が優れています。) ■ 主な仕様 ● 試験項目:粉体の流動性、流動化性、固結性、造粒性 ● 光 源 :コールドカソードランプ ● ドラム材質:ボロン-シリケートガラス、電解めっきアルミニウム ● 安全設備 :ドアロック機構 ● 試料量:100 cc(標準), 25cc(小型) ● インターフェイス :USB及びEther net ● ドラム回転数:0.1~200 rpm ● 専用ソフト: Windows 10対応 ● 画像の保存:無し、全画像又は、任意画像数 ● 電 源 :AC100 V、3 A、50Hz/60Hz ● 画像の取込速度:5~30フレーム/秒 ● 重 量 :約9 kg ● 試験時間:崩壊なだれ回数又は、データ点数の設定 ● 寸 法 :229 (W) ×229 (H) ×610 (D) mm ● データ処理装置:別途ご相談 ■ 関連製品 固結性・圧力下の流動性評価装置 Evolution 一軸圧密式、 Volution せん断式 Mercury Scientific Inc. 64 Barnabas Road #1, Newton, CT 06470 USA 製造元: Tel: +1-203-364-5024 website: http://www.mercuryscientific.com ※カタログの記載内容は、改良のため予告無く変更することがありますのであらかじめご了承下さい。 販売代理店 米国Mercury Scientific社日本総代理店 三洋貿易 株式会社 科学機器事業部 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2丁目11番地 TEL:03-3518-1196 FAX:03-3518-1237 http://www.sanyo-si.co.jp