ファインバブル発生ユニット GRIND-BIX

実績 ファインバブル発生装置TWIN-BIXの事例を ご紹介します。 高能率研削時の 深切込み時 加工表面粗さを大幅改善 表面粗さ 1/2 切込み量アップ 切込み量 ワークの焼け防止 3 倍 ■ 各切込時の表面粗さ(Ra)比較 (#46相当のといしにて加工) 切込量 TWIN-BIX搭載前 TWIN-BIX搭載後 4.4 4.26 10μm（通常） ◯ ◯ ウルトラファインバブル発生ユニット 3.3 20μm（2倍） △（焼けあり） ◯ 2.6 2.3 2.3 30μm（3倍） ×（研削音異常） ◯ 2.2 1.1 表面粗さはそのまま 切込み量アップで 切込み量アップで生産性向上 効果発揮 0 5μm切込み 30μm切込み TWIN-BIX 被削材：SKD11 （HRC56） TWIN-BIX搭載前 TWIN-BIX搭載後 TWINBIX なし　　　　　TWINBIX あり 方式 平面研削トラバース クーラント液の適切供給で 除去率 バブルが変える、研削の新常識を提案します。 ホイール番手 CBN#120 ワーク除去率の向上にも貢献 3％ 切込み量 0.003mm 0.01mm ■ 各切込みに対するワーク除去率の推移 加工時間 25分 16分 100％ 97％ 96％ 表面粗さ Ra 1.6μm Ra 1.6μm 93％ 90％ 91％ ※ 各研削条件の変更も行っています。 75％ 74％ 54％ サイクルタイム短縮 加工時間 50％ 1 生産性を向上 −2 44％ 25％ TWINBIX あり 状態 サイクルタイム TWINBIX なし 0％ TWIN-BIX搭載前 350秒 20μm切込み 30μm切込み 40μm切込み 50μm切込み TWIN-BIX搭載後 165秒 といし：15X60H2G 　被削材：S45C 平面テストプレート切込み回数：各切込み× 5 回 ※ 記載情報は当社加工実績に基づく効果であり、 　 使用条件により効果には差があります。 TWIN-BIX選定基準と推奨機種 ファインバブル発生装置は各といし幅に 合わせたサイズをラインナップ。 TWIN-BIX 選定基準　※推奨 といし幅 (mm) 適用サイズ 8以下 1/8 株式会社 岡本工作機械製作所 8〜14 1/4 本　　　　社 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番地 TEL 027(385)5800　FAX 027(385)5880 14〜19 3/8 営 業 本 部 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番地 TEL 027(393)6661　FAX 027(385)1144 仙 台 営 業 所 〒981-1106 仙台市太白区柳生7丁目2番5号（シャトルプラザF3） TEL 022(741)1777　FAX 022(741)1788 19〜32 1/2 北関東営業所 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番地 TEL 027(385)5300　FAX 027(380)2020 32〜38 3/4 首都圏営業所 〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17（C・M Port 6階） TEL 045(949)3788　FAX 045(949)3789 静 岡 営 業 所 〒422-8067 静岡市駿河区南町11-10（Aフラット1階） TEL 054(204)0898　FAX 054(204)0899 38〜65 1 富 山 営 業 所 〒939-8281 富山市今泉西部町11-9（LONG-1ビル1階） TEL 076(421)1625　FAX 076(421)2543 名古屋営業所 〒468-0051 名古屋市天白区植田1丁目2003番2号 TEL 052(800)2101　FAX 052(848)2771 65〜100 1−1/4 大 阪 営 業 所 〒564-0063 吹田市江坂町2丁目2番6号（紙谷第２ビル） TEL 06(6339)0121　FAX 06(6339)0304 広 島 営 業 所 〒721-0973 広島県福山市南蔵王町3丁目13-3 TEL 084(932)6363　FAX 084(932)6366 JQA-QMA10960 100〜150 1−1/2 福 岡 営 業 所 〒812-0063 福岡市東区原田3丁目6番8号 TEL 092(611)5286　FAX 092(611)5379 安中工場 150以上 2 ○当社製品をご使用の際は、付属の取扱説明書に記載されている安全に関わる危険・警告・注意書及び 　実機に取付けられている同表示をよくお読みください。 ○当社製品が「外国為替及び外国貿易法」の規定による輸出規制物資に該当する場合は日本国外に輸出 注意 　あるいは持ちだす際に日本国政府の許可または承認が必要となります。 ■ 新規機械への取り付け・既納機への取り付けも可能。各担当営業にお問い合わせください。 ○改良等により仕様その他を予告なく変更することがあります。 この印刷物は環境に配慮した紙と植物油インクを使用しています http://www.okamoto.co.jp 2022年7月作成　2022072000AD-03 特許第6297627号

驚異の研削効率を実現！ どんな技術? 導入のメリット コアンダ効果 研削の常識が 高能率研削 加工能率 【サイクルタイム短縮】 アップ 液体が流れる際にモノに引き寄せられる効果。バブル の発生によって効果を最大限にし、といしとワークの接 サイクルタイムを短縮するには切込み量を増やす課題があります。例えば50μｍの切込みを TWIN-BIXで変わる！ 触点にクーラント液を効率よく誘導。『研削熱の抑制』、 行った場合、研削抵抗と熱の発生が増加するため、加工面は焼けかビビリが入るという問題が 『クーラント液の本来の効果を最大限』に生かします。 ➡︎ 発生します。TWIN-BIXはクーラント液をといしに絡まりやすくするため、正確に研削熱の発 生箇所にクーラント液を誘導できるため、クーラント液本来の冷却・潤滑効果を発揮、深切込 みを行う効能率研削には非常に有効です。 流れはコアンダ効果に よって曲げられる といし ➡︎ TWIN-BIXなし TWIN-BIXあり 超精密研削【加工精度アップ】 面粗度 アップ What's FINE BUBBLE ? といしに絡まるクーラント液 ➡︎ クーラント液がといしの回転に絡まっていることが確認できます。 ファインバブルが破裂する衝撃によってといし内部の砥粒と砥粒の間に詰まったスラッジや切 ファインバブル発生装置ってなに？ 流れにはたらく力 といしにはたらく力 り子を取り除きます。通常鏡面加工を行う場合、といしの目詰まりが原因で面粗度が悪くなる ことが問題になりますが、常にといしの洗浄を行うことによって、鏡面加工を実現する最適な 「ファインバブル」には、バブルの大きさにより「マイクロバブル」と「ウルトラファインバブル」 キャビテーション現象 加工環境を生み出します。 の2種類があります。当社のファインバブル発生装置TWIN-BIXで発生するバブルは、直径約 ファインバブルがといしの砥粒の間に入ることにより、 切粉等を落とし、ドレスのような働きを行います。『目詰 寿命 100nm程度の浮上しないウルトラファインバブルを発生させる装置です。当社による研削加 まり抑制』、『ドレス回数の削減』、『といし寿命の延長』 といし・クーラント液の長寿命化【消耗品の寿命アップ】 アップ を実現します。 ファインバブルの洗浄効果により、目詰まりが少なくなるため、ドレスインターバルの延長が 工への応用は2014年ごろから開始され、【高能率】・【超精密】の分野で採用され始めています。 ➡︎ 可能となります。といしの寿命が延びる上、といしの切れ味を良い状態で保つことができるた ファインバブルで 高負荷に耐えることが出来るOKAMOTOの【剛性の高い研削盤】・加工物にマッチした【最適な め、メンテナンス面の向上にも繋がります。 洗浄するしくみ ファインバブルは極小なため、 砥粒 といし】・高切込みを実現する【TWIN-BIX】のコラボレーションによって、【生産性の向上】・【加 砥粒と砥粒の間に介入すること ができます。そのファインバブ 結合剤 TWIN-BIXなし TWIN-BIXあり 工精度の向上】を実現します。 ルが破裂する瞬間に発生する衝 研削といし ファインバブルはクーラント液の基本効果を最大限まで発揮させる 撃で微細な切り子・スラッジを 研削熱の抑制 取り除くことができます。 研削時の火花の発生（研削熱）を抑制していることが確認できます。 ファインバブル クーラント液の使用目的は大きく分けると「冷却性」・「潤滑性」・ ■ 研削加工におけるクーラント液の基本的な役割 切り子・スラッジ 「浸透性」・「洗浄性」があります。研削加工は熱による精度・ ファインバブルの定義（ ISO 20480-1） 面への影響が多く，一番の熱の発生源は加工点で、いかに 冷却性 研削熱の冷却・抑制 最適なクーラント液を選定し加工点に届かせ、その効果を最 大限まで発揮させるためにクーラント液の種類やその効果が 目に見えないバブルが発生 2.0 きちんと被削材にベストなものなのか，ファインバブルと相 潤滑性 といしと被削材の摩擦熱抑制 破裂 性が良いものなのかを理解する必要があります。 TWIN-BIX通過後、クーラント液内部に目に見えない100nｍ前後のバ 1.5 ブルがクーラント液中に発生、微細な運動のために浮上せず、消滅しませ 浸透性 研削点へクーラント液を浸透させる ん。このバブルが加工能率・精度の向上に繋がります。 72 浮上しない 1.0 97 153 81 洗浄性 といし目詰まりの防止 0.5 ゆっくり 48 219 304 493 浮上する 31 593 0 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 浮上 Size(nm) ■ 水溶性クーラント液の種類 ツインタイプのノズルユニット ※Malvern社製Nano Sightシステムによる測定結果 【潤滑性重視】 鉱油や脂肪油など、水に溶けない成分と界面活性剤からなり、 フィリップ・フロップ現象を応用した3次元トルネード方式のノズルユニッ エマルジョン 水に加えて希釈すると外観が乳白色になるもの。 トによりクーラント液を均一に双方向に供給するツインタイプを採用しま した。 水 ファインバブル ファインバブルより またクーラントせん断部品を2本にし、独自の構造を 溶 性 【冷却・潤滑性において 2 種の中間程度】 大きいバブル 有した磁気ガードとの相乗効果で同時切れ込み時に ク ウルトラファインバブル マイクロバブル おける冷却効果を、約30％アップしました。 ー ソリューブル 界面活性剤など水に溶ける成分単独、または水に溶ける成分 と鉱油や脂肪油など、水に溶けない成分からなり、水に加え 直径　1μm 未満 直径　1〜 100 μm 未満 直径　100 μm 以上 ラ ン て希釈すると外観が半透明ないし透明になるもの。 微径なために浮力が小さく浮上せず消滅しない。 収縮しながら浮力のために 発生とともにすぐ浮上する。 ト 液 ゆっくり浮上する。 【冷却性重視】 溶解が進むと収縮して ソリューション 水に溶ける成分からなり，水に加えて希釈すると外観が透明 になるもの。 消滅する。 Concentration(particles/ml)