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このカタログについて
ドキュメント名 | 外観検査におけるAIのポイントと「ZENAI」のご紹介 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.5Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | センスシングスジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |

このカタログの内容
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スライド番号 1
外観検査における
AI導入のポイントと
「ZENAI」のご紹介
センスシングスジャパン株式会社
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スライド番号 2
CONTENTS
CHAPTER 01
外観検査の自動化が求められている市場背景
・外観検査システム / 検査用カメラの導入状況
・AI外観検査市場の広がり
CHAPTER 02
AI外観検査の導入メリット
・外観検査をデジタル化することの効果
・外観検査で利用される検査方式
CHAPTER 03
AI外観検査導入におけるポイント
・導入に向けた3つのポイント
・照明選定のポイント
CHAPTER 04
AI外観検査システム「ZENAI」のご紹介
・「ZENAI」(ゼナイ)3つの特徴
・活用事例
・お客様がAIモデルを作成し製造ラインへ導入する場合
・お客様が画像検査システムとして 導入したい場合
・最近の取り組み
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スライド番号 3
CHAPTER 01
外観検査の自動化が
求められている市場背景
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スライド番号 4
外観検査の自動化が
求められている市場背景
製造業における「外観検査」は、製造中に発生した組み立て間違い、
製品・部品の汚れや異物、キズ、変形などの欠陥を発見し、
異常品を排除することを目的として行われます。
従来の外観検査は人による目視で行われるのが主流でした。
しかし、機械技術やAI技術の発展により、
検査装置による外観検査の自動化が進んでいます。
◼ 外観検査システム・検査用カメラの導入状況
【AI・ディープラニング応用製品】
72億円 →→ 927億円
(伸長率︓1287.5%)
※富士経済 2020 画像処理システム市場の現状と将来展望
◼ AI外観検査市場の広がり
【市場の変化】
AI(ディープラーニング)を用いた
画像処理で実績が積み重なり、
信頼性を担保できるようになっているため、
市場が広がっている。
また、AIを起点としたベンチャー企業の
市場参入も進んでいる。
本市場導入数量推移
*富士経済 「2019 画像処理システム市場の現状と将来展望」より
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スライド番号 5
CHAPTER 02
AI外観検査の
導入メリット
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スライド番号 6
AI外観検査の導入メリット
検査装置を用いたAI外観検査を導入することによって、
「検査精度向上」「生産性向上」「人件費削減」など、
様々なメリットをもたらします。
また、外観検査で利用される検査方式には、AIによる外観検査とは別に、
ルールベースによる検査方式があり、それぞれ得意・不得意があるため、
適した検査方式を選択する必要があります。
◼ 外観検査をデジタル化することの効果
検査精度向上 生産性向上 人件費削減
・トレーサビリティによる ・ボトルネックとなる •検査員の人数を減らして
検査結果と画像 / IDの 検査工程のスピードを 工程費を削減できる
紐づけを行える 上げて、工場の生産量を
増やせる。 •機械に任せられる部分は
・検査基準の統一化を行える 任せて、人の作業の
効率化を行える。
◼ 外観検査で利用される検査方式
ルールベースによる検査方式 AIによる検査方式
幅計測 位置計測 ひび 線傷 変形
【得意なこと】 【得意なこと】
• ポカヨケ︓ 有無、向き、間違い ・外観︓傷、異物、クラックetc
(パターンマッチング) ・ルールが定義できないような
• 寸法確認︓ 対象になるサイズ あいまいな基準の分類に対応可能
座標出し ・検査員伝授しにくい
検査ノウハウを再現可能
※条件 : 対象が定型であること
・検査基準の標準化による
検査精度の向上
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スライド番号 7
CHAPTER 03
AI外観検査導入における
ポイント
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スライド番号 8
AI外観検査導入におけるポイント
AIを用いた画像検査では、下記のような勘違いをよくされています。
・「AIを使えば人間の目視検査をすべて代替できる」
・「AIだから従来の画像検査より性能が良い」
・「AIは勝手に学習して賢くなってくれる」
しかし、現実は期待を全て解決できるまでのレベルにはなく、
適用方法や範囲を適切に検討していく必要があります。
◼ 導入に向けた3つのポイント
1. モニターに欠陥が、映るよう光学設計を行う
AI外観検査もベースとなっているのは画像処理です。
そのため、入力される画像の品質は高いものを用いて、
少なくともモニター越しに目視確認できるレベルに光学設計を行います。
2. やりたいことを絞ってシステム設計を行う
AIは何でも出来るという訳ではありません。
出来ることと最低限やりたいことに絞ります。
工程に求められる検査にのみ絞ってシステムを設計します。
3. AIソフトを買った瞬間に検査が出来るわけではないことを理解する
AIソフトは買った瞬間にはまだ完成しておりません。
学習を重ねていくことで正確な検査を行えるようになります。
◼ 照明選定のポイント
明視野照明法→直接光を見る 暗視野照明法 →散乱光を見る
直接光
散乱光
オプテックス・エフエー株式会社より提供/抜粋 �
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スライド番号 9
CHAPTER 04
AI外観検査システム
「ZENAI」のご紹介
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スライド番号 10
AI外観検査システム「ZENAI(ゼナイ)」
ディープラーニング技術を用いた外観検査AIシステム「ZENAI(ゼナイ)」
により、お客様の課題解決を支援します。
ZENAIで外観検査工程を自動化します。
高度な画像分類により、不良や傷・異物の検出が可能です。
これまで不可能だった微細な欠陥を検知でき、
0.1秒の高速判定を実現しています。
OK画像、
各NGモード画像20枚 学習用PCで学習 AI完成!
(あたり付け可能なレベル)
◼ 「ZENAI」(ゼナイ)4つの特徴
1. 微細欠陥検出
従来型の画像処理では、検出困難だった微細な欠陥を検出
2. 高速AI判定
AIモデルが判定結果を出すまで、0.1sec以内
3. AIモデル作成時の学習が簡単
各欠陥に対して、ペイントの色塗り感覚で実現
4. 複数AIモデルを並列処理
学習モデルを4つ迄並列で処理できる。
◼ 活用事例
マスク 溶接
左︓オリジナル画像
右︓検出結果画像
ドーナッツ ��
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スライド番号 11
◼ お客様がAIモデルを作成し製造ラインへ導入する場合
①ZENAI開発パッケージ
【内容例】
・ZENAIモデリングキット
・ZENAIランタイムキット
・トレーニング
②ZENAIを活用した検査アプリケーション
【内容例】
・ZENAIモデリングキット
・ZENAIランタイムキット
・トレーニング
・専用ソフトウェア
・AIモデル1個
・学習用PC
・検査用PC
◼ お客様が画像検査システムとして導入したい場合
自動外観検査システム
【内容例】
・カメラ
・レンズ
・照明
・センサ
・検査用PC
・ZENAIランタイムキット
・必要に応じたAIモデル
・専用検査ソフト
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スライド番号 12
◼ 最近の取り組み
①音声データから判定
音源データを可視化し、ZENAI判別用画像データ(スペクトログラム)を作成
色の濃淡は、周波数域の音圧を表現 周波数
時間軸
音声を可視化し画像データとし、
学習用に切り出し 学習 AI完成
検査システム 検査アプリケーション ほぼリアルタイムに
検査判定結果
検査用画像
OK判定
NG判定
音による検査を行っているお客様に有効です。
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スライド番号 13
◼ 最近の取り組み
② Semi-Supervised Learning
良品
100枚以上 学習 AI完成
色の濃淡は、周波数域の音圧を表現
不良品
(少量)
不良画像が集まらないお客様に有効です。
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スライド番号 14
【お問い合わせ先】
センスシングスジャパン株式会社
住所︓〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町3-1-43 西本町ソーラービル4F
TEL︓ 06-6210-4388
Mail : contact_us@sensethingsjapan.co.jp